日遊協東京都支部・関東支部が合同総会

社団法人 日本遊技関連事業協会　東京都支部・関東支部の合同総会が、3月30日に東京都千代田区「KKRホテル東京」において開催された。総会では警視庁保安課 松永課長の行政講話が行なわれた。

総会の冒頭の挨拶で住吉東京都支部長は「今年6月に経過措置の終わりを向かえるほか、遊技顧客の減少など、ホール経営はますます厳しい状況にある。この逆境の時代をどう乗り切るかが重要。ある経営者の語録の中に『人間には逆境という敵に勝る武器がある。それは知恵とこだわりだ』という言葉があるが、この言葉どおり、今年は挑戦の年と受け止め、業界が一丸となって知恵を出し合っていかなくてはならない」と語った。

行政講話では、松永課長は主として「健全な大衆娯楽の実現、不正排除」「新基準機への計画的な入替え」「賞品の取り揃えの充実と低射幸性営業への転換」の3点について語り、「賞品の取り揃えの充実と遊技機の射幸性の抑制は車の両輪であろうと思っている。どちらか一方でも正常に機能しないと、車は誤った方向に行きかねない」と注意を促した。

また、第2部では、ジー・アンド・イー(株) 工藤健代表取締役(ゲーミング&エンタテインメントビジネススクール理事長)による「変化は最大のビジネスチャンス」と題した講演が行なわれた。
工藤氏は(株)セブン-イレブンジャパンの元代表取締役。その経験に基づき、セブンイレブンの出店戦略や店舗運営の仕組みなどを説明したほか、『変化する環境に適応しないものは除去され、適応するものが残存する(適者生存の法則)』というハーバート・スペンサーの言葉を紹介し、「基本の徹底と情報の共有化」と「限りなきイノベーション」の重要性を説いた。