2025年販売実績 パチンコ・パチスロ販売実績メーカー部門第1位、パチンコ機種部門第1位受賞インタビュー(SANKYOグループ)
昨年(2025年)、パチンコ・パチスロ販売実績のメーカー部門第1位とパチンコ機種部門第1位を獲得したのは、SANKYOグループとなりました。
おめでとうございます!
株式会社SANKYO 代表取締役社長 CEO兼COO 小倉敏男様と専務執行役員 営業本部長 兼 株式会社ビスティ 代表取締役社長 東郷裕二様に記念品の贈呈とインタビューをさせていただきました。

(右)株式会社SANKYO 代表取締役社長 CEO兼COO 小倉敏男様
(左)株式会社SANKYO 専務執行役員 営業本部長 兼 株式会社ビスティ 代表取締役社長 東郷裕二様
2025年は見事三冠を獲得
―パチンコビレッジ「以下:ビレッジ」
パチンコではメーカーグループ部門で4年連続1位、そしてパチスロでは2年連続で同部門1位を獲得されました。更に、パチンコ機種部門でも1位を獲得され昨年(二冠)を上回る三冠獲得となりました。おめでとうございます。
今のお気持ちをお聞かせください。
―株式会社SANKYO 代表取締役社長 CEO兼COO 小倉敏男様「以下、小倉様」
このたびは、栄誉ある賞を賜り、誠にありがとうございます。
三冠という評価をいただけたことは、グループとして大変光栄であり、率直にうれしく思っております。
この結果に満足することなく、市場の拡大や遊技人口の増加に向けてこれからも新しい挑戦を続けます。ホール様が導入・運用しやすく、ファンの皆様が「また遊びたい」と思える遊技体験を積み重ね、業界の裾野を広げていきます。
パチンコ開発で重要視するポイントと苦労
ビレッジ:パチンコ全体の販売台数が2024年は大幅に落ち込みましたが、2025年は11%増となり870,000台。御社は2024年と比較すると約92,000台増加となり、パチンコ販売台数増加の立役者となっています。販売台数増加に向け重要視したポイントを教えてください。
小倉様:若年層を含め、遊技参加を広げていくうえで私たちが重要視したのは、「新規層にも届く入口をつくること」と「その入口を“遊技体験”として成立させること」の両立です。具体的には、
①手に取ってもらえる題材(新規IPを含むコンテンツ選定)
②初めて触れても分かりやすいゲームフローと演出設計
③ホール様が扱いやすい商品性
この3点をセットで考え、機種開発と提案を進めてきました。
ビレッジ:2025年、『e東京喰種』『eブルーロック』といった大型新規コンテンツの投入などもございました。何か苦労した点はございますか?
小倉様:『e 東京喰種』は導入後に現場から高い評価をいただけたことが、導入拡大、ひいては販売台数の増加につながったと受け止めています。
一方で同じく新規コンテンツとして挑戦した『eフィーバーブルーロック』は、販売台数としては多くのホール様に導入いただけたものの、稼働面では狙いどおりに結果を残し切れませんでした。まずその現実を、言い訳をせず真摯に受け止めています。責任者として、ここは「なぜ届かなかったのか」を課題として整理し、次に生かさなければならないと考えています。
その前提のうえで申し上げると、この機種は当社にとって「挑戦の象徴」でした。開発チームは「この時代にオンリーワンのパチンコをつくる」という強い信念で、画一的な演出から一歩抜け出し、新しい“待ち”をつくること、そして作品の熱量を真正面からパチンコに落とし込むことに挑みました。「サッカーバトル」という軸も、ゼロから組み上げています。
正直、開発は相当苦しかった。期待が大きいぶん壁も高く、思うように形にならず、何度もぶつかった。それでも「ブルーロックなら、もっと面白くできるはずだ」と、休日だろうが移動中だろうが演出やスペックのことが頭から離れない。ふと気づくと電車を乗り過ごしたというエピソードまで出てくるほどです。開発期間を通して、生活の中心がこの一台になっていた。そうした現場の熱量があったからこそ、結果に対する責任も重く受け止めています。
スペックについても「どの層に刺さるパチンコであるべきか」を開発終盤まで悩み抜き、最終的には「LT3.0プラス」が施行されるタイミングも踏まえつつ、ブルーロックらしい“エゴイズム”を体現できる「出玉感」を重視して市場に送り出す決断をしました。
ただ導入後は、右打ち中の転落式のシビアさが体感的なストレスになりやすいこと、通常時の演出バランスや「何を待てばいいか」の分かりにくさなど、厳しいご意見もいただきました。コンテンツの熱量を届けたいという思いが強かったぶん、遊びやすさや納得感とのバランスを詰め切れなかった点は、今後に生かすべき課題だと捉えています。
そして何より、ホール様には申し訳なく思っています。ご導入いただいたにもかかわらず、想定した稼働につながらない局面が生まれれば、運用面でもご負担をおかけしてしまう。機械単体の出来だけでなく、導入後の評価を安定させるための提案や伴走の仕方も含めて、メーカーとしてまだやるべきことがあったと痛感しました。
ただ、この経験は無駄にしません。あれだけの熱量で向き合ったからこそ見えた課題があります。現場の声も、ホール様の現実も、すべてを次の機械づくりに必ずつなげていきます。
人気シリーズ『エヴァンゲリオン』について
ビレッジ:今もなお安定した人気機種となっている『P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~(15)』、そして、満足いく結果ではないと思われる『Pシン・エヴァンゲリオン(16)』。その結果を受けての今作『e 新世紀エヴァンゲリオン ~はじまりの記憶~(17)』は年末年始に大活躍しました。苦労した点や開発秘話などございましたらお聞かせください。
―株式会社SANKYO 専務執行役員 営業本部長 兼 株式会社ビスティ 代表取締役社長 東郷裕二様:「エヴァンゲリオン」シリーズは、常に大きなご期待をいただいているタイトルであり、その名にふさわしい“進歩・進化”をお見せし続けることが何より重要だと考えております。
今作の開発にあたっては、スペック・演出・盤面デザイン・ギミックなどあらゆる要素を一度立ち止まって見直し、長年ご遊技いただいているファンの皆様にご満足いただきながらも、“新しいエヴァ体験”をどう提示できるかにこだわり抜きました。
そのうえで『e 新世紀エヴァンゲリオン ~はじまりの記憶~』では、シリーズの世界観やゲーム性を改めて丁寧に整理し、過去作の良さを活かしつつ、新たな挑戦とのバランスを徹底的に追求しました。結果として、年末年始のタイミングで好意的な評価をいただけたことにつながったのではないかと考えております。
パチスロ開発における苦労と今後について
ビレッジ:パチスロは見事2年連続での1位となりました。ただし、販売台数はパチンコとは異なり全体台数は9%減少し658,000台。御社も昨年と比較した場合約37,000台減少しています。適合率の低下から新機種の投入数が減ったことが大きな要因の一つだと考えていますが、パチスロ開発において重要視したポイントはございますか?
小倉様:特に、スマスロ登場以降に拡大してきた「高純増・高単価機」のジャンルにおいては、弊社製品に一定の評価をいただいており、今後も市場の成長が期待できる分野だと認識しております。一方で、弊社としては特定ジャンルに偏るのではなく、多様なニーズにお応えできるラインアップ構成が重要だと考えておりますので、引き続き幅広いスペック・ゲーム性のパチスロ機を市場にご提案できるよう、開発に取り組んでまいります。
また、グループとして販売台数での評価を継続することはもちろんですが、次に目指すべきは「機種別ランキングでも1位を獲れる機械」を生み出すことだと考えています。販売実績として“量”だけでなく“象徴”となる一台をお届けできるよう、いっそう磨きをかけてまいります。
ビレッジ:パチスロの機種別で『Lパチスロ革命機ヴァルヴレイヴ2』は2位となりました。スマスロの火付け役といっても過言ではない初代ですが、大人気機種の後継機を作る難しさや重要視しているポイントはございますか?
小倉様:初代『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』は、弊社スマスロ第一弾として市場に投入した機種であり、独自の遊技感を持った「スマスロの新たな定番」を提示できたことが、多くのファンの皆様から高い評価をいただけた要因だと考えております。
そのうえで後継機の開発にあたっては、初代導入後のマーケティングや各種データを徹底的に分析し、「どの点が支持され、どの点が課題であったのか」を丁寧に洗い出しました。初代ファンの皆様が期待されるゲーム性や世界観は大切に継承しつつ、後継機としての斬新さ、つまり、新たな驚きや高揚感といった“新しい遊技体験”をどう付加できるかにこだわり抜いて開発を進めてまいりました。
その結果として、『Lパチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ2』がスマスロ市場で一定の評価をいただき、機種別2位という結果につながったものと捉えております。
「エールプライス」と「エールプラン」の狙い
ビレッジ:年明けにパチンコ機の新価格方針「SANKYO YELL(エール)プライス」とKUGITAMA低価格レンタルプラン「KUGITAMA YELL(エール)プラン」を発表されました。
パチンコ人気に陰りが見えている状況でかなりインパクトのある発表だったと思います。
施策に対する思いや、今後の展望などお聞かせください。
小倉様:今回の発表に大きな反響をいただいたことは、率直にありがたく受け止めています。それだけホール様もファンの皆様も、「いまのパチンコをどう立て直していくか」という点に強い問題意識をお持ちだということだと思います。
狙いはシンプルで、ホール様の導入負担を下げて、ファンの皆様がもう一度「パチンコを選べる環境」を増やすことです。
「SANKYO YELL(エール)プライス」は主力機をできる限り導入しやすい価格にする取り組みで、ホール様の投資を少しでも軽くしたいという意思表示です。
「KUGITAMA YELL(エール)プラン」は、KUGITAMAの羽根モノ新機種を“レンタル”という形で提供する販売方法で、月額2万円(税抜/予定)により、まず置いて試していただける入口を増やしたいと考えています。高射幸一辺倒ではなく、釘と玉の面白さを体験できる選択肢もきちんと用意する。そのための一手です。
この2つを並行して進めながら、遊技の入口を増やし、業界全体の裾野を広げていきます。
業界関係者・ファンの皆様へのメッセージ
ビレッジ:最後に今年の意気込み、業界関係者・ファンの皆様にメッセージをお願いします。
小倉様:業界にとって「高過ぎる射幸性・高過ぎる機械代」が大きな課題になっていると考えています。
2026年、弊社としてはこの2点について重点的に問題提起し、業界に提言していく方針です。メーカーとして、まずは機械代の負担軽減に向けて手を付けました。加えて現在、組合活動の場でも射幸性のあり方について議論を進めている最中です。
そのうえで今年は、「タイトル・スペック・価格」の三つを軸に、あらゆるニーズに応えるオールレンジで展開していきます。ファンの皆様にとって選べるラインアップを揃えると同時に、ホール様にとって導入しやすい提案に加え、導入後の稼働支援やプロモーションまで含めて継続的に取り組んでまいります。すべてはパチンコの未来のために。

(右)株式会社SANKYO 代表取締役社長 CEO兼COO 小倉敏男様
(左)株式会社SANKYO 専務執行役員 営業本部長 兼 株式会社ビスティ 代表取締役社長 東郷裕二様
ありがとうございました!
今年は完全制覇(四冠)にも期待しています。
そして、様々なタイプの遊技機が登場することを楽しみにしております。





















