5周年記念投稿(第一弾)

2013年の初回投稿から数えて丸々5年が経過いたしました。5年間も記事を掲載してきて一番強く思ったのは読み手と書き手の意識の乖離。当たり前のことですが内容を理解している人もおれば、全く理解できていない人もいる。私がここで書く内容は、一般受けする内容でもなければ、万人に当てはまるものでもない。ブログを掲載する趣旨を明確に打ち出しているつもりですが、趣旨に合わないロジックを展開する人もいるしそれを求める人もいる。その中でも、さすがだなあと思ったのは店長クラスの人間ですかね。複雑な論理構成にしているつもりですが、彼らが私の文章を読めば一発で何から何まで看破する。やっぱり読む人が読めば最終目的地まで届いてしまうのですね。長期間に渡って論理構成を重ねておりますので、テーマは毎回異なっても、途中経過は同じ場所を通らなければいけないことが出てきました。内容の重複という奴です。老人ボケで何度も同じことを繰り返しているわけではありませんが、同じことを書かないと理解が困難になるというケースがいくつか出てきました。新鮮味に欠けるという事ですね。そういう意味では、いつまでやってるんだということにもなるんですが、今のところは流れに身を任せてやらせていただきたいと考えております。

 

100人が読んでそのうちの99人が大嫌いと思っても、残りのひとりの人間が気にいってくれたら私の気持ちは満足です。これからもそんな内容を目指していきます。

 

 

大崎一万発との大ゲンカから数十年。パチンコの媒体とは二度と付き合わねえぞと思っていたわたくしが、まさかパチンコに関係した情報発信媒体で5年も執筆活動をするとは思いませんでした。ここまで560投稿ということは年間112。割ることの365で打率.307ということですから10日に3回くらいのペースで情報発信してきたことになります。これくらいのペースが丁度良いかなと思っておりますが読み手の立場としてはどう感じたでしょうか。問題はその間に負けが込んで止めようかと思ったことが何度もあったということ。勝ち負けに対しては、嘘偽りのない内容にしなければ博打打ちの風上にもおけぬと思っていますので、このブログをはじめるようになってからは土日になると常に重圧との戦いですね。毎土日打てる台を探すのに一苦労で、こうしたブログで記事を掲載するということが私自身の行動を縛る足かせになっているのは間違いないでしょう。止めれば楽になるのですが、どの道いつかは止めるときが来るのですからその時までは何とかへばりついていきたいものです。でもこうしたブログを書いてるからこそ、勝ちに対する拘りが尋常ではなくなってるということも言えますね。私はこれからも博打打ちとしての信念を貫き通します。この5年間で勝ち負けの収支にウソがなかったということは誇りです。

 

記事掲載を始めるようになって2年目が一番止めたいと思った時期でしょうか。パチンコメーカーの直営店というものを営業活動の拠点にしてしまうと先行導入があったときに困ります。桜ライトが導入されたとき、沖縄3で遊技するのがしんどくなってきたのでそれよりも確率の高い桜ライトを打とうと思ったのですが、P-ワールドで検索すると日本全国に1店舗しか導入されていないんですね。当たり前の話ですが、読み手が私の記事を見れば一発で店舗名が判明してしまいます。こういうことが頻繁に発生するようになった折、私はこの手の媒体に記事を書くのは非常に難しいことなのだと痛感するようになりました。先行導入された遊技機での実践報告をすれば、ネグラにしているパチンコホールの店舗名が露見する。このことは非常に私の頭を悩ませました。


暴露か隠匿かの判断は非常にデリケートな問題です。


やれることはひとつ。大当たりの結果とか収支報告にウソは書けないけど、プロセスに関してはスペックが似た ような機械になぞらえて描写する。結果はおんなじだけどプロセスが違ってる。そんな記事の初っ端は2014 年の4月13日。遊技したのは桜ライトなれど記事のタイトルはコードギアス反逆のルルーシュ。コードギアスな んて一回も打ったことないけどこれしか手がなかった。 


桜ライト⇒コードギアス 
ギンパラMAX⇒金色になーれ 
ギンパラミドル⇒ハルヒの憂鬱 

 

ギアス、金色、ハルヒなど私が遊技するはずがないので、見る人が見ればそういう誤魔化し方をしてるのね的なものの見方もあったかと思いますけど、そうではない人もいる。そのことが私の頭を悩ませたし、プロセスが違 ってるのであれば私はやはりパチンコビレッジをやめるべきだということで揺れ動いた数ヶ月間。思い悩んだ末に自分が選んだのは「告白」という選択肢でした。パチンコ三洋はずっと37.5玉100円で営業。低換金率店に関しては絶対に店舗名を晒してはならんと思います。平和な店の秩序が乱れるから。ところが3.6円店の場合は、蜜月状態は長続きしないので秩序の乱れは一時的なもの。私個人の勝手な解釈ですが、3.6円で隠匿せねばならんような環境はそうそうないですね。この年の10月に3.6円店に営業方針を転換したため、これを絶好の機会と捉えて店舗名の公開に踏み切ったのであります。それ以降は記事の投稿がかなり楽になりました。あとは自分が勝ちさえすれば良いのですから簡単なことですよ。

 

5年間でこの世界は変わりましたね。パチンコビレッジの日記のコーナーを彩った文章や面々を見ても、色々と変化があったことに気付きます。なかなか同じペースで投稿を継続するのは難しいもの。人は誰でも夢中になってる機械があったり、勝ちまくってるときには意気込んで書くけれど、そうではなくなった時に困窮するようです。この話をもらった時は既にパチンコなんて勝てるんか?つうくらい酷い時期だったけど、5年経って更に酷くなりました。私個人の成績も全く振るわなくて、この5年間は殆ど勝てなかったですね。大体年平均100万くらいですけど、それ以前のタイホウ熱田店時代には、6年間で1000万ですから落ち込みは明らか。正式には、タイホウ熱田六番南店というのですが、この店1店舗だけで4ケタいったのは良かったです。昔は甘い店を次から次へと変更し、良いとこ取りしながら打ってたので1店舗で1000万ってのはないんですね。勝った金額は昔の方が大きかったけれど、1店舗で勝った金額となるとタイホウ熱田店が今までのナンバー1。良い時代でした。

 


その後2012年に、貯玉使用に関して手数料が禁止されたのは私にとっては最もきつかった出来事でした。私にとってというよりも、業界全体に及ぼした影響が大きかった。貯玉手数料取ったらアカンというよりも、貯玉再プレイそのものをなくすべきだったと思います。パチスロユーザーは殆んど関係なかったでしょうけど、パチンコはこれで終わりました。良心的な営業を続けようとしている店舗は全部だめになっていきました。私の近隣でも3円、3.3円店は3.6円に変更。これに伴い、タイホウ熱田店はいうに及ばず、マリオン十番町店、タイホウ中野橋、キャッスル尾頭橋が壊滅状態に陥り、中川区のパチンコ市況は様変わりすることになりました。行くところがなくなって、どうしようかと思案していた折、白羽の矢を立てたのがパチンコ三洋でしたね。ここは家から遠いけれども、遊技を続けるのであればここしかないなと!2002年くらいからネグラというかマイホールみたいなパチンコホール様ができたのでそれを書いてみます。

 

2002年 パーラーニューギン。換金率2.5円
2003年 プレイランドキャッスル天白店。換金率3円
2004年 プレイランドキャッスル熱田店。換金率3円⇒のち3.6円に変更
2005年~2010年 タイホウ熱田店。換金率3円、貯玉使用無制限
2011年~2012年 タイホウ中野橋東店。換金率3.3円。貯玉使用無制限
2013年~2014年 パチンコ三洋。換金率2.66円⇒のち3.6円に変更
2015年以降 マイホールを持たず転々


2002年から2014年まではマイホール制をとってましたけど、こうして振り返ると私は常に換金率が低めのパチンコホールを柱にしていましたね。パチンコで真剣に勝とうと思えば換金率は3円前後がベストではないでしょうか。3.6円店で長期的にお付き合いできる店はこの世に存在しないでしょうね。それくらい換金率が低いということは遊技者にとってメリットがあります。パチンコ三洋に行き始めたのは、おそまつ君をやりたかったからですが、37.5個100円という換金率に惹かれて、翌年の年頭からここをネグラにすると決めました。最初の頃は、サイトセブンが使えないということと、家から遠いということ。そして何よりも、当時この店の柱はデラックス海物語ということでなかなか思うように軌道に乗らず苦労してました。あまりにも苦しい時期だったので、しばらくパチンコとは疎遠になるかなと思ってた矢先。天の声でしたね。

 

もう一度真面目にやろうかな。


この頃私はかなり気分がやさぐれていて投げやり気味でした。麻雀格闘倶楽部をやり始めたのもこの頃で、パチンコがうまくいかなくなるともう駄目。すぐ近くにプレイランド大京があって、そこで麻雀格闘倶楽部に逃げ出してしまうという日々でした。ところがある日のこと記事募集に応募してたビレッジさんから、パチンコの実践記を書いてくれというメールが届きました。Publicな環境で自分の活動記録を掲載するのであれば、こんな中途半端なことをやってたらアカンわと思い一念発起。沖縄3が発売される時期を契機として麻雀格闘倶楽部を一切封印してパチンコに専念しようと思い直すのでありました。6月未明のこと。

 

7月からは真面目にやりました。7月はガツンと勝ったのですが、稼働が落ちた8月と9月に信じられないくらい嵌りました。確率負けという奴です。この店は情報の一般公開が全くないので、過去履歴はあんまり気にせずにスタートだけを追求してやってたのですが、そうすると当たらない当たらない。まあ良く回る台を打つってことは凄く良いことなんですけど、果たして自分がこの2か月間打ってきた台だけが良く回るのかというとそんなわけないやろ。もう一度打つべき台を検討せねばならんと思い直した時にハタと気が付きました。この店は3コースと4コースの2島が沖縄3で合計72台島。これじゃああまりにも庭が広すぎて的が絞れないなと思って、まずは4コースを捨てると36台に絞られます。更にその中から比較的回ってると感じた10台に絞り込もうと考えました。広い庭の大部分を捨てて狭い庭にしたのです。

 

この作戦は当たりました。

 

この店は水曜日が休みで、火曜日は変則営業が多かったので、私は月木金土日の5日間、上記10台の釘の変化と台の履歴を記録し続けました。何故火曜日を抜いたかというと、水曜日が定休日で入替えを行うときの火曜日は、突然営業時間を変更するから。あるとき火曜日にいつものように閉店前に訪ねると既に閉店していたという事があって唖然としました。それ以来火曜日は何時に閉店するのか分からないので対象外。片道15kmで往復30kmの道のりを、ただ釘調整を見るだけのために、ただ台の履歴を見るだけのために、年間365日のうち週に5回はこの店に来ておりました。データ公開が一切ないという環境でしたが、このようにして私は自分だけのオリジナルサイトセブンを作ったのであります。読み手がそこまでのことを推察して読んで下さっていたかどうかは分かりませんが、実際には想像を絶するほどの苦労がお金という対価に替わっていた。でもそれが苦労だとは思わなかったし、毎日履歴の変化と釘形の変化を見るのはとても楽しかったです。

 

この作戦は機能しましたね。2013年の8月、9月と10月の記事をよく読んでもらえれば分かると思いますが、10台に絞り込んだのは10月からです。その月は1ヶ月の客滞率が825%という空前の数字を記録。沖縄3を打って1ヵ月間で一度も買い足しががないという快挙で一気にV字回復を果たしました。2ヶ月間確率負けをしたのだから、10月はその反動がきたのだよというかもしれませんがそれは違います。やり方を変えなければ10月だって同じように苦しんだに違いない。あまりにも庭が広すぎて的が絞れなかったのが、的を絞ることで分かりやすくなった。統計分析が確率勝ちに何らかの影響をもたらしたのだと。10月14日に打ったのが108番台で、同月20日が115番台、同月25日が133番台でこの3台はいずれも8、9月には見向きもしなかった台。そこにたどり着くことができたのは、作戦変更によるものとしか言いようがありません。

 


自分だけのサイトセブンを作るときのコツをちょっと紹介しておきます。海系の台は上スタと横スタを明確に分けて理解してください。まず上スタについては、ネカセの影響で乗り上げ玉が極めて少ないという物理現象がよく見られます。この手の奴は台管理から除外しましょう。次に横スタについては、ジャンプ釘に当たったあとの動きがソフトタッチでヘソに絡んで入賞するのが良いのですが、玉の勢いが強すぎて飛び越えてばかりの台に遭遇することがあります。この手の台ははジャンプに当たった玉が真上に飛び上がってストンと落ちたり、一旦飛び越えて戻ってくる入賞パターンが多く見られますが、それよりももっと分かりやすいのは右側のポケットによく玉が入るのでそこを見ておけば判断できるでしょう。この手の奴も勿論除外です。スタートに関してはこの2つを外しておけば大丈夫ですね。次にTSについては、TSが甘いのを4台、平均的なのを3台、TSが辛いのを3台揃えて置けば宜しいでしょう。甘い、辛いだけに偏ってしまうと全体の縮図になりません。僅か10台でも72台の縮図になるような選び方をするのが賢明ですね。10台くらいがベストだと思います。多すぎると、台管理が困難になるし、少なすぎると丁度良いサンプルにはなりません。この10台が経営の柱となり貴方を支えてくれるでしょう。勿論実際に遊技するのは、この10台だけじゃなく他の台を打つこともあります。然しながら自分独自の島を持ってると、当たった台と嵌った台。上と下でどれほど確率のバラツキが生じてるかがよく分かるのでその島全体を理解することに一役買ってくれるでしょう。

 

 

確率のバラツキは理解できました。同様に釘調整も毎日チェックしておきます。当時のパチンコ三洋は、ほぼ毎日どっかこっか釘をいじってくれたのでなかなか面白かったですね。週に5日間はこういうルーティーン活動を続けていますと、段々と店主の考えが理解できるようになってきます。どこで開けるのかという予想については、この週のどこかとか来週のどこかみたいにアバウトになりますけど大凡の見当は付きました。客が負けすぎていると思ったらどっかで開きましたから。締めるタイミングと締め幅についてはかなりピンポイントで予想が当たりましたね。毎日釘の形を追ってるとそういうことまで分かるようになってくるので、金曜日の形を見れば、土曜日に戦えるのか否か。締めるのか締めないのか、それとも開けるのか。そういったことまで予知できるようになるので、遊技台の的は金曜日の夜に決まります。いつだったか回るんパチンコを打ってるとき、あまりにも釘が渋かったのでこのサイトで「もうちょっと開けなきゃどうにもならんと分かっちゃいるけど…」と愚痴をこぼしたことがありましたが、その翌週の土曜日に、スポコーンと釘が開いたんですよ。2015年2/8-2/14の出来事。こんときは嬉しかったなあ。もちろんこの店主が私のサイトを読んで釘を開けたとは思わないけれど、ドンピシャのタイミングで開けてくれたのでまさかと思った次第。


パチンコホールの営業は鬼じゃない。


皆様はそう思ってないかもしれませんが、パチンコホールの釘調整はこの一例のように「情」が入り込むことは結構あります。遊技機の当たり外れは単なる機械の抽選結果だからどないもならんのですけど、釘調整というのは人間の手で行っているので、さじ加減はあります。昔タイホウ熱田店時代に、1台おばちゃんという人がいたという話をしたことがあると思います。この人は中カドの1台しか打たずに、毎日のように負け続きだったのですが、あんまりにも負けが込んでくると店長に大文句。そうすると翌日はこの人の台だけが、パカーンと開いたのです。仕事帰りにこの店に行くと、あれまこの台だけアイてんのねという事が何回かありました。

 

常連さんに負け続けて欲しいと願ってる店主なんて一人もいませんよ。ほどほどには負けてもらいたいけど、負けてばっかりじゃ困るからほどほどには勝って欲しい。だからたまには釘も開けるし、場合によっては特定の人めがけてピンポイントで釘を開けることもある。店主の情を感じることは今まで何度もございます。勿論ボッタクリ店舗にはそういうの欠片もないですけど、優良店ならばそういうのあります。パチンコ営業ってのは、鬼でもなけりゃ悪魔でもない。人間がコントロールに携わっておりますので「ナサケ」は十分に在り得るのです。無論そうした情けがあったとしても、遊技者がそれに気づかないようでは味気ないですね。だから釘調整は分からないと駄目だというのです。一般的には勝ち負けのためだけに釘調整云々議論されることが多いのですが、それ以外でも役に立つことはあります。パチンコをするってことは、釘調整を見るってことなんだ。それが分かった方がパチンコの楽しみが増える。そう思って取り組んでみてください。必ずや今まで見ていた景色と違うものが見えるし、今まで気づかなかったことに気づくはず。こうなるとパチンコが楽しくて仕方ありませんね。

 

隠匿しまくった文章は面白くないです。


丸5年が経過してキリが良いのでこういうことを書いてみましたが、実際には今尚私がこういう活動を続けて良かったのか否か疑問に思うことがありますね。先行導入の一件は一例で、公にするということは常にサングラスの兄ちゃんとか西尾組みのお二人さんみたいな仕打ちに遭わないとも限りません。結局パチンコってのはお金が絡んでるのでそれで嫌な思いをすることは結構ありますし、ネットワークで簡単に情報が手に入る時代の怖さも感じます。だからといって全てを隠匿したらツマラナイですね。私は何度も自分の文章を読み直して推敲につぐ推敲を重ねてからこのサイトにUPしますが、私自身が自分の文章を読んで詰まらんと思ったら没にします。隠匿された文章は面白くないです。だから可能な限りは暴露でいきたいです。

 


実を言うと皆様もお気付きだと思いますが、パチンコって既に終わってるんですよね。


何を今更お前はこんなところで寝言を言ってるんやのご指摘はもっとも。パチスロならまだ可能性はありますがパチンコにはそんなもんありません。ここで5年もガタガタゆうて来ましたけど、一体いつまでこのブログを続ける気なのかと。さっさとハナハナにでも転身すりゃあ良かったんでしょうが、未だにそれすらもままならない状況で、パチスロをやるやると言い続けてはおりますが果たして本当にお前はやる気があんのかと。思ってません?


いつかはやり始めようと思ってますけどね。それがいつんなんのか私にも分かりゃしない。

ほんまにパチスロやらんうちにこの記事掲載を止めるんとちゃうんかい?って

それはないと思うけどな???

思うように体が動かん!

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