行政/政治 2017/03/17 10:57
旧基準機の認定の是非を国会で質疑応答
今国会の衆議院内閣委員会において3月8日、民進党の高井崇史衆議院議員がパチスロ旧基準機やパチンコの回収機の問題に関連し、質疑。
政府に見解を求めた。
高井議員は、パチスロ旧基準機に関して、サブ基板で出玉を制御し、遊技機規則に抵触している疑いがあるため、認定を認めるべきではないのではないかと主張。
警察庁生活安全局の山下史雄局長は「周辺基板が遊技の結果に影響を及ぼすものについては、風適法施行規則に定める『著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準』に該当することから、認定を受けることはできないと考えられる」と原則論を述べるにとどめ、旧基準機の認定の是非には言及しなかった。
また、高井議員は、規則に適合する遊技機を作るため、避けられないのが特許権問題だと展開。
パチンコならば特許料は1台8000円程度で、仮に年間150万台出荷すると、120億円のライセンス料が毎年発生するとの試算を示し、「規則の事情で強制的に使わざるを得ないライセンス料のすべてが、特許を持つ民間企業の利益に帰属するのは不適当。一定割合をギャンブル依存症対策などに活用してもいいのでは」と提起。
山下局長は、コメントする立場ではないと答えた。