パチンコ台に必要なものは何か

たまにはまじめな話でもしましょうか。

今自分が触れている沖縄とかアクアについて、ちょこっとゲージの話をしようと思う。沖縄で割と重要なのはヨロイの上だ。ここの5連釘のテッペンをカチンと下に叩けば、沖縄は全然回らなくなっちまう。ミドルより回せない甘沖縄では、よく見られる調整だ。その次に大事なのが、いつも自分が言っている4連釘だ。ここが極端に逆ハの字形になっちまうと、ヘソを開けても大して回らない。悲しいかなパチプロが、アホの一つ覚えみたいに続けて打った台は、ことごとく、ここがやられている。

さて、ここからが本題だ。

アクアはヘソが締まっている。沖縄はかなりヘソが開いている。なのに両者とも同じ程度に回る。何ででしょうね?

ゲージをつぶさに観察すると、まず目にするのが風車上のヨロイ。沖縄は5連釘、アクアは7連釘。最初はこの違いかと思ったけどそれは違う。この違いでスタートが大幅に変わるわけがない。もうちょっと目線を上にずらすと…あった。決定的な違いが。

沖縄とアクアの決定的な違いは、スルーチャッカーにある。沖縄は盤面左側に通称「肩」と呼ばれるスルーチャッカーがあって、その付近にはバラ釘が何本も打たれている。ここで玉の勢いが殺されるのだろう。従ってヘソの付近まで来た玉の落下スピードが遅い。

アクアは右打ちの機械だから、盤面の左側にはスルーチャッカーがない。シンプルな釘構成となっており、玉の勢いが沖縄よりも殺されない。従ってヘソの付近に来た玉の速度が速いのだ。

アクアが沖縄よりもヘソが締まって調整されているのはそのためだ。

してみると、パチンコ台に必要なものは何なのかという事が見えてくる。ネカセ(台の据付傾斜)は大きい方がいいのか小さいほうがいいのか。打ち出す玉はどの辺を狙っていけばいいのか。色んなことが分かってくるではないか。

アクアと沖縄は風車より下は全く同じゲージ構成である。だからこの両者はゲージを理解するのに非常にいい題材だと思う。

パチンコで勝ちたかったら、アクアと沖縄。この2つの盤面を穴が開くほど見つめて欲しい。色んなことが見えてくる。

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