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ビッグベンハーパート2

マルホン工業

発表時期
1988年
種別 2種
玉貸機
現金機
羽根開閉回数(落とし、センター)1回、2回
カウント&最大継続回数10個&8回
賞球数10&13

スライドタイプの羽根を採用した羽根モノ。大当たりになると役物内に最高8個まで玉を停留でき、10カウントか羽根開閉18回後に解除される。

ビッグベンのハーパートって何?

 

それは1989年6月のこと。場所は沖縄県の国際通り。何軒ものパチンコ店があり、『スーパーコンビ』に『ニュービッグセブンPart.4』に『交通安全』に『ブラボー10』が現役でバリバリ活躍しているという目眩がしそうな状況の中、松下というホールに入ると違和感を感じる光景が目に飛び込んできた。シマの端っこになぜか1台だけとある羽根モノが設置されていたのである。令和の今でこそ異なる機種が1台ずつ並んでいる光景は珍しくも何ともないけれど、当時はかなり違和感があった。

機種名は『ビッグベンハーパート2』。初めて見る機種である。なぜ1台だけ設置されているのか。

 

好奇心の塊の私としては聞かずにはいられない。通りがかった店員に尋ねると「(メーカーが)試験的に1台だけ置いていった」といった趣旨の答が得られた。そんなこともあるのか。一つの知識として頭の片隅にしまっておくことにしたが、今回の本題はそこにはない。本題は機種名にある。

 

『ビッグベン ハーパート2』。ビッグベンはわかるとして、ハーパートって何だろう。変な機種名。そう思った。

 

結論から言ってしまうと、機種名は『ビッグベンハー Part.2』だったわけ。ただ、パチンコ台の右下を見ると『ビッグベンハーパート2』と書いてあるだけだから『ビッグベン ハーパート2』とも読めるわけだ。

これがSANKYOの機種だったら『ビッグベンハーⅡ』だろうし、豊丸産業なら『ビッグベンハーP2』だし、大一商会では『ビッグベンハーPart.2』と名乗るだろう。

 

まあ唯一の利点は、紙に原稿として書いた際は間違いが間違いとして認識されないことだろう。

ちなみに、『ビッグベン ハーパート2』ではなく『ビッグベンハー パート2』とちゃんと理解したのはこの取材を終えて原稿を書き実際に雑誌が販売された後のことである…。

ビッグベンハー
羽根開閉回数(落とし、センター)1回、2回
カウント&最大継続回数10個&8回
賞球数オール13

賞球数がオール13のタイプもある。

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