敵は本能寺ではない

 

2018年からロサンゼルス・エンゼルスを6年間。大谷選手がFA移籍してからはロサンゼルス・ドジャースを2年間応援してまいりましたがもう心はズタズタよ。疲れました。正直言って大谷選手のことは好きだけど、LADの事は好きにはなれん。


去年もロバの采配は酷いなあと思ったけど。

まかり間違ってワールド・シリーズに勝っちゃったもんだから1年間は我慢した。コアなロス在住のドジャースファンも俺も。この1年は何が何でもロバーツを支持しようと心に決めていたけれどもう無理だな。ぷっつーんと糸が切れる音が聞こえたよ。


毎年おなじみのポストシーズン・ピクチャーです。これを見てわかる通り、ディビジョン・シリーズは


トロント・ブルージェイズがニューヨーク・ヤンキースに2連勝
デトロイト・タイガースとシアトル・マリナーズは1勝1敗
ミルウォーキー・ブリュワーズがシカゴ・カブスに2連勝
ロサンゼルス・ドジャースがフィラデルフィア・フィリーズに2連勝


何となくALDS、NLDSの行方が見えてきたけれど、ドジャースの未来は真っ暗だ。

 

まさかロバーツの頭がここまで悪いとは思わんかったけど、野球IQの低さ、知能指数の低さが露呈している。前田健太投手がLADにいたころからロバーツの先発投手早替えは問題となっていて、前田さんと度々衝突。その頃からロバーツの投手起用の下手っぷりは問題視されていたけれど、圧倒的な資金を基にして層の厚い選手を持った為レギュラーシーズンでは驚異的な勝率でここまで勝ってきた。ロバーツの生涯勝率は.621


944勝576敗

圧倒的な勝率なので、この数字だけをみれば最高の監督だけど、其れはやっぱり良い選手が集まってたって事だけだった。監督の才が優れているのではなくて選手によって支えられた監督。確かに勝率が高いのは素晴らしいけれど、其れを言ったら日本の原監督も勝率は高いけど監督としての能力は否定されている。勝率が全てではないと思う。フロントの営業努力で良い選手ばかりをかき集めれば其れなりに戦えるものだ。


ロバーツの1番嫌なところは勝負に対する鋭さがないって事。


あいつはこれまでも何度も油断した。得点差が開けば早いイニングから早々にテオ、フリーマン、ベッツをベンチに下げた。10点以上のリードを奪えばルール上最終回は野手登板が可能になるからキケかロハスを登板させて平気で最終回に5点も取られる惨めな采配を繰り返してきた。点差が詰まってあわててバンダやベシアを登板させてブルペンは疲弊した。なら最初からバンダでも使っとけよって何度思ったか知れない。要するに点差が開くと良いピッチャーを使いたくないのだアイツは。良いピッチャーを出し惜しみして二戦級を出して打ち込まれる。慌ててブルペンに準備させるけど、勢いが付いた相手打線に逆転されて負けることが何度あったか分かりゃしない。だからロバーツはいっつも勝てる試合を落とすのさ。


逆転負けを食らうのは


タナー・スコットが悪い訳じゃない。
カービー・イエイツが悪い訳じゃない。
エドガルド・エンリケスが悪い訳じゃない。
ブレイク・トライネンが悪い訳じゃない。
ベシアが悪い訳じゃない。

そいつらを使うのは監督だ。全ては監督の責任だ。

 

上記4人は確かにポンコツだったけどエンリケス以外は去年は良かったからね。今年も活躍する可能性はあったんだろうけど、いずれも抑えとしては通用しない要素を持っている。


スコットは真っすぐとスライダーしかないけど右打者の外角低めにストライクを取れない。真ん中から内側の球だけで討ち取ろうとするからコースも球種も的を絞られる。的が絞りやすい投手は打者の餌食になるに決まってる。イエイツは球速がないのにストライクが取れない。年齢的な衰えか?高めの真っすぐで空振りが取れなくなった今年は無理だと思うけど、年齢的にも来年は要らない投手だと思う。150km程度の真っすぐしか投げない投手は辛いて。エンリケスはまだこれからだけど、ロバが走者を残した苦しい状況でばっかり送り出したから、途中から壊れてしまった。163kmの真っすぐがあってもスライダーとカットボールが曲がらないから150kmの棒球。変化球が殆ど真ん中辺りに集まるから打たれるのは間違いない。ベシアは明らかにリリース・ポイントが悪いように感じる。150kmの真っすぐしかないピッチャーが気力と根性だけでは抑えられない。ウィにングショットがないから空振りが取れん。討ち取れんって思ってると打者に粘られて結局はフォアボールのうれき目にあう。

 

1番酷いのはトライネンだけどね。

 

ロバーツは未だにトライネンの事をgood relieverって思ってるらしいから大事な場面で使うけど今年は滅多打ちにあった。もうどうしようもないくらいのメッタ打ちにあった。前半は怪我で離脱していけれど彼が戻ってきた8月の前半からドジャースはおかしな戦い方を強いられるようになりました。これは全てトライネンのせいです。


トライネンとかフィリップスのような曲がり球を使う投手は使いづらいです。スイーパーは精々50cmくら曲がればいいものをトライネンのスイーパーは1mくらい曲がるからストライクゾーンに制御できない。右打者のデッドボールになるような位置から外角ぎりぎりまで曲がるので殆どストライクゾーンには来ない訳ですね。打者が振ってくれれば儲けものだけど、見逃がされば全部ボールなのでフォアボールになり易い。フォアボールじゃなくても曲がり過ぎて左打者の足にデッドボールとか右打者の左手にデッドボールを出すから四球と死球ですぐに満塁になる。正直これくらい嫌なピッチャーはいないけど、トライネンが復帰してからはドジャースはボロ負けよ。

 

8/11はトロントとの3連戦3連勝できるんかと思うたら3-1リードの8回にトライネンが2者連続ホームランを打たれて同点。これが響いて4-5で負け。この時の2本の本塁打は殆ど曲がらないしょんべんスライダーだった。


9/7は誰もが知っている。山本投手のあと一人でノーヒットノーランという試合。本塁打打たれたため3-1になってトライネンにあとひとりを託したけれど結局ひとつのアウトも取れずに4人の走者を出してあとを継いだスコットでサヨナラ負け。ツーアウトランナーなしからなして4人も連続して塁に出すん?9/17はPHIとの3連戦初戦。投手大谷がノーヒットで5回を投げたのに6回にロブレスキーが一挙に5点取られてエンリケスもホームラン打たれて4-6の劣勢。8回に大谷さんの本塁打から2点取って同点に追いついて、さあこれからやと思うたら9回表にトライネンが3ラン本塁打打たれて没。死んでくれよ。


9/22は7回まで1-0リードでSF戦スイープかと思いきや。トライネンがマウンドに上がると5人もランナーを出して3失点。死ねよボケ。この試合スイープしておけばほぼ地区優勝だった。これだけ打ち込まれてるんやから

 

NLDSはアクティブ・ロスターから外して欲しかった。


10/5に大谷投手が先発したけれど、テオのまずい守備で序盤で3点も取られておしまいだと思ったら6回、7回で逆転して5-3とリード。この日解説の小早川さんが、マウンドに上がったロウキにこの日抑えたら佐々木投手の抑えが決まりますって力説してたけど、あんたに言われんでもロスに住んでるドジャースファンも、日本のドジャースファンもみんな


ドジャースには佐々木しかおらん

 

と思うてたはずで、これからのポストシーズンの最終回はリードしてたら佐々木やなってことは全ての人間が思ったはずや。にもかかわらずあの失態は何?ロバーツはバカなの?


大事なフィリーズとの2戦目。4-1とリードしてたけどシチズンズ・バンクパークは何が起こるか分からない敵地。熱狂的なフィリーズファンの喧騒という状況で8回の裏に4-0から1点取られて4-1となっただけでも相手チームは盛り上がる。そんな危険な状況でさえもロバーツには3点もリードしてるからトライネンでいけると思うたみたい。


10/7の試合は痺れるというよりも呆れ果てました。


ロバーツの頭の悪さはどうしようもないけれど、もうあたくしドジャースファンやめよかって思う程の気分落ち込み。気分悪う。なして野球観てこんなに嫌な思いをせねばならないのか分からんけど、ロバの身体をベンチに括り付けとかないとおちおちテレビもみとれん。これほどまでに投手交代が下手な監督は滅多にいないと思うし、そろそろフリードマンとかゴームズGMはロバの頭を取り替えることを検討して頂きたい。4年契約なんてどうでも良いから今すぐにでもロバーツには監督をやめて欲しい。


ちょっとでも点差が開いたら油断する。
良いピッチャーは出したくない?
ってトライネンで抑えられると思ったのか?


今年のナショナル・リーグはフィラデルフィア・フィリーズとミルウォーキー・ブリュワーズがメッチャ強いです。だからこの2チームが当面の敵やと思うてたけど、其れは大間違いやった。ドジャースもなかなかええチームやけど

 

敵はPHIではない。
敵はMILでもない。
LADの敵はロバーツにあり。

 

9回に佐々木が投げとけば4-1ですんなり勝ってた試合。其れをトライネンを出すもんやさかい、すぐに2点取られて


トライネンが3連打
ベシアがふたつアウトを取ってワンヒット
最後佐々木が抑えて4-3で勝利。


これでドジャースタジアムに帰れる。だけどロバがいる限りドジャースは負ける。

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