パチンコ・パチスロアワード

パチンコビレッジが、この1年で最も印象に残ったパチンコ・パチスロを独自の基準で選出する企画。
今年、MIP(Most Impressive Pachinko,Pachislot)として1年を代表するに相応しい機種はこれだ!

『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』パチスロAWARD 2014 MIP受賞記念インタビュー

パチスロMIP
SLOT魔法少女まどか☆マギカ

SLOT魔法少女まどか☆マギカ

[ メーシー ]

今回、パチンコビレッジがパチスロMIPとして選んだ機種は、ユニバーサルエンターテインメントの『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』です。

筐体やゲーム性など、ファンに支持されたポイントについて、マーケット戦略室 メディア・販売促進課 課長 山本学様にお答えいただきました。

インタビューを受けていただいた山本様、ありがとうございます!


■パチンコビレッジ:
MIPを受賞された感想をお聞かせください。


▼マーケット戦略室 メディア・販売促進課 課長 山本学様(以下、山本様):
開開発コンセプトが「原作ファン、パチスロファン双方に喜んでいただける機械作り」でしたので、そのコンセプトがユーザーの皆様に受け入れていただけたと実感できて、非常に嬉しく思います。


■パチンコビレッジ:
高純増AT機が市場の大半を占めている中、ART機で出すことに抵抗はありませんでしたか?また、ART機で出した狙いなどあればお聞かせください。


▼山本様:
開発コンセプトが前述した通り、原作ファン、パチスロファン双方に喜んでいただくことでしたので、原作ファンの方にも遊びやすく、それでいて一般パチスロユーザーも満足できる出玉バランスというのを考えた時に、高純増ATよりART機の方がより世界観を堪能でき、遊びやすいと判断しました。

■パチンコビレッジ:
ありがとうございます。本機は遊びやすいだけではなく、ART中に変則押しで楽しむことができたりと、コアユーザーも納得のリール制御になっていますよね!


▼山本様:
はい。AT機は出目がどうしても単調になってしまうので、出目にもこだわりたいという気持ちからも、ART機にすることに全く迷いはありませんでした。
■パチンコビレッジ:
本機の筐体は、原作に関する様々な役物が搭載されていると思いますが、筐体、役物についてこだわった点があれば教えてください。


▼山本様:
筐体全体のイメージはアルティメットまどかのイメージで、白地にピンクのカラーに、リールの下の部分は翼を、リール上部は弓をモチーフにデザインしています。
役物については、やはり原作での重要アイテムであるソウルジェムは欲しいよねということで、穢れシステムと併せて搭載を決定しました。

ソウルジェムが穢れるという仕様を表現するために、本来は明るく表現するランプを、明るく光らせつつも黒い表現も行なうという矛盾を解決するところでかなり苦労しました。
ほむらの盾については、まどかと並ぶもう一人の主人公であるほむらに関するアイテムも欲しいなと思い、ハード担当の方からの提案をいただき搭載しました。

まどかのソウルジェムと、ほむらの盾があるという、本来で考えればちょっとした矛盾が生じているところも、違和感なく作ることができたと思っています。

■パチンコビレッジ:
ありがとうございます。キュゥべえランプの目がART中に光った瞬間上乗せが確定する演出が私は好きですね。スイカで目が光った時は大量上乗せに期待できるので、ドキドキしてしまいます。


▼山本様:
実はキュゥべえランプは最初隠し飾り的なものだったのですが、ノリで目を光らせたら結構面白かったのでそのまま搭載してみました。


■パチンコビレッジ:
「穢れシステム」によって、原作の世界観がゲーム性にも反映されていると思います。このシステムが考案されるまでのエピソード等があればお聞かせください。


▼山本様:
魔法少女まどか☆マギカの世界観をパチスロに落とし込むアイデアを企画チーム内でずっと考え続けていたのですが、なかなかいいアイデアが浮かばず悩んでいたところで、気分転換で打ったパチスロで酷い目にあったときにふと、このつらい気持ちが報われればいいのにと思ったのがきっかけです。

■パチンコビレッジ:
なかなかARTに入らなかったり、穢れ蓄積演出が頻発すると、穢れが放出されるまで粘りたくなってしまいますよね。どの程度穢れが溜まっているかわからないので、打ち手としてはやきもきしてしまいます(笑)。


▼山本様:
その点については、穢れがどれだけ溜まっているかというところが完全に見えてしまうとただのハイエナ台になってしまうので、打ち手に想像させることで楽しんでいただくような作りを意識しました。
■パチンコビレッジ:
『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』に限らず、御社の各機種は連続演出の期待度にメリハリがあり、バランスが取れていると感じます。演出を制作する際に、気を付けている点等あればお聞かせください。


▼山本様:
アツいものはちゃんとアツくというのは常に心がけています。アツそうに見えて期待させた挙句ハズレっていうのは不快感しか残りませんから…。 また、アツい演出があるということは逆にサムい展開も必ず出てくるのですが、そういう場合にも最後まで当たる可能性をちゃんと残しておくというのも気を付けているところです。

■パチンコビレッジ:
なるほど。期待度の低い連続演出に発展しても、カットインやチャンスアップ次第で当たってしまうので、常にドキドキしながら打つことができるというわけですね。

■パチンコビレッジ:
制作するうえでボツになった演出やシステムなどで、もし公開可能なものがあれば教えていただけませんか?


▼山本様:
ボツになった演出としては、プチボーナス中に3Dディフォルメキャラがダンスをするというもので、ほぼ完成していたのですが、ディレクターの一存で現在のものにしました。 プロジェクト内外からもかなり反対意見もあったので悩みましたが、ゲーム性等を総合的に判断して、現在の形になりました

■パチンコビレッジ:
キャラクターの登場する順番によって設定判別要素が含まれていたり、楽しめるボーナスになっていると思います。私、3Dディフォルメキャラがダンスをするところが見たいのですが、なんとかして見ることはできないのでしょうか…。


▼山本様:
はい。ダンスについてはユニメモアプリを使えば見ることが可能なので、興味があるかたは是非ご覧いただければと思います。



■魔法少女まどか☆マギカ-ユニメモカスタムコレクション
【App Store】https://itunes.apple.com/jp/app/id730277166
【Google Play】https://play.google.com/store/apps/details?id=com.universal777.arz211unim
■パチンコビレッジ:
本機ではユニメモを活用し、好きなメインキャラクターを選んで遊技できることに加え、キャラクターの衣装や遊技ボイスをカスタマイズできることもポイントの一つだったと思います。 カスタマイズ機能は御社初の試みだったと思いますが、制作するうえで苦労したことや、こだわった点があればお聞かせください。


▼山本様:
魔法少女まどか☆マギカという作品を扱う上で、キャラ愛というものは絶対にはずせない要素と考えていますので、カスタム要素については開発の初期段階から搭載決定していました。
そのためにタッチ液晶も搭載し、パスワード入力が簡単にできるようにしました。
当初はキュゥべえカスタムもできるようにしたかったのですが、よく考えるとあまりいじりようがないなと思い、泣く泣くボイスカスタムだけになりました。

■パチンコビレッジ:
最後に、ファンに一言をお願いいたします。


▼山本様:
魔法少女まどか☆マギカという作品に対して、開発メンバー全員が持てる限りの愛情を注ぎこんだ台が、ファンの方々に受け入れていただけるかどうか非常に心配でしたが、今回このような賞をいただけたことで報われた気持ちです。 本当にありがとうございます。
今後もファンの皆様に満足していただけるような機械作りを心がけていきますので、ご期待いただければと思います。

■パチンコビレッジ:
質問は以上となります。今後も御社の新台に注目していきたいと思います。インタビューにお答えいただきありがとうございました。

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