パチンコ・パチスロアワード

パチンコビレッジが、この1年で最も印象に残ったパチンコ・パチスロを独自の基準で選出する企画。
今年、MIP(Most Impressive Pachinko,Pachislot)として1年を代表するに相応しい機種はこれだ!

選評コメント - パチンコ・パチスロAWARD2015

パチンコMIP
CR真・花の慶次N2-K

CR真・花の慶次

[ ニューギン ]

【選評】
今回MIP機種として選定した『CR真・花の慶次』は、「花の慶次シリーズ」の7作品目となります。
これまでに、ループタイプの確変機、ミドルタイプのST機と様々なスペックタイプで登場してきた「花の慶次シリーズ」ですが、本機は“シリーズ最強スペック”と謳われ登場しました。
ST継続率は、数あるMAXタイプの中でも郡を抜いた高継続率約84.5%。さらに右打ち中は16R比率70%。また、初回ST非突入時も100回の時短付き。
高継続率・出玉バランス・時短の安心感はまさに“シリーズ最強”の名にふさわしいスペックであり、本機の魅力となったのではないでしょうか。

また演出面では、「花の慶次シリーズ」の代名詞ともいえる“キセル予告”などのお馴染み演出はもちろん、ST中は打ち手が演出の異なるモードが選択を出来るなど、長年のファンも納得・打ち込める仕様となっています。

販売台数は約9万台。近年急増したV確変機の中でも、群を抜いた花の慶次らしい“傾き者”スペックと、多彩な演出がユーザーに好評を博し、約9万台という販売台数に対しても高稼動に繋がったのではないかと思います。

来年以降は、大当たり確率下限値がヘソ賞球3個の場合は320分の1以上、また次回大当たりへの継続率は65%以内という取り組みに沿った機種が主流となるでしょう。
『花の慶次』しかり“現行のMAXスペック”メインで販売してきたシリーズ機が、ガラリと違った方向性で発売されるかもしれません。それぞれのシリーズ機の今後に期待しつつ、今までのMAXタイプを設置がなくなる最後の日まで楽しみたいですね。


【コメント】
今年の最終候補まで残った3機種は『ルパン』『牙狼』『仮面ライダー』。細かな違いはあるものの、今回は偶然にも(?)MAXタイプ・V確STというスペックが出揃いました。
MIP機種の『真・花の慶次』を含め、この4機種はどれも各メーカーの看板タイトル。シリーズを通してみると、ミドルタイプや確変ループタイプなど様々なスペックが登場したことがありますが、この4機種に対してファンが持つイメージは“MAXタイプ”といえるのではないでしょうか。

そんな中“シリーズ最後のMAXタイプ”という期待に応え、“シリーズ最強”のスペックバランスで登場した『CR真・花の慶次』を今回はMIPとして選定しました。

また、最終候補まで残った3機種は、それぞれ特徴的な“専用筐体”という共通した特徴がありますね。
『牙狼』では筐体上部から飛び出る「PERFECT FACE OF牙狼役物」と右側の「牙狼剣役物」、『ルパン三世』では筐体中央部の車ハンドル風の「LUPINステア&LUPINアタック」、『仮面ライダー』ではバイクハンドル風の「フルスロットル」を搭載しています。
来年以降も、このような見た目にも楽しい、一度は触ってみたくなるような、様々な工夫がされた筐体が登場するのでしょうか? 楽しみですね!
選考過程で話題にあがった機種
パチスロMIP
パチスロ北斗の拳 強敵

パチスロ北斗の拳 強敵

[ サミー ]

【選評】
王道、揺るがず!

累計60万台以上の販売台数を誇った4号機の初代『パチスロ北斗の拳』。 本機の演出法則やシステムは、後に発売されていった数々の「北斗シリーズ」に“伝統”として継承されてきました。
いわゆる新基準機として登場した『パチスロ北斗の拳 強敵』でも、その“伝統”は色濃く受け継がれています。

本機の販売台数は約8万台。
お母さんが作ってくれた手料理のような安心感のあるゲーム性に加え、継続バトルの展開によって次セットの期待感が変化するなど、枚数管理式のATにすることで、より一層奥深い楽しみ方ができるようになりました。
CZを搭載し『パチスロ北斗の拳 転生の章』の継続バトルシステム「神拳勝舞」の要素などを取り入れることで、弱小役や小役の連続性に期待感を持たせているのも好ポイント。

通常時は順押し、中押し、逆押しどこから押してもOK。
順押し北斗狙いでは「北斗・スイカ・赤7」が止まった時や、ズルスベリしてきて中段チェリーが止まった際の気持ちよさ。王道の中押しは伝統の出目が色濃く受け継がれているなど、それぞれの押し方でアツい出目が異なるので、レア小役濃厚演出ではどこから押そうか迷ってしまいます。

今までの「北斗シリーズ」で受け継がれてきた演出法則も基本的には踏襲されているので、初めて本機を打つ人でも「感覚」で今何が起こっているか、どんな状態なのかわかる作りになっています。昨今は小冊子を見ても理解しづらいゲーム性の機種もある中、わかりやすく親しみやすいという要素はとても重要だと感じます。

数々の裏ボタンやマイスロを利用したやりこみポイントなど、打ち込めば打ち込むほど面白くなっていく要素も満載です。1日中打ち倒しても、帰り道には明日もまた打ちたくなっている。そんな4号機時代の『北斗の拳』で感じていた「中毒性」が本機には備わっていると思います。

現行プレーヤーだけではなく、4号機世代のファンの呼び戻しにも期待ができ、ホール稼動にも多大に貢献しています。まさにMIPにふさわしいと思い選出しました。


【コメント】
2015年のMIPを選出する際、候補にあがったのは『ジャッカスチーム』『麻雀物語3 役満乱舞の究極大戦』『戦国コレクション2』の3機種。

『ジャッカスチーム』は、本物ボーナスと疑似ボーナスを融合させた新しいゲーム性が評価ポイント。疑似ボーナス中に本物ボーナスを引く「BB on BB」の気持ちよさは、一度体験したら病みつきになります。

『麻雀物語3 役満乱舞の究極大戦』は、いわゆる新基準スペックの先駆けとして、ファンやホールから高評価を得ました。オリンピア看板タイトルである「麻雀物語シリーズ」でこのスペックにチャレンジしたことも評価ポイントです。

『戦国コレクション2』は、通常時1Gを1コレと換算する「規定コレ数解除方式」、AT中は毎セット継続率が変化する「継続率テーブル管理システム」を採用し、人気を博しました。演出の法則性がわかればわかるほど、打ち手が現在の状態を予測していくことが可能で、打ち込み要素も満載でした。

そんな3機種がMIP候補として挙がりましたが、今回は討論の結果、新たな要素も盛り込みつつ、伝統のゲーム性を枚数管理ATで表現し、ホールでのメイン機種となるにふさわしい出来栄えだった『パチスロ北斗の拳 強敵』にはどれも一歩及ばずという結果に。 惜しくも受賞を逃した3機種ですが、市場を賑わしていたことは間違いありません。各メーカーさんには引き続きインパクトのあるゲーム性作りにチャレンジしてほしいと思います。

似たようなシステム、純増枚数の機種が多い中、今年は新たなゲーム性にチャレンジしたり、既存のゲーム性を融合させたシステムが人気を集めていたと思います。まさにAT、ART機の集大成とも言える機種がたくさん登場したのではないでしょうか。
来年のMIP候補には、今年とは違う新たなゲーム性の機種が出てくることを期待します。
選考過程で話題にあがった機種

過去のMIP受賞機種もチェックだ!

2012年 2013年 2014年 2015年
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