マンション久保田にベンツ小林

先日ある読者さんから、モンスターハウスが大好きだったというお話を頂きました。この機械は20年くらい前に稼動していたもの。そんな昔のことを書いても、あまり需要がないかなと考えてたので、今まであまり触れない様にしておりました。パチンコ回顧録的な事は昔の話を蒸し返すだけなのであんまし好きじゃない?

 

「ゴーン」とボクシングのゴングが鳴り響いて始まった人生だ。その後は初代ブラボーにタコフィーバー。大一のアイドルセブンに豊丸のバックファイヤー。この機械は8黄色8黄色で大当たり。未だかつて最後の最後ドッキドキの瞬間が色で決まるのはバックファイヤーだけ。しばらくして銀座が開発したジャンケンポンの斬新さに度肝を抜かれ、一発台の時代には、スーパーコンビとセイヤに夢中。その後の普通デジパチではファンキーセブンにエキサイト麻雀、コスモⅡ。保留玉連荘機の時代には、パワフルⅢにアメリカンドリーム。ダービー物語にプリンセス物語。権利物と一般電役ではツインズ、バレリーナ、フルーツパンチ。そして極めつけはパチンコ業界の頂点に君臨するブラボーキングダムの登場だ。そんなこんなで今までだって思い出の機械にまつわる話を書いてないわけじゃないのですが、今まで書いてきた内容はちょっと古すぎるかな?

 

ということで、今回ちょっと新しめの20年くらい前の出来事を徒然なるままに書いてみようと思います。(新しめで20年前の話かい?)

 

モンスターハウスの登場は1996年です。発売された当初は、一体どこの遊技機メーカーなのかと思いましたところ竹屋からのリリース。この会社の機械は、保留玉連荘機の時代に西尾で何回かやった事があるんですけど機種名は神龍2。ドラゴンボールをもじったのか否かは定かではありませんが、その時に打ってた台とモンスターハウスがあまりにも仕上がりが異なるので初見の時、「えっと」思いました。モンスターの直前に出た保留玉連荘機のクソみてえなドットマトリクスを作った会社がですよ、ここまで垢抜けた商品開発ができるかな??????当時は西尾のパチンコ太陽と駅前の丸万との間に、もう一軒パチンコホールがありまして、そこで神龍2を3回ほど遊技した記憶があります。

 

私は不思議でした。

 

あとんなってから知ってたのですが、この機械を出すとき経営陣が刷新されてるんですね。然もソフト開発を受け持ったのがダイコク電機で、この会社の後押しがかなりあったと聞いています。ダイコク電機ってのは皆さんご存知ないと思いますが、ホールコンピュータを発売したての頃は、竹屋の島設備を購入する時に、どうかダイコクのホールコンピュータも一緒に買って下さいとお願いする立場。竹屋にくっつくコバンザメ状態。今では形勢逆転してますけど、当時はそういう力関係だったので、モンスターハウスの開発に関しては、積極的に技術提供したようであります。


モンスターハウスを作る時のコンセプトは次の4つ

(1)演出はつかみとのっかり。つかみは激熱。のっかりはちょい熱。
(2)絵柄が揃ってからの再変動アクションは、確変絵柄の連続配置で期待感。
(3)同じ演出が連続するツルツルアクションは発生するだけで激熱期待感。
(4)ゾンビの手が出たら大当たりというプレミアム演出&サプライズ効果。

 


(2)は確変絵柄のモンスター絵柄が5種類が固まって配置されているので、特定の数字から動き始めると高確率で確変当たりとなる。これが打ち手の脳みそにガツーンときましたね。然しながらこの絵柄の再変動、連続アクション並びにプレミアム演出は全て豊丸産業が開発した特許技術です。まず絵柄再変動については、同社が開発したCRコマコマ倶楽部に搭載されました。この機械は3、7、名人、王将絵柄で当たると確率変動に突入しあと2回までのループタイプ。4/15で確変突入ですが、この4種類の絵柄が揃うことは少なくて、一旦単発絵柄で揃ってからの確変昇格が殆どでした。そして単発絵柄は当たる絵柄により確変に昇格する演出が最初から決まっておりました。当時のルールでは王将で当たると無制限札がもらえたのですが、ここれは角行で当たると、必ず王将に変身したのです。※無制限札は、玉がなくならない限り持ち玉遊技ができます。ラッキー札はアンラッキーナンバーで当たると出玉交換です。従って無制限札は最強です。

 

連続アクションも同じくコマコマ倶楽部が初めて搭載された機械です。キュルルキュルルキュルルというリズムで始まるコマの動きが横回転になると連続アクションの合図です。この連続アクションは発生するだけで、激熱なのですが、実はもっと脳みそを揺らす仕組みがありました。連続アクションは保留玉の何回かに渡って続きますが、この演出の最後でスーパーリーチに発展すると100%大当たりです。スーパーリーチ発生要件は2周目のリーチ絵柄のひとつ手前まで来ることなので、角行のリーチが2個手前で止まったときは「ウンギャー」っと椅子からひっくり返るくらいのショックだったのですね。そして面白いことに、演出の最後でスーパー発展が当たりということは、3回続く演出の2回目でスーパーリーチに発展したときはハズレなんですね。そして3回目のリーチで当たりか外れの審判を仰ぐということになりました。これが時々起こるので実に面白かったですね。クルクルアクション+スーパー発展でほぼ当たりなんですけど、稀にこういうことがあったのです。

 

最後のプレミアムリーチは、私の記憶が正しければCR竜王伝説(ドラゴン伝説)という機械で初めて採用された演出です。これは7/22で確変突入であと2回ループタイプ。1/400で1/3突入が多かった時代ですが、この機械は1/389で7/22突入というちょいと変則的な仕様。リーチが発生した時、通常は金色のドラゴンが昇竜していくのですが、極稀にプレミアム演出として白黒のドラゴンが昇竜していくことがあるのです。これが出ると確変大当たり確定。プレミアムリーチはこの機械以降、他社が真似するようになりました。


CRコマコマ倶楽部は1995年、CR竜王伝説は1996年の登場。モンスターハウスはこのちょっと後に発売して両機種の良いところを真似しております。コマコマ倶楽部も竜王伝説も大ヒットとなったわけですが、あとから出たモンスターハウスはこの2機種をさらに凌ぐほどの爆発的な人気を博し、伝説的な機械としてその名を残すことになったのです。

 

1996年頃の発売
(1)CRコマコマ俱楽部3は大当たり確率1/330、4/15突入であと2回タイプ(リミッター9)
(2)CRサイコロンは大当たり確率1/337、4/15突入であと2回タイプ(リミッター9)
(3)CRビッグパワフルは大当たり確率1/331、4/16突入であと2回タイプ(リミッター9)
(4)CRモンスターハウスは大当たり確率1/367、1/2突入であと1回タイプ。確変後時短100

 

上記4機種の中で、皆さんならどれを打ちますか?

 

この当時はフルスペックと呼ばれる機械が存在し、これがかの有名な大工の源さんであり、冒険島であり、バトルヒーローでありました。設定ありき1/400以下の確率で、1/3突入であと2回タイプ。リミッターなし。まともな金銭感覚の人間がやる機械ではありません。この時代の話をすると、皆さんこの3機種を熱っぽく語ってくれるのですが私にとってはどうでもいい遊技機。数えるほどしか遊技経験はありません。源さんも冒険島も打ってて全然楽しくなかったですね。演出その他において特筆すべきものは何もなし。フルスペック機の中で、遊技してて面白いと感じたのは竜王伝説と大リーガー。竜王伝説は、なんてったって2種類の煽り演出が斬新だったし、スロー回転が始まる絵柄で、当りか外れかある程度は分かった。4から始まると7で止まるんだよね。然し確変絵柄には緑と赤の2種類当たり絵柄が存在し、緑で当たると単発だったので頼むから赤で止まってくれといつも神頼み。この瞬間がたまらなく好きだった。この時代にヒットした、源さんと冒険島、ギンギラパラダイスはいずれも三洋物産の機械ですけど面白いわけじゃなく、斬新な機能があるわけじゃなく評価ポイントはゼロ。この時代にパチンコ業界に貢献したのは、数々の特許技術を生み出した豊丸産業です。

 

大リーガーの場合は、ぶん回りしたということと、今までにない斬新な演出が魅力的。兎に角点が入ると大当たりなんですけど、スコアリングポジションからヒット打ってバックホーム!このとき滑り込んだ足によりキャッチャーミットから、ポロッと球がこぼれ落ちる瞬間が好きでしたね。まとまって回数試行したのはこの2機種だけなんですけど、この時代を彩ったフルスペックの機械をひとつ挙げるとするならば、私はサクセスストリーという機械をお薦めしたいですね。麻雀物語、ダービー物語、プリンセス物語、綱取物語に続く物語シリーズ。サクセスストーリーだからさしずめ成功物語でしょうか。無論平和からリリースされた遊技機。私がいつも行っている美容室の兄さんがこの機械を打って何と、何と、何と25連荘也。2350個×25は一撃58000発です。当時のフルスペックマシンの爆裂っぷりは凄まじかったのですよ。

CRサクセスストーリーTakeFive

安全度至上主義を貫く私は本当にフルスペックの台を打つことは少なかったです。当時から危険な賭けに出ることを好まず、大当たりの確率が1/330前後の台を辛抱強く、我慢強く長時間打ち続けるというのが自分の遊技スタイル。従って上記4機種の中では(1)~(3)までが自分のターゲット機種となります。モンスターハウスはかなり危険な台。確率のバラツキが出易い機械だと認識していたためあまり遊技しなかったですね。モンスターハウスが危険な台だと判断した理由は次の通りです。

 

(1)上3つの機械は大当たり確率が1/330前後なのに対してモンスターハウスは1/367
(2)上3つの機械はT1Yが2350個だったのに対してモンスターハウスは2000個しかなかったこと
(3)時短は確変大当たりのあとだけに限られること

 


モンスターハウスの総合的な性能は高いのですが、それ故甘く調整されることは殆んどなくて、単発1回分の出玉で回せるのは220回転程度でした。220回転で1/367当たるのは45%です。同じくコマコマ俱楽部も割とスペックが甘かったので、単発1回分の出玉で回せるのは260回転。これで当たるのは55%。サイコロンは単発1回で300回転回ったので当たる確率は59%。ところがですね、CRビッグパワフルの場合は単発1回分の出玉で400回転回ったのですよ。これで当たる確率は70%です。モンスターハウスが確変後の時短ではなくて、単発後の時短であれば私はかなりこの機械を打ち込んだかも知れません。最初に単発引いた時はそれ以降の買い足し金額が大きく膨らんだこと。そして確変引いてラッキーナンバーもらっても出玉飲まれてラッキーナンバーの札を返すことが多かったこと。T1Yが少ない。TSが辛い。クソ回らんということが同時期に流通してた他機種に比べると割に合わなかったです。

 

この4機種の中で、私はビッグパワフルばっかり打ってました。何でこの機械がそんなに回ったかというとスペックが辛かったから。1/4で確変突入っていうのは結構キツイです。それと当時は星崎にある大丸(南区)というパチンコホールがメインだったのですが、この店は月曜日か金曜日に釘を開けるのです。金曜日に開けた翌月曜日は開けず。月曜日に開けた週末の金曜日には開けずが基本ですがたまにイレギュラーもあり。、兎に角金曜日に思いっきり釘開けると、当日噴いた台だけ土曜日に締め。土曜日に噴いた台だけ日曜日に締めなので、土日とも打てる台が確保できるのですね。ですから金曜日に開けた週末は常にビッグパワフルを打って43/Kくらいは回しておりました。これぐらいの回転率になれば、誰が遊技しても簡単に勝てるレベルですね。このビッグパワフルという奴はちょっと変わっておりまして、大当たり絵柄は確変はミニデジタルにFFFの3つ揃い。単発は111,222,333の3つ揃いなんですが、誰もミニデジタルなんか見ちゃおりません。普通は液晶の8分割画面を見てるんですが、ミニデジタルが揃った後しばらく時間が経ってから大当たり絵柄が液晶に表示されるのです。そしてミニデジタルが揃った直後には、アタッカーが開放されてます。ということはどういう現象が起きるでしょうか?


これが世に有名な、アタッカー先開きです。

 


これは相当気持ちよかったですね。確変リーチは頻繁に発生するけれど殆ど当たらず。ダブルライン、トリプルラインは当たれば確変なので期待はするのですが、何せ確変で当たる確率は1/1324ですから気の遠くなるような話です。んで気の遠くなるような感覚が進む折、突如としてアタッカーがパカッと開いたときの心地よさは如何とも形容しがたい。筆舌に尽くしがたいという奴です。オールフルーツのリーチが発生してですよ。フルーツが完成する前にアタッカーがパカっと開いてみなさいよ。一瞬目の錯覚かと思うのですが、我にかえってしてやったり。至福の瞬間を味わうのでした。

 

そんなこんなで、この当時から私は安全度至上主義。27/Kしか回らないモンスターハウスよりも、43/K回るフィーバービッグパワフルに夢中。実際問題として、ビッグパワフルのスペックで43/K回れば普通の人間ならそちらを優先させるかと思います。この機械を打ってた時は、安定して勝ち続けることができました。そして、翌年の1997年には、リミッター5回までという超安定志向時代に突入するのです。

 

私のパチンコ人生を大きく変えた遊技機。CR華観月が登場します。

 

CR華観月。大当たり確率1/330で、確変1/2突入あと1回タイプ。時短無し。リミッターにより最大継続は5回まで。T1Y2350個というマシンが登場することになり、ビッグパワフルは終焉を迎えます。当時の大丸では華観月も43/Kくらい回る台が探せました。ビッグパワフルでは1/4突入だったのに、突入率が2倍になったということで私は、ほぼパチンコでは負けることが無くなりました。何故かと申しますと、当時のルールでは確変当たりイコールラッキーナンバーであったから。持ち玉比率=客滞率の飛躍的向上はパチンコで負けることが起こりえないということを示しています。実際問題として、確変を引いたらラッキーナンバーもらえて2連荘でも800回転回るのですよ。これなら負けようと思っても負けようがないでしょ???この時期あまりにも勝ち過ぎたため、私はしばらくパチンコから離れることになります。パチンコで勝ったから止めるっておかしなことですが、本音は家族に対する配慮が必要な時期を迎えていました。

 

この頃は、私がパチンコばかりやってて嫁の相手をしないものだから。嫁のイライラ心理状態がMAXで、いつぶち壊れるか、いつぶち壊れるかと心配でした。もうこれ以上は無理だなあ。危険領域に達したと思ったので、私は名鉄AUTOの営業マンを呼び出して自宅に招き入れます。そこで現金即決でBMWを購入しました。ビッグパワフルと華観月で勝った金額が大体これくらいなんですね。車を購入してからは、一切パチンコを封印して家族サービスに専念。嫁を色んな所に連れて行くようになりました。一時的とはいえこの期間は、家族としての関係を維持するために必要な時間だったのです。

 

この頃は、マンション久保田とかベンツ小林ってのが謳歌した時代。パチンコの雑誌とかパチンコを特集したテレビで随分と活躍されておりました。あいつらがそんな形容詞でいくんなら、あたいはゴーニィBMだぜい!20代の方が、この文章を読んだら、なんじゃいこのアホンダラ!と思うかもしれないのですが、パチンコで勝ったお金でマンション買ってマンション久保田。ベンツ買ってベンツ小林。ならばとBM買ってゴーニィBM。この頃はそんな人間がごろごろいたのです。今から20年前は誰もがそれくらい勝てるほど甘い環境が目の前にありました。20代、30代の人達はもっと早く生まれれば私と同じ思いを共感できたはず。とても残念です。 

 

マンション久保田→いいとも青年隊。今どうしてる? 
ベンツ小林→最近聞かなくなった。大丈夫か? 
ゴーニィBM…かなりゴロが悪い?別の名前にしろ! 


そんなこんなで私は、これ以降4年間パチンコの「空白」を作ることになります。初代の仕事人や初代の天才 バカボンは打ったことがありません。そしてほとぼり冷めた頃合の2002年。ニューシルバーというパチンコホール でドラムチック麻雀という機械と運命的な出会いを果たすことになります。これをきっかけにして、私は再びパチンコの世界に戻ってくることになるのです。

 

ニューギン
ニュー銀
New Silver
現在のパーラーニューギンのことでございます。

 


今回はふむふむ様のリクエストにお応えする投稿です。今後ともどうぞ良しなに。

コメント

  1. ふむふむ より:

    更新おつかれさまです。

    さっそくリクエストにお応えいただきまして、うれしく思います(^_^)

    モンスターハウス…あまり打たれませんでしたか…

    私の住んでおりました地域では、モンスター人気がかなりありまして、イベントのときなど、50回/1kオーバーの台を打てる機会がよくありました(笑)
    (保留3止めで打つと、打ってる時間より、ストップ時間が長いレベルですね。)

    ドラゴン伝説も懐かしい…

    初めて2000ハマリしたのが、当機だったなぁ…(しかも、当然のように単発でした。)

    あ、そうそう。パワフルといえばですが、今でこそSANKYOを代表する主要キャラの「夢々ちゃん」。

    当時のパワフルでは、今のような3等身の可愛い系キャラでは全くなく、結構アダルトな感じで、大当たりラウンド中の

  2. ふむふむ より:

    ↑間違えて途中で投稿してしまいましたm(__)m

    申し訳ありません…

    続きですが、

    結構アダルトな感じで、大当たりラウンド中の映像が流れていたように記憶しています。

    時代は変わりましたねぇ…

    …という話でした(笑)

    今後とも楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたしますm(__)m

  3. ゴーニィ より:

    ふむふむ様へ

    柄にもなく回顧録的なことを真剣に書いてみました。

    そうするとやっぱりモンスター発売前後というのがひとつのターニングポイントになってますね。フルスペック、モンスターで盛り上がった市場は、のめりこみ対策へとつながっていきます。この対策以降、パチンコは右肩が下がるのです。

    モンスターハウスで50/K回りしてたんですか?それなら私だってモンスター打ちますよ。私の住んでる地域ではモンスターは25~27/Kしか回してくれませんでした。

    色々ありますが今後ともどうぞよろしく。

     

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