残り9試合の展望

今日しか投稿できないネタですね。あまり野球ネタばかり書いてるとパチンコライターなのか野球ライターなのか分らんようになってきたけれど、ワースポの文章版みたいな感じでお付き合い願えると嬉しいです。前の会社で小森さんという人といっつもメジャーの話で盛り上がっていたのに、今ではその手の話をできる人がいなくなったので寂しい限りです。その辺のフラストレーションもあるのか、最近では毎日暇さえあれば野球に関する統計的データの分析をやるようになりましてん。暇になったからこれも致し方なしと割り切ってお読みくださいませ。


まあ野球に関心がない人にとっては意味のない投稿ですが。


野球は日本人のソウルだと思っているので悪しからず。


もうすぐサッカーのワールドカップが開催されますが、サッカーで日本人が光り輝くことはないけれど、野球では世界のトップレベルにも君臨できるほど素晴らしい才能を持った人が次から次へと現れます。もはや野球とかベースボールは日本人にとって国技と言えるのではないでしょうか?

 

 

※大谷翔平93打点でした。9/26現在

去年ホームランを量産したバッター上位10人を2021年と2022年で比較してみましたが、その結果は圧倒的に去年より本塁打を減少させていますね。特に去年ホームラン王争いを演じた上位4人では

 

ペレス48本⇒22本
ゲレーロ48本⇒30本
大谷翔平46本⇒34本
セミエン45本⇒24本

 

如何でしょうか。去年本塁打を打ちまくったバッターも今年それが減ってるのは試合球の反発係数が落ちたことに依るのは明らか。個々の好不調だけでは説明がつかぬほど落ちています。それに反してアーロン・ジャッジはただひとり去年よりも今年の方が格段に数字が良いのは驚きでしかありませんが、これほどまでに各選手が飛ばないボールに苦戦を強いられてる状況の中で、逆風をものともせず本塁打を打ちまくっているジャッジこそが今年のMVPに相応しい。NYMのアロンソもその影響を受けなかったひとりですが、彼とて去年より格段に数字が上がってるわけではないのでやはりジャッジの成績は異常。とても素晴らしいパフォーマンスだったと思いますね。元々ホームランを量産する素地は揃ってて、入団2年目のシーズンも年間60本を超える勢いだったけどオールスターのホームランダービーに出てから打撃を崩し結局その年は年間52本塁打で終わっています。その後怪我をしがちなシーズンばかりでまともに出場できたのが去年から。その彼が今年は大ブレークです。

 

 

去年イマイチで今年良くなった選手も何人かおりますけどね。トラウトは去年怪我で棒に振ったし、今年も体調不良で一時戦列を離れたけれど本塁打を打つペースはジャッジの次に良いですし、アルバレスもキャリアの本塁打量産ペースはジャッジと肩を並べるくらいなので、この3人は今のMLBでは最高のレベルでしょう。大谷は投手兼打者なので不利な要素満載ですが、本塁打率というのは打撃に専念したとしてもそうそう大きく上がるものではないだけに、大谷がホームランということでジャッジ、トラウト、アルバレスに匹敵する能力はないでしょう。


遠くへ飛ばすことに関しては


(1)ジャッジ
(2)トラウト
(3)アルバレス


この3人がベスト3。

 


 

 

次に今年の大谷選手の打撃成績を各チーム別に分析したのが上記の画像です。これによるとやはり投手力(防御率)の良いチームと対戦した時は打率が低くて、そうでないときはよく打っている。アストロズのチーム防御率は2点台なので、ここと対戦した時は打ててないですね。個人の打率が.271なのにアストロズ戦での打率は.206と抑え込まれました。こうしてみると強いチームは防御率が良いんですけど、防御率の良いチームが対戦相手だなと思ったら大谷は不発で終わる可能性が高いし、反対に防御率の低いチームと当たると大谷がホームランを打つかもしれないと思って試合を見たり結果を気にしてると結構面白いです。大谷が出場するときは事前にこういう情報を頭に入れてから試合を観戦した方が興味は増すと思いますよ。


HOU:ヒューストン・アストロズ
SEA:シアトル・マリナーズ
TEX:テキサス・レンジャース
OAK:オークランド・アスレチックス


NYY:ニューヨーク・ヤンキース
TB:タンパベイ・レイズ
TOR:トロント・ブルージェイス
BAL:ボルチモア・オリオールズ
BOS:ボストン・レッドソックス


CLE:クリーブランド・ガーディアンズ
CWS:シカゴ・ホワイトソックス
MIN:ミネソタ・ツインズ
KC:カンサスシティ・ロイヤルズ
DET:デトロイト・タイガース


NYM:ニューヨーク・メッツ
ATL:アトランタ・ブレーブス
MIA:マイアミ・マーリンズ
WSH:ワシントン・ナショナルズ
PHI:フィラデルフィア・フィリーズ
LAD:ロサンゼルス・ドジャース

 

これによると大谷選手は今年はMLBの20球団と戦ったんですけど、ナショナル・リーグの中地区との戦いはゼロでした。西地区との戦いもドジャースだけで残りの4球団との試合はなし。つまりメジャー30球団のうち9チームとは対戦がなかったということで、多分アメリカン・リーグの西地区に所属するチームはナショナル・リーグとの対戦では正反対の東地区が優先的に組まれるんでしょうね。ア・リーグの東海岸チームと戦うときについでにナ・リーグの東海岸チームとの戦いが組まれる。これは営業的な目的なのか?それとも選手の負担を考えた目的なのか?よく分かりませんが東側のチームと当たるときは、例えばボストン、トロント、ニューヨークと集中して連戦が組まれるので地理的な影響を考えてるのは間違いありません。ただ何故中地区がないのかは分かりませんが、大谷がくれば観客動員数が増えるだけにナショナル・リーグの中地区に所属するチームとかファンは不満があるでしょうね。


ナショナル・リーグの中地区は
セントルイス・カージナルス
ミルウォーキー・ブリュワース
シカゴ・カブス
シンシナティ・レッズ
ピッツバーグ・パイレーツ

 

 

1から4までが防御率の悪いチームとの対戦成績。やっぱりOAK、BOS、KCと戦った時はよく打ってるんですけど、今年彼がひと試合で8打点を叩き出したのがカンサスシティ・ロイヤルズとの対戦。オークランド・アスレチックスとの対戦でも非常にいい結果を残していますね。今日何が言いたいかというと大谷選手の残り試合が9試合のうち

 

6試合はアスレチックスとの戦い
3試合はレンジャースとの戦い

 

つまりあと9試合は強豪チームとの対戦はなくて、比較的弱いチームとの戦いであり、テキサスもオークランドも大谷が本塁打を量産しているチームだということ。年間162試合の土壇場になっている今シーズンですが最後の締めくくりには、割と戦いやすい相手との9連戦なので大谷は投打ともに良い結果を残してくれるのではないかという期待が高まります。特に6試合残ってるオークランド・アスレチックスはチーム防御率が4.56と振るわず打者大谷のホームラン量産が期待できるだけでなく、投手大谷としても有利に運びます。

 

残り2回の登板はいずれもアスレチックス戦です。


アスレチックスのチーム打率はメジャー30球団の中で最低の打率.217
アスレチックスのチーム本塁打数はメジャー30球団の中で27番目の133本塁打


打てない、防げないチームが相手

 

こうなると投手大谷が最後16勝8敗で終わるシーズンを見てみたいけれど、そうならんとも限らんと思える状況。

 

こういう情報を頭に入れてから試合を観戦するとまた一段と興味は増す思う。
 

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