この前の話の続きです。今から11年前までは貯玉再プレイ時には手数料が加算されておりましたけど、それ故換金ギャップが大きいお店でも貯玉制度に躊躇なく踏み切れました。手数料率はお店毎に異なる運用だからです。3.6円店は手数料を小さく。3円以下の店は手数料を大きく取ることでWINWINの関係を築くことができました。パチンコ店と客の信頼が大きく揺らいだのはその後貯玉手数料が禁止になってからの事です。無論貯玉制度は客を引き留めるのに有効だから、店はこれを放棄しないけど貯玉遊技の上限に制限をかけることと、換金ギャップをできるだけ小さくすることで損益を減らそうとしました。

従って2013年以降は、タイホウ熱田店のように貯玉再プレイ無制限でパチンコできる店はなくなりました。

制度がなくなったわけではありませんが、貯再無制限でやれる店などないってことです。

となると制限付き貯玉と現金投資となり以前のように、無制限に遊技するのは困難。2013年以降は現金投資が主流。その為昨日書いたように今までは9万円の負けですんでいたのが、今ではインフレ化して13万円に膨れ上がっております。9万円まではギリギリOKだったけど、それが13万円となると個人投資としては無理があるなと思いはじめて徐々に短時間遊技に切り替えていきました。金額の上限が大きく膨らんでしまったのは機械が偏った出玉になっちまったから。左の出玉を全部右に振ってしまうとこうなっちゃうのも無理はない。一部の客が望んだこととはいえ13万の負けは痛いです。

2004年CR新名画⇒朝イチ1800嵌り9万円のマイナス(キャッスル熱田店)
2005年　該当なし
2006年　該当なし
2007年　必殺仕事人Ⅲ93400円マイナス(タイホウ熱田店)
2008年　初代沖縄85560円マイナス(タイホウ熱田店)
2009年　八代亜紀95600円マイナス(タイホウ熱田店)
2010年　沖2で朝イチ1800嵌り⇒奇跡的に挽回(タイホウ熱田店)
2011年　銀河鉄道999で10万円のマイナス(キャッスル熱田店)
2012年　該当なし
2013年　該当なし
2014年　回るん大海3で86000円マイナス(パチンコ三洋)
2015年　該当なし
2016年　該当なし
2017年　沖縄4で86000円マイナス(ホームラン桑名店)
2018年　該当なし
2019年　該当なし
2020年　該当なし
2021年　該当なし
2022年　該当なし
2023年　該当なし

2017年以降は3時間パチンコに切り替えたため大きな負けはなし。この20年間で8万円以上のマイナスを振り返ると全部で7回。2015年以降はコアな活動から離れて軽ユーザーになったので大きな負けはほぼなりましたが、それ以前は8万負けなら年イチくらいの頻度。年に1回くらいは仕方ないと諦めてやってましたが、2004年から2011年までの8年間はフル稼働してても年に1回あるかないかの珍事。それが今では年に1回どころか2ケ月に1回くらいはあるんじゃないかと思う程頻度が高くなってますね。
 

自分が最後までやってたらという事ですが、この2か月間だけ見ても3回もある。年にどれくらいあるのか？って怖くなるけど、客観的にみて多分2ケ月に1回くらいは経験すると思うので、昔に比べてこの割合が極端に高くなっています。確変機の消滅、海系の台の大幅減少。ヘソキングから電サポキングへと移行したことにより8万円以上負ける機会は相当増えたと思います。これが最大の問題でしょう。

負債金額が9万円から13万円に増えたということと
その頻度が年イチレベルから2か月に1回レベルまで増えた。

10万円の負けがあまりにも簡単に出現するようになったんで、パチ屋は儲かるでしょうけど客の負担は相当重い。だからこそ1パチに逃げ込む人が増えた訳ですがこの辺を見直していかないとパチはもう無理。1パチしか客が付かん状態を見て嘆くオーナーは馬鹿の極み也。お前らが1パチでしか遊技できん環境を作り出しとんねん。客に責任はないよ。店とメーカーだけの責任と思う。

反面

去年のうしおととらみたいに、1時間で30万も抜ける機械も出してるんで悪いことばかりではない。

でも少なくとも俺はそういうのを望んでいない。

パチンコをやる価値があるかないかは毎日の作業。そこでボーダーラインをどんだけ超えてたら投資に値するんかを考えながら毎度毎度遊技機の盤面と睨めっこするんですが、ここら辺の定義が変わり始めたように思う。回らんなと感じたら1円でも0.5円でも0.2円でも無意識のうちに座らんのは一応リテラシーというんやけども、パチンコで勝つのにリテラシーなんか要るんか？って思う程機械のスペックが尖ってる。期待値というものをこれほど蔑ろにするのは人生でも初めてのことだろう。それほどまでに今の遊技機は回っても勝てん。回転率なんかくそくらえやなあと思う程回転率が勝率に及ぼす影響は小さくなった。

12時間遊技が基本

でもそれでは10万負けが2カ月に1回あるから大変だ。

<リスクを1/4にするためには>
(1)単独パチプロは軍団に入る。4人揃えばリスクは1/4
(2)4円で10万負けるなら1円でリスクは1/4
(3)12時間営業を3時間営業にすればリスクは1/4

今のパチンコで勝つためにはこの3通り。既にパチプロという形態はこの中に当てはまらない。パチプロはパチスロ比率を高くして遊技機会を維持するが故にパチプロという定義はないものと思って構わないし、パチプロはゼロであると思って構わない。玉だけではやれんでしょみんな。

勝とうと思えば(1)を選ぶ人が多いし、娯楽とおもえば(2)になる。

でも私はどっちも嫌だから(3)を選択した。

ここまで左の玉を右に振っちまえば、(3)にならざるを得ないと思っている。楽しめなくても構わない。パチンコが好きではなくなりつつある。パチンコなんかやらなくても構わないと思っている。パチンコは作業になりつつある。演出に一喜一憂せよと言われても一喜一憂できるはずがない。スマホを見ながらのパチンコも止むを得ないと思っている。無理してスマパチをやらなくても良いと思っている。

パチンコはなくなっても良いんじゃないだろうか？

当然

パチスロもなくなっても良いんじゃないだろうか？

長年パチンコがなくなったら困ると思ってやってきたけれど、遊技機メーカーに勤める阿呆な人間ばかりを眺めていると

本気でパチンコもパチスロも要らない。