『L主役は銭形5』解析特集!〜ST突入初回から上位STのチャンス!!〜

▼機種情報『L主役は銭形5』
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10月6日から導入された『L主役は銭形5』。パチスロ「ルパン三世シリーズ」からのスピンオフとなる“銭形”は2004年の一作目を皮切りに今回で5作目。同じくスピンオフの“不二子”も同様に何作も登場し、パチスロのみならずパチンコでも存在感を示すなど“ルパンシリーズ”は業界を代表するタイトルと言っても過言ではありません。そんな歴史あるビッグネームではありますが、今作は「過去最強のスペック」と謳いかなり尖ったゲーム性に仕上がっています。どんな中身なのか丁寧に説明していきたいと思います。

本機は、1G純増7.0枚のAT機。疑似ボーナスで出玉を増やすタイプです。ST「デカTIME」とボーナスをループさせることでまとまった出玉が獲得でき、上位ST「超デカTIME」に突入すれば約80%ループとなります。
| スペック | ||
| 設定 | 初当たり確率 | 出玉率 |
| 1 | - | - |
| 2 | 1/424.5 | 97.9% |
| 3 | 1/416.4 | 99.0% |
| 4 | 1/388.1 | 103.2% |
| 5 | 1/375.9 | 107.1% |
| 6 | 1/300.5 | 112.1% |
初当たり確率は300.5分の1(設定6)〜424.5分の1(設定2)。設定1は他機種の設定Lに該当するもので、ホールでの使用は想定されず。
| 小役確率(全設定共通) | |
| 小役 | 確率 |
| ベル | 1/59.5 |
| 弱チェリー | 1/58.6 |
| 強チェリー | 1/512.0 |
| チャンスリプレイ | 1/89.8 |
| 15枚プラム(上段) | 1/65.5 |
| 3枚プラム(右下がり) | 1/7.9 |
| 通常ゲーム中のデカ目確率 | |
| 設定 | 確率 |
| 2 | 1/21580.7 |
| 3 | 1/19209.1 |
| 4 | 1/10964.8 |
| 5 | 1/7249.1 |
| 6 | 1/5561.8 |
通常ゲーム中のデカ目は銭形BONUS直撃となり、その確率は5561.8分の1(設定6)〜21580.7分の1(設定2)。大きな差がありますが、出現の条件など注意が必要です(詳細は後述)。
デカ目を除いたレア役合算確率は21.3分の1。リプレイは通常ゲーム中が11.1分の1(CZ中は11.4分の1)、ST中は14.6分の1に下がりそのぶんデカ目が46.4分の1に確率アップ。50枚あたりのゲーム数は32.2G。
ではゲームの流れに沿って見ていきます。
■通常ゲームについて

通常ゲームで目指すのは初当たりとなる銭形BONUS。デカ目の一部となる中段チェリーからBIG BONUS直撃などもありますが、基本的に初当たり時は銭形BONUSへ突入となります。その契機は以下のとおり。
初当たりの契機
・規定ゲーム数の消化
・デカ目出現
・CZ成功
デカ目は小役確率のところで触れたように、その確率に大きな設定差が存在します。

ただし、その確率は非前兆中という条件付きとなります。本前兆(当たり確定)中は設定差のないデカ目出現抽選が行なわれるのと、本前兆中の最終ゲームはデカ目リプレイ成立時の約80%で出現するなど、設定推測に使えないものがあるからです。ここで言う前兆中とは下二桁50G到達から前兆ステージに移行し連続演出終了までの区間のことで、そこでデカ目が出現した際は参考程度に留めておきたいところです(ST終了後は80G以内での前兆もあり)。
それ以外の2点を詳しく見ていきましょう。

通常ゲーム中は規定ゲーム数の消化で初当たりへ。規定ゲーム数の振り分けに影響を及ぼす、通常A、通常B、通常C、天国のモードが存在します。
| ゲーム数別初当たり期待度 | ||||
| G数 | モード | |||
| 通常A | 通常B | 通常C | 天国 | |
| 〜50 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 150 | △ | △ | △ | ★ |
| 250 | ▲ | ▲ | ○ | |
| 350 | ◎ | ◎ | ▲ | |
| 450 | ▲ | ▲ | ◎ | |
| 550 | ◎ | ○ | ★ | |
| 650 | ▲ | ▲ | ||
| 750 | ○ | ○ | ||
| 850 | ▲ | ▲ | ||
| 950 | ▲ | ★ | ||
| 1050 | ▲ | |||
| 1150 | ▲ | |||
| 1250 | ★ | |||
表中の記号は▲≪△≪○≪◎の期待度がアップ。★は天井。実際の当選告知は、表記のゲーム数+前兆となります。モードは有利区間移行時にまず抽選され、以後初当たり時に次回のモードが抽選されます(引き戻し時はモード移行せず)。〜50Gの箇所はST終了後のみ選択される可能性があり、その選択率には設定差があるようです。
天井は1250G+α、設定変更後は850G+αに短縮。1000Gを超えての当選は、次回モードB以上が濃厚。1250Gの最新部に到達した場合は約50%でST「デカTIME」の初回登場キャラが不二子となります。

下二桁50Gのゾーンに突入すると画面左上のゲーム数表示部に十手が刺さりゾーン突入を教えてくれます。その際のエフェクトが強いパターンも存在します。
そして、しばらくすると前兆ステージ「ゼニガタイム」へ。

ゼニガタイム中は警戒レベルが上がるほどチャンスとなり、MAXのレベル5到達なら激アツ。その後、連続演出が発生し、成功で初当たりへ突入となります。
滞在しているモードによってゾーン突入時のゼニガタイム移行率が異なり、250Gや450Gのゾーンで突入したら通常Bモード以上かもしれません。

もう一つの初当たり契機となるCZ「逮捕チャレンジ」。こちらは毎ゲーム減算の捜査ポイントから突入します。
通常ゲーム中は毎ゲーム成立役に応じて1pt以上を減算。パターンは、1pt、5pt、10pt、50pt、100pt、200pt、500pt、999ptの8種類。リプレイは5pt以上、弱チェリー、ベル、チャンスリプレイといった弱レア役は50pt以上、強チェリーなら一気に999pt減算します。前兆ステージ「ゼニガタイム」中やその後13Gまでは捜査ポイント高確状態となり、プラムやハズレ目でも減らしやすくなっています。
現在の捜査ポイントはリール右に表示されており、999ptからスタート。0pt到達でCZが期待できます。CZの抽選方法は、5回先まで予め決める「先決め抽選」と0pt到達時の抽選といったW抽選方式となっています。ちなみに、0pt到達までは平均142G、到達時のCZ期待度は約22%。

0pt到達時にはリアクションアイコンが出現。その種類でCZの期待度が変化します。ルパン(青)やルパン(緑)、不二子(紫)といったパターンを確認しています。

CZ「逮捕チャレンジ」は9G。導入1G、4人の各キャラ演出がそれぞれ2G、トータル9Gで構成されています。初当たり期待度は約50%。

キャラごとに対応役が存在し、そのキャラのときにタイミングよく対応役が引ければ勝利=初当たりとなります。
キャラごとの対応役
・ルパン……弱チェリー
・次元……チャンスリプレイ
・五ェ門……ベル
・不二子……レア役
強チェリーやデカ目(372.6分の1)ならキャラ不問で勝利。不二子に勝利した場合はST「デカTIME」の初回登場キャラが不二子となります。
抽選の細かい数値はこちら。
| CZ中の勝利期待度 | ||
| 成立役 | 相手 | |
| 不二子 | 不二子以外 | |
| リプレイ | 6.3% | 25.0% |
| 3枚プラム(右下がり) | 4.4% | 17.0% |
| 非対応レア役 | 40.2% | |
| その他 | 0.4% | |
その他は15枚プラム(上段)やハズレ目。レア役=勝利となる不二子はリプレイや3枚プラムでの期待度がほかの3人に比べダウンします。
では進めていきましょう。
■銭形BONUSについて

初当たりの基本となる銭形BONUS。払い出し枚数管理型で、初回は基本100枚(稀に300枚あり)。2回目以降は100〜3000枚、平均300枚超(設定2)となっています。1G純増は7.0枚。終了後はSTへ突入します。

ここでは、リプレイやレア役でゼニポイントを獲得。レア役は2pt以上、弱レア役は4pt以上、強チェリーは20pt。蓄積数が20ptに到達するとアイテムをゲットします。ちなみに中段チェリー出現時は、1000枚以上のBIG BONUSが1G連もしくはエンディングとなり、終了後は上位ST「超デカTIME」へ。
アイテムの種類
・手錠……STゲーム数の減算ストップ
・サーチライト……ST中の対応役追加
・不二子参上……ST「デカTIME」での登場キャラが不二子に
・3G連チャレンジ……銭形BONUS終了後に3連チャレンジへ
基本的にはST中の抽選をアシストしてくれるアイテムとなります。出現振り分けはこちら。
| アイテム振り分け | |
| アイテム | 振り分け |
| 手錠 | 84.7% |
| サーチライト | 12.1% |
| 不二子参上 | 0.4% |
| 3G連チャレンジ | 2.8% |
手錠の振り分けが最も多く、ついでサーチライト。不二子参上や3G連チャレンジはレアパターンとなります。3G連チャレンジ獲得時は銭形BONUS終了後に発生します。

3G連チャレンジは、3G間にルパンを逮捕できれば銭形BONUSへ。突入時の抽選と消化中のレア役による抽選があり、トータルの期待度は約50%。

画面下にキャラが並んだMAP(キャラテーブル)が表示されていますが、これはST中の登場キャラを示したもの。3人のキャラを逮捕(ST3回突破)すると上位STのチャンスとなります。3G連チャレンジに成功した場合、このMAPも成功扱いになります。
ではSTへ。
■ST「デカTIME」について

ST「デカTIME」は10G+α。基本は10Gで、銭形BONUS中に手錠のアイテムを獲得していれば突入時に減算をストップしてくれます。ルパン一味を逮捕できれば銭形BONUSへ(一部でBIGジャッジ)。トータルの期待度は約59%。
デカTIME中は、登場キャラに注目。

登場キャラごとに対応役が存在し、その対応役が成立すれば逮捕となります。非対応レア役は期待度33.6%、強チェリーやデカ目はキャラ問わず逮捕濃厚となります。デカ目確率は46.4分の1、レア役とデカ目の合算出現率は14.6分の1。
キャラ別対応役
・ルパン……弱チェリー
・次元……チャンスリプレイ
・五ェ門……ベル
・不二子……全レア役
対応役はリール右のサーチライトでも判別可能となっており、赤は弱チェリー、黄はベル、ピンクはチャンスリプレイに対応しています。
キャラ別期待度
・ルパン……約61%
・次元……約54%
・五ェ門……約59%
・不二子……約73%
逮捕できれば銭形BONUSへ。そして、MAP(キャラテーブル)は一つ進行となります。キャラはルパン、次元、五ェ門がそれぞれ1回出現し、4回目がBIGジャッジ(上位ST契機)というのが基本ですが、セットごとに不二子出現の抽選なども行われています。この不二子、逮捕期待度が高いだけではなく、BIGジャッジが発生しやすい特徴もあります。BIGジャッジの発生条件をまとめてみました。
BIGジャッジの発生条件
・3or6or9回目で逮捕
・1回目を強チェリーやデカ目で逮捕時の33.6%
・不二子時に強チェリーやデカ目で逮捕
基本は3の倍数回を突破したときとなりますが、1回目でも強チェリーやデカ目で逮捕すればチャンス。不二子出現時は、強チェリーやデカ目で逮捕したいところです。

このように、初当たり後はST「デカTIME」と銭形BONUSのループで出玉を獲得しながら、BIGジャッジへの突入を目指します。

STは残りゲーム数が0になるとラストジャッジが発生し、そこで3連7が止まれば銭形BONUSへ。
ラストジャッジ期待度
・ルパン……約29%
・次元……約19%
・五ェ門……約24%
・不二子……約41%
この期待度はレア役やデカ目での抽選込みの値。

ラストジャッジに失敗し終了画面に移行した場合でも、レア役を引ければ銭形BONUSが確定します。最後の最後まで気が抜けません。
また、STを抜け通常ゲームへ移行した場合でも、引き戻し抽選が行なわれます。引き戻し当選時は前兆を経由し、銭形BONUSへ突入となり、枚数抽選やMAP(キャラテーブル)は前回を引き継ぐためチャンスです。この引き戻しは80Gまで有効となり、80G以内のCZ成功時も引き戻し扱いになってくれます。
では、BIGジャッジとその先をご紹介していきましょう。
■BIGジャッジについて

BIGジャッジは、発生した時点で銭形BONUS以上が確定。成功でBIG BONUSへ、失敗でも銭形BONUSへ突入となります。
内部的には、突入時の抽選とジャッジゲームでのレア役&デカ目での書き換え抽選があります。書き換え抽選は弱レア役で50%、強チェリーやデカ目なら書き換え確定です。トータルすると成功率は、ST3回目逮捕時が33.6%、6回目が66.2%、9回目は100%、それ以外は33.6%となっています(設定2)。
BIG BONUS突入後は上位ST「超デカTIME」に移行するので是非とも成功させたいところですが、失敗を繰り返しても最後には必ず移行となるので辛抱強くチャレンジしたいところです。
■BIG BONUSについて

BIG BONUSは銭形BONUSの上位版。こちらも払い出し枚数管理型で、500〜3000枚、平均650枚超となっています。
消化中は銭形BONUS同様、ゼニポイントからのアイテム獲得がありますが、手錠or3G連チャレンジのみとなっています。

枚数決定演出時に「ゼニロボBIG BANG」が発生すれば4桁枚数が確定。振り分けは、1000or1500or2000or3000枚の4パターン。
そして、BIG BONUS終了後は上位ST「超デカTIME」へ。
■上位ST「超デカTIME」について

上位ST「超デカTIME」は10G+α、ゲーム性はSTと同じ。ここでは全レア役が対応役となり、レア役やデカ目でBIG BONUS確定となります。確率もSTと同じで、デカ目確率46.4分の1、レア役と合わせると14.6分の1。また、最後にラストジャッジもあり、期待度は約44%となっています。トータルのループ率は約80%。
成立役にも注目です。強チェリーやデカ目なら700枚以上の大チャンス+ゼニロボBIG BANGが約20%で発生します(設定2)。
以上のように、初当たり後はST「デカTIME」と銭形BONUSをループさせながら時々発生するBIGジャッジを成功させ、BIG BONUSと上位ST「超デカTIME」のループ(平均払い出し650枚超×約80%ループ)を目指すゲーム性となっています。

現時点でわかっている設定推測要素は、前述の通常時デカ目出現率、ボーナス中の獲得枚数表示時に特殊パターンが出現(333枚など)、ボーナス終了画面でのスタンプ出現(吉や良など)といったくらいです。ST終了画面でのモード示唆もあるようなので、プレイする際は周囲の台にも注目してみるといいでしょう。
※ページ内の数値&情報は独自調査
(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV























