海シリーズ史上最高の遊技機

海物語の新しい奴がもうすぐ出ます。IN JAPAN2というらしいですが、これが大変なことになっております。この機械のスペックを見て、まあまあだなって感じた人には「この大バカ野郎!」と言いたいです。確変率60%は出玉を正当に比較しておらず、全ての大当たりが10Rだったとして数字を補正すると、この台の確変突入率は54%となっております。T1Yは玉減りしないとみて1250個です。実際には減りがあるので1200と見るべきでしょう。時短回数は80回しかありませんので20回分はスペックダウンです。つまり大当たり確率以外は全てアウトなので、実際にパチンコホールで遊技する場合は、スタート7.3程度なければまともに戦えないレベル。例えこのスタートを得られたとしても1万円に毛が生えた程度の見返りしかないので、個人遊技なら兎も角、軍団による打ち手と胴元のダブル利ザヤはほぼ不可能ってことになります。パチンコ台のヘソ釘は13ミリ以上開けてはならないと定義されており、この範疇で調整するならばスタートには限界がありますので、良くてもせいぜい7.3~7.4辺りが上限で8とか9を望んでも無理。ということは胴元と打ち手のダブル利ザヤは実現しないでしょう。

 

軍団とか打ち子と呼ばれる人たちは、今度の海ではやっていけないと思います。


結局軍団は、今の北斗無双、沖縄4、大海物語4、冬のソナタに群がるしかなく、この4機種の寿命が来た時が軍団の終わるときになるのではないでしょうか。今度ばかりは「また新しい奴が出るさ」の楽観的物言いは通用しないと思いますね。何せ新しい機械は上限が10ラウンドと決まってますから、ダブル利ザヤを稼げる遊技機はもう二度と出てこないでしょう。我々ピン芸人は創意と工夫でなんとか立ち向かっていきたいですね。10R時代になっても勝てる技術を身につけるべく今は腕を磨くということに腐心すべきです。このように今度発売される海物語は非常に勝ちにくい台なのですが、そもそも海シリーズで史上最強・最高の遊技機は一体なんだとお思いですか?

 

(1)最も人気が高かったのは⇒新海物語
(2)爆裂機だったのは⇒沖縄2
(3)最も確変率が高かったのは⇒アグネス
(4)技術介入要素が高かったのは⇒ハワイの海


とまあこの4機種のうちのいずれかを選ぶ人が多いと思います。2001年に出た新海物語は先行して出たのがハーフスペックのM27で確変終了後だけ時短100。TSは若干甘くて315でした。その後に出たのがM56でフルスペック1/350で確変率50%。海シリーズ初のフル時短が受けたのだと思うけどこれは結構辛い遊技機でした。スペックが甘いと思ったのは沖2で、これは大ヤマト2を彷彿とさせるような爆裂っぷりで1日に突確込みの大当たり回数が60回を超える台が続出。爆裂機の代名詞となりました。沖2の翌年に出たのがアグネスで歴代の海シリーズで最も確変継続率が高かった機械。確変15に対して単発8は沖2の63.5%を凌ぐ確変率だったのでこれもかなりの爆裂機でした。技術介入という点ではハワイの海をなくしては語れません。ハワイの海で異様な光景を目にしたのがマスクマン1号との出会い。彼はこの台をバックに打って驚異的なスタートを創出。後ろで私がじっくりこの様子を観察してますと、常連の1台おばちゃんがやってきて笑いながらこういうのです。「ちょっとちょっとこの人あんたの知り合いでしょ。何にも知らないみたいだからちゃんと教えてあげなよ」。このおばちゃんは、若い兄ちゃんがど素人よろしく訳のわからんパチンコ打ってるから貴方がきちんと説明してあげなさいよ的なご指摘だったのですが、何にもわかっていないのはこのおばちゃんの方。ハワイの海はヘソが開いてる時はバックに飛ばした方が抜群に回りました。そんなこんなで海物語に関しては、各人が色々な思い入れがあるとは存じますが、私の意見では海物語シリーズ最高傑作は

 

プラチナです。

TS304.8、T1Y1460、確変率54%

 

僅か9回しかありませんが以下の画像がプラチナを打った時の実践記録です。トータル90時間くらいの遊技だと思いますがそれで38万のプラス。時給4260円。1回転当たりの稼ぎ15.4円は神がかり的な数値を記録しました。客滞率が736%もあったので目茶苦茶ツイテたのは間違いないけれど、技術介入要素も高くてラウンド中の捻り打ちと電サポ中のインターバルは効果が高かったです。途中から肩が抜けなくなって止め打ちの効果はなくなりましたが、それでも平均して1460個くらいは取れてたので、今の沖4よりも優秀な機械でしたね。導入直後の地中海、沖2が6.9回ってたのと比較するとこの台のスタートはあまり良くないです。それでもこれだけの数字を出せるということは、やはり海史上最高の遊技機はプラチナといえるのではないでしょうか。2011年の後半のこと。この年は中野橋をネグラにしていましたが、プラチナは熱田にしか入らなかったので私はこの機械を打つために一時的に熱田に来て遊技してました。

 

プラチナ

 

JAPAN2


終日遊技というよりも、自分が最近考えている数字は低確2500。これは9時スタートで概ね夕方の6時くらいの想定です。9時から9時まで打てる日は限られていて概ね9時間程度の遊技とみるのが現実的だと思います。それに一番近い条件を求めると2440回転でプラチナが8回引ける勘定なのでこの数字で両者を比較します。JAPAN2とプラチナでは確変割合が同じ。大当たり確率はJAPAN2が1/238でT1Y1250、プラチナは大当り確率1/233でT1Y1460ということで、大当たりの確率が低いのに出玉が200個少ないという逆転仕様。1日当たりの低確回数を2440で揃えると3279個もの差が付いているので、今度の海物語はメチャクチャ厳しいというのが良く分かります。

 

JAPAN3


プラチナとJAPAN2ではヘソの賞球数が異なりますので、数字の補正が必要ですが1000円スタートとして比 較すると、プラチナの21はJAPAN2の26くらいに相当。これは個人遊技で1万円くらい貰えるにはという前提 条件です。損益ラインだけを求めるのならば、Bサと出玉が一致する回転率を求めれば良いので差玉の3214個をBサに上乗せ。そうするとスタートは6.6となりこれが等価ボーダーとなります。どっち道厳しいことには変わりありません。恐ろしいのは仮に高設定を掴んだとしても、プラチナよりもスペックが辛いということですね。低確2440から1/276.5と54%で大当たり回数を求めると、獲得出玉がプラチナよりも1440個減って、尚且つ自力回転数が86回転増えます。25404と23962を比べてください。まあ海史上最高の遊技機と比べても、見劣りするのは当たり前だろうというご意見が多いとは思いますが、JAPAN2の大当たり確率に最も近い遊技機はプラチナなので、JAPAN2 VS プラチナで比べてみましたが相当劣化してますね。果たしてこの機械でパチンコが成立するのか否か。店次第だとは思いますが、店が相当客寄りに営業をシフトしたとしても打ち手の立場としては非常に厳しいです。

 


私は今までの海中心のパチンコから脱却し次のターゲットを探さねばなりません。それがハナハナになるのか天下一閃になるのかトキオになるのか。それとも全く新しいジャンルなのか。海の良き時代はもうすぐ終わりそうです。今のうちに沖縄を打てるだけ打っときたい、。そんな心境でしょうか?

      

 

 

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