ここではそんな歴史あるメーカーが業界を去ってしまうということで、ありがとうの気持ちを込めて特集。ヒット機種を中心に老舗メーカーの足跡を振り返ってみたいと思う。
●ピカイチ天国(1992年登場)

天国シリーズの第1弾となる豊丸初の液晶搭載デジパチ。大当たり確率235分の1の保留連チャン機で、リーチの期待度を示す「運の強さメーター」が話題となった。
●ドラドラ天国(1994年)

液晶を搭載した3回権利モノで、デジタル確率は281分の1と3回権利モノとしてはかなり甘めだった。リーチはノーマルの他に、中デジタルが横に回転するクルクルリーチと、横にねじれながら下に落ちていく信頼度激高のキリモミリーチがある。
●勝負伝説(1994年)

カラー液晶を搭載した一般電役で、保留を先読みした連続予告を初搭載。スタートチャッカーを通過した際に背景のふすまにある「青いつぼみ」が開花すれば信頼度アップ。対象保留まで続いてチャンスになる。
●CRコマコマ倶楽部(1995年)

大当たり確率は330分の1で、確変率4/15の2回ループタイプだ。通常図柄で大当たりになった場合は必ず再抽選が働く。なおリーチはノーマルの他に、シリーズではおなじみのキリモミリーチがある。
●ナナシー(1996年)

大当たり確率158分の1の一般電役で、上下2段のデジタル表示が独創的。上段揃いでリーチが発生し、下段も揃うと大当たりだ。リーチは高信頼度の伸縮リーチや、ごくごくマレにハズれる全回転リーチがある。飽きのこないコミカルな演出で、多くのファンに愛されるロングヒット機種になった。
●CR竜王伝説Z(1996年)

大当たり確率389分の1、確変率7/22の+2回ループタイプだ。確変or通常大当たり両方の可能性がある七、ド、ラ、ゴ、ン、伝、説の各図柄が特徴的。またリーチはノーマル、ドラゴンリーチ、ドラゴンファイヤーリーチがある。リーチ後の白黒ドラゴンは業界初のプレミアム演出。一般電役の「ドラゴン伝説」とともにヒットを記録した。
●カンカン天国(1997年)

大当たり確率251分の1で、50%で100回転の時短が付く。業界初の本格派3D液晶を搭載した意欲作だったが、3D表示に関しては「目がチカチカする」など不評だった。
●CRデラマイッタ(1998年)

大当たり確率は301分の1で、確変率は40%。ただし電チューはなく、外見から確変かどうかが分からなかった。いわゆる潜伏確変機の元祖のような存在。盤面に鎮座する超巨大な7セグがインパクト抜群だ。
●CRデンデンデン1章(2000年)

大当たり確率317.6分の1、確変率50%のCRデジパチ。業界初の64ビット3Dポリゴンに7インチワイド液晶を搭載と、美麗液晶やキャラのコミカルさなどが話題となった。
●CR奇跡の電役キャプテンロバート(2007年)

大当たり確率は143.8分の1で、トレジャーチャンスの継続率は96.4%。1回あたりの出玉は少ないながらも、バトルに勝ち続ける限り継続するトレジャーチャンスの人気が高かった。この頃から一部ファンに、愛すべき変態スペックとの声が聞かれるようになる。
●CRウイッチブレイド(2011年)

大当たり確率399.6分の1で、ST突入率は60%&継続率は82%。V入賞することで確変状態へと移行する仕組みを作ったV-ST機の始祖と呼べる存在。まさに「確変革命」の呼び名にふさわしい機種だった。
●CR餃子の王将3 メガ盛7000(2015年)

2009年の初代、2013年の2作目に続くシリーズ第3弾。大当たり確率は35.8分の1。玉の動きのドキドキ感とドットのアツさ、さらには大当たりすれば約7000個(63回セット)のゲーム性が人気を博した。また当たれば再度7000個の、おかわりタイムも話題を呼んだ。
●Pすしざんまい極上5700(2019年)

名店「すしざんまい」とのタイアップ機で、大当たり確率は35.2分の1。役モノとデジタル抽選で大当たりを目指すゲーム性で、斬新なギミックと一撃出玉が人気を集めた。
●P yes!高須クリニック~超整形BLACK~(2022年)

美容整形でおなじみの「高須クリニック」とのタイアップ機。大当たり確率は36.9分の1で、大当たり後は必ず継続率約93.1%の「TAKA須RUSH」に突入する。
●P【超甘LT】江頭2:50inナナシー 奇跡の99%(2025年)

軽い初当たり確率と、LTによる出玉感が味わえる「超甘LT」シリーズの第1弾。33.3分の1という大当たり確率ながらも、LTの「EGASY RUSH」に突入した際の継続率は約98.6%を誇る。
●P【超甘LT】豊丸のとあるパチンコにしみけん参戦 感度UP1/39(2025年)

「超甘LT」シリーズの第2弾で、大当たり確率は39.9分の1。大当たり内訳の異なる4つの通常モードや、継続率の異なる4種類の右打ちモードなど、これまでにない斬新なゲーム性が楽しめる。
●遊moreLT PエガブレイブVVV(2026年)

大当たりラウンドの組み合わせでLTが発動する仕組みを持つ斬新な羽根モノ。これが豊丸産業の最後を飾る機種となった。
というわけでヒット機種を中心に振り返ってみたがいかがだったろうか。こうして見ていくと業界初という冠の付く台が多く、また超高継続機や役モノ機など独自色の強いものをいくつも出している。近年も「超甘LT」というカテゴリの機種を生み出すなど、最後まで個性的な機種でパチンコファンを魅了したと言えるだろう。これまでパチンコファンを楽しませてくれてありがとうございました!
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