過去機種

更新情報
ドンスペシャルB
  • 豊丸産業
発表時期
1988年
種別 1種
玉貸機
現金機
  • スペック
    大当たり確率1/324
    カウント&ラウンド10個&最大10回
    賞球数7&13

    カタログのキャッチコピー「いったんかかればどんどんかかる!」が示唆するように、朝一(電源投入後)単発などの打ち方や4個回し(保留を4個点灯させた後に消化待ちし、最後の保留での大当たりを目指す)によって大連チャンも可能な保留玉連チャン機。天下からヘソに直接ワープする入賞パターンや、大当たり時の安っぽいファンファーレ(褒めてます!)もイカしている。

    盤面デザインが異なるバージョンも出ている。

  • ゲーム概要

    大当たり図柄は0~9の10通り(中と右にはアルファベットのU、F、L、HとU、F、L、Hの右下ドット付きがある)で、いずれかの数字が3つ揃いになればアタッカーが20秒(10カウント)×最大10回開放する。大当たりになると開放したアタッカーに当たった玉がプラスα入賞口(始動チャッカーでもある)に流れやすくなるため、出玉は1300個を超える。ヘソのみ7個賞球だ。

    デジタルの停止順は左→中→右。左と中が0~9のいずれかのゾロ目になると右デジタルが淡々と変動し、ピタッと止まる。これといったSP的な演出はないが、当時はこれで十分に楽しめた。連チャンもあったし。

  • 攻略系

    4個回しで大連チャン!

     

    朝の開店時にホールがパチンコ台の電源を入れると表示される出目を朝一出目というが、それが表示されている台で単発回しという打ち方で保留玉連チャンを狙うのがいわゆる朝一単発による攻略法である。大当たりになってもアタッカーが開放するまでは玉を打ち出さない、保留消化時も玉を打たないなどの条件もある。

    また、朝一状態ではなくとも、大連チャンの可能性はある。保留玉を4個全て点灯させ、その消化を待つ。そして最後の保留消化で大当たりになれば連チャンするというものだ。ただ、最大のネックは1/324という低い大当たり確率。それを知っただけで4個回しを回避する人が多いことだろう。そして保留を4個点灯させるという面倒臭さ。4個目入賞とともに打ち出しを止めてもオーバー入賞することがあり、そのあたりの無駄が生じるのは嫌なものだ。ラストの高い壁は、保留4個点灯後のラストの消化で大当たりさせなければならないということ。保留全点灯を狙って打っている際に大当たりになることもあるし、保留を1つ残して大当たりになることもある。立派な攻略法ではあるが、実際にそれを実現するには高すぎるハードルがあるのである。

  • パチンコ雑誌元編集デスク・平成二郎のつぶやき(その1)

    連チャン打法をいち早く試し、儲ける方法

     

    連チャン機全盛時代にどんどん当たる『ドンスペシャルB』が登場した。天からヘソに一直線に落下して入賞するサマや大当たり時のファンファーレ、そして大連チャン…。話題には事欠かなかったし、連チャン促進打法などを見つけようと力を注いだ…けれど、当時の連チャン機は『ドンスペシャルB』だけではない。キラ星の如く連チャン機は存在したので、はっきり言ってこの機種だけに時間を費やすわけにはいかない。

    そこで重要になってくるのがブレーンである。打つ時間が限られたパチンコ雑誌の編集者に代わって打ってくれるパチンコに詳しい奴が必要になるのである。

    攻略法、もしくはそれに近いものが見つかる、もしくは編み出される。その方法を実際にホールで確認するため打ちに行く。必須である。実際に使えるかどうかはパチンコ雑誌に掲載する前に必ず確かめなければならない。

     

    個人的には2人ほど、ブレーンを抱えていた。パチンコ歴が長くてヒラで打っても勝っている男たちである。

    『ドンスペシャルB』においては4個回しで大連チャンが起こることを確認してもらうため、彼らに情報を提供し、簡単なデータも採取するよう依頼した。報酬はなし。いち早く、パチンコ雑誌に掲載される前の情報を与えることがすでに報酬なのである。

     

    ブレーンの1人は当時九州にいた。『ドンスペシャルB』がホールに入っていた頃から打っていたようで、好きな機種を攻略法を用いて打てるのだから恐らく嬉々として打ったことだろう。大当たり確率を考えると4個回しで大連チャンを狙う作業は途方もないことのように感じて、個人的にはあまりやりたくない。

    しかし彼はやり切った。すでに当時の記録は散逸してしまったけれど、4個回し成功回数は13回以上! 何度も5連チャン以上を味わって「本当に楽しかった」という言葉をもらった。これは恐らく日本でも10本の指に入るような快挙だと思われる。

    パチンコ雑誌編集者としても4個回しの正しさを実戦データからも証明できたので、お互いがwinwin。まさにめでたしめでたしの結果となった。

  • パチンコ雑誌元編集デスク・平成二郎のつぶやき(その2)

    嗚呼…ドンスペの想い出

     

    徒然なるままに…。

     

    『ドンスペシャルB』が発表された頃、つまり1990年以前は大当たり確率を(特にパチンコ雑誌に対して)発表しない機種があった。それでも、実際の大当たり確率は表面上確率の10%以内というのがあったから、デジタルを見ればおよその推測はできる。この機種でいうなら、左は0~9の数字がある。つまり10個だ。中と右はそれにプラスしてU、F、L、Hと、右下にドットが付いたU、F、L、Hがあるからそれぞれ18個になる。10×18×18で3240通りの出目が表示され、大当たりは0~9のいずれかの3つ揃いだから10×18×18÷10=324。つまり表面上の大当たり確率は1/324ということになる。

     

    『ドンスペシャルB』のホール取材を西日本のあるホールで行ったことがある。ホールで客が打っている風景というのはパチンコ雑誌に飾りやイメージとして使えるから、ホール取材時は店内で撮影させてもらうことが多かった。30分ほど様子を見ていると『ドンスペシャルB』のある台が大当たりになった。ごく普通のおばさんが打っている。連チャンなどしないだろうと思って油断しながら見ていたら、これが5連チャンをかました。ドル箱が積み重なっていく絵も面白いから、大当たりになるたびにシャッターを切る。いい写真が撮れた。もちろん、次号の『ドンスペシャルB』紹介号でその写真を掲載した。後ろ姿ということもあり、おばさんに掲載許可は取らなかった。

    後日、そのホールから連絡があり、そのおばさんはもうホールに来なくなったという。

     

    『ドンスペシャルB』はその連チャン性から大いに話題を呼んだ機種だが、そこまで多くのホールに入ったわけではない。当時働いていたパチンコ雑誌編集部の近くでいうと、上野のSというホールに1シマ入っていた。朝から盛況で、一発台コーナーほどではないものの客層は…(苦笑)。チンピラみたいな奴に囲まれながら一人『ドンスペシャルB』と対峙したものである。

     

    『ドンスペシャルB』、略称はドンスペだ。兄弟機には『ドンスペシャル』、『ドンスペシャルA』、『ドンスペシャルE』、『ドンスペシャルP9』があり、それ以外にも各都道府県の認可を受けている『ドンスペシャルP4』などがある。ただ、『ドンスペシャルB』以外の兄弟機には遭遇したことがない。だからこそ『ドンスペシャルB』の略称はドンスペBではなく、ドンスペなのである、と思う。ということにしておこう。

  • 兄弟機
    ドンスペシャル
    大当たり確率1/225
    カウント&ラウンド10個&最大10回
    賞球数7&13

    大当たりは全15通りでアタッカー開放秒数は1Rあたり15秒だ。

    ドンスペシャルA
    大当たり確率1/240
    カウント&ラウンド10個&最大10回
    賞球数7&13

    大当たりは全10通りでアタッカー開放秒数は1Rあたり20秒。

    ドンスペシャルE
    大当たり確率1/225
    カウント&ラウンド10個&最大10回
    賞球数7&13

    シリーズ機の中で最もアタッカー開放秒数が長い(1Rあたり28秒)ので、大量出玉が望める。

    ドンスペシャルP9
    大当たり確率不明
    カウント&ラウンド10個&最大10回
    賞球数7&13

    「7-7」と表示されると大当たり。

     

    ドンスペシャルP2、ドンスペシャルP4、ドンスペシャルP7、ドンスペシャルP8、ドンスペシャルP10も各都道府県の認可を受けているが詳細不明。

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