子供の事故未然防止　平成18年度は全国で37件(全日遊連まとめ)

全日本遊技事業協同組合連合会のまとめによると、ホール駐車場の車内に子供が放置されているのを巡回中のホール従業員が発見し、事故を未然に防いだ事案が、平成18年度中に9都道府県で37件・56人に上った。

全日遊連ではホール駐車場での子供の車内放置事故防止のため、平成16年度より、ホール従業員が一定時間ごとに駐車場を巡回したり、ポスターや店内放送で遊技客に対し注意を呼びかけるなどの取組みを行なっている。平成16年度の子供の車内放置などの発見・未然防止数は全国で43件・53人。平成17年度は前年度と比べ減少し26件・40人だったが、平成18年度は昨年度比11件・16人の増。発見した人数では過去最多となった。

ホール従業員が駐車場を巡回して車内に放置された子供を発見した場合、店内放送で保護者を呼び出し、車内放置の危険性を説明し厳重に注意をした上で退店を促す。しかし平成16年度の事案では、一度注意を受けて退店したが、後日また車内に子供を放置して遊技をした祖父がいた。このほか、子供を連れて退店した後に再度一人で来店して遊技を続けた父親や、以前から子供連れで遊技をしているので大丈夫だと思っていたと語った母親、また、両親や母親・祖母というように2人連れで来店していながら子供は車内に放置していた例もあったという。