特1と特2を均した数字の計算方法

久しぶりに真面目にパチンコの記事でも書きますか?
あんまりまともな記事がなかったと思うけど、沖縄の新しい奴が出たからには其れなりに。私なりの見解もあろうという事で今回はゲージ解説と数字の解説。いつものようにパチンコメーカーが発表する突入率には悪意が潜んでいるので其れに対する数字の補正とゲージからみた沖縄の実力ってことがテーマ。
沖縄6
特1⇒単40%、確40%、凸20%
特2⇒単40%、確変52%、凸8%
という事で常に単発は4割しかないから確変突入率は6割ですよってのがメーカーのクソ言い分。お前らの言い分なんか聞きとうないわって感じだけど、出玉が40個しかない2R確変と出玉が1380個獲れる10R確変とを同等に扱うのは止めて頂きたい。其れでも尚且ついやいやいや
メーカーが60%って言ってるんだから60%だって言い切るアホは置いといて
どう考えても6割じゃないですよ。ならなんぼやねんって話し。
まあこれに関してはあとで触れるけど、まんずこの機械を見て気になるのは確変ベースでしょう。えっ確変ベースって言葉が分からない?電チューがパカパパしてる間のセーフ÷アウトね。遊技機の規則で確変中のセーフ÷アウトが1を超えてはいけないって件があったと思うけどセーフ÷アウトが1⇒確変ベースは100。セーフが90でアウトが100ならば確変ベースは90となります。要するに玉がどれだけ還ってきたかを%で現してる訳。だから0.9とか1という表現でも全然通じる。遊技機の左右に付いてる通過式チャッカーのことを我々は「肩」と呼んでいます。
一見して此度の沖6の肩はすこぶる甘いです。

天の右側を通過した玉はかなりの確率で肩を通ると思いますが、天の左を通過した玉は殆ど肩には入らないでしょう。という事はまずは天釘の右を狙うってことが本筋となりますが、よっぽど強く打たない限り天の右側を通過するでしょうね。この点ではOK牧場。

天釘の右側を通過した玉は3割とか4割近いレベルで肩を通過すると思います。ここのゲージは歴代の海と比べて最高級に甘いと思う。だからこそ沖縄6初っ端の遊技は港KEIZにしようって決めてたし、実際に港KEIZで遊技しましたが、その時の肩通過率は1/3でした。ところが別の店に行って遊技した時は、明らかに肩の命をマイナスに振ってあったのでどうかな?って調べると肩の通過率は1/4でした。従って肩が元ゲージのままなら3個打ちだして1っ発くらいの割合で抜けるから電サポ中に保留が枯れるってことはないと思うんですよね。実際に遊技してみて1/3の時は全く枯れることなくやれたけど、1/4の時は何度か枯れることがありましたね。
ただし
問題は玉減りの方。肩の通過率が1/3でも確変ベースは82.8%しかなかったのに、肩の通過率が1/4の時、確変ベースは86%でした。
勿論サンプルが少ないんで、バラツキはあると思うんです。だけど肩の通過率が同じであったとしても、確変ベースに個体差が生まれる。其れは何故かと申しますと

こういう事なんですね。この台の盤面を見た時に、一見して電チューの左右間隔がやばいなと思いました。これだけ間隔が広いと電チューが開いても拾わないだろう。

電チューが開いてもここに玉が入らん訳ですわ。
此度の沖縄は電チューの解放タイミングが一定ではない為に止め打ちの効果が少ないという声をよく聞きます。然しながらその実態は電解放タイミングよりも、元々電チューのハネが小さいことと、その横方向に広がる空間が広いから、玉が寄ってきても中に入らない事が多いのです。電チューが拾わないから玉減りをするというのが正解。だから止め打ちをしようが、強弱打ちをしようがお構いなしに玉が減る。技術介入はほぼ不可能なんです。
ただし遊技台によって個体差があるようです。
港KEIZは肩通過率1/3でも確変ベースが82.8%しかなかった。なのに別の店では肩通過率が1/4だったけど、確変ベースは86%を記録した。これが何を意味するかというと、遊技台の左右の傾斜角度によって電チューに入り易い台と入り難い台があるのではないか?という仮説。現段階ではまだまだ仮説に過ぎませんが、電チューに入り難いという事は
電チュー手前に来た玉の勢いが強い方が入り易いってこと。つまり左打ち遊技では、左⇒右に向かうベクトルの大きさが大きいほど電チューに入り易いし、右打ち遊技では右⇒左に向かうベクトルの大きさが大きいほど入り易いってこと。そうなりません????まだまだ検証していかなくてはなりません。然しながら右打ちはひとつの可能性を示しています。
ゴム打ちをすると何割かの玉が、通過して欲しくない方に行ってしまうので肩の通過率が下がる可能性があります。そこでゴム打ちよりもやや弱めに右打ちすると、肩の通過率を損なわないで玉を落下させることができるでしょう。右から左に向かうルートの方が左から右に向かうよりも落下する速度が速くなる可能性があるかもしれません。万が一そのような物理現象が生じたら、電サポ中は左打ちよりも、右打ちの方が確変ベースが高くなる。やってみないと分かりませんがね。※ゴム打ち⇒右打ちで1番強くハンドルを振ること。盤面の右側グレイになってるところの最上部がゴムでできてたので、ゴムにぶつける打ち方をゴム打ちと言います。
こうも言えます
遊技機の左右傾斜角度が右下がりの時は、玉の落下速度が速くなる。右打ちよりも左打ちが有効だ。
遊技機の左右傾斜角度が右上がりの時は、玉の落下速度が遅くなる。これならば左打ちよりも右打ちの方が有効だ。
兎角電チューには入りずらい。ならば速い玉を送り込みたい。
まだまだ始まったばかりです。色々と試していきながら今日書いたような机上の理屈と、現場での乖離を経験したいと思います。その過程で確変ベースが上がるやり方が見つかるかも知れません。冒頭の答え合わせをしましょうか。
10R確変と10R通常の比率はどうなるのか?

特別図柄1では確対単は1対1です。特別図柄2では確対単は13対10です。この平均値を求めましょう。
この平均値を求めるためには全体の大当たり回数のうち、ヘソからの大当たりと電からの大当たりの内訳を計算しなくてはなりません。2R当りを含む全大当たり回数を1000回として計算すると、上記計算に依りヘソ当りが292.5で電当たりが707.5でした。大当り回数が総回数1000回ならば単発平均値は400なのですが、このうち27%くらいが時短中に当たってしまうので、ヘソで当たったのは292.5回になるということを示しています。という事は電チューに依る当りは707.5回という事になります。

ヘソで当たった292.5回の内訳を凸20%,確40%,単40%で計算するとABCのようになります。
同様に
電で当たった707.5回の内訳を凸8%,確52%,単40%で計算するとA'B'C'のようになります。
AとA'は無視して良いので
(B+B')/(B+B'+C+C')⇒484.9/884.9
つまり54.8%が10R確変で45.2%が10R単発です。
この計算方法は厳密に言えばあまり好ましくありません。然しながら着地点はほぼニアイコールになってるはずです。従って沖縄6の確変割合は54.8%と覚えておけば良いと思いますし、この数字で損益分岐点を計算すれば良いです。
港KEIZで遊技した時は電サポ174回転で240個の玉減りでした。-1
別の店で遊技した時は電サポ218回転で240個の玉減りでした。-2
1の時は108回転で150個くらいの玉減り
2の時は108回転で120個くらいの玉減り
T1Yが1380個として、108回転で150減ると出玉は1230個になっちゃうし、120減ると1260個になっちゃう。実際に呼出ランプの数字を見ても単発当たりの時は1200くらいの奴がゴロゴロしてる。だから此度の沖縄は
T1Yが1250個で
確変突入率が54.8%
これでボーダーを計算してください。多分3.6円店で21/Kくらいの値が出るはず。
ただしここまでのお話はジンベエタイム抜きで書いてます。基本ヘソの賞球が3個以外は沖縄4とおなじ考えで、沖縄4よりもT1Yがかなり少なくなるということ。其れを補うためにジンベエタイムがあるのですが、ジンベエに入らなくても勝てる台。戦える台ってことで遊技台を選別した方が身のためと思います。ジンベエがあるからこれくらいの回転率でも戦えると妥協して勝負に臨むと、あまりの遊技性能の辛さに辟易してしまう。それくらいジンベエ抜きだと激辛マシンなので最初から妥協して19/Kとか20/Kでも良いという考えは怖いですね。あまり妥協せずに、出玉よりも回転率重視の台と心得ていきましょう。
今までもそうですが、狭い狭い入り口を突破して得られる出玉は
あんまり期待しない方が良い。其れを込みで考えてボーダーを出すよりも、LT3.0なしでも勝てるボーダーを追及した方が身のためと思う。結局長い目で見れば、パチンコ台のスペックというものはどれ打っても大して変わらんということは事実。だけど皆が皆長い目で見れるほどお金持ちじゃないし、パチンコに特化した生活を送ってる訳じゃない。長い目で大数の法則に従うのを待つのではなくて、今すぐにでも勝てる遊技台。其れはジンベエ抜きでも勝てる台。
まだ戦いは始まったばかり。
沖縄6は検証すべき課題が山積み。今日書いたお話の中で、間違ってることもあると思う。それが正解なのかそうでないのかはこれからじっくりと時間をかけて見ていきますが、サンプルを増やしていけば必ず光は見えてくると思う。沖縄4に近い遊技性能を持ってるのは事実なので、勝てる店勝てる台を探していきたいけれど、沖縄が打てる店は限られている。その限られた標的でお金になる手段を考えますわ。
今回の記事は
(1)遊技機のゲージ特性
(2)ヘソと電とで異なる比率の時の実質的な確変突入率の計算方法
(3)左右傾斜角度によって確変ベースに差が出るのか否か
(4)確変中に右打ち打法が使えるのか否か
海物語を考える時は常に上記4点に注目せねばならんので今回の記事を最重要記事として置いときます。




コメント
とりあえず1回目読みました。
計算はあんまり理解できませんでした。
ですが新たにわかったことはデンサポ激辛だということ。
通常も回転率気にして打って且つ確変入っても電サポにもできるだけ入るように打たなきゃならない。すごく気を使う台で玄人向けだってことは読んでてわかりました。
だるいな。エヴァだったら当てるだけで右打ちは演出入った時だけ止めれば良かったのに。しんどいですわ。これ。
お久しぶりです。
ウリンチャージの割合って計算できます?私は出来ませんでした。
ともぞうさん
また面倒なことを要求しますね。
貴殿が言いたいことはわかりました。私のロジックに隙間がありましたね。ただ滅多に当たらない通常時のウリンチャージまで計算しようとは、貴殿の計算好きにもたまりませんわ。
えーと。普通図柄の当選確率を当方は知らないのでいまのところ計算できません。貴殿が当選確率を知っているのであれば、私にお教え下さいませ。
大谷好きさん
まじですか?
メッチャ分かり易い記事なのに。計算って難しい???
凄く気を遣う台。玄人向けの台は全て逆
全然気を遣わない台。素人向けの台ですよ。
あんまり理解してくれてないようだから、今度会った時厳しく言います。ただこの台は1点だけ素人向けじゃないことがあります。
この記事に意見してくれた、ともぞうさんならきっと気付いてると思うけど、私も最近教えて貰った。にしても「ともぞう」様の洞察力は恐ろしい。
私も計算は分かりませんでした苦笑
でも、色んな所に調整の幅があるのは勉強になりました、楽しみの幅が増えますね。右打ちで玉減り遅くなる可能性とか夢があります
ウメ様
うーん。そっか。
計算って結構難しいか。割と整理して書いたつもりなんですけどね。
ただこの機械はメッチャ面白いですよ。
素人向けであり、玄人向けの要素もあり。私好みの機械ですね。
ウリンチャージの当選確率が分かればスルーの平均抽選時間から割り出せそうなんですが公表されていないっぽいんですよね。
体感100G消化していると1回位の気がするんですがどれ程のものでしょうか?
うん前に調べたことあったけど分らんかった。
沖4の時よりも普通図柄の当選確率は悪くなってる気がする。
今まで沖6で通常時(ヘソ)1493回回して普通図柄当選したのは4回だけ。1/100ってことはないでしょ。もっと悪いはず。ただ統計的にデータを集めれば近似値は出せると思いますがね。
この台の技術介入には気付いていますか?