雇用継続給付金補足

去年1年間でパチンコビレッジに投稿した記事数は全部で165投稿。という事は全体の45.2%で投稿してきた訳ですが、今年は今日時点で147 投稿。去年の年末には今年は去年よりも楽しませると言っておきながら約束を反古にした感じがするけれど、1年365日のうち約半分を楽しませるというのはなかなか大変ですね。165を超えるつもりで始まった1年なれどそれを超えるのは限りなく難しくなってきた。遊技に至る環境と執筆の モチベーションを維持するのは至難の業なれど、エンターティメントというものは今も昔も苦労が絶えない世界でございます。それを可能ならしめるにはまずは本人の体調管理が重要と思ってるこの頃です。今年は体調が悪すぎたと思います。


年齢に抗う人生なれど 
寄る年波には勝てぬのか


この前書いた高年齢雇用継続給付金についてちょっと補足いたします。あの資料では説明不足になるところがあるんですけど、給付金を貰える 資格のところで、賃金月額の75%未満の人が対象になると書きました。ここで賃金月額って何ぞやという事を明確にせねばなりません。賃金月額とは退職直前の6か月間の平均給与ですが、これは60歳到達時点から遡って半年間。私の場合は誕生月が6月で6月28日に給料が支払われてますが、会社規定によりその翌月15日までが勤務という事で、7月28日が最終の給与支払日でした。


こうなると2月、3月、4月、5月、6月、7月の半年間の平均と思われがちですがさに非ず


6月が誕生月で60歳に到達した時点から遡って半年間ですから


1月、2月、3月、4月、5月、6月の半年間が対象になります。


この間の平均給与ですけど、そのうち手取り金額が対象になるのではなくて総支給額が対象となります。基本給があり、役職手当、残業代、交通費全て込々の金額が対象です。ここで注目すべきは交通費までが対象になってるという事。私は6か月定期を購入してたので1月分の給料は他の月に比べて6万円多いんですけど、それも勘案して「賃金月額」が決められます。

例えば

 

 

この金額はあくまでも目安。月額35万程度の収入がある人と仮定して書いてますけど、実際の私の給料とは異なります。この場合交通費を含まなければ賃金月額は35万になるところを交通費まで込みで計算するので賃金月額は36万円となります。これを180で除して30を掛けたものが賃金月額です。


216万÷180×30日⇒36万円です。

つまり36万×0.75⇒27万未満の収入であれば支給対象になります。

この場合の27万円も総支給額の事です。

 

大体僕は日割りで計算すると1日1万円くらいの給料なので16日働けば16万なんですけど、この金額は75%未満なので支給対象となりました。9月の給料は162672円。これは今年の実際に手にした収入ですが、その金額の15%が支給です。つまりこの制度は


9月⇒16万円収入
10月⇒16万円収入であれば
11月に32万×0.15で48000円が振り込まれるという事になります。


私の場合は9月分からの計算なので10月は例外として24400円の振り込みでしたが、今後は
10月分の給料
11月分の給料
12月に過去2か月分の給料×15%が支給されるという事ですね。


毎月16万ペースで仕事を続ければ年間で288000円が支給されますね。

 

問題はこの制度を知らない人は、知らないまんま5年間を過ごす可能性があるってことですよね。去年イオンで働いていた時は誰もこんなこと言ってくれなかったし、恐らくは退職後違う職場に就いた人は、何も言われずに就労することになるでしょう。同じ職場で雇用継続された人は社労士さんが色々と世話してくれるので大丈夫でしょうが、職場変わるとえらいことになってきますね。

 

無論この制度は失業手当か雇用継続かの二択なので


失業手当を貰った方が良いのか、高年齢雇用継続給付金を貰った方が良いのかは各々が良く考えてすべきでしょうが、例えば失業手当の場合。月20万で6か月貰ったとすれば満額で120万円。月に25で満額で150万円。確か失業手当は賃金月額の60%支給だったと思うので、月25貰える人は割と高給取りだと思います。普通は120~150の間のどっかではないかと思うけど、この金額は雇用継続給付金でもらえる総額と似てるっちゃあ似てますね。定年過ぎた人がこの給付金を手にする場合、月額収入は以前より75%未満となるので15~20万くらいの収入。給料20万で給付金3万×12で36万が年単位。掛けることの5年で総額は180万円となります。給料16万で総額は144万円だから


失業手当の総額と
高年齢雇用継続給付金の総額

は似たようなもんです。


ただし、失業手当を貰っている間は、年金の支給はありませんし、事業所で働いて給料を手にすることもできません。失業の認定を受けて初めて失業手当が振り込まれますから、給料貰いながら手当は貰えないわけです。これに対して雇用継続給付金は、文字通り60過ぎても働いて欲しいというのが目的ですから、年金貰いながら受給できますし、働いて給料を貰いながらも受給できます。ここが大きな違いです。

 

どちらを是とするかは本人次第ですが


万が一。定年後すぐに就労した場合には。特に定年前とは異なる事業所で就労した場合には気を付けなくてはなりません。基本は、事業主が手続きを行うことにはなってますが、それを拒絶されたらこ自分で職安行って手続きをする必要があります。私のようにイオンで何も言われずにただただ時を過ぎるという事もあります。

 

ただしこの投稿を書いている途中で、高年齢雇用継続給付金の制度は2020年4月通常国会で段階的な縮小・廃止が決定されてるという事を知りました。御免なさい今の若い人には無関係なお話です。2025年度で60歳未満の人は給付そのものも15%⇒10%に縮小。然も給付がいつまで続かも分からないんで何年かすれば打ち切りでしょう。


(1)既に60歳に到達している人⇒給料の15%給付される。。
(2)2025年度で60歳になる人は給料の10%給付される。
※1964年4月1日から1965年3月31日までは15%対象。それ以降は10%
(3)2024年までは今まで通り支給
(4)2025年以降は段階的に廃止

段階的というところがグレイなんですけど、私はギリギリ取りきれそうな気がする…


年寄りにしか関係ない話でした御免さない。

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