触らずの14枚

 

麻雀はワンズ、ピンズ、ソウズという数字の牌が各々1から9まであって、3×9で27枚。それに字牌が7種類あるので全部で34種類×4枚=136枚で遊ぶ遊技道具です。34種類のうち触らずの14枚と触る20枚とに分かれるってことをご存知でしょうか?

触る20枚

字牌の6種類と万子の9種類で15枚。それにピンズの6と7。ソウズの137の5種類を合わせた20枚は、上下にひっくり返したときに、形状が異なります。それが2枚、3枚と並んでいたときに上を向いてる奴と下を向いてる奴が並んでいたら、殆どの人間は全てを上向きに並び替えようとします。人間には元々整理するという遺伝子が組み込まれていて、順序正しく並んでいないものには「気持ち悪い」という心理が働くからです。

 

触らずの14枚

これに対して字牌の白、ピンズの1234589とソウズの245689は上下ひっくり返しても形は変わりません。3ピンは一瞬形が変化するように見えますが、実際に試してください。何回ひっくり返しても同じ形状です。麻雀を囲んだとき、ヒトは何故か右から左に向かって数字の順列を作る事はしません。123とか789という数字を並べるときは、必ず左から右に向かって数字が大きくなるような並べ方をします。これは日常我々が見ている数字の順列が左から右に向かって数字が大きくなるようになっているからです。


ピンズの1234589、ソウズの245689、白の事を触らずの14枚と言います。

 

この事実が麻雀の実践で生きてきます。対面が理牌をしているか、若しくは牌をいじってるとき注目。上下にひっくり返した牌の向かって左からリャンゾー(2ソウ)が出てきたとすると、いじった牌はイソコ(1ソウ)である可能性が高いですし、右からリャンゾーが出てきたとすると、いじった牌はサンゾウという可能性が高いです。そういう事から相手の手の内が見えることがあります。ピンズとソウズの山があることが分かっていて、そこで上下反転を行えば、そこには6ピンか7ピンがある。若しくは3ゾウか7ソウがあるといった利用法も考えられます。触らずの14枚と触る20枚を熟知していて、相手の手の動きを良く観察していれば、それは敵手看破になり得るということですね。リャンゾーの隣にイソコがあったということは、手の内は112か122か1223という形があって2が捨てられたということ。223、224、244という形から2が捨てられたのではないということが分かります。そうした推理から相手の牌姿を読んでいくわけですね。

 

パチンコにおける敵手看破はいうまでもなく、釘読みの技術ですが、最近では技術といえるほどの差はありません。自分が釘調整というものに真剣に向き合ったのは、大学を卒業してしばらく経ってから。大学時代は、通常時のベースが100を超える若しくは100に迫るデジパチがあって、その台を覚えているだけで勝てたのですが、そんな時代は一瞬で終わり釘調整を覚えないと根本的に無理だなと痛感するようになりました。そこで一念発起してデジパチを封印。ただひたすらハネモノを打つことで釘修行を始めようとトライしました。最初はどこを見たらいいのかさっぱり分からんかったのですが、打ち止めになった台とそうでない台をじっくり見比べていると、何か所か違うところが見つかるようになったんですね。ああっ、ここを左に向けたらマイナス調整なのか。ここを右に向けたらプラス調整なのか。出た台とそうでない台との間違い探しをすることで、釘師の狙いが段々と分かるようになってきたんですね。そこからですね。釘調整を見るのが面白くて仕方がないと思うようになったのは。ハネ物の場合は、釘を見るところが何か所もあってそれぞれが意図的にプラス調整とマイナス調整を組み合わせて来るものですから、足し算と引き算をして最終的な判断になるのですね。天、谷、寄り釘、ハカマへの誘導釘、ハカマの絞り。オトシの命釘。ヘソへの誘導釘と命釘とまあ見るべきとところが何カ所もあったので、勉強になりました。従って20代の半ばには、釘の見方はほぼ出来上がっていたように思います。今ではデジパチしかないのでそこまでの技術は必要ありません。単純明快。


麻雀でもパチンコでもギャンブルで勝つためには、敵手看破が重要だと思うからこういうことを書いているのですが、少なくともパチンコにおいては今後敵手看破は難しくなります。釘調整という大きな材料を失ってしまったので勝つための方法を全て見直さなければなりません。スタート勝ちから確率勝ちへの移行。遊技釘から遊技釘以外の物理的変化への移行。遊技者自身が変化していかなければ、この業界で生き残る事は難しい。

 

 

昨日の夜色々と考えていたけれど、ふとゾロ目のイベントが取れないかと考えていました。自分が住んでいるところからはかなり遠い。出勤の直前でこの台風では帰ってこれないかもしれないと思ったため急きょ予定変更です。昨日打とうかどうしようか迷った挙句に見送った台をという目論見。然し昨日でさえ微妙だと思っていた程度の奴なので手仕舞いするとしたら早そうです。台風が近づいているため結論は早い日曜日になるでしょう。打ち始め唖然とするくらい回らない。恐らくですけどこの台は回りのムラが相当に酷い???

 

打ち始めの僅か2回転目にウリンの疑似連が来たので早々に当たりかと思いきや、ここは泡しか出ずハズレ。然しその直後16回転目にまたしてもウリンの擬似連から魚群が出て1×2のクロスがタコで止まって2連チャン。当たったのは無論嬉しいですけど、今日も2回連続確変を引くということが至難の技。2回連続単発を引くってことはいとも簡単に実現するけど、2回連続16R確変を引くことは本当に難しい。今月は単発しか引かない月間なのだろうか。すぐに捕まって600回転を超えてからガオガオチャンス。ST4まで発展して魚群。目から炎までの付加価値がついたのでこれは当たり単発。こっからまた捕まり始めたので本日は負けを覚悟した。どうも駄目っすね。朝一は確変当たりから始まったのにそこから嵌り単+嵌り。ほとほと嫌になってきたころ400回転を過ぎたところで341がパタリと並んでしまった。結構嬉しい当たり方。然しながらここでもすぐに単発。その時短中75回転目でガオガオチャンスからST4まで発展してタコで魚群。確変絵柄のタテラインは魚群を伴っても外れることが多いのでここは多分ハズレだろうなと思ってたら、これがタコでバシンと止まる。この当たりはメチャクチャ嬉しかったですね。駄目だろうと思ってたことと、ここまでに単発しか引かない展開だったので、ここでの時短中の確変当たりは、勝利のプロローグとなる可能性があります。

 


ここでは2連チャンでしたが、その時短中またしてもガオガオチャンスから3×4の魚群がサメで止まったけど確変セグから3連チャン。その時短中ウリンの疑似連から花笠リーチが黄色オーラが出ての魚群がハリセンボンで止まって単発。9620個。この後211回転目に驚きマンボウが演出発展せず突確変。ここで単発を引くようなら今日も駄目かと思う展開なれど、ここではまさかの5連確。その時短中にももうひとつ単発が来て9760個。本日の勝ちが確定した。

 

ここからが大きく化けるかどうかの瀬戸際なのだが、2箱分の玉を使ったところでまたしても回りが落ちてきた。この台は1日中回る時期とそうでないのを繰り返しているが、結局は凄い回りムラが発生するということ。回ってる時とそうでない時を均してスタート率が決まるので、結局は釘が足りないということになるけれど、打ち始めのスタート5.0くらいか?と思しき展開からの6.4終わりは納得のいかないところ。ウリンチャージが当たりまくっているので実質はもっと低いけれど、このスタート率を勘案するのはかなり難しい。一度は打たねばならぬ台だったと心得るが、回りを信用していいのかどうかという疑問は最後まで解消されなかった。 

 

沖縄 
(1) 16回転、2連
(2) 612回転、単発
(3) 410回転、単発
(4) 75回転、2連
(5) 32回転、3連
(6) 15回転、単発
(7) 211回転、6連
(8) 79回転、単発
 426回転、当たらず
 8/1876、確変9、単発8

 貯玉使用2500
 売上3500
 貯玉14839
 30800円相当プラス
スタートは6.4


触らずの14枚についてはちっちゃな事ですよ。些細な事なので、それを知っていたからといって麻雀の実力に如何ほど影響するのか分かりませんし、そんなもんで差がつくのかというと疑問です。然しながら自分の引き出しの中身は多ければ多いほど有利。小さな積み重ねが最後には、大きな差となって結果に出るのだと思いたいです。パチンコでは釘調整を失ってしまったので、簡単に勝つ事はほぼ不可能な時代に突入します。然しながら釘調整以外の個体差の発見は、個人の創意と工夫によってもたらされるのです。パチンコでも小さな努力の積み重ねが、大きな実を結ぶことを願って止みません。 

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