シゲキ的名機その7・ダイナマイト

どもども、年末進行の最中、北海道の実家に帰省して吹雪を満喫したシゲキです。そういえば北海道は昨年から来店イベントが解禁(!?)となり、知り合いのライターさんたちが「今が稼ぎ時」とばかりに結構行ってますね。イベント自体の良し悪しはともかく、美味しい食べ物が一杯あるし、羨ましい&妬ましいなぁ〜。さて、今回の名機シリーズは大一が誇る爆裂権利物『ダイナマイト』で参りましょう。

●スペックDATA

大当たり確率◆50分の1くらい

タイプ◆1回権利物

連チャン率◆小当たり含めて80%くらい

大当たり出玉◆2000発弱

 

ホール登場は1992年のこと。ゲーム性を紹介すると、盤面左のスルーチャッカーを玉が通過すると、盤面中央の電チューが開放。ここに拾われた玉が上下に動く箱役モノをうまく通過すると1桁7セグが回転し、「3」が出れば1R小当たり、「7」が出れば16R大当たりといったものです。

ちなみにスペックの一部を「〜くらい」と大まかに書いたのは、台によって異なるから。玉がスルーチャッカーを通過してからデジタルが回転するまでの「秒数」が大当たりや連チャンに関与するため、役物の個体差などで確率や連チャン率が結構変わっちゃうんですよね。

 

そういえば話は現代に飛びますが、年明けに大一から登場する『CRうしおととら』もそんな感じです。初当たりの大半があの『天下一閃』の役モノで決まるため、大当たり確率は台毎に異なります。クセの良い台なら役物確率は4分の1より甘いと思うけど、痛い台だと7分の1とかまであるんじゃないかな? ちなみに前者(確率4分の1)だと役物経由の大当たり確率は約320分の1になるけど、後者(確率7分の1)なら約560分の1。クセの良い台の把握がまさに勝敗に直結します。データ表示を見て「いっぱい当たっている台」を打つと、きっと勝率がアップするはずでっせ!

話を再び25年前に戻しましょう。一世を風靡した台なので知っている人も多いと思いますが、『ダイナマイト』の一番の魅力はその連チャン力と、小当たりの「3」が大当りの呼び水になっていたこと。大体4〜5回に1回が「7」につながる本物の「3」なのですが、「3」が出た次の回転はもうドッキドキ! 「ドカーン♪」という音とともに「7」が出現した時の快感はまさに脳に焼きつく感じ? よく夢の中にまで出てまいりました。

 

さて、この台の思い出話は何にしよ? 大連チャン中に店の冷房が壊れて熱中症になりかけたこと…は真夏の出来事だからヤメておくとして〜、箱役物が壊れて下降しっ放しの台をドキドキしながら打ち続けたこと…は私の好感度が下がるからヤメといて〜、うん、玉入れサービスの悲劇に致しましょう。

 

それは連チャン中に台が玉詰まりを起こし、直してもらっていた時のこと。30分くらい待たされて修理が終わり、やっとこ勝負再開! と思ったら、店員さんが散々待たせたから悪いと思ったのでしょう。片手一杯に玉を持ち、連チャン中の『ダイナマイト』の役物内にザラザラザラ〜っと豪快に投入。…って、ひぇええぇぇ〜!! 思わず悲鳴を上げてしまいましたが、デジタルは「5」「4」「6」と3回転もしてしまい、スペシャル大ショック!! 連チャンシステムを知っている人ならわかると思うのですが、スルーを通さず適当なタイミングで回したデジタルは連チャンしないのに加え、天国モード終了抽選はシッカリとしています。ドキドキしながら自力で1回転させたところ、出てきた数字は「2」…。やっぱり連チャン終了か〜い!! 思わず店員に文句を付けちゃろうかと思ったけど、まあ善意でやってくれたんだろうし、きっと内部システムを説明してもわかってくれないし…はぁ〜あ。泣く泣く諦めました。

 

ちなみにこの話には後日談があって、同じホールが大一の連チャン羽根モノ『ゴリコップ』を導入した時のこと。隣の台が連チャン中に玉詰まりを起こしたのですが、修理した後の店員さんの左手には玉がキラリ☆ もしかして…と思ったら役物内にザラザラザラ〜!! 『ダイナマイト』の比じゃないレベルでデジタルが怒涛の連続回転をし…うん、こりゃ確実に連チャン終了だね。まあ隣のお客さんは連チャンシステムがよくわかっていないみたいで、何の文句もなかったみたいだったけど、この店員、実はわざとやってるんじゃないの? とりあえずその後、サービス玉を入れてもらう時は細心の注意を払うようになりましたとさ。

 

そして最後に一応宣伝を。20世紀の名機を集めた業界初のレトロパチンコ専門誌「必勝ガイドCLASSIC Vol.04(ガイドワークス)」が発売中です。基本的にはセブン-イレブン、またはセブンネットショッピングで販売をしており、私も泣きながらお手伝いさせて頂きましたので、1990年代のパチンコが好きだった方はぜひ!

 

あと12月恒例の「パチンコジャーナル2018(ガイドワークス)」という、2017年に登場した全機種が載っている唯一の雑誌も発売中です。こちらは涙が枯れる感じでお手伝いさせて頂きましたので、普段雑誌を買わない方も、見かけたら年越し用にぜひ1冊!!

 

ではまた次週です♪

コメント

  1. Anonymousより:

    > 「ドカーン♪」という音とともに「7」が出現した時

    本機において、権利スタートの爆発音はデジタル完全停止後だと思いますが。

    2020年7月26日 PM 5:06
  2. シゲキより:

    ツッコミありがとうございます、動画確認しました。確かに「7」が停止した直後にドッカ~ンですね。サウンドも「ドッカーン」というより「ダーン」といった感じ? いやはや懐かしいっす。個人的には昔の台って、今打つとツマラないことが大半(特に海物語とフィーバークィーン以外のデジパチ)なのですが、本機は今打っても楽しそう。ちなみに最近、パチンコ・パチスロ専門チャンネルの「パチテレ!」さんにて、「玉袋筋太郎のレトロパチンコDX」という番組の監修をしておりますので、お気が向いたらぜひ見てやってくださいまし(宣伝)。

    2020年7月29日 PM 10:25

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