8周年

2013年の5月28日に始まった記事の掲載。初回投稿からピッタシ8年が経過したということでここら辺で自分の投稿履歴と戦績を振りかえってみたいと思います。私は週2で投稿をしてきたので1年間に占める投稿日の割合は凡そ3割前後で推移してきたと思いますが、こうして振り返ってみると投稿してきたペースは年単位でかなり差がありますね。ビレッジに参加したての頃は記事をUPするのが楽しくてしょうがなかったのでほぼ二日に1回は投稿するという無茶なことをやってますが徐々に週末毎に投稿をするという習慣が定着していきました。掲載当初は短文投稿が殆どだったので文字数に換算すると大したことないし、内容的にも大したことも書いてないので実質的には現在の方が提供する情報の質量共に良だと思います。2015年に嫌なことがあって一時的に投稿回数及び遊技回数が激減してますが、そこから徐々に投稿率が上昇し、2018年からはほぼ毎年3割前後の割合で記事をUPするようになりました。今では土日になると投稿ってのが当たり前のように思われてるかも知れませんし、日曜日の投稿が終わると次の週末が来るのが待ち遠しいっていうコメントを貰ったこともあったものですから、遊技の如何に拘わらず週に1度は投稿することを心がけております。こうして積み上げた掲載回数が910回であり、その間の経過日数は2923日でありますから、平均すると.311で記事をUPしてまいりました。週1投稿と決めているライターさんもおられるようですが、多分それはビレッジからの要望だと思います。せめて週に1回くらいは何か書いてよってのが主催者側の意見だと思いますし、読む方もそれくらいは期待してしまう。1週間に1回発売するウィークリー新聞みたいな感じで投稿していれば、多分読み手も納得するし、書き手も何とか執筆できる時間的猶予が与えられているだろうってとこでしょうね。私の場合は毎日投稿しろよって言われたら毎日投稿するかもしれへんでっつうくらい文章を書くのが好きなので、何も苦にならんのですが人によっては毎週投稿するのが苦痛だと思ってる人もいるようです。因みに忙しくても忙しくなくても毎日投稿することはOK牧場です。然しながら投稿する頻度を上げれば、内容が劣化するのは目に見えているので私は週2で投稿することを継続しています。

 

投稿割合

 

遊技する回数は年々低下傾向にありますが、平均すると年90回。休日に占める割合は90÷115=0.782の割合で実践してたということになり、これは一般的な土日ユーザーよりは高い数字と思います。家族が行ってらっしゃいと送り出してくれるから、このような無茶なことが実行できるわけでありパチンコは決して自分ひとりの力だけでは成り立たないのであります。色んなことを犠牲にしてパチンコで得たお金は、その一部を家族に還元するのは当たり前であり、色んなことを犠牲にする以上は「勝って帰らねば」話になりません。投稿した内何回実践があったかというと、719÷910=79%なので投稿全体の21%はパチンコ以外のこと?若しくはパチンコ関連で実践以外のことを書いてきたってことになります。約8割が実践日なのでパチンコの遊技報告が主たるというのは間違いないでしょう。

 

勝率と時給

 

客滞率

 

次はこの8年間の全収支を一覧にした画像です。これを見てると色々なことが分析できるので、本日はこの画像を元にしてこれまでの8年間を振り返ります。当然2013,2014年までがまともな遊技生活で、それ以降の6年半は守りに入ったパチンコになっています。この2年間は換金率が低い上に海を殊更還元するという環境での遊技なので長時間稼動になるから勝率も低いし、時給も低いことになっています。換金手数料を差し引くと実質2.6円という数字だったので、この2年間で高い時給を獲得するのは極めて困難だと思います。遊技時間を長くしないといっぱい稼げないから、勝率が下がるってこともうなづけます。従ってパチンコの実践記については2014年で一旦終わっており2015以降については、パチプロさんが私の記事を読めば、お前の行動はただ単に1日当りの遊技時間が短いから勝率も高いし、時給も高いんだよって言うと思います。2017年まではそこそこの数字で推移していた客滞率も2018年からは210%前後で毎年推移しているってことが今の自分にとっては恐怖ですね。これだけ客滞率が伸びないと質の高いBサ計上になっていませんからどこかで確率のバラツキ(逆襲)がやってくると収支は壊滅的なダメージを受けると思います。勝率、時給計算値も重要ですがそれよりも客滞率を改善することが急務です。

 

遊技時間が短い人は

(1)勝率が高いし

(2)時給も高い

 

論理的な裏付けは何もないんですけどこれは事実と思います。打席に入る数が少ないほど、打率は上にもぶれるし下にもぶれる。打席数が増えてくると徐々に打率がその人の実力に近づいてくる。ですからプロ野球の世界では規定打席数という規定があるわけだし、それに満たない選手の打率は正当に評価されなくて首位打者の資格は剥奪されます。仮に規定打席数が足りていても、フォアボールが極端に多くてピッチャーが逃げまくるような状況になると打率が急上昇するという物理現象も数多く見てきました。因みにプロ野球規定では、試合数×3.1が規定打席数です。この場合の規定という意味は、自分が出場した試合×3.1ではなくて、チームが1年間に行った試合数×3.1のことです。

 

日本130試合では403打席

メジャー162試合では503打席

これは打席数だけを基準にしていますから、同じ打席数でも四死球の数によって打数は全く異なります。

 

 

打数が少ない方が打率は高くなるという典型例をご紹介しましょう。

 

高打率

 

ボンズ、王、バースの3人です。バリー・ボンズは2001年に年間最多本塁打記録を更新し破竹の勢いでした。ボンズに対してはまともに攻めたら絶対に抑えられないと言う意識が高揚し、メジャー・リーグの投手はボンズとの勝負を極端に回避。断っておきますが、ボンズは左バッター。そしてメジャー・リーグの球場で左バッターが最も本塁打を打ちにくいのがサンフランシスコ・ジャアンツの本拠地AT&Tパーク(現オラクルパーク)であります。そのような不利な状況の中で年間73本塁打を記録したボンズは化け物だったと思うし、彼に対峙する投手の心理はまともに相手できないでした。AT&Tパークはライトポール際までの距離は94メートル程度とかなり狭いんですけど、フェンスが高くて7.6メートル。更にライト側は海に面しており海面と同じかそれよりも低い程度の位置にダイヤモンドがあったということで左バッターが放った放物線は悉く海風により押し戻されたということと右中間がセンターよりも更に深い位置で128メートルもあるということがネック。イチローがオールスターで完璧に捉えたセンターへの飛球。特大アーチと思った打球がフェンスオーバーせずにランニングホームランとなったのがこの球場。第3回目のWBCが行われた時に野球解説者が日本人の左打者はまずここでは本塁打はでないでしょうって話をしてたのがこの球場ですね。


左バッターが最も本塁打を打ちにくいのが⇒AT&Tパーク
左バッターが最も本塁打を打ち易いのが⇒ヤンキースタジアム

 

 

AT&T4

 

AT&T3

 

ライトスタンドは常に逆風。海側の道路からは無料で野球観戦ができます。

 

AT&T2

 

AT&T1

 

AT&Tパークのライト側は常に逆風。マリンスタジアムはまだ観客席があるからましだけど、この球場のライトスタンドには観客席がないから浜風がもろに打球を押し戻すのでライト側に本塁打するのは至難の業。2005年にモンスタービレッジという遊技機が発売されたんですけど、この商品がバカ売れして驚異的な7万台というセールスを樹立。望外な利益を手にした竹屋は翌年の6月に社員旅行でサンフランシスコに行かせるという大胆なことをやってくれました。遊技機メーカーの社員旅行は海外ってのが当たり前だった時代。私もその恩恵に預かり、ベガス・サンフランシスコへと1週間くらい旅行に行かせてもらいました。AT&Tパークの目の前まで行きましたけど、あいにくその時期はサンフランシスコでの試合がなかったため野球観戦は断念しましたが概観を見るだけでも感慨深いものがありましたね。カニが美味くて暑くもなく寒くもなく本当に良い街サンフランススコは坂の街。急勾配からなる1本道を走る相乗り電車には、英語と日本語ながらも何故か心が通じる外国人観光客とのふれあいが印象的で情緒たっぷりの景観でした。できればもう一度。オラクルパークで野球観戦がしたいです。

 

 

それほどまでに厳しい環境の中で、AT&Tを本拠地として本塁打を量産しまくったボンズに対して恐れをなして勝負できなくなったナショナルリーグの投手は600打席で200四死球を与えました。つまり全体の1/3がフォアボールで、残りの2/3がバットを振ったということになり彼の打率は急上昇。キャリアの打率が.298しかないのにこの年の彼の打率は.370まで跳ね上がりました。フォアボールが増えると打率が上がるのは、ワンポイントを出す局面でも相手が抑えのエースを出さずに敬遠を選ぶということで厳しい投手との対戦が減ることも理由のひとつですが、それよりも好調なシーズンを迎えた年が大数の法則に従う前にシーズンを終えてしまうことの影響が大きいと思います。

 

 

王貞治もボンズ同様典型的なプル・ヒッターで右方向にしか打球が飛ばないから、王シフトを敷かれると高打率を残せるはずがないんですけど1973年は.355という打率を残して三冠王になりました。キャリアの打率が.301しかないのにこの年のそれは.355ということでここでもボンズと同じような仕組みが働いての高打率だったと思います。特に1973年、1974年の2年間は長嶋茂雄の存在感が薄れた年(74年引退)だったので、相手投手から見ると敵は王1人となったということでこの2年間は極端に敬遠のフォアボールが増えたと思います。相手投手が抑えられないと判断し、弱腰、逃げ腰になればなるほど打者の打率が上がるのは、打者を怖がるあまりバッターインザホール環境を作ることができないということも影響していると思います。常にピッチャーインザホールになると打者を抑えるのは難しいでしょう。バースはボンズや王と違って広角に打てるバッターですが、彼もまた四死球が増えた1986年に生涯最高の.389をマーク。この打率は今も尚日本球界最高打率になってるんですけど、バースのキャリア打率が.337なのでこの年にそれを大きく上回る打率を残せたのは投手が逃げ腰になってたから。この頃の阪神甲子園球場はラッキーゾーンがあった為にレフトスタンドはスイートゾーン。甲子園球場の浜風を利用して掛布が左方向に本塁打を量産してたのを真似してバースもまた左方向へ大きな打球を飛ばすようになりました。この年の前年に年間55本塁打、4打席連続本塁打、7試合連続本塁打という王貞治の記録を全て塗り替えるかもという成績を残したのでセ・リーグの投手はバースに対して恐怖心を植え付けられてまともに勝負することができなくなっていましたね。

 

 

王はライトスタンド一本だったので外角にさえ投げとけばという心理があったでしょうが、ことバースに関しては外角高めに行ったボールは悉くレフトのラッキーゾーンに運ばれてしまったのでセ・リーグの投手はバースに投げる球がありませんでした。夏場は必ずライトからレフト方向に向かって吹く浜風とラッキーゾーンは投手にとって恐怖だったし、テレビで見てる巨人ファンにとっても恐怖。頼むからバースにはストライクゾーンにボールを投げないでよと神頼み。6試合連続本塁打した翌試合は、巨人の先発投手は江川卓。彼は逃げることなくバースとの真っ向勝負を挑みましたが、結果は無情にもライトスタンド上段への特大ホームラン。これによりましてバースは王の記録を悉く塗り替えるかもしくは、その寸前まで到達。何がなんでも王貞治の年間55本塁打は破られてはいけないというセ・リーグの投手陣が一丸となってバースに対峙した対処法はフォアボールで徹頭徹尾逃げること。上記の.389という高打率はその翌年。バースに対して極度の勝負回避という精神状態に追い詰められたセ・リーグの投手陣がここまで高い打率を許したのですが、これはやっぱりバースを警戒するあまり常にピッチャー・イン・ザ・ホールになっていたことが大きな理由でしょう。

 

ホームラン打者の打率が跳ね上がるのは

(1)警戒するあまりピッチャー・イン・ザ・ホールになることが多い。

(2)勝負どころで抑えに来るよりは敬遠のフォアボールで逃げる。

(3)大数の法則に従わない。

※ピッチャー・イン・ザ・ホール⇒ノースリー、ワンスリー

 

 

(1)と(2)は野球独自の論理ですが、(3)はパチンコ同様確率のバラツキに関する論理です。打数が減れば減るほど打率が上がる。遊技日数と遊技時間が減れば減るほど勝率と時給計算値が上がる。似たような現象が起きてるのでしょうね。だからパチプロさんが私の記事を読めばくだらないって感じると思います。

 

前半と後半比較

 

8年間の遊技成績をじっくりと分析すると、最初の3年半と、次の4年半で勝率と時給計算値が激変してるってことに気付きます。当初からこのブログに付き合ってる方は、年間の数字をつぶさに見てないし、年単位で比較もしてないだろうから今まで気付かなかったかもですが、私は毎年数字の分析をしてるのでこの分岐点には気付いていました。どういうことかというと2017年を境にして数字が極端に高くなっています。勝率が.569⇒.649で8分UP。時給が1465円⇒2361円で900円UP。飛躍的に数字が向上しています。

 

2013年と2014年⇒低換金率店固定打ち

2015年と2016年⇒試行錯誤の2年間

2017年以降⇒ロープ・ア・ドープの完成

 

確かに2013年と2014年は長時間稼動スタイルだったので、勝率も低いし時給計算値も低いってことは当てはまります。2015年以降は遊技日数も減ってるし、1日当りの遊技時間も極端に落ちています。両者の落ち込みが高い勝率と高い時給に結びついているというのがパチプロさんの見解でした。お前の数字はただ単に稼動の落ち込みだよっていう理屈はこの時点では的を射てるのです。

 

勝率と時給2015

 

 

ところがそれを否定するデータは2015年と2016年の数字でありまして、この2年間は前年と比較すると1日当りの遊技時間は極端に下落してるのですが、勝率も時給も高くないんです。2013~2014年は、1日当りの遊技時間が9時間で、その時の勝率は.568で時給は1421円でした。それが2015年からの2年間はは遊技時間が5.18まで落ち込み、その時の勝率は.570で時給は1553円でした。それが2017年以降は遊技時間は5.09ですが、勝率は.649で時給は2361円となっています。遊技時間が落ちて勝率と時給が高くなるのであれば、2015年や2016年もそうなるはずです。遊技時間が極端に短くなれば勝率、時給が跳ねることもあるけれど、これはやり方次第で大きく変るし必ずしもこの法則が当てはまるとは限らないって事です。ここである疑問が芽生えるわけです。2017年に一体何があったのだろうか?

 

 

2014まで⇒遊技時間9.00、勝率.568、時給1421
2016まで⇒遊技時間5.18、勝率.570、時給1553
2017~ ⇒遊技時間5.09、勝率.649、時給2361

 

現代パチンコで勝つために最も重要なことは、ご本人の技量ではなくて情報の質と量だと書きました。無論情報も技量に値すると言う考えは正論ですが、ここで技量とは遊技機に対峙することだけを指します。そして情報の中で最も重要なことはパチンコホールの検索機能だと書きました。

 

(1)パチンコホール検索サイト

(2)グランドオープン情報サイト

(3)パチンコホール稼働率サイト

(4)遊技機の分析サイト

(5)遊技機の新台情報サイト

(6)遊技機関連のブログサイト

 

 

あらゆる情報が氾濫するネット社会ですが、その中でもひときわ重要なのがどの店に行けば良いのか?っていう情報で私は2017年からみんパチサイトを利用するようになったと書きました。これが勝敗を左右する分岐点になっているのです。(2)~(6)もそれなりには重要だし、(2)とか(3)をみることでどこに行けば良いのかというヒントを得ることはありますが、やっぱり1番重要なのは(1)でしょうね。ズバリ申し上げると、2017年から勝率も時給も高くなっているのは

 

 

みんパチサイトを利用するようになったからです。

 

 

ここがパチンコ巧拙の分かれ道。たとえ技術があっても行く店を間違えれば勝てないし、ご自分の引き出しの中身が粗末なパチプロさんは時給1000円にも満たないレベルに甘んじなければならない。敵手看破に長時間遊技という強力な武器を身に付けていてもそれが活かせる環境に居なければその武器は役に立ちません。否、敵手看破が優れていればいるほど土俵に上がる機会が減ってしまうので今では逆効果なのかもしれないっていうほど状況は厳しいです。そのような環境に置かれても私は毎年、勝率6割5分と時給2000円をクリアするだけの力を身に付けました。確かに今では午前中はパチンコで午後からは麻雀格闘倶楽部ってのが当たり前みたいになってきたので、以前のような足し算の積み重ねは期待できませんし、自分が止めた後の爆裂も毎週のように気にしなければならないので不甲斐なさは極まっております。それでも行く店を間違えていないということが勝率と時給につながってるは間違いないのでこのやり方でも機能すると判断しています。勝ち負けは何を持って勝ち負けと判断するかってことですね。期待値があれば閉店間際まで期待値を取り切って帰るのが正しいのか?期待値があってもMY通過を感じ取れば深追いしないと判断して帰るのが正しいのか?

 

長い時間やればやるほど勝率が下がる。

長い時間やればやるほど時給が下がる。

 

だったら長時間遊技から短時間遊技に切り返れば、勝率も高くなるし、時給も高くなると考えた人は半分は当ってると思います。でも所詮それは物事の本質を見抜いていないし、残りの半分に気付いていない。2015年とか2016年のように短時間遊技に切り替えても、創意と工夫が足りなければ勝率は.570で時給は1500円程度で終わってしまう。物事の本質は遊技する時間ではなくて、遊技する場所ってことになると思うけど、これを満たしてくれるのはパチンコホール検索サイト。従ってこの検索サイトの優劣が貴方の勝敗を左右するのであります。P-WORLDは役に立ちません。P-WORLDの機種掲示板を読むと、演出に関する不満を書くことでしか満たされない人たちの集合のように思えますが、その中にキラリと光る言葉を発する内容は殆ど見られないので、このサイトがパチンコホール検索サイトとして人様のお役に立ってるとは思えないです。開設当初は画期的な仕組みだと思ったし、それなりに役に立つこともあったけど今となっては住所と電話番号と、本日営業してるかどうかくらいしか使い道がありません。パチコホールの存在価値を個別に問うサイトではなくて、機種掲示板で談話をする場所に陥るような仕組みにしたことが失敗だと思いますがP-WORLDは既に過去の遺物。不要なネット媒体になりつつあります。私自身も2011年までは機種掲示板に意見を書き込むことをしておりましたが、例のgreenpinkさんに対するバッシング事件が発生してからは、P-WORLDの機種掲示板に情報を書き込むことはしなくなりました。

 

 

それに代わって2017年から頻繁に利用するようになったのがみんパチで、ここは本当に便利なサイトでした。表現が過去形になっているのは有益な人物が時折現れるけどすぐに姿を消してしまうから。2017年にこのサイトを知って便利だなあと思ったのは、魔人株式会社さんと名乗るお方が、パチンコに関する情報をいっぱい載っけてくれたからですが、その方はしばらくしてパチンコからパチスロに転身しちゃったんで今ではそのような恩恵はありません。然しながら時折、天使のようなお方が現れるのでこのサイトは大変有り難く利用させてもらってます。勿論自分が利用するだけでは申し訳ないので、私自身が遊技してレビューを載せることもありますし、これからもたまには記事を書いていくつもりです。

 

 

きっかけ

 

 

2015年の3月が一大転換期だったと思いますね。それまではパチンコ三洋1店舗に頼りっきりで、この店さえあれば何とかなるだろうで過ごしていたのが2013年、2014年。ところが2015年の2月後半に出入りできない処遇になったため事態は一変します。タイホウ熱田店然り、パチンコ三洋然り、特定の店だけを頼りにしてると、何かあったときに窮地に追い込まれます。数少ない店舗を柱にして戦うのはその店がまともに動いてるときは大丈夫ですけど、もしその店に何かあったら窮地。出入禁止になったり、その店の稼働が極端に落ち込んだりしたら打つ手がなくなってしまうので、ジグマ的な遊技スタイルには限界を感じました。良心的な店を探すのではなくて、戦える範疇を大幅に拡大しなければやっていけない。こうして始まったのが新しい遊技スタイルの模索なのですが、この年はパチスロにも目をつけて1スロ、2スロで目を慣らしました。結局AT機やART機では、特賞ベースが低すぎて駄目(ボーナス引いても客滞率を稼げないってこと)。パチンコよりも出玉が少なくて射幸性が高い一撃タイプってことが分かり挫折。10円スロットならやってけるかもしれないけれど、とてもじゃないけど20円じゃ無理ってのが当時の結論で、この年に2円スロットで10連敗して目が覚めます。

 

 

 

パチスロは無理だ!

 

 

等価店での稼働にもトライしてメガコンコルド港を2カ月間くらい攻めましたが、等価では結局釘調整なんかしてなくて「上ムラ」が来たときは勝つけど「下ムラ」が来たときは負ける。特定日に還元するのはパチスロだけであり、パチンコの釘が動くことはほとんどないしパチンコを打つことの意義を見出すことはできませんでした。この店では、回りグセの良い奴を打って上ムラが来たときだけ深追いし、それ以外は早めに止めるというやり方でしたけど、玉単価が高いので一撃が来ると悪魔のささやきが始まるってことも個人的には嫌な思いのひとつでした。普段から低換金率店を好んできた遊技スタイルですから、実質等価営業でパチンコするのは人生で初めての経験だったし、等価店ででっかく勝ったのもこの店の沖3を打ったのが唯一無二の出来事。この年の4月26日は記念すべき1日となりました。

 

332

 

 

港区のメガコンコルド。このお店は中央に配する駄々広い2島が還元島であり、当時ここにあったのは金色で毎週のようにこの島に群がる常連のオジサマとオバサマで賑わっておりました。そんなものには目もくれず私が遊技したのは沖3だったのですが、本当にまともに勝ったのは上述した沖縄だけ。この日は朝イチの単発当りを皮切りに時短中に3回引き戻しておりますが、それが11連、6連、8連ということでトータル26連チャン38000発という離れ業をしでかしており、こんなまぐれみたいな当たり方でもしなければ等価で勝つのは無理だよなあを実感いたしました。等価は釘調整しないってことが分かったので、次に動いたのがダイイチの昭和橋店です。換金率2.5円で玉積みという昔ながらの遊技スタイル。ところがこの店を選んだということが大悪手。低換金率でありながら、回転率は等価ボーダーに毛が生えた程度という塩対応に苦しみました。いくら何でもこの換金率で等価ボーダーはないやろっていう希望的推測で3か月間もお付き合いしましたが、結局回転率は一向に向上することもなく、秋口には方針を変更し3.6円に戻すという暴挙をしでかしたためにこの店との付き合いは終わります。ということで2015年はパチスロが駄目、等価営業が駄目、低換金率店が駄目ってことで色々と模索した割には結果が出せずついに史上最低の年間収支を計上します。パチンコ三洋という大黒柱を失ってからほぼ1年間、闇の中に光を見いだせないままその年は終わりました。

 

 

1店舗に頼りすぎてると、何かあったらダメになるってことを痛感して良かったのかも知れません。同じ時期にパチンコ三洋に通ってたSPさんは、そのあともずっと三洋通い。私は三洋から離れざるを得なかったため、兎角新しい店を探そうと努力してたし情報弱者から情報強者に変貌を遂げる中で、徐々に光が見つかっていくのですが、彼は依然として柱に頼りっぱなし。ここで大きく生き方が変わったのではないかと思ってます。無論やり方とか考え方は人それぞれなのでどうでもいいかもですが彼と私は家も近いし同じ時期にタイホウ熱田店をこよなく愛した者同士です。私がいち早く熱田を諦め東海市に出て来た1年後に彼もまた同じ場所にやってくるので、考え方や行動パターンは限りなく似ています。でも今では私は半径50kmを厭わない遊技スタイルなのに対して、彼は高々半径10kmの中に居残ろうとする。距離の差は考え方の差といってしまえばそれまでですが、今のご時世で本当に勝とうと思えば距離を気にしてはなりません。

 

 

 

ここが人生の分岐点となりました。

 

 

 

2015年以降は本当に努力しましたね。トイチ、月イチ、年イチ、周年祭。特定日といわれる日は悉くしらみつぶしに訪問して、そのイベントが本物かどうかの確認作業を行う。この6年間のそうした努力はパチプロがやってるレベルを超えて、まるで何かにとりつかれたように良店を探し続けました。全ては失った柱に代わるモノを探し求めるための意地とプライドを賭けた戦いだったのかもしれませんけど、それを徹頭徹尾やってきたように思います。土日パチンカーがここまでやるんかってよく言われますけども、土日パチンカーだからこそパチプロよりも努力しなければ彼らには追い付けないその心は、行きたい日に遊技できぬ制約のある中で勝ってかなイカンのだから人の何倍も努力するのは当たり前という論理。このようにして出来上がった引き出しの中身は相当な資産価値。全てとは申しませぬがそれを惜しげもなくこのサイトの中で情報を公開するのは世の為ヒトの為。パチプロという立場からすれば、自分の大事なお店や情報を公開して欲しくないという人が多いとは思うし、優良店情報を拡散しているバカがいるっていう考え方をする人が多いんでしょうけど、私からみればバカなことを言いなさんなですよ。金は天下の回りもの。情報も天下の回りもの。元々は誰かが発信した情報を基にして得た優良店を自分の引き出しに入れてるってこと。誰かが書き込んでくれるから私は優良店にたどり着けたと思ってるし、こうした情報のサイクルが業界の活性化につながります。自分だけが良い思いをすればいいという考え方はパチプロ特有のものだし、自分の食い扶持は誰にも邪魔されたくないを尊重する気持ちはないですね。考えてもみてください。年間90日しか遊技しない中で私は30店舗くらいを視野に入れて戦います。そうすると1店舗当りの遊技回数は平均で3回ってことになるんです。3,4店を柱にして年間を戦うのなら兎も角、柱なき遊技スタイルで年間3回しか行かないような店をひた隠しに隠す意味はない。自分のように行動予定の8割を公開するやり方であっても、それが自分にとってどれだけ負の影響が出るかはよく考えます。私はほぼ影響が無いと思って書き込んでいますし、仮に影響があったとしてもそこでの競争に負けるとは思っていないのでOK牧場。もしそれで勝てなくなるのであれば、自分の腕が悪いってことですよ。

 

 

メイン店舗で戦っている人

 

 

こういう人達は、自分のお店情報を流して欲しくないという感情に駆られるでしょうが、そのお店が万が一のことがあったら貴方はパチンコでは勝てなくなります。そのときに何を頼りにして新しい門出にしますか?誰かが優良情報を書き込んでくれるから、新しい模索ができるし、標的に短期間でたどり着ける。情報を拡散してくれる人がいるからって事をしみじみ感じることでしょう。自分さえ良ければという考えはちっちゃな人間の思考回路。皆の目に触れるからこそ情報を出し渋りするし、誰にも知られたくない感覚は分からなくもないけれど、そういう人はこんなとこで記事書いてちゃアカンでしょ。公衆の目に触れる場所で、文章を提供するってことは「誰かのお役に立つ」って責務が少なからずあると思ってるからの情報公開であり、そのためには店舗名の暴露は止むを得ないのです。

 

 

この8年間の軌跡を振り返ってみて如何だったでしょうか?8年で800万は、年間に100万程度しか勝てていませんが、それは遊技日数と遊技時間が全然足りないからであって、中身を分析すればこんなもんだと思う。ある時期から足し算のロジックを捨てて割り算だけを目指してやってきたからこうなることは見えてた。年間収支としてみれば極めて小さい金額だと思うけれど、それを受け入れるプロセスで年々歳を取っていくという自然の摂理には抗えないなあと感じていたこと。パチンコの世界でもアンチエイジングしてる人は立派だと思うけれど、それとは異なるアプローチで小さく刻んで遊技を続ける意味もあるなあって事を最近は感じています。仕事帰りの7時~9時に稼動ができればもっと勝てたやろとは思いますが、如何せん電車通勤の身ではそれは不可能。仕事帰りには、一旦家に帰ってご飯食べてからまた出かけるってことも少なくないんですけど、それはパチンコホールの偵察が目的であって、遊技が目的ではない。仕事帰りの遊技がゼロで年間100万勝ってる人はかなり少ないんじゃないかと思うけれど、それを実現するためにはPDCAサイクルは欠かせなかったと思います。そしてこのPDCAサイクルを繰り返すことが、IDパチンコにつながるってことに気付いている読者さんは少ないと思う。年間150万円くらいは楽勝で稼げてたのが一般的な土日パチンカーの有様だとは思いますが、それが年間100万円まで減少してるってのが現実だし、このままいけばもっと減ってくだろうなというのが私自身の先読みです。まあ沢山勝つってことは諦めて、バット短く息長くの精神で、勝率.650と時給2000円だけは確保したろかというのがここ数年の戦い方だったと思うし、そんな感じでパチンコの実践記を続けていきたいです。今でも仕事帰りの時間を利用して遊技を続けていたり、休日には10時間以上パチってる人も沢山おられるし彼等の姿をみて羨ましいと思ったこともゼロではないですが、どの道あと1年後には自分がパチドランカーになるかと思うと今はこんなもんでどうでしょうってのが、「土日パチンカー」ゴーニィの有様。勝ってる金額はショボイし、やってることもショボイけれど今の姿形は1年後には激変します。1年後のパチンコ生活が楽しみでなりません。

 

8年間やってきましたけれど

ここが折り返し地点です。

まだやり切ったという達成感はない。

これからも私の記事を期待して読んでください。情報強者がパチンコ強者なのですから。

 

 

 

コメント

  1. 村上亀吉より:

    永らくサイト訪問がご無沙汰でしたが、今回は私が過去に拝読した中で最長の記事でした

    私も生業に関わるブログを1年半位やりましたが後から後から些細な表現が気になり20~30回以上手直しするのと、話題がニッチ過ぎてPvが伸びず投げてしまいました

    これからも詳細でウィットに富んだ記事を楽しみにしています
    どうぞお身体お大事にお過ごしください

    2021年5月30日 PM 9:57
  2. ゴーニィ より:

    村上亀吉様

    初コメントどうもありがとうございます。

    私だって何度も間違いに気づくことあるし、訂正することもあるけどワザと訂正しないで放っておくこともある。結局南極こういうのは、細かいことを気にしすぎるとどこまでも気になるんだけど、私の場合は根っからのO型人間なので間違ってても「まあいいか」って済ませられる大雑把なところがあります。何でもそうだけど100点を目指すとあとあと大変なので80点くらいで良しって性格なのが長く続けていられる秘訣です。

    私もPV数がどうなのか?って気になってた時期もあったけど、最近になってから私の記事を読んでる人が沢山いるなあってことに気付いたのでそこら辺はあまり気にならなくなりました。ってむしろ一杯読んでる人がいるって思うと大胆なことが書けなくなるので、攻めの営業姿勢に陰り有りですけどね。

    長年読んでいなかったのに何故急にってことが気になります。

    よろしければ今度投稿して頂けるときに、ちょっとだけ教えてもらえると有難いです。

    推測ですが2014年ごろまでのお付き合いでしょうか?2015、2016年頃からここに掲載する記事の内容及び書き方は徐々に変更し始めて2018年になってようやく今の形に落ち着きました。紆余曲折あって今みたいな書き方になってるのですが、毎回読んでいる人からは「お前の文章はお世辞抜きに飽きがこない」と絶賛されております。よろしければ今後もお付き合いくださいませ。

    ①野球
    ②相撲
    ③麻雀
    ④替え歌
    ⑤喜怒哀楽

    手を変え品を変え8年やってきました。

    2021年5月30日 PM 10:45
  3. 村上亀吉より:

    何年前位に遊戯に興味を失くしたのか定かではありませんがAKBの2号機~ビッグドリーム神擊までは結構打っていたと思います

    下手の横好きで遊戯自体は好きですが飲みに行くついでに遊ぶ位で、複数の店の傾向を調べたり下見したり開店前に並ぶ事もやらず完全に養分という感じです

    他に趣味もなく演出のバランスやモチーフになったアニメ作品の世界観重視で台の性能は余り考慮しません
    原哲夫さんの絵が苦手なので北斗も慶次もやらず、初期ギンパラの印象が良くなかったので海も触りません
    好き嫌いだけで機種選びをして棚ボタを期待して居るので、遊び賃で年15~20万位の負けは仕方ないと思っています

    ちなみに牙狼、冬ソナ、エヴァはパチンコから入って作品を観たクチです
    ごーにぃさんのブログを拝読して、ここまで緻密に考え遊戯するものかと驚きましたが私には実践出来そうにありません

    専業のライターさん達がメーカーやホール寄りにならざるを得ない状況で、赤裸々で良質なドキュメントだと楽しみにしています
    今後も更なるご活躍をお祈り致します

    2021年5月31日 AM 4:56
  4. かなめより:

    最後の数行がとても気になります。
    この8年でパチンコの環境は劇的に変わりました。
    我が町の心地いいパチンコ店(私のネグラだった店たち)は
    すべて閉店となってしまいました。
    残っているのは勝つためだけに通ってた無機質な中大型店舗だけ。
    4円パチンコ店のない市町村も存在します。

    勝ちにこだわった立ち回りも時間つぶすための遊戯も
    ちょっとこつ”かい増やしたいと思って打つのも
    すべてがパチンコの魅力。
    村上亀吉 さんのような方がまた気軽に足を運べるような
    パチンコ業界になってくれたらなあ

    あなたが仕事をやめ自由に時間が使えるようになった時
    ふたりで並んであーでもない、こーでもないといいながら
    パチンコを打つのが私のひそかな夢なのです。
    (そのころには全台封入式なんでしょうかね)

    2021年5月31日 PM 3:37
  5. ゴーニィ より:

    村上亀吉様

    早速のご返答ありがとうございます。

    結局いつ頃から読まなくなったのかはわかりませんでしたが、ずっと読み続けていたいと思えるような内容を目指して精進いたします。世の中のパチライター大半が、パチンコメーカーの顔色をうかがうような記事しか書かぬご時世に、罵詈雑言を浴びせ続ける私は稀有な存在であり、遊技機メーカーの機械開発課員にはこれからも厳しい目線で物申すを貫きたいと思います。パチンコメーカーに対する「提灯記事」だけは犬も食わぬ代物と心得ておりますからこれからも期待して読んで頂きたいです。

    末永くお付き合い願います。

    2021年5月31日 PM 8:23
  6. ゴーニィ より:

    かなめ様

    近い将来、貴殿のささやかなる夢は実現されると思います。U5さんともども私を関東地方にお呼びくださいませ。指定の場所に出向いて連れパチなるものを体験してみたくという思いです。チン・セヨンさんが来日するときは必ず東京まで行くと思うので関東出張はこれから増えてきます。ビレッジの事務所にも一度は訪問してみたいし、もう1回くらいは村岡社長にも会っとかなイカンと思ってるので何かとお近づきになる機会はありそうです。

    既に引退後のビジョンは描きつつあります。

    できたら麻雀もお手合わせ願いたいです。

    2021年5月31日 PM 8:23
  7. 村上亀吉より:

    言葉足らずで失礼しました

    新台のスペックが複雑化し始め、遊戯に興味を失った頃からサイト訪問をしなくなったのですが、正直いつ頃からか定かではありません

    一時期は遊戯する店を拡げたりもしましたが、当時は等価営業真っ盛りで期待する回転数の台を探すのも諦めてしまいました
    同時に新台情報や店舗情報の検索も止めたので、決してごーにぃさんのブログがもの足らなかった訳ではありませんので、何卒ご理解下さい

    2021年5月31日 PM 9:37

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