ファーストが商標法違反容疑に対する状況説明会で無実を表明

10日、ファーストが一連の商標法違反容疑の状況説明会見を本社にて開催した。
会見には藤田正人弁護士のほか、高田賢治取締役統括本部長、大島亨社長が出席。大島氏は8日に処分保留として釈放されている。

藤田弁護士は、「偽造ICチップの主基板への取付作業を行なった事実はいっさいない。その旨を捜査本部に申し上げてきた。捜査本部は8月中旬になって自らの誤りに気づき、8日、役員2名、従業員2名を処分保留で釈放した」と釈放の経緯を説明した。

なお『ザゴルフ-30』検定取り消しの可能性については「現在は『処分保留』だが、最終的には嫌疑なし、もしくは証拠不十分で『不起訴』になるだろう」とし、「検定取り消しになる要因がないのでその可能性はない」と説明。
また、現在販売中の『マジシャン』に関して、設置検査時のICチップ目視検査を行なっている所轄があることに対して「茨城県警が各都道府県公安委員会にそういった要請文を送付している。『マジシャン』の基板に不正はなく、これは茨城県警の根拠なき営業妨害であると判断する」とした。

なお、今回の一連の事件に関し、ファースト関係者4名は釈放されたが、販売に携わった2名が起訴処分となっている。