この機種を見て、すぐに一発台とわかる人はいないのではないか。それくらい、機種名のフレンドリーさといい見た目といい、まさに仮面をかぶった一発台といえよう。

天横から玉が入ると、その下にある役物への入賞を邪魔していたケースが引っ込む。これにより役物内に玉が入るようになる。役物内にはクルーンがあり、外周部分にある穴に入れば下部のチューリップに連動し、中央穴に入るとケースが元に戻ってパンクとなる。これだけである。

ん？　なぜに一発台？　そうなのである。まだわからなくて当たり前である。実はこのクルーン、外周部分にある穴にしか入らないのである。玉がぶつかり合って中央穴に入ることもありそうだが、それはレアケース。また、大当たりしたらすぐに店員に呼んで「大当たり札」を付けてもらうことや、パンク補償の店で打つことも大切だった。

ちなみに、この『フレンド』は4年ほど前に平和から発表された普通機『フレンド』と同じ役物を使っている（というか、この役物をフレンドという）。当時はこのようなケースが少なくなかった。