5種類のボーナストリガーを模索
先日の2月25日、パチスロメーカーの組合である日本遊技機工業組合(日工組)と日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)が記者会見を行いました。
その内容はボーナストリガー(BT)について。
ボーナストリガーとは、サクッと説明すると連チャン性能を持ったリアルボーナスのこと。遊びやすさと出玉性能が、ノーマルタイプとAT機の中間を目指して構想されています。
どのような機種が登場するのかは妄想の膨らむところだったのですが、今回の記者会見によってゲーム性が明らかになったのです。
いわく、ボーナストリガーは5種類のタイプが登場するそうです。記者会見で配布された資料の図を見ながら、各タイプについて模索していきましょう(ボーナス絵柄の組み合わせや、獲得枚数は一例)。
①ループタイプ
ループタイプの特徴 | |
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項目 | 内容 |
BTの立ち位置 | 上位ボーナス |
BTの獲得枚数 | 平均318枚 |
BTの継続率 | 50% |
ループタイプは既存のノーマルタイプにボーナストリガーを追加で搭載したようなイメージ。
3枚掛けでは出現率が低めの上位ボーナスがボーナストリガーの突入契機となっています。上位ボーナス後は1枚掛けとなり、上位ボーナスの出現率がアップ。
1枚掛けでも通常ボーナスの抽選が行われていて、上位ボーナスよりも先に通常ボーナスが成立するとボーナストリガーは終了となります。
②ノーマル+プレアミアループタイプ
プレミアループタイプの特徴 | |
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項目 | 内容 |
BTの立ち位置 | プレミアムボーナス |
BTの獲得枚数 | 平均830枚 |
BTの継続率 | 85% |
プレアミアループタイプはゲームフローとしては①のループタイプとほぼ同様。
ただし、ボーナストリガーの突入契機となるボーナスの出現率が非常に低く、プレミアムな存在となっています。
そのおかげでボーナストリガー突入時のボーナスループ率が高くなっていて、期待獲得枚数も多い!
③引き戻しループタイプ
引き戻しループタイプの特徴 | |
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項目 | 内容 |
BTの立ち位置 | 通常ボーナス |
BTの獲得枚数 | 平均283枚 |
BTの継続率 | 50% |
引き戻しループタイプはボーナス当選で必ずボーナストリガー突入となります。気軽にボーナストリガーが楽しめそうです。
ボーナス後の1枚掛けでは通常ボーナスの出現率がアップしますが、小当たりに当選すると通常時へ転落。
転落時にボーナス当選とならない点が弱点ですが、残念なボーナスが存在しないとも考えることができるかもしれません。
④ボーナス2回セットタイプ
引き戻しループタイプの特徴 | |
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項目 | 内容 |
BTの立ち位置 | BIGボーナス |
BTの獲得枚数 | 310~350枚 |
BTの連チャン | 2回固定 |
2回セットタイプはBIGボーナス当選でボーナストリガーに突入します。BIG消化後に1枚掛けの超高確率状態へ移行し、即座に2セット目のボーナスが開始。そのおかげで310~350枚を確実に獲得することができます。
「ボーナスの獲得枚数が少ない」という現代ノーマルタイプの不満点をピンポイントで対策してきたような印象です。
良くも悪くも連チャン性というのは無いので、既存のノーマルタイプとほとんど変わらない感覚で打てるでしょう。
⑤ボーナス獲得枚数上乗せタイプ
獲得枚数上乗せタイプの特徴 | |
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項目 | 内容 |
BTの立ち位置 | BIGボーナス |
BTの獲得枚数 | 平均330枚 |
BTのループ率 | 50% |
獲得枚数上乗せタイプはBIG当選でボーナストリガーに突入します。ボーナス後は1枚掛けの高確率状態へ突入し、上乗せボーナスと終了ボーナスの抽選が発生。上乗せボーナスに当選し続ける限りBIGが継続します。
50%の機嫌次第で大きく獲得枚数が変動するので、既存のノーマルタイプとはガラッと異なるゲーム性になりそうです。
しかもこのBTは通常のBIG扱いですから、それなりに出現率が高そうな予感がします。
5つのタイプの中でも異端な存在ですが、上乗せの50%ループは魅力的に映りますね。
以上が今回発表された5種類のボーナストリガーです。当然、これらタイプをベースとして各メーカーが独自のゲーム性を生み出す…という流れになるでしょう。
これらボーナストリガー搭載機は早ければ今年(2025年)の6月頃にホール登場予定とのこと。どんな機種が登場するのか、非常に楽しみですね!!