ホールコンピュータデータ応用編
昨日はホールコンピュータ基礎編を学んで頂きましたけどいかがだったでしょうか。恐らくは⑦のベースのところだけが分かり難かったと思います。ベースというのは案外難しい言葉でして何回説明しても分かって頂けないことが多いです。そういうのを乗り越えて明日があるんだろうけど今日も私と一緒に学んでいきましょう。分かり易く説明しているつもりですが、本件はパーラーモンスター時代に教えて貰ったことをそのままお伝えするだけなのでご了承願います。理を追っていけば難しくはありませんが、世の中のマジョリティは慣れてないから苦労すると思います。
本件は2003年当時の遊技機をモデルにしています。当時の遊技機大当たり確率は1/315.5で1/2が確変。1/2が単発という機械でした。ホールコンピュータでは大当たり確率は確率表記するのではなくてその逆数を取ります。これがTSです。ヘソの賞球は5個。このような機械において、下記の空欄①から⑧までを埋めて欲しいのですがまずは下記の説明文を見てから始めて下さい。
①BYって何ぞや?BYは他穴入賞によるセーフ玉
②BOは平均出玉4200個を獲得するまでの所要時間若しくはアウト玉
③Bサは大当たりまでの飲まれ玉
④出玉率はセーフ÷アウト
⑤1回交換の割数は客滞率何%の時ですか?
⑥売上玉は大当たりまでの投資金額
⑦景品玉、客滞率が180%でいくら飲まれるのか?
⑧割数は景品÷売上

表を見て用語と数字を理解する
1.BY
遊技台の仕様は5&15
①TS=315.5
②ベース33
③スタート6.2/分
BYは有効スタート以外のベース
この遊技機はスタート1回につき5個の払出が生じます。
スタート6.2なので6.2×5が1分間に払い出されます。ということは
BY⇒ベース-(S×ヘソ賞球数)となります。
ポケットに1個も入らないと遊技機のベースは6.2×5で31です。ところが表題ではベースが33となっているので、この遊技機のBYは33-31で2個となります。⇒空欄①
2.BO
BO=特賞間の平均アウト玉
これは同時に時間に置き換えて考える必要があります。特賞間にどれだけの時間を要するかを理解するためです。
BO÷100=BO(分)
スタートが6.2なので特賞までの時間を掛けたものがTSとなります。
S(分)×BO(分)=TS。よってBOは
TS÷S(分)⇒BO(分)
表題の空欄②は、上記の式に当てはめると315.5÷6.2=50.89(分)となり、BOは5089個となります。
3.Bサ
Bサとは特賞間の平均差玉です。簡単にいうと嵌りなんですけど、これに関しては売上玉と持ち玉の飲まれの2種類があります。
遊技客が特賞が発生するまで、遊技台にどれくらい打ち込むのかを求めてみましょう。1分間に発射できる玉は100個。ベースは33ですから遊技客が100個打てば67個が吸い込み玉となります(B%)。これが特賞発生まで続きます。
Bサ⇒(100-B)×BO(分)
表題の空欄③は、上記の式に当てはめると(100-33)×50.89=3410個となります。
1分当たりのベースが33ならばB%は67です。これが50.89分継続するから67×50.89ですね。
4.出玉率
出玉率はセーフ÷アウトです。
今回は遊技台から払い出される玉(セーフ)と、遊技客が打つ玉(アウト)を分類し、出玉率を計算してみましょう。
特賞中のセーフ玉⇒TY(個)+TO(個)
特賞外のセーフ玉⇒B×BO(分)と分類分けすることができます。
出玉率⇒(B×BO分+(TY+TO))÷(BO個+TO個)
(特賞外のセーフ玉と特賞中のセーフ玉)を(特賞外のアウト玉と特賞中のアウト玉)で割るってことです。
表題の空欄④は、上記の式に当てはめると
セーフは(33×50.89)+(4200+1200)で7079.37
アウトは5089+1200で6289
7079.37÷6289は112.6%となります。
5.売上と割数その1
客滞率は1回交換時の100%が基準となります。客滞率の公式から客滞率が100%の場合はBサと売上玉が同じ個数になります。※1回交換ですので特賞中の出玉であるTYが景品玉となります。
景品割数⇒景品玉÷売上玉
表題の空欄⑤は、上記の式に当てはめると1回交換時の割数は
4200÷3410で12.3割となります。
6.売上と割数その2
客滞率が180%の時の割数
先ほどの数字では1回交換の時の割数は12.3割でした。其れが客滞率が180%になると割数がどのように変化するかを考えてみましょう。態々1回交換時の割数を考えて貰ったのはこういうことです。
客滞率⇒Bサ÷売上玉ということは
売上玉⇒Bサ÷客滞率
表題の空欄⑥は、上記の式に当てはめると3410÷1.8で1894個となります。
7.売上と割数その3
客滞率が上がれば、売り上げが減り景品玉も減ることになりますが、これは特賞で獲得した出玉を遊技者が持ち玉遊技したということです。ではどれだけ減るのか?
客滞率が100%のとき3410個の売上玉だったのが、客滞率が180%にUPすることで1894個に下がったということはその差が持ち玉消化した玉数となります。
上記内容に当てはめると、3410個-1894個=1516個が持ち玉遊技の玉数でこれは景品玉にはならない玉数です。よって景品玉は4200個-1516個は2684個。これが空欄の⑦です。
客滞率が180%の時の割数は2648÷1894で14.2割⇒空欄の⑧
つまり客滞率が100%の時は割数が12.3割
客滞率が180%の時は割数が14.2割
遊技者が粘れば粘るほど、客滞率は上り。客滞率が上がれば上がるほど割数も上がるのでお客様にとっては非常に有利な立場となるのがよく分かりますね。

同じような条件ですが、今度は確変中の玉減りまで考慮する一覧表になっています。⑨から⑯までの空欄を埋めて下さい。
BAは確変ベース
SAは確変中の分間スタート
BOAは確変中のアウト玉
TSAは確変中の大当たり確率逆数
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⑨売上玉は3410個÷2.3⇒1483個です。
従ってこの条件では大当たりするまでに1483個使って、持ち玉のまれが1927個あったことを示しています。
⑩BOAは確変中のアウト玉です。
確変中の大当たり確率は1/63.1ですが、当たるまでの所要回転数は63.1回転です。確変中1分間に回る回数は12回転(SA)なので63.1回転回すためには63.1÷12で5.26分必要です。5.26分はアウト玉で526個ですね。
⑪TYは先ほどは2100×2で4200個でしたが、今度は確変中の玉減りを計算しないといけません。
確変ベースが85なので、確変中のB%は15となります。つまり526個のうち15%が玉減りです。
526×(1-0.85)なので79個玉が減ります。従ってTYは4200-79で4121個です。
⑫出玉率は特賞中と特賞外に分けましょう。
特賞外セーフは33×50.89で1679.37。特賞中セーフは(4121+1200)で5321
特賞外アウトは5089。特賞中アウトは1200で6289
7000.37÷6289は111.3%となります。
ここで何故本来アウト玉であるはずのTO1200個を出玉に加えているかというと、T1Y2100を獲得するのには、15個×16ラウンド×10カウントで2400個の払出があるのに2100個としてるから。T1Yは獲得した玉引くアウト玉だからですね。この資料を作った方は多分15個×15ラウンド×10カウントの遊技機と見立てて計算しているのではないかと思います。
15×15×10だけとオーバー入賞が6個あると2340個。10カウント毎に20個アウトがあると20×16で320個。つまり大当たり中に(3.2×6.2)で20回くらいヘソの入賞がある。このセーフ玉が20×5で100個。実質2440個獲得した出玉がアウト玉により2100個まで減ったという事は大当たり1回に付きTOは340個。340×2と確変中のセーフ玉(526×0.85)を足すと
大当り2回分のセーフ玉は2440個×2で4880個
確変中のセーフ玉は526×0.85で447個
4880+447は5327個
4880個の払出と確変中のセーフ玉447個で5327個という事は、この出題の特賞中セーフ5321個に大体同じ数字になります。従ってこの遊技機の仕様は15×15×10だと思った訳です。T1Yというのはアウト玉を差し引いて残った玉なので、本来のセーフ玉は其れ以上にあります。だからTOの1200個を出玉として捉えている。実際には5321個のセーフ玉があったのに、アウト玉が1200個あったから残った玉は4121個という事ですね。
⑬は1回交換の割数
TYが4121個でBサが3410ですが1回交換では売り上げが3410となるので
4121÷3410は12.1割です。
⑭景品玉
Bサ3410個のうち売上が1483個なので持ち玉のまれが1927個
4121-1927は2194個です。
⑮割数
景品玉÷売上玉
2194÷1483は14.8割です。
⑯玉粗利
投資した現金は1483×4で5932円。
景品を換金すると2194×(100÷42)で5224円
5932-5224⇒708円が台粗となります。
アウト玉の総数はBOが5089でTOが1200ですから6289個です。
玉粗利は台粗÷アウトですから708÷6289で0.112円です。
出玉率と割数ってよく聞く言葉ですけど。
(1)出玉率は客滞率によって変動しない。
(2)割数は客滞率によって変動する。
従ってパチンコホールの店長は2つの言葉を物差しとして利用しているのです。このように見ていくと、店長の考えも分かるし、客としてどういう打ち方をすれば有利なのかも見えてくる。
客滞率を理解すると
(1)客は出玉率はコントロールできない。
(2)客は割数はある程度コントロールできる。
目覚めるな!
いやいやいや。目覚めましょう皆さん。私は既に齢60を超え、人生の峠を越え、明日をも知れぬ人生ですが、皆様方はまだまだ若い。客滞率が高ければ高いほど有利なことは知ってはいますが、10年前に煙草を止めてからは長時間パチンコは無理だと悟っています。其れが故に2015年に禁煙生活に入ってからは短時間遊技の毎日なのはご承知の通り。こんな人間に今更客滞率の「是非」を問うても意味ありませんが、20代、30代の人達が「私はこれから短時間稼働にする」と言われても困るんです。仮初めにも私は20代から40代までは長時間遊技に徹し、客滞率の良さを感じて生きてきた人間ですからある意味卒業したのかも知れません。然しながら今日、明日にパチンコをやり始めた人達が、短時間遊技に徹すると言われると「目覚めよ!」って言いたくはなりますね。はっきり言って20代、30代のうちから短時間遊技やってると先はありません。今日お話しした内容を理解できると、①出玉率と②割数の違いはよく分かったと思います。出玉率と割数は両方とも、数字が高ければ高いほど勝ち易くなります。然しながらお客様は殆ど出玉率はコントロールできません。精々玉イベントの日に対象になってる台を遊技する程度。技術介入で出玉率を上げようとしたら店に文句言われて気分悪い思いをするし、挙句の果てには「出入禁止」ですよ。だけど、割数は客滞率を上げるだけで飛躍する。これを忠実に実践できてるのが「軍団」ってことですけど、其れが故軍団はパチプロよりも強いし儲かっている。
軍団はパチプロよりも
優位な立場にいる。
無論長時間やらずとも有利な割数生活をすることは可能です。等価営業若しくは貯玉再プレイ無制限店で、貯玉で遊技することですね。去年1年間私の1回平均の売上玉(サンド経由玉)は3700個でした。然しながら毎回貯玉2500個を使ってたとすると現金投資に依る売上玉は1回平均1200個しかないんです。其れで平均Bサが6000個だと、客滞率は500%ってことになるんですね。貯玉活用で客滞UP は可能だし、何だったら1年間毎回貯再無制限店でやれば客滞率は∞ですよ。
客滞率を∞にする事で
短時間遊技=長時間遊技は可能です。
この2日間いかがだったでしょうか?
簡単に手に入るものは、簡単に失います。今パチンコで簡単に勝ててる人でも何年か経てばメッキが剥がれて勝てなくなっていく人もいるでしょう。ところが苦労して、苦労して、苦労して掴んだものは簡単には手放さないです。去年の年末から今年にかけて遊技機の規則のことを延々と書き連ねました。そしてホールコンピュータの基礎編と応用編。難しいことばかり延々と書き連ねましたし、本来なら書きたくないけどとても重要な事なので避けるわけにはいきませんでした。難しいことに正面から取り組まないと正しい道を進んでいけないしメッキはいつかは剥がれます。メッキが剥がれないようにするために、基礎となる知識と考え方がとても重要です。今回の規則に関する10個の記事とホールコンピュータ2個の記事はきっと貴方のお役に立てると思ってます。このような難しいことを乗り越えた先に、「勝ち組」というご褒美が待っている。其れを手にするかどうかは読者次第です。
慣れないうちは非常に難しいと思いますが、パチンコホールの店長は皆毎日このような計算を行っているので、慣れれば簡単だと言います。一般のパチンカーがここまでやる必要があるんか?って言われたら必要はないでしょう。然しながらこのような計算を継続することで貴方の計算能力は飛躍的にUPするでしょう。其れが結局はパチンコの勝ちにつながると思って下されば幸いです。
私は遊技するたんびに、毎回A4の紙に必要な事を記録して家に帰る。其れをパソコンに打ち込む。
表計算シートを毎日作ってる。
そうすれば必然的に、このような計算に慣れてくる。計算がとても簡単だと思えるようになりますね。
皆様も是非お試しあれ。



