稀代の英雄

先週の日曜日に起きた出来事です。いつものように麻雀格闘倶楽部に励んでいたところ、トップ目をひた走ってた自分にちょっとした悲劇。ドラ東の処理に窮する局面で、上家(左の人)が、東を切ってきました。これ幸い。続けて自分も東を切りました。何事もなく一巡して次の巡でツモるとまた東です。3枚目の東ですから、もってれば良かったかと思う反面、仕方ないのでこの不要牌は切る一手です。この局面なら100人中100人がそうするでしょう。で、切ると、下家から「ロン」の声。


てっきりチイトイかと思ってたのですが、手牌を見ると、東単騎。赤入りのイーペーコードラ3の満貫手。

 

トップ目狙いの山越しかとも思いましたが、このときは自分がダントツだったので直撃しても逆転は無理。大体お金賭けてるわけでもないし、単なる意地の張り合いみたいなものですから山越しを狙う意味はありません。となると、この人は、私が上家に続けて東を切った次のツモでテンパイしたのでしょうか?2枚切れた次のツモ巡で東をツモって、東単騎で張ったのなら、この待ちで構える手順は理解できます。山越狙いの見逃しだったのか、そうでないかは闇の中ですが何とも不思議な出来事でした。


麻雀打ってて一番嫌な思いをするのは山越しであります。

 

このとき私は、ある出来事を思い出しました。1980年の麻雀最高位戦の決勝の舞台です。パチンコがここまで衰退するきっかけになったのは、ダービー物語事件によって保留玉連荘機が作れなくなったこと。その後に登場した「アレジン」に対する規制。この二つの出来事により、パチンコは射幸心を求める人とその夢をを叶えられない遊技機の規則という制約との狭間で苦しんで衰退の道を進むことになります。麻雀も同じようにある事件によって、大打撃を受け、一気に衰退への道を進むことになるのです。これが上述した、麻雀最高位戦における世紀の八百長疑惑であります。

 

近代麻雀が主催するこの企画は、勝っても100万程度の賞金ですが、「最高位」というビッグタイトルを手にすることが出来るので、参加する意味合いは、金よりもむしろ名誉という感じでしょうか。競技麻雀とはいえ、居並ぶ強者を抑えての優勝ともなれば、喜びは心中察するものがあります。ここで最後に残ったのは、田村光昭、灘麻太郎、畑正憲、荒正義の4人。田村はご存知麻雀新撰組が一人。残りの3人はいずれも、未だ麻雀格闘倶楽部に所属する最強雀士であります。田村がトータル1位で、灘が追うという展開。半荘残り8戦で逆転が不可能とはいえない状況であります。

荒正義

この局面で、荒に南が出れば、ダブ南中ドラ3でハネ満という聴牌が入る。一方、田村も逃げ切りで千点キックの早和了聴牌が入っていました。ここで荒の上家、灘から南が切られたのです。後述で、荒はなんとしても田村からの直撃が欲しかったから、山越しで逆転を狙いにいったと申しております。然しながら、荒はこの少し前に、仲が良くなかった田村と袂を分かち、灘麻太郎に弟子入り。このことが物議を醸します。先輩である、灘を蹴倒すのは気が引けたのではないか?事前に、灘と荒の間には何らかの「談合」があったのではないか?主催者側は、荒に激しく迫りました。


麻雀は4人での戦いですが、自分の位置から正面を対面。左に位置する人を上家。右に位置する人を下家と呼びます。牌をツモる順番は、上家、自分、下家、対面というように左回りであります。上家がテンパイしている待ち牌が南だとします。下家が南を切ったけど見逃してしまうと、対面が同じ巡目に南を切っても和了できません。然し、上家が自分のツモを終えた後に、私が南を切れば、「ロン」といえるのです。私にしてみれば、さっきまで通ってたやん。そんなアホなという話です。先に切った人の当たり牌を見逃しておいて、自分のヤマ(ツモ山)を通り越して当たること。

これを山越しといいます。


荒はトータルでの逆転は難しい状況にありましたが、この半荘では、ここでハネ満あがるとトップは確実です。目先のトップが見えてるのに、山越で田村直撃説には無理があります。ここでの荒の立場は非常に気まずいものになりましたが、この手の疑惑には、証拠たるものがありませんから疑惑は疑惑のままでした。然しながら事態を重く見た近代麻雀は2人を失格として処分。これ以降、麻雀ブームは下火となり、徐々に斜陽産業になっていくのです。雀荘の数は激減しかつての姿はもうありません。

 


麻雀もパチンコも一時は隆盛を極め、時代を謳歌していたのですが、いつの間にかに衰退し、気が付けば無くなろうとしております。然しながら、麻雀は雀荘こそすたれたものの、ネット麻雀に活路を見出すことで立ち直りつつあります。麻雀格闘倶楽部を考えた知恵は末代まで語り継がれるでしょう。今週から、またしても参加プロ選抜の人気投票が行われておりますが、人気の第1位は小島武夫、2位畑正憲、4位灘麻太郎、7位に荒正義がランクインしております。ネットの世界に活路を求めて再生しつつある麻雀に対して、パチンコはどういう対策を講じるのでしょうか?

 

パチンコ、パチスロの世界でも、今までの常識を覆すような力学が欲しい。

誰かこの状況を打破できる名案はないか?

稀代の英雄が現れるのを待ちましょう。

 

今日はKEIZのテンディズイベント。朝KEIZに行くか、昨日の店でもう一日追うか非常に迷いました。日曜日なのでマルハンはほんの僅かに締める可能性があります。ならば締まる可能性のない方を優先させましょう。ということでKEIZに行ったものの、開けたのは無双だけ。自分が期待してた桃鉄は昨日と変わらず…この店もう駄目だな。北斗が好きな人は座っていられるけど、そうじゃない人はここでは打つ台がありません。客を選別してしまうような営業方針は自分には合わないのでこの店を放棄しました。

大慌てで、マルハンに行くと、自分が打とうと思てった台は空き。でも一応一渡り見歩くと、結構昨日より締めている。しかも台毎にバラツキがあります。島で2台ほど、締め方の酷い奴があったけど、これを憶えておきます。今度釘が開いたらこの2台で勝負です。この2台はスタートが噴いたに違いありませんから。


今日は朝一は76回転で2連チャンスタートとまずまずの出足でしたが、ここから躓いて276と301嵌り。この2発で随分とお金を使ってしまう展開。今日は初当たりも駄目で、確変中も駄目というダメダメぶり。最後に387嵌りがあったとき、差玉がつかなかったので負けフラグとみなしました。

 

締まってることを覚悟の上でのパチンコ。不思議なもので、最初KEIZに行ったけど放棄してここに来たから締まってることを承知で遊技することになった。逆だったら、この店を捨ててKEIZで海打ってたんではなかろうか?これも巡り合わせといえばそうなる。結果的には締まってても回ったから、この店の印象が良くてKEIZの印象が悪くなる。そういった事でも客のカネは流れるのさ。


この2日間、勝てはしなかったけどそれなりに満足感があった。今度の桃鉄はすこぶるイイ。マリンちゃんのつり革広告につられて遊技することになったけど結果オーライ。ほんの僅かだけど、昨日より締まっててもスタートは〆てみると7.2.。打ち手の感覚的には昨日よりかなりスタートが落ちてると思ったけど、実際にはそれほど落ちていない。何故こんなことがあるかといえば、まず一つにスペックが辛いということ。今の時代はスペックの甘い奴は必要ない。ただでさえくそ回らんご時世だからスペックは辛いのに限る。然し辛すぎるとやっぱり勝てないから駄目。信奈のような仕様じゃあ駄目だ。この台はそういう意味での塩加減が丁度いい。加えてヘソに関するゲージも素晴らしい。つまり桃鉄は、今の時代の土日パチンカーにとっては都合がいい。 

 

 

金、土、日と釘締まる過程において、週末パチンカーが果たして遊技できるのかということを検証することに なったけれど、その結果は比較的良好。明らかにブサイクなこのヘソで7.2なら何とかなるかも。 

 

桃鉄 
(1) 76回転、2連
(2) 276回転、2連
(3) 12回転、単発
(4) 301回転、2連
(5) 151回転、単発 
(6) 109回転、単発 
(7) 52回転、3連 
(8) 22回転、単発 
(9) 11回転、単発 
(10) 104回転、2連 
(11) 27回転、単発 
(12) 70回転、2連 
(13) 82回転、単発 
(14) 387回転、単発 
 114回転、当たらず 
  
 低確率時14/1794(1/128.1) 
 高確率時7/106(1/15.1) 
 16R1,4R20 
 売上5000 
 景品0
 20000円マイナス

 

 

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