玉の重み

昨日打ったワクチンの影響が出まして、本日は意識は朦朧。体は思うように動かず。熱はさほど出てないんですけど、如何せん体が動かないってんではろくに仕事にもならず適当にやり過ごして帰ってまいりました。俺様にワクチンなど効くものかと言ったけれど昨日の暴言は撤回させて頂きます。確かに昨日の時点では1回目と同じようにどっこも体調が悪くなかったんですがね。今日になってからやりやがったわ。コロナウィルスのワクチン要注意。皆様もくれぐれも「甘くみないように」お体にお気をつけ下さいませ。

 

 

唐突ではありますが、今から30年前にパチンコの勝率を確実にUPさせる方法があったのをご存じでしょうか?

 

本当に存在したパチンコ必勝法

詐欺でないパチンコ必勝法

オカルトでもないパチンコ必勝法

もちろんパチンコ必勝ガイド???ではない。

 

 

確実は明らかに誇大表現。然しながら確実といっていいほど効果が高かったのは確かなのですがそれを実行してた人間はひと握り。何故誰もやらなかったのかというと当時は呼出ランプには、大当たり回数も、スタート回数も表示されていなかったから。呼出ランプはその名のごとくただ単に店員に知らせるためのチカチカなのでスタート回数は必要ありませんでした。そう、遊技台の回転数を数えることが勝利の方程式。数えるだけで勝てる?って思った方は浅はか也。そもそも呼出ランプに回転数の表示がないのだから、打ってるときは一時も目を離さずにヘソに全神経を集中させねばならんということと、それを数えてメモするか記憶しなければ遊技台のデータとしては活用できないということ。

 

(1)ヘソ周辺に全ての神経を集中させる。
(2)メモするか記憶しておく

 

 

この2つのことをやるだけでもかなり大変でした。無論オカルト派はそんなことには無頓着だから、今打ってる台がどれくらい回ってるかなんて全く分からないし、感覚だけで投資に値するかどうかを決めていたので回転数を数えていない人たちはほぼ負け組に配属されました。当時の状況を知るものとしては、のちに石橋達也が提唱した「回転数理論」、「ボーダー理論」、「期待値至上主義」。釘読みの技量がなければこれらをこなせないと思ってた人が多い中で、回転数を数えていた人たちは必ずしも釘読みが出来なくても構わない。回転数を数えるだけで勝率が大幅にUPするということに気付いていました。

 

 

ヘソ周辺に全ての神経を研ぎ澄ませるようになると、玉の流れが良く分かるので遊技している台が、この後も継続して高スタートを出せるのか?それとも一時的な現象なのかが少ない投資金額で分かるようになったからです。少ない投資金額で回らないと判断した人は他を当たります。回転数を数えるクセが付いてない人は、今の状況が良く回っているのか回っていないのか?この後どうなるのかが予測できないので、回らない台に座ってもずっとクソ回らん状態で遊技しているのです。

 

 

(1)回転数を数える人は回る台に遭遇するまで台移動します。
(2)回転数を数えない人は回らない台に固執して座り続けます。

 

 

その結果

(1)回転数を数える人はほぼ100%勝ち組でした。
(2)回転数を数えない人はほぼ100%負け組でした。

 

 

パチンコで勝つ人と負ける人との境界線は回転数を数えるということだったのです。

 

 

現実問題として、何処にも回転数が表示されなければ数えるのは非常に困難です。私は現金投資のときは、500円単位で数えた数字を1000円になった時点で頭の片隅にインプットし、それを5回繰り返す。1000円毎の数字が5000円に到達した時点で5000円で何回転回ったかを頭の片隅にインプットします。この作業をずっと繰り返し大当りしたら今度は当った時点での総回転数を頭の片隅にインプットし、それまで積み重ねた途中経過は記憶から消去します。覚えることと忘れることで情報を常に整理整頓しながら最終的に記憶になる対象を、大当りした時点の回転数、大当りするまでに使ったお金。大当りした後ジェットに流したレシートに記録された玉を換金したお金だけにするのです。

 

(1)大当り回転数
(2)大当りまでの投資金額
(3)大当り後の換金額

 

 

(1).(2),(3)を大当りごとに全部記憶しておきます。ラッキーナンバー制ですからラッキーナンバーが出た後はちょっとややこしいです。持ち玉遊技に切り替わると、貸し玉ボタンを押す作業がなくなるので125個は自分の手で正確に上皿に乗せねばなりません。下皿にある玉を両手で握って125個だけを上皿に乗せる作業が延々と続きます。毎回必ず125個は無理だろうと思ってるかもしれませんが、上皿に125個入れても溢れる事はなく、125個目を入れたときに昇ってくる位置を覚えておけばほぼ正確に把握できるのです。始めは125個を数えながら乗せていき、125個目を入れた位置に目印を付けるわけです。

 

 

こうしておくと持ち玉遊技になったとしても、ほぼ正確に125個単位の遊技が可能なので、現金投資のときと同じように回転数を把握することができます。持ち玉遊技以降は

 

 

(1)大当り回転数
(2)大当りまでの打ち込み玉数(お金換算)
(3)交換ナンバーが出て流した玉数(お金換算)

 

 

上には書いてないけど(4)として大当りした絵柄も覚えてました。家に帰って、朝イチからの出来事を思い出しながら、ノートに向かって書いていきます。初っ端の大当り回転数、絵柄、そこまでに使ったお金、大当り出玉を交換したレシート(お金)。朝からの出来事を順番に思い出しながらその日の最後までを書いていくのです。1日の大当り回数は15~20回なので毎回全てを転記することは不可能ではありませんでした。勿論大当りした回転数は、ところどころで記憶が抜けるので抜けた奴は下2桁表記。これでも概要はつかめるでしょう。このようにして毎回遊技したその日の内にノートに転記して遊技記録を書き綴ったのでした。初期の頃のデータ管理としてはこれで十分だったように思います。

 

 

ホールコンピュータが出現し、遊技台の回転数が呼び出しランプに表示されるようになると、徐々に回転数を覚えることができなくなりました。何でやねんって思う方もいるかも知れませんが、何処にも表示されなければ死ぬ気で覚えようと努力したけれど、どこかに表示されるようになると何かの拍子で数字に目をやると「もう覚えてなくても大丈夫だ!」という安心感からか覚えられないんですね。不思議なことですが、覚えていたものが覚えられなくなっていく過程でメモを取るように変っていったのです。1993年頃から徐々に覚えられなくなっていったので、紙と鉛筆を持つことが当たり前のようになり、遊技中にデータをメモすることが常習化しました。メモを取ることで、今まで以上に記録に残せる情報が増えたということで次のような計数管理ができるようになりました。

 

(1)売上玉
(2)Bサ
(3)客滞率
(4)1000円スタート
(5)分間スタート、スタート率
(6)10R完走出玉総量
(7)T1Y
(8)TY
(9)TYの合計玉数
(10)電サポ中の玉減り
(11)電サポ中の回転数
(12)電サポ中のアウト玉数
(13)電サポ中のセーフ玉数
(14)確変ベース
(15)低確率中の確率
(16)高確率中の確率

 

データ管理

 

 

遊技機のデータ管理を本格的に教えて貰ったのは2003年パーラーモンスターハウスにいた頃ですね。朝番の仕事終わりのときに、皆で集まって店長が計数管理の講習を始める。世の中の店長クラスの人は皆これくらいの計算問題は当たり前のように解けると聞いたので、私も必死になって理解しようと努力しました。1000円スタートを分間スタートで管理するようになったのもこの頃ですし、絶対アウトを100と考えればいくらでも計算方法が思い付いたのでパチンコに関する演算はとても楽しかったです。それから3年後の2006年から遊技機の計数管理は上記画像のようなやり方で記録に残しておこうということで、私は15年間もの間このような計数管理をやってるのです。

 

 

1日平均の売上玉を管理することはとても重要です。大ヤマト2が出たときの1日平均の売上玉は8000個。沖縄4では4500個程度なのに、この機械では大きく膨らんでしまう売上玉。これでは客滞率が伸びないし安全度という点でもかなり劣ります。売上玉、Bサ、客滞率を管理するだけでも遊技機の安全度を知ることができるのですが、実際にご自分で数字を管理することでその意識はより一層強くなるでしょう。一般的な320では300%が限界だと思われてた客滞率ですが、桃太郎電鉄を打ったときのそれは450%だったということで、甘デジはお金を使わないので客滞率が伸びて負けにくい環境になっとるを実感することができました。人に言われてそれを意識するのではなくて、自分で体験して計算して掴んだ数字は財産になります。そのような財産を築き上げるために、遊技機の計数管理は非常に重要でしょう。

 

 

(1)1日平均の売上玉⇒安全度を計るために使用する。
(2)1日平均のBサ⇒2万個が取れるような打ち手を目指すこと。
(3)客滞率⇒遊技台の選定が正しいかのどうかの判断に使う。
(4)確変ベース⇒遊技店の選定が正しいかどうかの判断。
(5)スタートと確変ベース⇒これで期待値が出ます。

 

 

ちょっと前にパチンコで勝つためには、期待値プラスギャンブル属性だと書きました。勿論それは正しいと思っているけれど、そこに届くために「遊技機の計数管理」は皆できているものと思って書きました。パチンコ台のスタート率を考えることは容易ではありません。釘調整は勿論重要だけど、釘調整以外の物理的現象はもっと重要で、それを全部理解できている人間なんてひと握りしかいない。期待値が重要だといってもそれを簡単に獲得できる時代は終わりました。今は期待値よりもギャンブル属性の方が勝ち負けを左右する時代になりつつあります。じゃあギャンブル属性って何ぞやと言われても簡単に答えられないし、簡単に勝てるギャンブル属性を持った人間にはなれないと思う。期待値やギャンブル属性が◎のヒトは全体のひと握りしかいないからパチンコホール様は営業が成り立ってるわけで、日本人の9割が両方とも◎になったらパチンコ店としての営業は無理でしょう。だけど、パチンコ台の計数管理は誰でも簡単にできるはずです。

 

何故これをやらないのですか?

 

 

私がいつもいつも特賞間回転数履歴を、エクセルデータとして画像添付しているのは何のためですか?勝った勝った勝ったぞうと見せびらかすためですか?何故1日の遊技データを画像として処理し掲載しているのですか?元々この表計算シートの見方が分からずに質問してきたのは読者様の方ですよ。それ故私は良かれと思って時間をかけて「表計算シート」という渾身の記事をUPしたわけです。この記事は何のためにUPしたのですか?このような計数管理をすることは、守備能力の向上につながります。売上玉で安全度が計れます。客滞率で標的が正しいかどうかが分かります。もっと高い客滞率を!もっと高い分間スタートを!目指すようになり結果的には守備能力の向上につながっていくのですが、更に上を目指すと

 

 

1日1台の実現ができるようになります。

 

 

自分が守備能力では誰にも負けないって思ってるのは、1日1台が達成できてるからなのですがこれを実現するのは本当に難しいです。そこに行き着くまでには、数々の試練を乗り越えねばならんと思うけれど、その第一歩が上述した計数管理です。小学生の算数レベルの計算力があれば誰にもできるし、遊技する都度メモを取りながら試合を進めると誰にでもできるはずです。はじめの一歩。千里の道も一歩から。何をするにしても最初の第一歩がなければ目的にはたどり着けないと思う。何もしないでパチンコで勝てると思っているのですか?

 

 

冒頭に書いたように、パチンコ台の回転率を数えるだけでパチンコの技術とか勝率は大幅に向上します。これは今の時代でも通用するし、やって頂いても結構ですが、呼出ランプに数字が表示されている現代では毎回毎回ヘソに入賞する度に回転数を数えることは死ぬほど苦痛です。やれるものならやってみてください。多分挫折すると思いますが万が一やれば何故このことがパチンコの勝率に影響するかがわかるはずです。1日1台とは相反するロジックかと思いがちですが、実は無駄なお金を使わないという点では共通点があります。ヘソに玉が絡みつく様子をがん見してるとその台が回る台なのかどうかが良く分かるからです。回転数を数え始めると、液晶画面なんてろくに見てられません。

 

(1)記憶力が向上し頭が良くなる。
(2)無駄なお金を使わない訓練になる。

 

 

回転数を数える必要がなくなった現代パチンコ環境でも、パチンコ台の計数管理をすることが勝利につながることは間違いありません。(1)から(16)までのデータが分析できるのですから、これはまさしくIDパチンコです。安全度の検証と客滞率、スタート率の検証は貴方に玄武色と朱雀色に尖った属性に導いていきギャンブル属性が改善されます。回転率を数えることや、データ管理をする人は、このような管理をしないでスタート率や期待値の追及をするよりもずっと簡単に勝てるようになるでしょう。

 

何故これをやらないのですか?

 

玉の重みを感じていないからだと思いますね。爆裂機ばかりに目が行って、液晶画面の激熱演出ばかりに目が行ってパチンコの本質からどんどん遠ざかっていく感じです。上皿にきっかり125個を乗せる訓練をしてきた人間は、パチンコ玉1個の重みを十分感じ取れるから北斗なんかやりません。データ管理はそれほどまでに重要です。守備能力の向上だけでなく、ギャンブル属性まで改善されるので徐々に爆裂機はやらなくなるでしょう。そんなものよりもっと確実に勝てる方向へと目が向くはずです。

 

何故1パチが駄目か分かりますか?

 

1パチは玉の重みが1円しかないからです。どうせ1パチだから回らなくても大丈夫。どうせ1パチだから無謀な機械に手を出しても大丈夫。どうせ1パチだから玉が減っても大丈夫。どうせ1パチだから保留玉が満タンでもちょっとくらい玉を打ち出しても大丈夫。どうせ1パチだから過去履歴なんて気にしなくて大丈夫。どうせ1パチだからというロジックが段々と習慣化して駄目な方向に向かってその人をどんどんどんどんスポイルしていくのです。これは1パチが玉の重みが4パチより軽いからなのです。だから1パチをやってる人間は殆ど負けるのです。

 

 

データ管理をやるようになると、玉の重みが良く分かるようになります。1個1個の打ち出しを無駄にしないようになっていくし、これが他人との差別化につながっていきます。

 

 

玉の重みが分からない人間が

パチンコで勝つなんて有り得ないでしょう。

千里の道も一歩から。

パチンコはまずはデータ管理から。

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