確率の収束

前もって申し上げておきますけれど、此度の記事投稿は津島コンコルド様からの質問内容にお答えするのが目的であり、その内容は膨大であり読破するにはかなり根気の要るものだということ。更には今まで何度もご紹介した沖2を題材に取り上げております故、またこのお話かということでうんざりするような論調になっており、一般の読者様においては全くお勧めできない内容であることをご承知おき願います。


(警告:この記事内容から撤退するなら今のうちです)。


オカルト論者は自分が経験した感覚や主観だけを自己主張する傾向が強くて、客観的な考えや正論を排除したがるというのは誰もが感じていることだと思います。自分がパチンコを始めてから10年くらいは月単位の負けは一度もなかったし、ほぼパチンコの勝ち負けに関してはエリート街道まっしぐらで進んできたと思うのですが、そんな時代に私がパチンコで生活できるほど勝っているという話をしても誰も信用してくれませんでした。世の中はオカルト色一色で染まっており、パチンコの勝ち負けは「運」以外の要素で決まるというのが当時パチンコに夢中になってた人たちの一般的な考え方でした。

 

運以外の要素とは、言うまでもなく胴元によるイカサマであります。

 

正論を吐いたところで誰も信用してくれませんでした。パチンコで勝ってる人なんかいやしない。そんなに勝てるんだったらパチンコホールが営業できるはずがない。前々から申しているように、人間の脳みそはアナログでできているのでオカルトチックな思考に支配されるのはみんな同じなんです。どんなに理詰めで語る人も、どんなに機械になり切ってるふりをする人でも大なり小なりオカルトチックな考えを排除することは不可能であり、ヒトは無意識のうちにオカルト思考に支配され生きています。従ってオカルトなのかそうでないかはあまり重要ではないし、オカルトチックな考え方でパチンコに対峙してもブッチギリ勝ってる人を沢山見てきました。だけどその考えを主張するのであれば、何らかの裏付けが必要でしょう。裏付けとか証拠がなければ人に説明などできないはずです。2年くらい前にスーパーコンビで21回連続V入賞を外したということを書いたと思いますが、当時の私はあまりにも悔しかったので3つ穴クルーンのV入賞率を自らの手で検証しようと考えました。詳細は2018年の年末記事を読んで頂きたいのですが、3つ穴クルーンを自分で手作りして来る日も来る日も入賞率を検証してたというお話でした。問題はここじゃないかと思うんですね。気になることがあったら自分の手で検証すべきですね。

 

経験

疑惑(主観)

検証

分析(客観)

結論

 

オカルト色の強いお方は、残念ながら経験⇒疑惑から検証を経ずにいきなり結論までたどり着いてるように思えてなりません。どんなオカルトを言葉に発しても問題はありませんが、口にする以上はせめてご自分の手で検証して頂きたいというのが本音です。        

 

メーカーは大当り確率がある程度のスパンでは強制的に収束する様にプログラミングしているのものでしょうか?        

        

事の発端はこの一文にございます。本件はこの一文に対してどこまで真摯にお答えできるだろうか?ということに的を絞って話を進めてまいります。昨日お話しましたように、私は機械開発のプロではありません。従ってアマチュア的な目線とこれまで私が経験した内容から、この言葉の真偽について核心に迫っていきたいと思います。        


2005年以降主力として戦った機械        
(1)大ヤマト2        
(2)エヴァンゲリオンセカンドインパクト        
(3)華王
(4)猪木
(5)エヴァンゲリオン奇跡の価値は
(6)アタックNO.1
(7)沖縄1
(8)暴れん坊将軍
(9)必殺仕事人Ⅲ
(10)七人の侍
(11)スターウォーズ
(12)加山雄三
(13)地中海
(14)1キン肉マン
(15)エヴァンゲリオン最後のシシャ
(16)八代亜紀
(17)沖縄2
(18)大奥
(19)水戸黄門
(20)アグネス
(21)ピンクレディ
(22)佐武と壱
(23)春夏秋冬
(24)男はつらいよ
(25)プラチナ


2005年から2011年までの7年間。タイホウ熱田店時代に自分がデータ管理していた機種はこの25種類くらいでしょうか。細かい奴まで取りあげるともっと沢山ありますが、メインで稼働していた機械となるとこれくらいだと思いますね。当時サイトセブンがあることも知ってはいたのですがこの25機種のデータ管理に関しては全てお店が独自に発行する「タイホウ新聞」によるものです。タイホウ新聞で得られる情報は、電サポ中以外の自力回転数と特賞回数、島単位スタート率の順位であります。この中で私は自力回転数と特賞回数だけをデータ入力して台毎のTS経過を分析していました。上記25種類の中から沖縄2についての考察を行います。

 


沖2については断片的には今まで何回も取り上げてきたので少々うんざりだと思いますが、この機械が私にとっては一番思い入れが強いし、データ管理という観点で最も紹介するに値するデータを指し示してくれていますのでご承知おきくださいませ。尚回転数は総回転数ではなくて自力回転数なので、数字を見る場合はある程度の補正が必要です。稼働記録としては総回転数×0.63が自力回転数に相当するものと解釈願います。今回は断片的な数字のご紹介ではなくて、沖2、44台島が導入から撤去されるまでの全ての遊技記録です。


2009年11月18日~2011年12月9日
沖2、TSは359.5で高確率1/36。確変率67%(突確込み)
100当たりでは
(359.5*33)+(36*67)=14275.5
従って142.8*0.63=90というのが平均値となります。

 

 

752


11台毎に区切ってお話します。それぞれ導入から1か月後、2か月後、以後2年後までのTSの変化を指し示した数字の羅列ですが、ここで平均値が90でそれよりも数字が小さいのは良く当たってる台。数字が大きいのは嵌ってる台ということになります。南カウンター側の11台で思い出深いのは、752,738,736,733番。752番台が入替初日に75回当たった台で、この数字は不滅の記録となりましたが、前々から申してるように過去履歴MAXの数字がデカイ台は大好きです。この台はそれ以降は数字が落ち着いて最初の半年間は平均並みですが、それ以降は徐々に当たりだして最終的にはTSベスト6位の座まで登りつめております。カド番の割には良く回るし、良く当たるということでこの台では随分良い思いをさせてもらった思い出の一品ですが、後に中屋さんというパチプロさんと台の取り合いで激しくしのぎを削った台であります。738番はいわずと知れたTS NO.1の台。メッチャクチャタチの良い台やなあという印象でしかないんですが、振り返ると最初の1ヶ月間は出遅れてるんですね。端の1ヶ月ではTSワースト9位だったのが2ヶ月目には頭角を表し始めてそれ以降は右肩上がりにうなぎのぼり。確率の下克上を果たして見事NO.1にまで登りつめたのは結構珍しいパターンであります。とはいうものの悪かったのは最初の1ヶ月だけなので、ずっとこの島にいればこの台の良さはすぐに気がつくことと成りました。  
  
  
  736番台は初っ端異常なくらい当たりまくった台。後半ジリ貧になりまして最終的には88.6まで落ち込みましたが、最初の1年間は確率の優等生ですし良い台が良いまんまで終わるという典型的な台でした。導入直後は何度かこの台で遊技していますが、途中から回りがかなり落ちたので段々と打つ機会がなくなりました。そして因縁の733番台は、このブログでも10回くらいは書いてきたのではないかというくらい名物機。かなり早い段階で回りグセの良さは感じていましたが、同時に当たりの鈍さも感じていたので内心はこいつに執心すると痛い目に会いそうだ!って思っていたものですから、とある六番祭りの時若いパチプロさんが打つ台がないとこぼしていたのを隣で聞きましてこの台を推薦したのです。そしたらその若いのが毎日この台を打つようになって、4日連続で爆裂しましてん。それが上記画像でいうところの2か月目。733番台はこの人が打った時だけ噴いて一時的にはTSがぐっと甘くなり90.8まで確率を挽回してるのですが、その後はまた当たらなくなりました。自分が他人に勧めた台でその人が打った4日間だけが爆裂でそれ以外はまるで駄目。こういったいきさつがあるために執拗にこの台に拘ったということ。当時はキツネにつままれたかのような錯覚に陥りましたが、自分にもいつかはきっとこのような爆裂する日が来ると信じていたために、何度も追いかけまわしましたが結局最後までまともに当たることはありませんでした。  

 

 

728

 

南ミスタードーナツ側で思い出深いのは、728,727,723番辺りでしょうか。727番は最初から最後まで確率の優等生で後半になってから当たり が鈍くはなりましたが通してみるとずっと良かったかなあという印象です。主にエプロンおばさんが好んで遊技した台。自分も一度だけ執心したこと があって、クッソ回らないのに朝イチ1800まで追い込んで起死回生のV字回復を成し遂げた思い出の1台であることは以前に書いた通りです。 728番は導入直後がドツボで見たこともないくらいの酷い嵌りがあって、最初の3ヶ月間は確率の劣等性ですが3か月を過ぎた頃から当たりだし まして1年後には完全にV字回復を果たしたという稀な例であります。この島で最初躓いたけどその後にV字回復という例が何台かありますが、 そのうちのひとつ。嵌ってた頃に遊技すると全く音無美紀子さん状態だという印象だったのに、1年後に打ったときはまるで別の台みたいに感じた ということでTSが甘くなると選ばれる演出も変化するね?っていうのを少し感じさせてくれた台であります。723番はこの島で私が一番最初に打っ た台という思い出の一品。打つ前から良く回るし良く当たるという印象でしたが、実際に打ったときは確変ばっかし。この台も最初から最後まで 確率の優等生でした。今まで1日の中で1000回転以上の嵌りを貰いながらも10万円以上勝ったというのが2回あるんですけど、この723番台は そのうちのひとつですね。最後の4連、5連、6連、10連、8連というところが沖2の凄さでしょう。 

 

 

723

 

753

 

北カウンター側で思い出深いのは756,757,760番の3つ。756は初っ端こそ93.4程度でしたがその後当たらなくなって、しばらくはTSが100をうろつきまして、結局この台は2ヶ月目以降は全て確率のワースト8にいましたね。最後の1年間だけ見ると、かなり挽回はしておりますが、最近当たりだしたなあと思って自分が手を出したときに朝イチからの2000回嵌り。従って自分としては最初っから最後まで悪かったという印象ですね。757番は最初の1ヶ月目で73.9というバカ当たり。すぐに当たりは止まってしばらくくすぶりましたがこの手の確率の優等生はやっぱり頭角を現すものでして、6ヶ月目以降は爆裂っぷり。自分が756番を何度もやってるときに隣の757番の爆裂っぷりを見て「間違ったか」と何度思ったことでしょう。756番はトータルで8回ほど遊技していますが、これを打ったときは全て757番の方を打つべきだったんじゃないの?って今でも思っておりますね。TSが甘いことに気付いていながら、なかなか一歩踏み出せなかった遊技台。760番は最初の半年間はブッチギリ確率の劣等性ですが、この台は半年を過ぎた辺りから様子が変ってきたことに気付きまして目を付けるようになったのが8ヶ月経過後。以来9回遊技していますが、沖2ではこの台が一番稼いだ遊技台となりました。最初から最後まで悪かったのは756番とおんなじなんですが、何故かこの台を打つときだけは展開に恵まれましてずっと勝っていました。756とか760のように最初から最後まで潜った台でも、どっかで化ける時期が来る。760は半年後から1年後までの間。756は1年後から2年後までの間に確率の挽回が生じております。然しながら、760はやるたんびに勝っていたのに、756はやるたんびに苦労してたので、ここら辺はその遊技台との相性みたいなものがあるのかも知れません。

 

760

 

767

 

 

北ミスタードーナツ側で思い出深いのは771番と777番ですね。771番は最初こそTS90から始まっておりますが、2ヶ月目からは馬脚を現して最後まで95以下の確率劣等性で推移します。この台の異変を感じたのは導入して1ヶ月半経ったとき。沖2の島は2009年の11月18日が初日ですがその翌年の元旦からの8日間がずっと負けっぱなしで、この間の記録が遊技台としてはMAX嵌りだったかなあということで、嵌り台に遭遇したときにはいつもこの記録と照らし合わせるんです。

 

沖縄771

 

元旦から1月8日までをつないで見た特賞間回転数履歴ですが、まあ酷いですね。この8日間を皮切りにしてこの台は奈落のそこまで落ちて行きます。17416を360で割ると48.3倍。この間のTSは792÷360で2.2倍。両方を掛け合わせると106.3。


(1)嵌りの期間は17416回転÷360=48.3倍
(2)嵌りの度合いは792÷360=2.2倍


(1)と(2)を掛け合わせた数字が100を越えるって事はあんまりありません。万が一嵌りが長引くときは、ところどころでまともに当たる時期があってからまた嵌りのを繰り返すので、上記の画像みたいにまともに当たる時期が殆どなくて、ストレートに22回ってのは滅多にないんですね。従ってこのときのデータはいつでも見れるようにしてあって、自分の中では嵌った時の目安にしています。万が一嵌った台を打たねばならん状況になった時は、当時の771番データと見比べながら、どうしよっかなあなんて考えることが結構ありますね。


777番も酷かった台のひとつ。沖2の島に関しては、真っ先に思いつくのが733,756,771,777の4台が最初っから最後まで確率の劣等生だったということ。この4台は4台とも割と回りグセが良かったので打つ機会は多かったです。771番と777番に関しては自分が打つときはたまたまヒットしたので両台とも結構なプラスで終ってるのですが、思いで深い1日というのがありますので、その日の事をちょっとばかしご紹介。生まれて初めて3万個を全飲まれするかもって思ったのがこの台との付き合いでした。それは2010年の5月16日のことでした。沖2が導入されてから半年後の事であります。

 

沖縄777

 

この日は朝から激しく当たって激しく連チャンし、10連、8連、4連ということで都合22回の大当たりは実質21連チャンみたいなもの。この時点では30500個ほどの持ち玉を抱えていたので、今日は夢の10万個か!などという不埒な夢を見ていた自分を奈落の底まで突き落とさんばかりのドハマり。2000回転間近まで到達したときはもはや全飲まれは必定みたいな心理状況に陥りましてん。夜の8時を回ったところでまだ勝ってるやないかと我に返った私は、諦めムードで呼出しボタンをポチっと押したのでした。

 

導入から2年

 
確率が収束しているかどうかの検証    

 
<ずっと良かった台>    
1 751番は最初から最後まで確率の優等生。    76.5⇒87.7
2 736番は最初から最後まで確率の優等生。    80.0⇒88.6
3 727番は最初から最後まで確率の優等生。    84.0⇒87.1
4 723番は最初から最後まで確率の優等生。    85.5⇒86.6
5 757番は最初から最後まで確率の優等生。    73.9⇒85.6
6 761番は最初から最後まで確率の優等生。    84.2⇒88.1
 最初から最後まで良かったけど90には近づいている。    


 <ずっと悪かった台>    
1 750番は最初から最後まで確率の劣等性。    97.2⇒92.7
2 733番は最初から最後まで確率の劣等性。    101.3⇒97.5
3 716番は最初から最後まで確率の劣等性。    109.1⇒95.5
4 756番は最初から最後まで確率の劣等性。    93.4⇒94.3
5 771番は最初から最後まで確率の劣等性。    90.0⇒95.2
6 777番は最初から最後まで確率の劣等性。    103.2⇒94.9
 最初から最後まで悪かったけど90には近づいている。    

 

 <失地挽回>    
1 738番は最初の1ヶ月駄目でその後爆裂。    101.3⇒85.2
2 737番は最初2ヶ月平均3ヶ月目から挽回。    90.5⇒85.4
3 730番は最初の5ヶ月駄目でその後挽回。    98.7⇒90.2
4 760番は最初の1年間駄目でその後挽回。    112.5⇒93.7
5 766番は最初の2ヶ月駄目でその後挽回。    107.3⇒89.4
6 770番は最初の4ヶ月駄目でその後挽回。    97.7⇒89.3
7 772番は最初の2ヶ月駄目でその後挽回。    110.8⇒89.2
8 775番は最初の1ヶ月駄目でその後挽回    100.0⇒88.2
9 780番は最初の1ヶ月駄目でその後挽回。    98.0⇒88.0


 <最初だけ良かった台>    
 726番は4ヶ月目からジリ貧で最後90超え。    85.0⇒92.3

 


 沖2の2年間を振り返ると、最初から最後まで良かった台と悪かった台ってのが全部で12台あって、失地挽回した台が9台あります。失地挽回した台だけを見ると確率の収束か?と思えなくもないんですけど、やっぱり44台各々が総回転数100万回転近く抽選を行った結果がこれでは 、確率のバラツキは如何ともし難いものがあり収束したとは言えないでしょう。TSが95を超えてるのが3台あり、TSが85代の台も3台ありまして最低確率だった台のTSは97.5で最高確率だった台のTSが85.2。この差は13%程度ありますので収束はしていないと見るのが普通です。というよりも確率の収束という言葉を使って欲しくないですね。そもそも論として、確率の収束という言葉はどれくらい額面に近づくことを指すのかの定義が良く分かりません。平均値が90のTSであるならば   

 

 (1)88<92   
 (2)89<91   
 (3)89.5<90.5   
 (4)89.9<90.1   
 (5)89.99<90.01   


 (1)~(5)の内どれが確率の収束を表しているのですか?この定義がハッキリしない以上、確率の収束という言葉を日常的に用いるのは無理があるでしょう。まあどこかで確率の収束みたいな出来事が起きるのは間違いないと思いますけど、言葉の定義が曖昧である以上それよりももっと適切な言葉があるのではないでしょうか。  

 

 

導入から2年

 

導入から1ヵ月

 

 

 

今度は導入から1か月後と2年後を比べてみましょう。


最初の数か月間ではTSが大きくぶれる可能性があるので要注目ですが、想像した通り最初の1か月後と2年後では順位にかなり変動がありますね。そしてこの時期で注目すべきことは、数字のバラツキが非常に大きいこと。TSが80以下の台が4台もあり、反対にTSが100を超える台も10台あります。抽選回数が増えるにつれて徐々にこの振れ幅が小さくなっていくのが分かります。

 

 

導入から6ヵ月

 

導入から1年

 

1年経過後になると、大体最終形に近づいていますね。この辺からは稼働率も伸び悩むということもあって、2年後までのあと1年間では確率の逆転現象は起きていないのですが、1ヵ月後、半年後、1年後、2年後という数字を比較してみたときに、あるいは個別に台番毎のTSを1ヵ月単位で比較した時に、感じることは1か月後よりも2年後の方が、90に近づいているということですね。そして44台総数のデータを集計しても1か月後から徐々に90に近づいてるということが分かります。


44台TS
1か月後⇒92.77
6か月後⇒90.94
1年後⇒90.14
2年後⇒89.87

 

1年後の段階で限りなく90にはなっていますけどね。島全体の個別データを比較すると最低が97.5で最高が85.2ということで、確率が収束したとは言い難いほどの個体差がありますが、44台各々が1か月後よりも2年後の方が90に近い数字になっていること。44台の総合計平均値が1か月後より2年後の方が90に近い数字になっていること。これらの事実を踏まえると

 

沖縄2_44台島。2年間の遊技実績では     

確率は収束していないけれど     
     
大数の法則には従っている。     

 


ある程度の時期が来たら、遊技台の大当たり確率が90に近づくような仕組みになってるとは思えないですね。最初から最後まで良かった台。最初から最後まで悪かった台。最初悪かったけれど徐々に上向いた台、急速に上向いた台。それぞれの事象はアット・ランダムであり、誰かが操作した結果によるものではないでしょう。それでも試行サンプル数を増やしていけば、どの台も大数の法則には従うということは確認できると思います。貴方が日々目にしている、日々感じているパチンコ島での確率の収束という現象は、どんな機械でも新台から撤去程度の期間中では起こり得ないと思います。その期間に発生する現象は「大数の法則」に従っているという解釈で宜しいかと思います。今回は沖縄2という機械を取り上げましたが、私はそれ以外でも25種類くらいの遊技台について同様のテストを行ってまいりました。その結果はどの機械でも、同じような現象がみられたということで     

 


パチンコホールに設置されている遊技機は、全ての台が同様に確からしいという条件の下で抽選が行われている。と結論付けました。

 

 

稗田阿礼という人をご存じでしょうか?


今回取り上げた沖縄2の遊技データは2009年から2011年のものですが、私はそれよりも25年程度遡っても同じようなことを経験し、同じような結論に達しているのです。23,24歳の頃。当時の私の記憶力は稗田阿礼並みに凄かったです。


時有舎人。姓稗田、名阿礼。年是二十八。
為人聡明。度目誦口、払耳勒心。

ときにとねりあり。せいはひえだ、なはあれい。としはこれにじゅうはち。
ひととなりそうめい。めにつたればくちによみ、みみにふるればこころにしるす。

 

呼出しランプに回転数が表示されていない時代です。
(1)大当りするまでの回転数
(2)大当りした時の絵柄
(3)遊技台に投資した金額
(4)大当り後に換金した金額(1回交換)


私は遊技するたんびに(1)~(4)までの情報を殆ど記憶していました。メモも取らずにこれだけの情報を全てそらで覚えていて、家に帰ってからその日の遊技記録を大学ノートに転記する。朝1回転目から3000回転目までの情報を記憶をたどりながらノートに書いていくのです。勿論メモを取ってれば簡単な話なんですけど、当時は紙と鉛筆をもってパチンコしに行くという風潮ではなかったし、メモしなくても大丈夫だろっていう自信があったのでいつもこんな感じで遊技してましたね。これが何を意味するかというと、オカルト全盛のご時世にあって私は全ての遊技記録を取って大当たり確率が正しいのか、正しくないのかの検証をすべきだと考えていたのです。毎回こんなことを記録してると、段々と大当たり確率がどんなものかが実感できるようになり、ボーダー理論を深く掘り下げることができましたしメーカーが発表している大当たり確率は全て正しいと思うようになりました。石橋達也が世にいう「回転数理論」をパチンコ必勝ガイドで公開する前から、既に私は独自のやり方で回転数理論を実行し検証していたのです。

 

無論、お金を入れる以上はパチンコメーカーが公表する遊技性能を確かめずにはいられない。

 

呼出しランプに大当たり回数はおろか、スタート回数さえも表示されない時代にあっても、回転数を数えながら地道に研究していましたね。そういう時代があったればこそ、その後も右肩上がりに勝ち続けてこられたと思ってるし、これからもそうするつもりです。

 


研究を続けることは非常に重要だと思いますね。疑っても結局は誰も真実を教えてはくれません。否、自分が考えたことはその人の主観でしかないので、それと同じ主観を持った人間とでしか共通の言語はないでしょう。それはとても悲しいことではないでしょうか。万人に受け入れられる考え方をするためには、まずはご自分の手と目で検証を積み重ねること。その結果が正論とは異なる結果になったればこそ、ご自分の理論として自信をもって誰かに打ち明けることができるでしょう。然しながら、このようなオカルトチックな発想や、ご自分の主観だけで判断をする人たちは、まず自分の手で検証を行うってことをしませんね。そこが問題なのではないでしょうか。

 

WYSIWYG(ウィジウィグ)の精神です。


What You See is What You Get. 私は自分が見たものや経験したことをありのままにお伝えしているだけです。遊技機メーカーとか遊技場の不正を疑うのであれば、パチンコメーカーに就職すれば良い。機械開発という組織で仕事をしていれば、おのずと答えが出るでしょう。スーパーコンビのV入賞率を疑うのであれば、3つ穴クルーンを手作りして研究すれば良い。大当たり確率の収束や大数の法則を疑うのであれば、島を丸ごとデータを取り続ければ良い。自分の手でやれることは沢山あるはず。ご自分の実体験に基づいたお話でなければ、興味ある話にはならないと思うし、他人様の共感を得るのは難しいでしょう。

 

私は機械開発の素人なので実際のところは全く分かりません。然しながら上述した沖縄2、44台島に関しては一定の期間が過ぎたら収束に向かうような現象は起きていませんね。長い年月をかけて最終的には90に近づいているとはいうものの、各台毎の法則性はありません。アットランダムに推移した結果のように思えます。

 


是非、ご自分の手で検証をすることをお勧めいたします。

What You See is What You Getです。

コメント

  1. ユリアより:

    2年でも収束に近いですが、分かれるんですね。
    例えば、1番台.2番台.3番台ある場合に
    9万円の現金を持って
    毎日同じ台固定(1番台か2番台か3番台どれかを2年間9:00〜21:00)を打つ場合と
    3万円ずつ3台(1番台9:00〜13:00 2番台13:00〜17:00 3番台17:00〜21:00として2年間)を打つ場合、どちらが良化なるのでしょう。
    3台とも同じスタート率、同じ条件です。

    この記事を見るとTSが2年経っても安定してないのでもしTSが低い台を選んで2年間打ち続けた場合とTSが高かった台を2年間打ち続けた場合は変わってくるのでしょうし、3台を2年間打ち続けた場合3台のTS平均になるので安定するのか。

    とてもわかりづらい質問で申し訳ありません。意味がわかれば返信頂きたいです。

    2020年6月30日 PM 9:40
  2. ユリアより:

    訂正:どちらが良化なる→どちらが良くなる

    2020年6月30日 PM 9:41
  3. ゴーニィ より:

    ユリア様

    よくこの分かりにくいお題を読み切りましたねえ。
    流石です。

    質問に対する答えですが、これは明らかに前者9万円を1台に長時間ぶっこんだ方が大きく勝てます。何故かというと4時間ではエンジンがかかる頃止めてしまうのでMYにたどり着く可能性が低いからです。

    MY=1日の最大出玉

    MYが取れなければデッカク勝てません。パチンコはひとつの台で長時間やればやるほど有利です。当然その方が客滞率が高くなりますので、借り玉単価が低くなります。

    ただしこれは選んだ台が平均値程度に当たるという前提。選んだ台が結果的に極端にTSの辛い台に居座った場合は、後者に分があるということになってしまいます。質問に対する答えとしては、条件によって変わってしまうという結論になりますが、MYが取れるか取れないかという考え方はパチンコで勝つためには非常に重要です。

    ※MYって何だろう?って考えてみて下さい。

    2020年6月30日 PM 11:40

コメントを投稿する

Page Top