追憶~二度目の事故まで

冬のソナタという言葉の意味はよく分からないんです。多分日本人が付けたタイトルなのでしょうね。韓国ではこのドラマは冬恋歌というらしいです。ソナタは音楽では第一楽章に用いられるので、さしずめ冬のソナタは冬の始まり。ある恋の始まりといったところでしょうか。遊技機として最初に登場したのは2006年の春先だったと思います。韓国と日本は犬猿の仲みたいに思われていましたが、2002年を境にして両国の関係は大幅に改善されます。日韓共催ワールドカップが開催されました。この年の1月~3月にかけて全20話放映されたのが冬のソナタというドラマで、韓国内で大ヒットしたため日本でもテレビ放送が始まります。2004年の4月~8月にかけてNHKで放送されました。当時の私は韓流ドラマにはまるで興味がなかったので素通り。この年の4月~5月がパチンコ店に勤務してた時期なので、冬ソナに関わってるような心のゆとりはありませんでした。てっきりそう思ってたのですがよく考えるとその時期は2003年の4月~5月でした。激務に奔走してたから気付かなかったのだと完全に思い込んでましたね。ほんでもって2004年はどうだったかというと、名画と新海物語のことしか頭になかった。冬ソナという番組を放送してたという事は全く知らなかったですね。パチンコ台として流通しなければ多分このドラマのことは一切知らなかったと思います。韓国では週2本取りで2日連続で放送するから冬のソナタは文字通り、冬に始まって冬終わるというシナリオなんですね。今日は全20話の内、最も視聴率が高かった第13話と第14話を中心にして振り返ってみたいと思います。

 

冬ソナの放送時期

この機械はパチンコに親しみがない女性層を取り込もうとした京楽産業の心意気だったように思います。そのため、初代冬ソナはスペックもゲージも甘い作りこみになっていて、初めてパチンコを打つような人に対してとっつやすい機械仕様でした。そんなに甘いのならさぞかしこの台に夢中になったのだろうと思われるかもしれませんが、当時の私はこの機械に手を出すことは殆どありませんでした。やはり韓流?主婦専用台か?というような冷めた目があったのは事実。実際に遊技する機会があったときは周りには世のマダムたちの熱い視線。熟女御用達の台に何で俺が遊技せねばならんのやという気持ちがゼロではなかったですね。

 

とはいうものの勝ち易い機械であったのは間違いないので、手を出そうとしたことは何度かありました。2006年の4月1日と2日にこの機械での実践記録が残っております。然しながら、あまりにも甘い仕様であったため、私が通っていたお店では、冬ソナの左側を思いっきりマイナス調整にしちゃったのであります。肩を抜けた玉が悉く左に流れるような道筋を作ってしまいました。この釘調整を見て私は冬ソナの島から離脱。以降は専らルパン三世のタマダス島をメインにして営業活動を続けるのでありました。そんなわけで初代の冬ソナはめちゃくちゃ勝ち易い仕様だったにも拘わらず殆ど縁がありませんでした。この当時のタイホウ熱田店は基本、ヘソは小さめなのですが、寄りに関する釘や道釘は殆どいじらない店だったんですけどこの冬ソナだけは例外でしたね。兎角スペックが甘いとの評判だった初代ですが、実際にはゲージ構成も非常に甘かったので、寄りをかなりマイナスに振らないと利益が取れない。それが原因で私は遊技機会を奪われてしまったというのが当時の記憶として残っています。

 


全ての面で甘すぎると実用性がないということですね。


2代目の冬ソナは初代ほどの甘さはありませんでした。この機械では、初当たりに潜伏機能を盛り込んだために冬ソナファンから総スカンを食らって稼動はすぐにぶっ飛びます。初代の人気にあぐらをかいた物つくりになっていたのでしょうか。兎も角開発者の意図は、まるで世の中には理解されず不発に終わるのであります。2008年の4月に登場して、私はしばらくこの機械に付き合ってましたが、当時は必殺仕事人Ⅲの時代なので、冬ソナを打つくらいなら仕事人の方が割が良かったし、その後でルパン三世が登場すると、冬ソナそっちのけでルパンに興じるのでありました。どうしても私はソナの時代にはソナよりもルパンの方に魅力を感じていたようであります。


それでは冬ソナファンの皆様。第13話から14話までをおさらいしましょう。


第13話追憶

第13話

僕は誰

10年前事故で記憶をなくしたカン・ジュン・サンを不憫に思った母は、彼の脳にアメリカで生まれ育ったミニョンという新しい記憶を埋め込むことにしました。チュンさんは父親のいない不幸な人生だったので、それとは全然別の人生を歩んで欲しいという願いがあったのです。然しながら、湖畔で物思いにふけっているとき昔自分を助けてくれた釣り人に遭遇。彼の話を聞いて自分の過去に疑いを持ったミニョンは、高校を訪ねてカン・ジュン・サンの住所を聞き出し彼の生家を訪問します。この時偶然母と遭遇し自分がカン・ジュン・サンと同一人物であることに気付くのです。事実を知ったミニョンは同級生の集まりに参加し、その帰り道でユジンに遭遇。そこで真実を告白するのだがユジンには信じてもらえなかった。そして、サンヒョクがあとから追って来て邪魔をするのだった。


「何であなたがチュンさんなんですか?ユジンの好きな相手がカン・ジュン・サンだって今頃気付いたんですか?それでそんなことを。ユジンを取り戻したいからって自分がカン・ジュン・サンだなんてことを言うんですか?どうかしてるよ」。(サンヒョク)


チュンさんとミニョンが同一人物であると知ってたサンヒョクはとっさに嘘をついて二人を引き離そうとする。これに激怒したミニョンはサンヒョクを殴ってしまうのだった。後日もう一度会って欲しいとユジンに電話をするが、その時にチュンさんとミニョンは全く別の人間であると指摘されてしまう。


「これからミニョンさんはチュンさんとどこが違うのか。どうして貴方があの人になれないのかを話します。チュンさんはユジンさんなんて呼ぶことはありませんでした。貴方みたいに感情を押し付けることもありませんでした。チュンさんは、とても不器用な性格で人付き合いも下手だったけど、人の心の傷ををえぐるような真似はしませんでした。好きだって、私に言えない人だったんです。違いはほかにもまだあります。ミニョンさんにはゆとりがある。でもチュンさんはいつでも必死。ミニョンさんは堂々としてる。でもチュンさんはどこか危なげで不安そうでした。ミニョンさんは良く笑うけど、チュンさんは声を上げて笑うことはなかった。まだ聞きたい?もっと言いましょうか?」。(ユジン)

 

昔の記憶がないのなら、チュンさんであってチュンさんじゃない。色々あったけどミニョンはチュンさんになることを諦めてアメリカに渡る決心をするのであった。

実家

ユジン 遅くなったけどプレゼント メリークリスマス
ユジン この初めてって曲 好きだったろ?
あー駄目だやり直そう
ユジン クリスマスのとき トッポッキーを
ユジン この初めてって曲 きみ好きだったろ?だから弾いてみた
ユジン 遅くなったけどプレゼント メリークリスマス
ユジン あーえーと あの時 なんか駄目だな
ユジン 遅くなったけどプレゼント メリークリスマス
ユジン この初めてって曲 きみ好きだったろ?遅くなったけどプレゼント メリークリスマス
ユジン えーと この初めてって曲きみ好きだったろ メリークリスマス

 

第14話二度目の事故

ホテル

プレゼント


「兎に角会えて良かった。ほらこれ宅配で送ろうか迷ってたから」。(チョンア)

「これは」。(ユジン)

「理事があなたに渡してくれって置いてったのよ」。(チョンア)

「何かしら」。(ユジン)

「さあ、多分お別れのプレゼントよ」。(チョンア)

「お別れ?」(ユジン)

「聞いてないの。理事今日アメリカに帰るの。12時の便って言ってたかな。行けば、今出れば間に合う。

ユジン、行きたいなら行きなさい。もう会えないかもしれないし」。(チョンア)

「行かないわよ、何で私が行くの」。(ユジン)

手紙

私は今飛行機の中です。このプレゼントはユジンさんの重荷になるかもしれませんが、渡さずに発つことはできませんでした。チュンさんみたいにテープに録音してあげることはできなかったけど、それでもプレゼントしたかったんです。どうかお幸せに。

 

話してないの

私話したことない。話してないの。チュンさんがテープをくれたこと。誰にも話してないのよ。
 

<最初から今まで>

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チュンさんしか知らないことを知ってたという事に気付いたユジンは大急ぎで空港に向かうのであった。これが歴代の冬ソナムービーリーチの一環として用いられている空港リーチですね。個人的にはこの場面は、冬のソナタ最大の見せ場。初雪リーチよりもこっちの方が信頼度を高くして欲しかったです。    


ネゲ オル ス オッスル コラゴ    (僕のところに来ることはできないだろと)
イジェン クロル ス オッタゴ    (今はそうできないと)
チェバル クマナラゴ ナルル タルレジ    (どうかもう終わりにしろと僕を慰める)
チョンマル イジョボリゴ シッボ    (本当に忘れたい)
タシン ボル ス オッタミョン    (二度と会えないなら)
ナルル チャッコ インヌン ノエ モドゥン ゴル    (僕を束縛している 思い出のすべてを)
ネガ ウッコ シップル テマダ    (僕が笑いたいと思うたびに)
ノン ナルル ウロボリゲ マンドゥニカ    (君が僕を泣かせるから)
オヌゴ ハナド ナエ トゥッテロ    (何一つ 僕の思うようには)
ノン ハル ス オッケ マンドゥヌン ゴル    (君はさせてくれないんだ)
ニガ ボゴ シップル テマダ    (君が会いたいと思うたびに)
ノン イロッケ ムノジョ ボリゴ マニカ    (君がこんな風に泣き崩れてしまうから)
アムリ イジュリョゴ エルル ソド    (いくら忘れようと思っても)
イジュル ス オッケ ハニカ    (忘れられなくしてしまうから)


自分には内緒でアメリカに飛び立とうとしていたミニョンに会いたいと思い空港に駆けつけたユジン。空港内を走り回ってようやく彼の姿を見つけ、旅立ち寸前のところで感動的な再会を果たすのです。このときのユジンが発した言葉はなかなか良かったですね。    

空港A

空港B

チュンさんなのね。あなたなんでしょう。

空港C

空港D

チュンさん。ごめんね。気付かなくてほんとにごめんね。

 

 

10年ぶりにチュンさんとの再会を果たしたユジンはホテルに立ち寄り、そこで夢見心地のひと時を過ごすのであった。

夢心地

<白い恋人たち>

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「こうやって遭うことができるなんて まだ信じられない」。(ユジン)

「ユジンさん 何でも話してください。僕に記憶がなくても全部聞きますから」。(カン・ジュン・サン)

 

「こんな風に声に出して呼ぶことが夢だったんです。遭いたくなるたびに声に出して呼びたかったけど、呼んでも返事がなかったらほんとに死んでしまったみたいで ほんとに消えてしまったようで呼べなかったんです。ほんとに死んだなんて信じたくなかった。そんなはずないから。私と遭う約束をしたのに、ちゃんと約束をしたのに守らないはずないもの」。(ユジン)


「僕が約束した?」(カン・ジュン・サン)


「記憶がないですか?ワタシと会う約束をしたこと覚えてません?他のことも覚えてませんか?私手袋も貸したのよ。ピンク色のミトンの奴。大晦日に会って返してくれるって。何も思い出せません?ひとつも?じゃあピアノを弾いてくれたことも。覚えてないの。授業をサボって自転車に乗ったことも。あと手をつないだことも」。(ユジン)


「ゴメン。本当にゴメン」。(カン・ジュン・サン)


「ミニョンさんは悪くありません。悪いのはチュンさんよ。ミニョンさんは覚えてないんだから、全部チュンさんが悪いんです。生きてるくせに私を忘れるなんて。私は何もかも忘れてないのに。全部覚えてるのに」。(ユジン)

 


という事で本日6月9日は冬のソナタRememberの先行導入です。今から16年前のドラマなので、既に過去の遺産とか色褪せたという声もあります。シリーズとしても4作目という事で、新鮮味はかなり薄れておりますが私はこの作品が好きなので、本機も非常に楽しみにしております。国を問わず良いものは良い、悪いものは悪い。冬ソナは恋愛ドラマとしては非常に優れた脚本とキャスティングです。従って今回は性別を問わず、年齢を問わず、パチンコに関わる全ての人間が冬ソナを好きになって欲しいという願いを込めて書きました。長文になりますが、どうか最後までお付き合いください。先週の日曜日は新瑞橋というところへ行ってメーカーが主催する試打ち会に参加してきました。因みに新瑞橋がどんなところかと申しますと、瑞穂区と南区の境界線上に位置しており、近くに京楽会館というパチンコホールがございます。(京楽産業とは無関係です)。大昔の話ですが、パチンコ必勝ガイドの誌上プロである安田一彦さんがここに来店して遊技したことがあるんですね。彼はそのときのことを名古屋の下町っぽい雰囲気の店と表現しておりましたが、まあ間違ってはいないでしょうね。その当時は割と良心的な店だったので私も常連客のひとり。その店では京楽の宝島を良く打ってました。我ながら昔のことはよく覚えているもんだなあと思いますが、多分彼はそのことを覚えてないでしょう。今はその近くに京楽さんの営業拠点ができたので足を運んだという次第。私の家からは歩いていける距離でございます。今回は行かなくても良いかなって思ってたんですけど、サンシャインから届いたDMにはゼブラ子ちゃんも来るよって書いてあったので誘惑に負けてしまいました。実際にお会いしてみると悶絶級の可愛らしさにズキュンバキュン。ゼブラのペイントが可愛いよねって声をかけたら、これは「皮膚」だぞって怒られてしまいました!ゼブラ子さん、ごめんちゃい。


平針に行くか植田に行くかで迷ってたけど、平針は立体駐車場の入り口が7時開放なのですが、それまで急な斜面の途中で待たねばならん。これに嫌気がさして植田店へ行きました。中に入るとほんの僅かに締まってるようにも見えるけど多分気のせいでしょう。ヘソの間隔は11.50~11.75の間ですが、限りなく11.50に近い方。こんなんで回るんかいなと思いましたが、先行導入ってのはなかなかあとには引けぬ一本道。どうしてもこういうブログを掲載しておりますと、話題の機械は出来るだけ先行導入機会に遊技してご報告せねばならんという義務感と使命感に苛まれます。ここが辛いよ名古屋パチンカーというところでしょうか。打ち始め最初の2500個で205回転。しばらくすると、待機時間が掲載される演出に発展しましたが、ど寒いリーチ。あれっと首をかしげていると、ハートマークが事故に変わったので安心しました。二度目の事故って奴です。

 

然しながら確変中はすぐに単発を引いてやる気喪失。その時短中4のリーチが激熱コメント、群予告、更に激熱マークという煽りから空港リーチに発展して当たり。再始動中に恋愛モードと出ましたので一安心です。然しながら2連チャン止まりだったので大した出玉じゃありません。ここから捕まったかと思いきやなくなる寸前にパネルチャンスが決まって単発。時短を抜けた後も次回予告が決まって単発。その時短中エピソード演出が完遂して単発と今日も単発、単発の地獄です。

 

最近は単発しか当たらなくなっちまったなあ。ここまでに12000円使って出玉の方は4000個チョイ。

 


駄目だな今日は。クッソ回らんことこの上ない。打ち手の意識としてはどう考えても5点代のスタートだと思うので玉がなくなれば買い足しに出る元気はないでしょう。という事は今日は12000円のマイナスで帰るべし。中途半端に玉を残すことも考えましたけども、打ち切ってあとでスタートを分析しようと思ったので玉がなくなるまでの勝負と相成りました。残り玉が700個くらいになったところで冬ソナチャンスが発生。レバ確演出なのでどうせ駄目だろうとマイナス思考。空港リーチを選んで最後ほらね、ハズレでした。と思いきや演出が何やら継続し始めての大当り。ちょっとびっくりしましたけどこの確変が続いてくれたら即止めです。

 

確変中は何がしかのレバ確演出か当確演出でも出ない限りはほぼ単発終了ですね。今回はデートチャンスに発展して5連チャンまで伸びました。時短が終わったところで軽く出玉を計算すると8000個くらいありそうだったのでこれ以降は一発も打たずに即止めします。流すと8015個ありましたので17000円ほどの勝ちですね。

 

ここでちょっとスタートを計算してみましょう。
今日の出玉獲得は4510,1440,2960,7310という事で16220個でした。
売上玉は3000個でした。因みに時短中、確変中は止め打ちはかなり難しいです。今日は打ちっぱなししましたが殆ど玉は減らなかったです。T1Yは1475個となっていますのでこれはほぼ大海4と同じ数字です。T1Yが大海と同じで、確変率が沖縄と同じですから程よい仕様ですね。


16220+3000-8015でBサは11205個
自力回転数が830回転なのでスタートは5.7となっております。


もうちょっと回ってくれるとかなり楽しめる台。今日はクッソ回らんくて苦労しましたが、大体サンシャイン京楽の先行導入ってのはこんなもんです。仕事人Ⅴ、マドマギ、冬ソナと大体同程度のスタートを示していると思います。一般導入になればもうちょっと回してくれる店もあるはず。今日は11.50程度でしたが11.75あると結構楽しめると思います。久しぶりのヘソキングにワクワクとドキドキ。この台は大事に扱って頂きたいです。上手に扱えばきっと稼働は伸びるはず。全体としては演出、ゲージ、スペックともに優秀台という印象です。ただただサンシャインがクッソ回らん調整にするのでケッタクソないだけ。今日は当たりに結び付いた演出の概要も書いておきましょう。 


冬のソナタ 
(1) 226回転、単発(待機ハートマークが事故に変化)
(2) 41回転、2連(激熱ボイス、群予告、激熱文字変化、空港R)
(3) 427回転、単発(パネルチャンス、赤保留、初雪R)
(4) 127回転、単発(次回予告、忘れえぬ恋、白アルバム)
(5) 41回転、単発(エピソード3/3、空港R、金カットイン)
(6) 365回転、5蓮(冬ソナチャンス、空港R)
 104回転、当たらず
 6/1331、確変5、単発6

 売上3000
 貯玉8015
 17000円相当プラス
 スタートは5.7

 

せっかく10年ぶりの再会を果たした二人だったが幸せの時間は長く続かなかった。カン・ジュン・サンはユジンとの思い出を何ひとつ覚えていないことに愕然とした。昔の記憶がないのなら自分はチュンさんではないからユジンをサンヒョクに託そうと思い直す。そして翌朝早くに手紙を残してアメリカに旅立とうとするのだった。 

「ユジン。僕は昔そう呼んでたんですか。ユジン ユジン ユジン でも僕は何も思い出せません。貴方がそんな にも思ってるチュンさんは僕であって僕ではないんです。二人の思い出をなくしてしまったのなら、それはカン・ ジュン・サンであってもただの名前でしかないからです。ごめんなさい。思い出せなくても僕の時間の中にあなた がいてくれたこと感謝します」。(手紙) 


手紙を読んだユジンはホテルを抜けだして、チュンさんを追いかける。そして彼を見つけ飛び出したとき、トラック に引かれそうになった。チュンさんは彼女を助けようとしてトラックに衝突。病院に緊急搬送されるのだった。これが二度目の事故である。

事故の前

交通事故

病院に搬送された後、しばらく生死の淵をさまよっていたが、看病の甲斐あって峠を越す。意識が戻ったその時だった。一度目の事故で記憶を失い新たな記憶を埋め込まれたが、二度目の事故によって皮肉にも新しく埋め込まれた記憶が消されて古い記憶が戻るのだった。

看病

目覚め

「ミニョンさん目が覚めたんですか。私が誰か分かります。お母さんにすぐ電話しないと。その前に先生を呼びますね」。


「ユジン」。


「チュンさんなのね」。

ユジンさんではなくて、ユジンと声をかけたことで、ユジンはミニョンの記憶が戻ったのだと確信した。これ以降は二人の高校時代の思い出を振り返りながら、私が編集したマイメモリーを聞いてください。

<My Memory>

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回想A

回想B

回想C

目覚めチュンさん

エンディング

「ユジン」。

「……」。


では冬のソナタの一般導入日をお楽しみに。 

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