面白い実践報告は存在するのだろうか?

2013年の初回投稿から今までの文章を読み返してる作業が続いております。元々は電車に乗ってる間の暇つぶしとしてやり始めたのがきっかけなのですが、7年も経過すると本当に書いた内容を覚えていないのもあって、なかなか新鮮な気持ちで向き合えるし、自分が書いた文章を割と客観的に評価することができますね。まだ2018年の後半までしか読み進んでいないのですが、そこまでの過程で分かったことは、所詮他人の実践報告なんて読んでてつまらない。  

勝った時は自慢話  
負けたときは話を誤魔化す  

になりがち。  
 
そうならないようにと心がけて来ましたが、やっぱりそういう傾向はある。この4年間の実践結果を分析すると勝率が6割2分くらいなのであんまし勝っていないともいえますが、この勝率はバクチや勝負事においてはかなりの好成績なんですね。プロ野球のチームが1位を突っ走る時は、年間で80勝50敗くらいのペースですけどこれが大体勝率6割2分くらいです。巨人が強かった頃、西武が強かった頃。ソフトバンクが強かった頃。みんなこの程度の勝率なのですが、こういう年は1位のチーム。殆ど毎日勝ってるような印象を受けます。相撲の場合は、格下と同格と色々混じっての勝負なので真の実力者は勝率8割のペースを維持できるけど、各チームの実力が僅差で戦うような勝負事においては、勝率6割2分ってのは圧倒的に勝ってると見られるわけです。
 

従って私のブログにおいても、そのような印象を与えかねないので「詰まらん」となるわけです。

勝率6割2分は高すぎるのであります。
 

何でこんなに高いのかというとそれは「勝ち逃げ」専門だから。長時間追ってけばマイナスに転じたであろう日も沢山あるけれど、私の場合は大抵勝ってるうちに止めるから勝率が高くなる。でも稼働時間は短くなるから足し算のロジックでは損してる。従って勝率は高いけれど内容は全然よくないわけですね。割り算のロジックのみを追及してるので、このような高勝率という遊技結果を招いておりますが、パチンコの本来の趣旨としては間違い。ボーダープラス2~3の優良台を打ち続けていても、終日稼動を実践すればせいぜい勝率は5割5分くらいでしょう。それをを6割2分まで引き上げてるものですから詰まらんとなるわけです。     
 
2013年、2014年の2年間は割りと長時間稼動ですが、この間の勝率はあまり高くありません。
7年間
 
     

 

 

長時間稼働ができていた2013年と2014年では勝率が.568ということで、やっぱり真面目にパチンコに向き合えば勝率はそれほど高くありません。この間は平均ボーダープラス3でこの程度の勝率。6割を超えるというのは異常な出来事なのです。自分がロープ・ア・ドープを旗印に掲げたのが2016年で、それ以降の4年間では211勝129敗ということでピッタシ6割2分の勝率。これはロープ・ア・ドープという作戦が老獪かつ姑息な手段であり、足し算恩恵を捨てることで成立した究極の割り算ロジックだからです。勝ってる試合は絶対に落とさない。早止め早上がりによる汚い勝ち方の積み重ねは、果たして読む人に共感をもたらすでしょうか?
 

星野監督の晩年は逆転負けを恐れる采配が顕著でした。
 

初めて中日の監督になった時は38歳。このころの星野さんはイケイケ、ガンガンに突っ走る采配でまさに攻めダルマでした。狭いナゴヤ球場を本拠地にしていたということもあって、お得意の空中戦法は当時のお家芸「逆転の中日」の名に相応しい攻撃的野球でした。ナゴヤ球場は本塁打が出易い球場でしたから、7回裏、8回裏のホームラン攻勢による大逆転劇は何度もあったと記憶しています。ところが本拠地がナゴヤドームになった辺りから采配が変化しまして、試合の終盤に3番松井、4番清原、5番高橋のクリーンアップを迎えると目まぐるしくピッチャーを交代させます。1人1殺ディフェンスですよ。      

巨人の打順が左、右、左と来れば      
      
中日の投手も左、右、左と代えます。      
 
ピッチャーが一人変わるたんびにコマーシャルって見る方は白けました。これを最初にやり始めたのは星野監督ではなかったかと思うのですが、後になってから彼の胸の内を聞く機会がありました。何が悔しいかって「逆転負けほど悔しいものはない」。勝ちゲームは絶対に落としたくないという気持ちが強すぎて超ディヘンシブな投手の交代につながっている。監督になりたての頃の星野さんにはこのような傾向はありませんでしたけど、2度目の監督をやるようになってから徐々にこうなっていきましたが、その背景には広いナゴヤドームを本拠地にしたことで守りを重視した野球を目指したことがあるとは思いますが、それ以外にも加齢による衰えがあったのではないかと想像しています。人間は年を取ると皆守りに入るのではないでしょうか?

「逆転負けほど悔しいものはない!」。
これは加齢に依る衰えだ。

ひとり1殺をテレビで見ていた頃は怒り心頭で、テレビに向かって星野の悪口を言ってましたが、最近は当時のディフェンシブな投手の交代も理解できるようになって来ました。何となくですがこの頃の星野さんの心情を理解できるんですね。最近の自身の戦いぶりを振り返った時に超ディフェンシブな早止め早上がりという遊技姿勢は、ひとり1殺のような投手交代とどことなく似ている感じがする訳です。勝てると思った日には何が何でも勝って帰らにゃイカン。松井が出てきたら左投手を繰り出す。清原が出てきたら右投手を繰り出す、高橋がでてきたらまたまた左投手に代えるというのは3月28日とか3月29日の遊技姿勢そのものだなあと思うわけです。安い銭で食いついて10000個くらいの玉が出てきたら勝ち逃げを決め込むのが私の勝ちパターン。それを裏付けるようなデータをご紹介しましょう。
 
263
 
170
 
130
 
 
上から順番に
2017年11月3日沖縄
2018年10月13日沖縄
2019年7月15日大海
 
実をいうと、この3年間で勝ちゲームを落としたっていう日はこの3日間だけなんです。小額投資で幸運にも差玉がついて勝って帰れそうだとなった日にはほぼ確実に勝って帰るのがゴーニィ流。持ち玉を全ツッパして駄目だったというのが、この3年間でたった3回しかないというのは驚きですが、まさかここまで勝ち逃げにこだわってるとは思いませんでした。2017年と2019年は全然回ってないから玉が尽きた時点で試合放棄。2018年は回ってるから深追いして1500嵌りとなってますが、2017,2019年も同じくらい回れば1500くらいまではやってたでしょう。この3日間の止め時について異論はありませんが、この3日間しかないってことが大問題でしょうね。そこで3月28日とか3月29日に私の記事を読んだ人の気持ちを考えてみる。
 
「てっめえ、そこでの止めはないだろう!」。

「ただ単に勝ち逃げじゃねえか!」。
 
こういう気持ちになったのではないかと想像しております。星野監督がひとり1殺をやって反感を買ったのとあまり変わらないですね。このような実践記事を読んで面白いと感じる人がいるでしょうか。ごく稀にこちらの精神状態とか置かれている環境に理解を示してくれる人もたまにはいるでしょうが、大半の人はそんなもの関係ないでしょう。無論初めてこのサイトに来て私の記事を読めば、今までの経緯は分からない。そんな時ひとり1殺みたいな継投策を目にすると、私が星野監督に反感したのと同じような気持ちになるはずです。当然お前の実践内容は詰まらないとなります。従って面白い実践記事を提供するってことはことのほか難しいのです。田山さんが必勝ガイドで記事を投稿してた頃、彼を評価する人は皆実践前の情景描写が素晴らしいといいます。店にたどり着くまでの道すがら目にした光景が、まるでそこにいたかのように目にも鮮やかに飛び込んでくる。このような映像表現に惚れて田山チルドレンになった人は多いです。    
 
起 ⇒前置   
    
承 ⇒実践   
    
転 ⇒実践   
    
結 ⇒オチ   
 
文章は起承転結に沿って書くのがセオリーだと思うし、起に当たるのが前置、承と転に当たるのが遊技の実践報告であり、最後に話のオチを付けるのが一般的。無論実践結果の報告が結になるという考え方もあります。ここで起に何を持ってくるかというのが書き手の個性となるわけで、田山さんの場合はここでパチンコ店に入る前の映像表現をあてがったし、そのやり方を目指すライターさんもいらっしゃる。でも自分がそれをやるとなると、毎週風景描写に気を遣うことになるので月に1回というのなら兎も角それが週に1回となるとこれは大変な作業。従って私の場合は前置きは毎回異なる話から入るのですが、ここでの描写の優劣が面白いかどうかを左右すると思う。読んで面白いパチンコの実践報告の前置きには必ず必要な内容が存在する。    
 
それは    
(1)何でその店に行ったのか?    
(2)何でその台を打ったのか?    
(3)その台の過去履歴は如何に?    
 
 
この中でも特に大切なのが(1)と(2)。その日その店に行くことが本当にベストの選択だったのかどうか。そしてその台を選んだ理由は過去履歴なのか、回転率なのか。回転率であるならば足りてるとする根拠は何か?過去履歴ならば、何故その数字が遊技に値するものなのか?などを克明に描写しないとその後の実践報告があやふやになるのではなかろうか。根拠の乏しい遊技実践報告ほど無意味なものはないし、単なる勝ち自慢か若しくは負けを聞いて欲しい愚痴になってしまう。つまり上記に掲げた(1),(2),(3)が足りていないから面白くない実践報告になるのだけど、この(1),(2),(3)を正確に描写しようとすればするほど、店舗名が露見してしまうという危機に直面する。ここが難しい。    
 
 
だから面白い実践報告というものが存在しないのであります。
 

面白い実践記事を書くためには、店舗名の露見というリスクが付いて回るわけです。それ故書き手は、店舗名を濁しながらも(1),(2),(3)の描写を考える必要があり、その表現方法に悩み苦しみながら言葉を選んでいる。両者のバランスが完成したときだけ読むに値する実践記事報告になるのだと思うけれど、これが実際にはできていないんですよ。だから紙、ネット問わず市場には腐るほどパチンコの実践記事があふれているけれど、読んでみて面白いと感じるのものはないんですね。そこにチャレンジしようというのが私の心意気であります。田山の物真似をしても所詮それは物真似でしかないし、私には私にしかできないような切り口で「前置き」を描写するのがいいと思う。
 
理論武装よりも実践内容

今までパチンコの実践記事を読んで面白いと感じたのは、田山幸憲と池上蓮しかいない。この二人くらいしか思いつかない。そこで自分が書き手の立場となって記事を投稿するとなると、やっぱり面白い実践記事を書きたいと思う。田山や池上のような文章で人を魅了するのは無理だとしても、彼らとは別の方法で面白さを提供することはできるんじゃないかと考えている。実践にこだわるのは、私の読み手となる人の屋台骨が日本中に数多く存在する「養分さん」だと考えているから。彼等に机上の理論をぶちまけてもあんまり意味がない。オカルト色の強い人生で、人のいうことに耳を傾けない人達に読んで欲しいのは、机上の理論ではなくて実際に遊技機に直面したときの遊技内容でありその結果です。爆裂機ばっかりやってる人達に爆裂機よりも遥かに沖縄の方が勝ちやすいということを証明したい。1パチしかやらない人間に4パチでも通用する世界があることを知って欲しい。そういう思いで続けてきたので、これからもパチンコで勝つためにはというテーマで語るなら、理論武装よりも実践内容で示していきたいと思うわけです。
 

実践内容を書いてるときは必死になって書いてきたつもりだし、その時はそれで良いと思って投稿してきたわけだけど、改めて通しで読んでみると文章の拙さと表現の不適格さも相まって面白くない実践内容だと思った。これは決して卑下するわけでもなく、一般的にパチンコの実践報告というものは、見栄と自己満足の塊だから誰が書いても詰まらないものになりがちだから仕方ないっちゃ仕方ない。みんな勝ったときの事しか書かないんだよ。みんな自分の店を知られたくないもんだから(1),(2),(3)のことは書かないんだよ。
 

みんな
みんな
みんな
みんな
みんな
 
そうかも知れへん。そうかも知れへんけど、こと「土日パチンカー」ゴーニィの記事だけはそれではアカン。面白い実践記事を書きたい。誰が読んでもうなるような面白い記事を書きたい。パチンコの実践内容ならゴーニィの記事を読まなきゃ話にならんと言われてみたい。お前の記事を読んだら他の人の記事なんて読む気がしないと言われてみたい。どこまで行っても僕は高め追求型の人間と思う。





ゴーニィ麻雀というよりもコクシとスーアンコウしか狙わない。320麻雀で良いと思う。

精進しますわ。

 

 

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