全日が、オーイズミ提案による低価格パチスロを発表

全日遊連（阿部恭久理事長）は9月17日、東京都新宿区の「遊技会館」で、オーイズミ製「ドリームクルーン2」の価格について、同社との共同記者会見を開催。

条件付きで、1台20万円以下（税別）とすることを発表した。

全日遊連とオーイズミは現在、旧規則パチスロの大量撤去への対応措置として、低価格機を共同開発しているが、予定した年末導入が困難となったことから、オーイズミがすでに保通協試験に適合していた同機の低価格提供を申し出て、実現したもの。専用サイトからの注文を中心とした予約制を割引条件とし、1台あたりの価格は3台以上で19万8000円（税別）、2台で20万8000円（同）、1台で29万8000円（同）。

なお、予約なしの場合は定価販売となる。受注期間は10月中旬まで、販売台数は2000台。ホール導入は12月1～2週を予定している。

オーイズミの大泉政治会長は「液晶機をこの価格で販売すれば、おそらく赤字。しかし、当社を育ててくれた業界に恩返しするのは、一番苦しいこの時期しかない」と、協力の経緯を説明。

阿部理事長は、「ありがたい提案であるとともに、機械の高コスト化のしわ寄せがファンの負担になる中で、状況を変えるモデルケースになってくれれば」と期待を寄せた。

提供元:プレイグラフ