過去機種検索
昔懐かしの名機、
レトロ台をここで検索!

更新情報

50音 (817/2059)

CRスーパーコンビSP

SANKYO

発表時期
2000年
8月22日
種別 1種
玉貸機
CR機
検定番号 000284
大当たり確率(低確率→高確率)1/129.1→1/123
確変率100%(3回セット)
時短回数なし
カウント&ラウンド10個&最大10回×3回
賞球数5&15

SANKYOのデジパチ(1種)といえば必ず『フィーバー』が付くのが「常識」だが、本機は3回セットのデジパチなのに頭に『フィーバー』が付かない唯一と言ってもいい例外的な機種。デジタル始動のためには役物中央にあるクルーン手前穴に玉を入れる必要があるが、当時の一般的なデジパチと比べると「デジタルが回っていない感」が生じることもあって、その後『CRフィーバーポヨヨン星人』が発表されるとそれと入れ替えに外されるケースが多かった。

小デジタルの変動時間は59.2秒→5.2秒で、確率は10/11。電チュー開放時間は0.2秒→1.8秒×3回(8カウント)。盤面左右にラッキーナンバー(1~8)を搭載している。リーチ時最長変動時間は約36秒。電チューのみ5個賞球で他は15個。大当たり中の効果音はもちろん初代『スーパーコンビ』と同じである。

2桁デジタルはクルーン手前穴に入ると変動し、33or77が表示されたら大当たり。2、3回目は電チューに玉を入れることでデジタルを変動させる(通常コースもある)。3回セットの出玉やボーダーラインは確変中の止め打ちの有無によって大きく変化する。

2桁7セグの演出はシンプル。左デジタルが通常とは異なる方向に進むとリーチ確定で、大当たりかその前後で停止する。

リーチアクションはスルーとノーアクションの2つの大当たり濃厚演出以外に、ノーマルとスクリューがある。ノーマルでは1周目でも2周目でも当たるチャンスがある。スクリューは+1コマハズレから発展するもので、大当たりの半分以上はこれからだ。

直営店での人気がバロメーター?

 

『CRスーパーコンビSP』は、当時の群馬県に複数軒あったメーカー直営店にも設置された。直営店はSANKYOに限らず、正式発表されない機種が「試しに」設置されたり、他ホールに先駆けて入ったりすることがあったから、雑誌編集者としては色々な意味で垂涎のホールだった。

2000年当時、フィーバー会館、フィーバーⅡ、フィーバーⅢ、フィーバータウンと4軒あり、『CRスーパーコンビSP』の稼働を見に、とある日、それらを回ったことがある。設置されてあまり時間は経っていなかったハズなのだが、稼働率は10%以下だった…。

 

 

ラッキーナンバー営業でポン!

 

『CRスーパーコンビSP』の営業方法はホールによってまちまちだったが、私が趣味と実益と仕事を兼ねてよく打ちに行っていたホールの営業方法はラッキーナンバー制だった。大当たり時に、ラッキーナンバーが3or7なら無制限。他の数字であれば3回セット後に交換というものだ。こういった営業方法では、少しでも早く無制限札を獲得したい。運の要素が大きいとはいえ個人的には好きな営業方法だった。大当たりだけでも嬉しいのに、その後のラッキーナンバー表示にも一喜一憂できるからだ。

 

朝から『CRスーパーコンビSP』を打っていた時のこと。ラッキーなことに初回から3が出て無制限札をゲットした。ただ、このホール、午前中は店員の数が少なめで、ドル箱対応などをしていると、ラッキーナンバーの確認が遅れることが多かった。だから、3or7が出たらすぐに頭上のランプを点けて店員を呼び、しっかり確認させて無制限札を挿してもらうようにしていた。逆に3or7以外の数字だったら店員が来ないことを祈る。2回目の大当たりを獲得すると再びラッキーナンバー表示が変化するから、その時点で3or7なら無制限札を挿してもらうよう「交渉」し、3or7以外なら「初回は3だった」などと言えばたまに無制限札が挿されることもあった。

 

2台右のおばさんが打っていた台が大当たりになった。ラッキーなことに無制限札を獲得している。

 

その後、1台右の台にサラリーマンが座った。両隣が無制限台だから、大当たりになれば3or7が出やすいとでも考えたのだろうか。

 

サラリーマンが大当たりになった。チラッとラッキーナンバーを見ると4。残念賞である。

 

しかし、なかなか店員が来ない。おっ、これは、ラッキーナンバーはアンラッキーだったけれど、店員が確認に来ないラッキーなパターンか?

 

2回目の大当たり。ラッキーナンバーが変化した。やっと店員が到着。「数字は何でした?」。サラリーマンは「えっ?」。わかっているのだろうがトボけている。まあ、当然の対応だろう。ちょっと揉めている。さて、結末は?

 

と、そこにおばさんが一言。

「4だったじゃない!」。

サラリーマン、反論できず。

店員、1回交換の札を挿して去っていく。

ラッキーナンバーはアンラッキーだったけれど、店員が確認に来ないラッキーなパターンと思わせてやっぱりアンラッキーだったというわけだ。いや、普通か。

 

感想。

サラリーマンが強面だったらおばさんは黙っていたのではないか。

サラリーマンは強引に3or7だったと言い張れば良かったのに。

おばさんの正義感…なのか、他人がズルするのが嫌だったのか。

金が絡むことなので、いろいろ気を付けないとね。

以上です。

CRフィーバーコンビGP(検定番号…000341)、CRフィーバーコンビJ4(検定番号…000397)も検定を通っているが販売未確認。

Page Top