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【ツインエンジェル特集】マイスロ生みの親 -携帯連動サービスはここから始まった-

水無月遥・神無月葵キャラ

パチスロの新機種が出るとわかれば初打ちを待ち焦がれ、ファンイベントを開催すれば押すな押すなの超満員。この4月からはキャラを一新させた新作アニメがスタートするなど、パチスロ業界のみならずアニメ業界にも絶大な影響を与える「ツインエンジェルシリーズ」は、今やスロを打たない層にも支持基盤を広げた希有なコンテンツです。

この前、相席居酒屋で同席したギャルの口からツインエンジェルの名が出たときは、何かの間違いかと思いましたよ。スロもパチもしないというし、アニメもそれほど詳しくない。そんなアニヲタでもない層にまで浸透しているなんて……。いやはや驚きです。

 

ツインエンジェルロゴ

このツインエンジェル、そもそものスタートはパチスロです。今出ているパチ&スロの多くはアニメや漫画、ゲームなどの版権ものですが、このツインエンジェルはそんな後ろ盾のない状態で登場したんです。有名アニメタイアップ機を資産家のボンボンとするならば、それとは真逆の境遇です。それがまさかボンボンを蹴落とし果ては王国を築こうとは誰も思っていません。

この機種を出したトリビーというメーカー、知ってます? 4号機時代、海人などの告知機を出していた小規模メーカーで、2005年に社命変更するまでエイペックスという社名で機種を出していました。

【ツインエンジェル特集】マイスロ生みの親 -携帯連動サービスはここから始まった- 

ちなみに筆者は、エイペックスから2004年に登場した『忍者君妖怪絵巻』のマグカップを愛用しています。タンスの奥にあったのを見つけ使い始めたんですが、温冷どちらにも使え外気の影響を受けにくい真空タイプは使い勝手抜群なんです! そういうのもあって、個人的には身近なメーカーでした。でしたと過去形にしたのは、もう会社自体がないからです(泣。

エイペックスからトリビーへと社名変更後、第1弾として出してきたのが『パチスロ快盗天使ツインエンジェル』です。2006年10月のことです。

ストーリーを簡単に説明すると、水無月遥と神無月葵の二人の主人公は聖チェリーヌ学園の1年生。遥は明るく元気な子、葵はおっとり優等生。幼馴染のこの二人、夜になると怪盗天使ツインエンジェルになり、盗まれた大事なものを組織から奪い返すという話なんです。

オリジナル作品ということで、最初は名前が覚えられず、僕は赤い子、青い子と呼んでいました。その後、髪が青いほうが葵様だと、みんなには解説しています。周りでは、貧乳の子、巨乳の子と呼んでる人もいましたね。ほんと、失礼なヤツらです。

トリビーロゴ
 

 

ツイン筐体

再出発の門出を飾った『パチスロ快盗天使ツインエンジェル』。サミーの力を借りて製作されています。

ゲーム性は、至って普通。ボーナス+RTのタイプで、ボーナスは310枚BBと210枚BB、そして48枚RBの3種類。ボーナス終了後はもれなくCZに移行。そこでリプレイよりも先にベルを引けば70GのRT「エンジェルタイム」に突入し、70G消化後は再度CZに移行するため、またリプレイよりも先にベルを引けばRTへ……というループが発生する仕様です。50枚あたりのゲーム数は45G程度で、ボーナス確率がやや重いスペックです。5号機初期のこの時期は、このようなゲーム性の機種は数多く存在しました。

それゆえ、特に話題に上がるでもなく、業界人の誰もがこれほどまでのビッグコンテンツになるとは思っていませんでした。

 

 

ツイン2筐体

人気の火付け役は、2009年3月に登場した2作目『パチスロ快盗天使ツインエンジェル2』。今作から3人目の主人公、葉月クルミが加わります。

クルミは姉妹校からの転入生で、飛び級で入ってきた年下ちゃんです。口が悪く生意気だけどたまに甘えるツンデレキャラで、それまでの二人にはない世界を持っています。

このとき、ふと思ったんですよね。クルミが加入し3人になったのに、ツインエンジェルのままでいいのかって。トリプルエンジェルじゃないかって。もしかしたら、最初の想定ではクルミは今作限りの出番だったとかなんでしょうかね。

しかし、このクルミ、遥や葵の出ていない最新作TVアニメ『ツインエンジェルBREAK』にもちゃっかり登場しているくらい、作品には欠かせないキャラなんです。

 

ツイン2液晶ブルマ

『パチスロ快盗天使ツインエンジェル2』のゲーム性は、前作と同じボーナス+RTのタイプ。255枚BBと200枚BB、80枚のMBを搭載。ボーナス合算確率は140分の1(設定6)から199分の1(設定1)と軽めの設計です。

ボーナス終了後はもれなくCZに移行し、押し順正解で特定出目が出現すれば33GのRT「エンジェルタイム」へと突入です。RTの純増は1Gあたり約0.5枚。RT中は準完走型で、RT中にボーナスが成立した場合、ボーナスの種類によってRTを33G消化できるものもあれば、RTが途中終了しボーナス確定画面になるものが存在しました。

RT終了後は再度CZに移行しループが期待できる点などは前作と同じです。1枚役を獲得することで出率アップが見込め、またBB中の選べる3つの演出モードや豊富な演出群など、パチスロとしての出来も最上級でした。波の荒い機種が増える中、遊びやすいゲーム性やコンテンツの魅力などもあって人気を集めましたが、ブルマ演出など恥ずかしい演出も多く、打ち手を選別する機種だったとも言えます。

 

マイスロ

そして、この機種の人気を決定付けたのがやり込み要素ともなる「マイスロ」。
今や多くのメーカーが採用している携帯連動サイトの始まりがこの機種で、レベルアップやミッションなどゲームで育った世代をくすぐる機能が盛りだくさん。

今まで自己満足で終わっていたものがネットを介して他者とつながり、比較対象や友達を持つことで増々遊技に拍車がかかる。打てば打つほどヤメられない。ホール側としてはこれほどうれしい稼動貢献機能はなく、以後、登場する機種に携帯連動サイトがあるかないかがホールの購買尺度の一つともなりました。それくらい影響力が強く、斬新な機能だったんです。ただ、当時のメーカー担当者は、何事も初めてのことで苦情やエラーなど対応がとんでもなく多く、もう二度とやりたくないと愚痴をこぼしていたのを覚えています。

その後、TVアニメ「快盗天使ツインエンジェル」が2011年から7月から放映されるなど、パチスロから始まった物語が一気にスターダムの階段を駆け上がっていきました。でも実は、2008年9月にOVAも発売されていたんですよね。パチスロの初代『快盗天使ツインエンジェル』の登場が2006年10月ですから、こっそりひっそりと根強いファンが育ちつつあったんでしょう。

 

ツイン3エンジェルパネル

そんなTVアニメ放送に合わせ、3作目『パチスロ快盗天使ツインエンジェル3』が2011年9月に登場します。時代はART機全盛期で、そんな中、あえて前作までと同じRTタイプの仕様です。

ボーナスは330枚BBと240枚BB、72枚MBが存在し、ボーナス終了→CZ→RT突入リプ→RT→CZ……というお馴染みの流れです。RT「エンジェルタイム」は33Gの準完走型。一部のボーナスでのみ途中終了です。RTの1G純増は約0.6枚。BB中の演出モードはロリロリBBが増え、ボーナス中のエンジェルラッシュやフリーズなど爆裂トリガーも搭載していました。

RT21セットの振り分けが現実的にあるため、瞬発力は低いながらもロング継続にボーナスを絡め一撃数千枚というのも可能でした。

 

 

ツインBREAK筐体

そんな3作目から5年半以上が経過して、やっと待望のパチスロ新作『パチスロツインエンジェルBREAK』がリリースされます。アニメ「ツインエンジェルBREAK」がこの4月から放映されていることもあって注目度は抜群です。

ゲーム性は、ボーナス+ARTのタイプ。ART「エンジェルタイム」は1セット33Gで、1G純増は約0.8枚。従来までのRTからARTに変わりましたが、1G純増はそれほど変わらないままです。ボーナス確率が軽く遊びやすい仕様のままというわけです。

 

ツインエンジェルBREAKモード選択 ツインエンジェルBREAKバトル

演出はアニメ「ツインエンジェルBREAK」がベース。主人公は、天月めぐると如月すみれの2人。一新された演出ではありますが、全体的なテイストは過去のシリーズを継承しています。また、BB中やART中の演出モードとして従来のタイプを選択することもでき、新しさと懐かしさを1台で満喫できるうれしい仕様になっています。

ツインエンジェルBREAKあらいっこたいむ ツインエンジェルBREAKブルマ

ここまでツインエンジェルの歴史に触れてきましたが、10年の月日の間に登場したパチスロは3作だけで、今度の『パチスロツインエンジェルBREAK』が4作目です。なんだかもっと多く輩出しているイメージがあるのは気のせいでしょうか。きっと、パチスロ以外のコンテンツが走り続けていたからそういう印象があるのかもしれません。2005年のパチスロから始まり、OVA、TVアニメ、漫画、ネットラジオ、ドラマCD、ゲームなど、メディアミックスのサクセスコンテンツとして、常に何かしらの企画が動いていました。プロジェクト開始から10年。長きに渡って愛され続け、今もなおファンを離さない魅力はなんなのか。ブルマや水着でごまかされない本質を探りに、ぜひみなさん打ちに出かけてみましょう。

そんな新作『パチスロツインエンジェルBREAK』の導入開始は6月5日から。

みんな大好き6が付く日の最上級日6月6日はツインエンジェルシリーズの主人公・水無月遥ちゃんの誕生日でもあります。何かいいことがあるかもしれませんよ。僕も相席居酒屋でハズレクジを引くくらいなら、めぐるちゃんと戯れに行きましょうかね。

パチスロツインエンジェルBREAK(サミー)の機種情報
http://www.pachinkovillage.com/slot/s.php?M=4922

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