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パチスロも頭打ちで、業界総粗利の減少続く

ダイコク電機(本社・名古屋市、栢森秀行社長)は7月3日、東京都文京区の「東京ドームホテル」で、同社DK-SIS会員データを基に2012年の市場動向をまとめた「DK-SIS白書2012」発刊記者会見を開催。
2012年の業界総粗利は3兆7800億円(対前年比1%減)で、同調査を始めた1995年(4兆4900億円)をピークとする、その後の減少傾向に歯止めがかかっていない現状が報告された。
要因の一つは、パチンコの一層の業績悪化。粗利規模は対前年比6%減の2兆4000億円となった。
台あたりの業績も、アウトが2万1500個(同710個減)、稼働時間が4.3時間(同0.1時間減)、売上が2万2065円(同983円減)と軒並みダウン。
山岸義幸DK-SIS室長は「特に4パチはアウトが1000個減の1万9330個となるなど、一段と悪化。パチンコの4パチ設置比率も60%割れは目前(同4.8%減の64%)」と述べた。
パチスロも、アウトが対前年比190枚減の1万230枚。山岸室長は、今年1~6月の平均アウトは9808枚とさらに減少しているデータも示し、「粗利規模(1兆3800億円)は3年連続で上昇したが、ファン離れが進んでいる」と述べた。
栢森社長も「パチスロは時間粗利も徐々に上昇。900円台と、4号機全盛期に近づいている」と指摘。「業界はもっと中・長期的な視点から市場再構築を図るべき。その道しるべとして『DK-SIS白書』を活用してほしい」と述べた。

提供元:プレイグラフ

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