~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

今のパチンコ業界を代表するコンテンツを1つ挙げるとするならば、それは『海物語』で決まりだろう。1999年の発表直後からホールを席巻し、現在に至るまで約18年間にわたって業界を牽引している。ここでは前回に引き続き、そんな『海物語』の歴史を探索。眺めれば業界を取り巻く環境や、スペックの規制や緩和の変遷も垣間見えてくる。『海物語』が好きな人はもちろん、パチンコファンなら必見だ。

▼第1部(誕生~大海物語まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=26131

 

▼第3部(CRスーパー海物語IN沖縄2~CR大海物語2まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29465

2006年、スーパーな海が降臨!

『CR海物語』、『CR新海物語』、『CR大海物語』に続くシリーズ第4弾として登場したのが『CRスーパー海物語』だ。一番の特徴は液晶がより大きく綺麗になった点で、前作の『大海』で好評を得た「選べる3つのモード」を新たな形で継承している。それまでの『海物語シリーズ』にはない多彩な演出も好評を得て、シリーズ累計で約65万台というスーパーヒットにつながった。

4シリーズ連続のメガヒット!!

2006年4月に登場したメイン機『~M55W』のスペックは『CR大海物語M56』とほぼ同じ。大当たり確率は369.5分の1で、確変率は60%。全大当たり終了後に100回転の時短が付く。ちなみにどうでも良い話だが、前々作の『CR新海物語』が『新海』、前作の『CR大海物語』が『大海』という略称でファンから呼ばれていたのに対し、『CRスーパー海物語』は『スパ海』と『スー海』と『スーパー海』という3種類の略称が存在した。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

兄弟機はまず3つ!

『~M55W』と同時に登場したのが『~M55X』で、大当たり確率は309.5分の1。全大当たり終了後に時短が付くいわゆる「フル時短機」で、確変率は50%となっている。『~MFA』と『~MFG』は2006年9月に登場。シリーズ初となる真っ白な海専用枠が特徴で、前者は大当たり確率345.5分の1で、確変率56%。後者は『~M55X』と同じスペックだ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

豪華クルーザーで発表会!

豪華クルーザーで発表会!
2006年4月17日、『スーパー海』の発表会は船上で行なわれた。全長6メートルのマリンちゃん&サムの巨大バルーンや、2代目ミスマリンちゃんの小倉遥さんらが登場し、会場を大いに盛り上げた。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

新たな舞台はワイハー!

選べる3つのモードは海、マリン、ハワイの3種類。マリンモードは常に背景にマリンちゃんがいて、仕草や表情が予告の役割を果たす。ハワイモードはフラダンサーが登場する多彩なステップアップ予告が特徴だ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

ワリンちゃん、初登場!!

青い髪と左目の下の泣きボクロが特徴的なワリンちゃんは『スーパー海』でデビュー。活躍するのはマリンモード選択時に発生する可能性がある「ワリンチャンス」や、ハワイモード選択時の「ジェットスキーリーチ」だ。ちなみに大当たり時の「オホホホホ」という高笑いは当時から健在。その後の『海物語シリーズ』では必須の人気キャラとなり、2011年にはミスワリンコンテストまで開かれることになる(2017年2月現在では3代目ミスワリンが活躍中)。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

甘デジも初登場!!

ミドルスペックの主役であった『海物語シリーズ』が、甘デジでも主役となった契機が2006年9月に登場した『CRスーパー海物語SAE』だ。スペックは大当たり確率89.8分の1で、大当たり後は必ず5回転のSTと、20回転or45回転の時短が付く。真っ白な海専用枠で登場したことからファンには『白海』の愛称で呼ばれ、長い人気を得た。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

復刻版も登場!

2016年8月に『CRスーパー海物語M55X3』、2017年1月に『CRAスーパー海物語SAE5』が復刻。前者は大当たり確率319.6分の1で、確変率は54%。後者は大当たり確率89.8分の1で、ST回数は5回転。初代の『スーパー海』を彷彿とさせる懐かしの演出が特徴だ。ちなみに『海物語シリーズ』の復刻版は2016年2月の『CRA海物語3R』を皮切りに、他にも同年3月に『CR海物語3R1』、同年6月に『ちょいパチ海物語3R29』、同年12月に『CR大海物語スペシャルMTE15』が登場している。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

沖縄を舞台に大ヒット!!

『CRスーパー海物語』から1年を経たずに登場したのが『CRスーパー海物語IN沖縄』だ。舞台をハワイから沖縄に変えたという意味では『スーパー海』の兄弟機に近い位置づけと思われたが、多くのホールで『スーパー海』を上回る大人気に!! 続編も多く登場することから、兄弟機ではなくシリーズ第5弾と定義した。演出面の大きな特徴は一発告知搭載、突確搭載、ハワイモードが沖縄モードになったことの3点だ。

シリーズ初の突確搭載!

メイン機の『~MTA』は大当たり確率315.5分の1で、確変率は54%。大当たり全体の8%が突然確変のため、出玉のある大当たりの実質的な確変割合は50%(※15R確変と15R通常の割合は46%ずつで一緒)だ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

一発告知もシリーズ初搭載!!

液晶上に咲き誇るハイビスカスはキュイン♪と光れば大当たりor突確濃厚。一発告知の発生タイミングは多彩で、1回だけでなくキュキュキュキュキュキュイーン♪と連続で光れば確変大当たりが濃厚だ。突確同様、一発告知はこの『沖海』で好評を得て、その後の多くの『海物語シリーズ』に搭載されることになる。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

沖縄モードはこんな感じ

演出の基本は『スーパー海』とほぼ一緒。ハワイモードが沖縄モードに置き換えられ、民族衣装を着たマリンちゃんやエイサー娘たちを見ることができる。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

兄弟機は甘デジが大ヒット!!

兄弟機は2つ。『~MTA』と同じ2007年1月に発表されたのが『~MFB』で、大当たり確率は306.5分の1。確変率は50%で、突確がない点が特徴だ。また2007年4月には甘デジの『~SAD』が登場。大当たり確率は99.3分の1で、大当たり後は5回転のSTに突入する。初代の『甘海』である『CRスーパー海物語SAE』との違いは15R大当たりを搭載した点で、台枠の色から『黄海』の愛称で親しまれ、長い人気を得た。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

さらに舞台はカリブや地中海へ!!

『沖海』までの5シリーズ連続特大ヒットによって、もはやパチンコ史に残る絶対的な地位を築いた『海物語』。多くのファンとホール関係者の注目を集めたシリーズ第6弾は2007年10月に登場した『CRハイパー海物語INカリブ』で、これも設置台数的には大ヒットを飾った。また2008年7月には『CR大海物語』の新バージョンとなる『CR大海物語スペシャル』が、さらには2009年6月には『CRスーパー海物語』の舞台を地中海に移した『CRスーパー海物語IN地中海』が登場。この頃から『海物語』は年に1シリーズ以上、必ず発表されることになる。

カリブ海を舞台に大冒険!

メイン機の『~MTB』は大当たり確率315.5分の1で、確変率は54%(うち8%が突確)。選択できるモードは海、アドベンチャー、パイレーツの3種類で、中でもパイレーツモードは『海物語』らしからぬ、ストーリー性を持たせた演出が異彩を放つ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

パイレーツモードはワリンが主役!

『ハイパー海』はワリンを主役に据えたパイレーツモードに注目。ワリンが子分とともに巨大イカや海賊の「ビート」と戦うという、『海物語シリーズ』唯一の「バトル系リーチ」が存在する。ただこうしたバトル演出はその後の『海物語シリーズ』に受け継がれることはなかった…。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

『ハイパー海』の兄弟機

『~MTA』は大当たり確率306.5分の1で、確変率などは『~MTB』と同じ。出玉が約1600個と若干少なめだ。また2008年2月に登場した『~SAE』は確率95.8分の1の甘デジで、大当たり後は5回転のSTに突入する。台枠の色から一部ファンには『銀海』と呼ばれた。ちなみにこの頃から甘デジの機種名は「CR」の後に「A」が付くようになる。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

『大海』がスペシャルになって登場!

メイン機の『~MTE』は大当たり確率349.7分の1。確変率は65%(うち突確が8%)と、これまでの『海物語シリーズ』の中で最も高い。写真は割愛したが、兄弟機として確変率が60%で突確のない『~MFG』が登場している。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

『大海スペシャル』の特徴

一発告知のパールフラッシュや突確、チャンス目が連続する泡前兆予告、ラウンド中の昇格演出など、前作の『大海』にはなかった多くの要素が追加されている。また、スーパーリーチ中のチャンスアップは本機が最初。珊瑚礁の位置がいつもより高い、黒潮の流れがいつもより速い、マリンちゃんの指の動きが大きい……など、微妙な変化が好機を呼ぶ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

シリーズ初のタイアップ!!

2008年10月に登場した甘デジは「アグネス・ラム」とタイアップ! スペックは王道の『甘海』で、大当たり確率は99.5分の1。大当たり後は5回転のSTに突入する。ロングヒット機となり、今でも数多くのホールで活躍中だ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

アグネス・ラム登場で歓喜♪

『CRA大海物語スペシャルWithアグネス・ラム』におけるアグネス・ラムは幸運を呼ぶ女神様。回転中やリーチ後などに出現すれば大当たり濃厚だ。また大当たり終了後にはアグネス・ラムのサインが出る保留連濃厚演出などがある。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

『スーパー海』が地中海へ!

スペックは2種類あり、『~MTB』は大当たり確率319.8分の1で、『~MTC』は349.8分の1。どちらも確変率は60%だ。シリーズで初めてヘソと電チューの保留が別々になっており、これにより通常時と電サポ中で出玉のある大当たりの割合が変化。ヘソ入賞球からの大当たりは全体の20%を突確が占めるが、電チュー入賞球からの大当たりは突確がなく、その分が15R確変になる。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

『地中海』の演出は?

選択できるモードは海、海底神殿、地中海の3種類。海底神殿モードは背景にマリンちゃんが滞在し、様々なタイミングで魚群予告が出現する可能性がある。地中海モードは多彩なステップアップ予告がメインで、SPリーチ中はボタンで泡or魚群が出現。また13種類の発生タイミングを持つ突サムプレミアムは地中海モード限定のサプライズ演出だ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

もちろん甘海も登場!

2スペックあり、どちらも大当たり確率は89.8分の1で、大当たり終了後は5回転のSTに突入する。設置の大半を占めたのは『~SAF』。『~SAJ』はヘソ賞球数が6個というさらに遊びやすいタイプだが、設置はかなりレアだ。
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

5シリーズ合計18機種を紹介したところで、変遷史第2部は終了。前回の第1部は規則に適応したスペックの変化が特徴的だったが、今回は演出面の変更が目についた。この後も大ヒットシリーズの続編が次々に登場したり、羽根モノになったり、ぼのぼのが遊びに来たりなどなど、若干の迷走(!?)はあれど『海物語シリーズ』はさらなる進化の道を歩んで行く。近日公開予定の第3部も乞うご期待!
~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第2部(CRスーパー海物語~CRスーパー海物語IN地中海まで)

▼第1部(誕生~大海物語まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=26131

 

▼第3部(CRスーパー海物語IN沖縄2~CR大海物語2まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29465

(C)excorinc./東映

Page Top