連続遊技の妥当性

129番

上記の画像データは先週私が遊技した大海物語の特賞間回転数履歴です。土曜日は終日稼動で8万円のマイナス。あくまでもその台に生じた出来事を羅列しているだけなので、誰が打ったからというロジックは無視します。日曜日は初っ端の3連嵌の時点で最大11万円のマイナスまで負債が膨らみました。釘が締まってから追い続けると嵌った時の負債金額も大きく膨らみます。日曜日は3/2660を超えてから当たりだしましたが、こういうのは今までに何度も見てきた光景です。ここはもうちょっと確変の当たりが多ければ一気に2万個とか2万5千個とかの爆裂っぷりを見せることも少なくありません。そういう意味ではこの日のこの台は、ちょっとツイテない感じです。77回転としているのは自分の勝手な推測でしかありませんが、どっかで一度や二度は引き戻しがあっただろうなと思っているのでこのように処理しました。この辺の処理の仕方はあまり気にしなくても大勢には影響がないので問題ないかと思います。数字を眺めたときに、この羅列の方がしっくりくるので私が勝手に引き戻しと判断しました。77回転で当たったのは事実です。


土曜日の私が止めてからは随分と酷い嵌り方をしているように感じるかもしれませんが、このような特賞間回転数履歴こそが、私が常々書いてきた「確率の16倍嵌り」という奴です。


3/2698
3/2660
6/5358(16.74倍)

 

今まで何度も通った道。何度も何度もチャレンジして跳ね返されてきた道。1日の中で挽回できるとしたら概ね低確2500回転で初当たり3回程度のことが多いように感じます。これ以上嵌ったら挽回は無理かも知れません。従って嵌ったときは低確2500回転までって心に決めて遊技してたのですが、最近はそこまで深追いできず1200~1500回転で帰ることが殆どです。あまりにもこのような苦しい体験をしてきた為に、そこまで頑張ることがしんどくなってもっと早い段階で白旗を揚げる機会が多くなりました。統計的な過去の数字でしかありませんが、日をまたいでの確率の16倍嵌りは本当に何度も経験してきましたがシンドイです。

 

 

私は土日パチンカーが何故パチンコで負けるのか?の理由がここに隠されているのではと思っています。土曜日にボロ負けすると「悔しい」という感情と「昨日の反動」という確率のバラツキを大義名分として、もう一度日曜日に同じ台を遊技することが多いようです。然しながら確率の反動というのは個人の願望にすぎませんからここでの大義名分に論理性はありません。にもかかわらずヒトは皆同じ台を追い求めるのは何故か?

 

悔しいからです。

 


その気持ちは良く分かります。私も日曜日は目的地までは足を運びましたから例外ではありません。5連単食らったまま終わったのでせめて一度くらいは確変を引きたい、一矢報いたいという気持が強くありました。このような気持ちが強すぎると、日曜日は多少釘が締まっても遊技を継続して、もうそろそろ当たるはずだとどこまでもお金をぶち込んでしまいます。その結果が19万の負けにつながるのです。当該台は、土曜日から日曜日にかけてのMダイヤ19万円のマイナスでそのあと8000個ほど挽回して終わりました。従って両日終日打てば16万円程度のマイナスですが、このように土曜日に8万円負けてしまうと日曜日も更に凹んで合計で16万円ほどの大敗というのが結構あるんです。私個人の統計データでは土曜日に5万円以上のマイナスを喫した台を日曜日も打った時は、7:3の割合で返り討ちにあってますし、負ける時は土曜日と同程度かそれ以上、勝つときは土曜日の負けを8割程度挽回といったところでしょうか。土曜日に負けてしまうとなかなか厳しい日曜日が待っているということになります。割が合わないのは分かってても、また同じ台を求めて遊技しにいくことが多いようですが、これは自分が行かなかったときに残りの3割が来たらたまらないと感じているからでしょう。


7割失敗すると思ってても、3割の成功を他人に譲るのは嫌だ。

 

 

人間は行って失敗するよりも、行かなくて後悔する方が嫌だということでしょうね。そしてこのような行動に出るのは、土日ユーザーだけではなくむしろパチプロさんの方がその傾向は強いと感じています。彼らは口では完全確率だとか期待値至上主義を貫くと申しておりますが実際の行動はさにあらず。御自分がドハマリした暁にはほぼ例外なく翌日もその台を打ちにきます。そして翌日駄目なら翌々日。延々とこの作業を繰り返し爆裂するまでその台を固執し追い続けるのです。一旦爆裂したら溜飲がさがるのでしょうか?今度は別の獲物を探して台を移動するのです。この行為には、期待値を求めるロジックの欠片もありません。口では確率論だけを主張しておりますが、実際にはそんなことはなく嵌ったらただ悔しいだけなのです。嵌りの翌日の釘調整次第では、すぐに諦める人もいればボーダー割れまで頑張る人様々です。回転率と固執度合いの関係については、技量と考え方によってかなり個人差がありますが「追っかけ」にくるという観点では皆同じ。今まで星の数ほどこのような例を見てまいりましたが、パチプロといわれる人たちはほぼ全員このような行動を示しましたね。そしてこのような行動に邪魔が入ったとき。つまり台被りしたときは、「その台オレんだよね」。とか「表でろや、顔かせや」となるわけです。

 

パチプロと呼ばれる人からの反論は無論承知の上で書いておりますが、私が今まで出会った人。お目にかかったパチプロさんたちはほぼ例外なくこの行動に当てはまりました。つまりプロ、兼業を問わずパチンコで嵌ったら悔しいという感情が芽生えるのですが、唯一この感情が芽生えなかった人。限りなく損益ラインの計算だけで冷徹な勝負を挑み続けた人はマスクマン1号ただ一人です。そういう意味で彼は凄かったですね。彼の頭脳の中には悔しいという感情がなかった。トイチイベント、月イチイベントだけにやって来るパチプロサンたちは、大抵は判で押したようにいつも同じ台に座るのですが、彼はいつも同じ台には座らず釘の比較で毎度遊技する台を変えてました。例えバカみたいに嵌っても翌日同じ店に姿を現すことはなかったので、私が知る限りは2日続けて同じ台を打つことはなかった。更に付け加えて言うと、彼は絶対に試し打ちはしなかったし、台移動もしなかった。100%1日1台に徹するスーパープレーヤーでした。

 


パチンコ台でド嵌りしたときは、殆どの人間が悔しいと感じるようですし、万が一遊技機会があるのなら翌日も同じ台で遊技するのが人間の習性のようです。土日ユーザーがこのような状況に直面し、万が一どこまでも追っかけて行ったら2日で19万円の負債。これが響いて年間収支マイナスを計上してしまうというのが負のメカニズムなのかなあと考えるようになりました。従って土曜日に思い通りにいかなかった時は、週末の2日間は大ピンチとなるのですが、何とかしてこの危機を回避できるような術を見つけたいところです。此度の例で言えば土曜日が6.9で日曜日は6.5という状況ならば、どこまでも追っていったので軽く10万円以上は突っ込んだでしょうね。それが中途半端にしか回らなかった為に土曜日の5連単だけであっさり白旗を揚げましたし、翌日釘が締まったということで他の店に活路を求めることができたというのも良かったです。最大で19万円も負ける可能性があったにもかかわらず、僅か1万円の負けですんだのは超ファインプレイだったかも知れません。2016年以降は、このように2日連続同じ台を遊技して、2日間共倒れという機会がめっきり少なくなりました。1店舗固定打ちを止めたからそのような機会が減ったのですが、例え1店舗固定打ちをしなくても、同様の機会は何度か訪れると思うので、その都度同じ台を続ける危険性を考えてみたいです。できれば1年間通して2日連続同じ台で遊技することはゼロにしたいですね。

 


続けて遊技しないってことは案外難しいです。     
パチプロという立場の人でさえ連続遊技の落とし穴に嵌ります。     
どんなに腕自慢する人でも続けて遊技したがるのが人情です。     
この悪循環に捕まらなかったのは、マスクマンただ1人だけです。    
 
     
     

今月はやっぱりヤバイと思うんです。19万負けの危険と隣り合わせにいながら、僅か1万円という軽い傷でピンチを乗り切ったので内心は18万勝ったという心境なのですが、実際に土曜日6.5、日曜日6.0というスタートではそこまでの勝負は有り得ないし、常識的に考えても2日で8万円くらいのマイナスを食らうというのが一般的でしょうね。だとすると7万円くらいの価値がある土日だったということですが、本当にこの2日間は今年の年間収支に影響するような出来事なので、6月15日、6月16日は思い出に残る連休になると思います。     

 


先週はかなりのファインプレイだったと思いますが、結局パチンコやパチスロでどこに行くか、どこで止めるかの選択は遊技客に主導権があるのでここで収支の差が付いてくるのでしょうね。

 

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