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【パチンコ一発台特集】温故知新 知られざるパチンコ台の歴史にズームアップ ★ 一発台編(その1)

巷に溢れるパチンコに関する「間違い」を正したり、真実を追究したりする!

古い話になればなるほど真実が曲げられて伝わってしまっていることが多くなる。それは意図的に曲げられたのではなく、ただ単に理解力に乏しい人が原稿を書いたか、歴史や背景や語られなかった真実を知らずに誰かが原稿を書き、それをまた誰かが事実と誤認して書いて広まってしまい……など、様々なパターンがあるだろう。インターネットが手軽に利用できるようになり、パクリに鈍感な人が増加していることも一因かもしれない。すでに「常識」として定着してしまったことも多いが、ここではとにかく真実を追究したい。その思いだけで原稿を書いてみたいと思う。
なお、あくまでも真実を追究するのが目的であって、それ以外の意図は全くないことを最初にお断りしておく。ただ、この世にパチンコ台として登場し、ホールでそれなりに稼働したにもかかわらず、パチンコ雑誌やwebに一度も取り上げられていない不遇の機種にスポットを与えたいという想いはある。
※機種名は、原則としてメーカーが販売した際のものを使用している。なお、1985年以前の機種に関しては、各都道府県などによって機種名やゲーム性が異なるケースがある。

同じ役物を使っていても、仕組みによって人気は天と地の差になる

『スーパーコンビ』。一発台を語るときに必ず登場する機種名だ。3つ穴クルーンによる興奮の仕組みによって大人気となり、その後、他メーカーもこぞって後追いした。SANKYO自身も『ミサイル7-7-6D』という後継機を大同(当時)から出している。この3つ穴クルーンは、確かに一発台として最高の振り分け装置である。3つの穴が空いたクルーンで玉が回転し、奥2つの穴のどちらかに入ってしまったら13個の玉がチャリンと出てくるだけ。手前穴ならホールが決めた4000個とか5000個出るまで打ち続けることができる。その落差が大きいからこそクルーンに玉が入るとアドレナリンが分泌されるのだ。
役物の色使いなどは異なるが、1992年に同じSANKYOからコンビクルーンを搭載した『トリプルパワーⅡ』という普通機が出ている。恐らく誰も知らないだろう。3つ穴の振り分けは開放チューリップを決めているだけであり、ホールも当時すでに人気がなくなっていた普通機の導入に積極的になる理由がない。
つまり、役物のアツさは、その先に待っている大量出玉があるからこそ、なのだ。

『バリエーション3号』は10年前に登場!?

本題に入ろう。高尾が昭和末期に発表した『バリエーション3号』という一発台がある。いかにも一発台! なセンター役物に玉が入り、右に左にと玉が動きつつハズレ穴を避けてV穴に入れば大当たりになる。もちろん、ウリは役物であり、玉がその中で左右に動いている際は興奮間違いなしだ。
ただ、この役物、『バリエーション3号』のために作られたものではない。それをはるかに遡ること10年近く前、平和からバリバリの(というのもおかしいが)普通機として発表されている機種にその役物が搭載されているのだ。その名は『クランク』そして『花篭クランク』だ。昭和54年に発表されている。入りやすそうな天下あたりから役物に入って最下段まで到達すればその真下にある2つのチューリップが開放し、右(左)穴入賞なら右(左)チューリップが開放するというシンプルな役物だ。役物に玉が入るたびに興奮するといったことはなく、当時の他の普通機同様、メインの役物ではあるが、玉の動きが面白い役物程度の認識だったはずだ。まさか、10年近く経って復活し、多くの打ち手の心を揺さぶるとは誰も想像しなかったことだろう。

ステップ役物は8年ぶりに復活した!

次に『ステップQ』。ニューギンがやはり昭和63年に発表した一発台である。役物に入った玉が『バリエーション3号』のように落ちていき、最終的にV穴に入れば大当たりとなる。なぜこの機種が『ステップQ』なのか? と不思議に思う人も多いだろうが、昭和55年春に平和から発表された普通機『ステップ』と同じ役物を使っている、ということがわかれば機種名の由来もわかろうというものだ。『ステップ』におけるチューリップの連動も『クランク』などとほぼ同じで、最下段まで到達すれば天と真下のチューリップが開放し、右(左)穴入賞なら右(左)チューリップが開放する。当然、役物に玉が入るたびに興奮するわけもない。これまた8年後に他メーカーから一発台として復活するとは誰も思わなかったことだろう。そしてまた、両方の機種を打った人など存在しないだろう。いや、『ステップ』『ステップQ』をともに知っている人さえいないかもしれない。

過去の資料をひっくり返していたら、「一発台として発表された役物が、その数年以上前に普通機として登場していた」機種がいくつか出てきた。次回、一発台編(その2)で紹介しよう。

スーパーコンビ
スーパーコンビ(SANKYO)
3つ穴クルーンを搭載し、「一発台のキング」の地位を不動のものとした名機

バリエーション3号
バリエーション3号(高尾)

花篭クランク
花篭クランク(平和)
『バリエーション3号(高尾)』と『花篭クランク(平和)』の役物をよ~く見てみよう。……同じだ!

ステップQ
ステップQ(ニューギン)

ステップ
ステップ(平和)
こういった役物をクセが出やすいが、普通機では気にならない。一発台では気になる!

▼続きはこちらから
温故知新 知られざるパチンコ台の歴史にズームアップ ★ 一発台編(その2)

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