純粋な心

今週は3連休だったので、確率のバラツキというテーマで語る事にしました。確率論以外の話が多いですけど、この3日間の内容を通しで読めば、何故私がそんなことに固執するのかご理解いただけるかと思います。


1台おばさんの存在には、本当に驚かされたのですが、困ったことにたまに先客がついてしまうことがありました。タイホウ熱田店は、6のつく日は六番祭なので、6,16,26は朝一から大勢のお客さんが大挙し、並び順番は抽選に依るもの。従って狙い台にあぶれることがたまにあるのですが、そんなときはいつも決まって「どれ打ったらいいのー」と私に聞いてくるのです。そんな大事なことを私の判断に委ねていいのか?って思うのですが、この人はそんなのお構いなしでした。普段から負けてることを知ってたので、何とかしてやりたいなという心理も手伝ってのお節介。こんなときくらいは勝ってくださいなの心境ですよ。

 

3,4回は10万円くらい取らせてあげたと思いますね。そうすると困ったことに、土日と六番祭が重なる度に、「どれ打ったらいいのー」という人が私の前に現れるようになったのです。多分、1台おばさんが余計なことをぺらぺらと他の常連客にしゃべったんじゃないかと思うのです。常識的に考えれば、そんなの無視すればいいんですけど、言い寄ってくる連中は決まって、50代、60代、70代のおばちゃん。然も普段からボロ負けしてることを私は知っていたので、そんな人から、「私、いつも負けてるの!何とかしてくれない」って泣きつかれると無下に扱えないのです。何とか勝たしてあげたいなという気持ちになるわけですね。

 

ここでも、大金を投じることになるかも知れない大事な選択を、私なんかに委ねていいのかという問題と、普段から負け続きなのですが、六番祭という大きなイベントで何とか勝利したい。そのために私を頼ってきたという一途な思いをはかりにかけるわけですね。大抵私は、そんな大きなイベントの前日には入念に台選びを検討してるので、最後までどっちにしようかと迷った二者択一台がございます。最終的に自分が台を選ぶとすると選ばなかった台というものが発生するため、その台を頼ってきた人に教えるわけです。あるとき、ヤンキーおばさんが最近全く勝てないので、私を頼ってきました。色々と話をしながら最終的には、この台打ったらいいんじゃないという結論に至ったのですが、これにそば耳を立てて聞いている人がいたのですよ。常連のエプロンおばさんです。並び順が先だったエプロンおばさんはこともあろうに、私がヤンキーおばさんに推薦した台に陣取って遊技を開始したのです。午前中から当りまくって、箱を積み上げること積み上げること。激しく大当たりを積み重ねた挙句、私等二人に向かってドヤ顔するもんだからあきれ果てました。

 

もちろん誰がどの台に居座って遊技しても構わないんですがそりゃねえだろ。

 

こんなことがあったために、それ以降は口頭で色々としゃべることを止めて、整理券の裏に台番号を書いて頼ってきた人に渡すようになりました。六番祭と土日が重なるたびにそうした連中が私のもとに相談に来るので、だんだん疎ましくなってくるのですが、言い寄ってくる人が70過ぎたおばあちゃんばかりなので、そうそう無下にもできないのですよ。ここで不思議だったことがふたつ。ひとつは、例の1台おばさん。何度かいい思いをしたはずなので普通に考えれば、その後もしつこく「どれ打ったら良いの?」って私に聞いてきそうなものですが、この人は自分がいつも打ってる台にあぶれた時以外は、まるでその気なし。またいつものように、中カド台しか眼中にないのでした。この人は多分、お金だけが目当てでパチンコしてなかったんだと思います。それ以外の何か別の目的があったのでしょう。

 

そしてもう一つの摩訶不思議は、言い寄ってくる人は必ず女性だということ。このような話を聞きつけたら、当然男性常連客の耳にも入るので、内心そんな人たちに相談されたらどうしようかと思ってたのですが、男性の常連客は一度もそんな相談をしてくることはありませんでした。この時男と女は違うのねと色んなことを考えさせられました。多分男というものは、科学的根拠のない物に対して大金を投じるような行為は好まないのでしょうね。これに対して女性は科学的な根拠がなくても、人から薦められて良いなと感じたことにはぞっこんで、一途にお金を投資してしまう傾向があります。人間としてピュアなんですね。これを裏付けるが如く、私に薦められて台に居座った彼女たちは、朝9時から夕方の6時くらいまでは、本当に1日1台を守り抜いてただひたすら投資を続けました。時には、おいっ大丈夫かと心配するほどだったので私は怖くなりました。赤の他人から薦められた台。何の根拠もない勝負に一途に真っ向勝負に行くその姿を見て、これは滅多なことは出来ないぞと思うのであります。それ以来、頼まれたからにはお薦めする台の検討は真剣勝負。

 

兎に角、普段から負けてばっかりで窮地に追い込まれたおばあちゃん達が、最後の砦とばかりに、六番祭の時だけ私にすがろうとする直向な姿勢。断りたくても断りきれない何かがありました。

 

ということで、1台おばさんのおかげで、遊技台の検証結果を得られるというメリットがあった反面、ピュアな心を持ったおばちゃんたちの飯を食わさないといけないという十字架を背負うことになりました。本来ならこんな十字架は重圧以外の何物でもないのですが、こんな相談は年に10回あるかないかということ。意外にも彼女たちは、みんな派手な戦績を残していたということ。そういうことで、その当時はあんまり苦にはならなかったのですね。私みたいな人間の言うことを真に受けて真剣勝負に挑むピュアなおばちゃん達の姿を見て、ちょっとだけ誇らしげに思った自分がいたのかもしれません。

 

今日はかなり手ごたえがあります。昨日の台を継続しても良いのですが、今日は今日でまた別の台。昨日腕のいい土日パチンカーさんが数千円で止めて行った台。私は辞めるなと警告したんですが、彼は腕は良いのですがちょっとメンタルが弱いのです。朝一の数千円でスタート異常が出たために、店員さんが警告。3個保留でも止め打ちをするなと言われました。なら4個保留の時は止めてもいいのかって聞いたら、それもちょっと…みたいなやり取りだったらしく、それが気に入らないからと言って立ち去りました。厳密にいうと4個保留での止め打ち若しくは演出発展時の止めは良いと思います。ただし、この打ち手は回るなと判断したらブッコ抜くタイプなので、店がどういう仕組みで管理してるかっていう基本的なことを知らぬのです。スタートもベースも範囲を決めていて超えたらアラートが出ます。要するに、危ないと思ったらわざと横着な打ち方で、スタート異常が発生しない範囲で遊技すればいいんです。


彼にはあとでそのように話をしておきました。さて今日は私がその恩恵にあずかりましょう。

 


朝一235回転で、群文字マンボウから魚群出てサメで止まって単発。その時短中67回転でウリンの疑似連から4×5のクロスで魚群が出てウラサメ。単発。この後267回転でレッツマンボウからデュゴンで魚群当たり。そしてこれが7連チャン。当たり方が、演出の本道をまっしぐらですな。今日は大丈夫っぽい。


ところがこの後捕まりましたね。1000回転を超えても当たらない。こうなると4倍嵌りまでは追いかけるつもりです。朝一から右にノリ打ち君。途中から左にもノリ打ち君。どちらもスマホに夢中でパチンコをしているようには見えない。何よりもひとつひとつのしぐさがうっとおしくてたまらない。玉の抜きかた、所作すべてがパチプロを気取っているように見えるのだけど、やってることはパチンコに非ずスマホで動画を見てるだけ。両隣のノリ打ち君に挟まれてかなり重苦しい。疲れた。1173回転目ようやくにしてデュゴンのノーマルリーチがどこまでもズルズル行って突確変。やれやれだ!


せめて2連チャンくらいしてくれないかなという消極的な思いが通じて、確変ばかりが続きだした。そうすると今度はどこまでも確変が延々と続く。沖縄4では初めてのストレート17連チャン。でもこういうのは期待していないんだよな。連チャン嫌いの私にとってそんなことはどうでもいいこと。初当たりの安定供給を期待してこの台に座っているのだが、当たりの方はさっぱり当たらない。この後283回転まで打って夜の7時。全然当たる気がしねえ。初当たりはたった4回ポッキリ。もっと長い時間やりたかったけど、両隣のスマホ君がうっとおしくてたまらなかったから早めに切り上げることにした。結局この3日間では、土曜日に当たり過ぎの感があったけど通してみると、26/8021=1/308.5。まずまずの確率に落ち着いている。これならば大丈夫。


今日は意図的に、オーバーフローをかなり創出してあります。これもパチンコ技量のひとつです。文句言われて帰ってしまうとこのお金は手に入りません。ちょっとばかりのオーバーフローを出すだけでそういう問題は回避できるのです。※オーバーフローは保留4個点灯時の追加入賞。


沖縄 
(1) 235回転、単発
(2) 67回転、単発
(3) 267回転、7連
(4) 1173回転、17連
 283回転、当たらず
 4/2025、確変22、単発4

 貯玉使用2500
 売上750
 貯玉21594
 66400円相当プラス

 

捻じ曲がった考え方はあまりしないほうがいいと思います。素直に、純粋に。パチンコで最終的に勝利を手に するのはピュアな心を持った人達です!タイホウ熱田店時代の私は、幸せを呼ぶ青い鳥。

でもこの話が通用するのは、60歳以上のおばあちゃんだけですけどね。

コメント

  1. ヨシダンゴより:

    いつも拝見してます。六番祭ですか…めちゃくちゃ懐かしいですね…よくF大ヤマト2(500/1)が流行ってるころ通っていました´д` ;
    ほんとタイホウグループは酷い事態になってしまい残念です

    2017年3月22日 PM 7:29
  2. ゴーニィ より:

    ヨシダンゴ様

    いつもご愛読ありがとうございます。

    ということは私は、貴殿にお会いしてるということですね!六番祭は今でもやってますよ。

    大ヤマト2導入期は、ヘソ13ミリどころか14くらい開いてましたね。昔のタイホウに戻って欲しいです。

    タイホウ熱田店を知っている方に読んでいただいて光栄です。今後ともどうぞよろしく。

     

    2017年3月22日 PM 7:48

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