マンボウくん
マルホン工業
発表時期 |
1993年
2月
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種別 | 1種 |
玉貸機 |
現金機
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検定番号 | 200568 |
大当たり確率 | 1/317 |
カウント&ラウンド | 10個&最大16回 |
賞球数 | 7&15 |
大当たり確率が1/317と低いことからもセミ連チャン機であることは明白? いったん、セミ連チャンモードに突入すれば、大当たりを連続して獲得することができる。
大当たり図柄は0~9と、タコ、イカ、マンボウ、タイ、クジラ、熱帯魚、ヨットといった海に関連した絵柄7種類の計17通り。これらが3つ揃いになれば大当たりだ。3色で表現されたドットデジタルが美しい。アタッカーはスライドタイプ。

これは『マンボウくん』を打つ当時の客の姿をとらえた写真であるが、本題はそこではない。玉貸し機を見てほしい。お札はシマの端などにある両替機で崩し、100円玉か500円玉を入れることで現金機を打つという当時の遊び方が見て取れる。それも、パチンコ台1台に付き1つの玉貸し機。わざわざ玉を触らなくても上皿にジャラジャラと出てくる。なかなかのサービスである。ただ、もう少し進化するとお札もその場で使えるようになるのだが。
ただ、こういった一台一台に玉貸し機があるというのは、昭和の時代からパチンコを打っている人にとってはすごく嬉しいことだった。
玉貸し機がパチンコ台のすぐ隣に設置されるようになってからも、主流は2台に一つ。つまり、玉貸し機が左側にある台もあれば右側にある台もあるということだ。
ハンドルは右手で持つ。だから、玉貸し機が左側にあれば自然な玉の借り方となるが、右側にある場合は上半身を少しひねって左手ですくいにいくか、いったんハンドルから手を放して、もしくはハンドル固定が黙認されているホールならそのまま両手で玉を借りるのが王道になる。
そう、玉貸し機が右側にある台で打つとちょっとだけ不便なのだ。
玉貸し機の進化の過程もまた面白いものである。