Mリーグ2025-2026

麻雀オールスター観てますか皆様?メッチャ面白いですよ。


6/18(水)はCグループの後半戦。中田が200PTでほぼ通過確定という状況で、仲林、有賀、りんのが追うところ。既に半荘8戦中6戦までは終わったところなので、中田はトップ通過だろうなと思って観てましたら、初戦でラス親のりんのが大爆発。親の大連チャンが続く中で、某局の中田。配牌好形からワンズの引きが良く一旦はフリテンにした牌を残してのテンパイ。一応58万7万のフリテン形となりましたが、ここで中田まさかのフリテンリーチ!って無謀だよ。親は素点欲しいから普通のトップじゃなくて大トップ狙いに来ることは明らか。


(1)りんのはこの試合まで-146Ptなのでラス親素点狙い。
(2)発とピンズを鳴いてピンズ一色手は明らか。
(3)ドラ8ピンなのでドラ含み親は12000かインパチの手。
(4)大量リードの親は絶対に降りないと思う。振り込んでも余裕でトップだから。
(5)ここまでの連チャンで親に手が入ってる事は明らか。


なのに。なのに。
なのにどうしてフリテンリーチなの????


中田さんはバカなの?って思ったけど、リーチ後に1ピンと8ピン(ドラ)シャボ待ちの親に対して、中田さんは8ピンをつもってジ・エンド。親に対してインパチ(18000点)の放銃は痛すぎる失敗。分かってたと思うんだよね。ドラ辺りを引いたらどうなるかは。分かっててフリテンで親に歯向かうのは勇気ではなく英断でもなくただのバカ。ここはヤミテンにしてピンズ引いたらおりるのが定石。結局この半荘中田はマイナス80ptの大ラスを引いて2位通過も危なくなりましたが、次の半荘で何とか3位を死守して100ptで勝ち抜けることが決まりました。然しながら、このような麻雀を打ってたらいつかは捕まると思うし、勝てんわな。


実力のない中田が皆の憧れの舞台Mリーグを来年も出場するのは不公平だな。


今回の半荘1回目でりんのが10万点を超えるトップを獲ったんですけど、実はこれこそが


麻雀が抱える問題点其の1


麻雀は4人でやるゲームですが、時として其れが4人ではなくて1人でやるゲームになっちまう。これが麻雀の大きな欠点ですね。いうまでもなく麻雀は東南西北の位置に分かれて、東場と南場の二つ。つまり8局を戦うゲームであり、東南西北の場所は最初に決められてます。東1局に東家に座った人がチーチャ(起家)でタチ親となります。次いで南家、西家、北家となるのですが麻雀は時としてラス親になった時メチャクチャ有利に働くことがあります。この日の初戦もそんな感じ。素点を減らしたくない親以外の3人は和了にかける執念というよりも早く終わらせたい感じ。ラス親が大きな手を和了した時点で、この半荘はラス親(りんの)の勝ちとみんなが認めるわけですが、そうなるとりんのの独壇場。親が数回和了を決めて素点では捲られない領域に達すると、親は攻めだるま。子は防戦一方。特にこの日の面子で有賀は超守備的打ち手なので、親にちょっとでも危ないと思えばすぐにおりてしまう。あがる気がない。故に中田と仲林があがろうとするんだけど、其れが冒頭のワンズフリテンリーチで親のピンズにぶち当たる局面。発ホンイツドラ3のインパチ。仲林も好形リーチからりんの全くおりないので


何故りんのがおりないかといえば、素点でトップは確定してるし、この親番で一気に得点を稼いでおけば浮上の可能性があるから。そしてラス親から先行リーチがかかればもう誰も逆らえない状況になるので、親はやりたい放題なんですねえ。こういう状況で素点を思いっきり稼いでも、其れが本当の実力なか否か?素点を稼ぐために4人が凌ぎを削ってアガリに向かう状況でのせめぎあいと、ラス親でのやりたい放題が同じ評価となるのは論外でしょう。このようにラス親で連チャンを延々と継続させるってのは麻雀ではありがちなことですが、其れがチーチャ、南親、西親では起こらないけど、ラス親だけで発生するのは不公平ではないかと思う訳です。ビーストⅩのオーディションでも同じようなことがありましたがね。

 

ビーストのオーディションは、猿川、菅原、下石、浅井、新井、友添6人がまず半荘6戦戦って上位4人勝ち残り。猿川、友添が離脱残り4人での争い5半荘でしたが、最初の6回での得点が半分持ち越しての戦いだったので、素点の足りない新井は決勝での初戦がラス親でそこで点数を稼げるだけ稼ぐ作戦に出て7万点クラスの大トップを叩き出しましたが、これもいただけない感じ。オーラスの役牌ドラ1で36ピン待ちの手を菅原から3ピンを2度見逃し最終的には3ピンをツモアガリ1000オール。この時は36ピンで6ならば3色が付いて5800だったから無条件で和了したと思うけど得点のない菅原から2900点貰っても意味がないという事での見逃し。


最初の6戦で
浅井120pt、下石100pt、菅原-10pt、新井-40pくらいだったかな。


新井は浅井、下石からはアガリたいけど菅原からはアガリたくない。次局ではタンヤオドラ1、47ピン。4ピンドラなので4ピンなら5800の手。ここでも菅原からの7ピンを2回見逃して流局狙い。最後のツモで4ピンをツモリ海底タンヤオドラ2の4000オールを決めての大トップでした。和了したくない手はテンパイしてても流局で親の連チャンは続きます。和了しても親の連チャンは続きます。其れを良いことにしてやりたい放題なのですが、こういうので稼いだ得点がそれまでのものと同じ評価を受けるのは違うよなあって思いながらの観戦でしたが、其れもこれもラス親だから許される特権ですよ。


この時はまだ半荘5戦のうち初戦ですからまだマシだと思うけど、これが最終の半荘だったら、この親の連チャンは永久に続いたかも知れん。其れは何故かというと、あとがなくなってしまうと目標を失った雀プロは和了しなくなるから。つまり4人の内トップと2位との二人だけで麻雀を打つようになるからです。これが深刻な問題なのですが、其れが分からない人は経験がないからなんでしょうけど私には苦い思い出があります。仲間内との麻雀ですが、仕事仲間取引先と下呂温泉まで旅行に行ってその夜に麻雀大会を実施したのです。メンバーは私とカメラマン、デザイナーα工房伊藤さん、写植家の豊田さんとあと一人名前忘れた。5人で回す4人打ちの時は勝ち負けに1番影響が少ない2位抜けとなって回していくんですけど、この時伊藤さんだけが2位抜けを頑なに拒否したわけです。


カメラマンは麻雀の素人なのであまりアガリに対する技術がない。超下手くそ
α工房の伊藤さんは下手の横好きで兎に角半荘をやり続けたい。
豊田さんはまあまあ強いレベル


ここに私を加えての4人麻雀なのですが、ほぼ毎回私が勝っていてオーラスを迎えるんです。ここで豊田さんがラス親の時はカメラマンと伊藤さんがまるでアテにならないので憮然。南4局を迎えてかなりトップ目の私は、最後に軽い手が入れば和了にかけるけど、少しでも手が遅れてると思えばオリですよ。チュンチャン牌をぶった切りして、ヤオチューだけを手の中に残していきます。当たり前です。トップ目が危険を冒して親リーに振り込んだら元も子もないので案全牌を集めてオリ打ち当然の作戦です。ところが

 

伊藤とカメラマンがクソ


特に伊藤はアガレそうな手が入っても2位になって2抜けするのが嫌なので、1位になれる手まで和了しない。安い手でアガレそうでも手を崩してアガリ放棄するので…もうこうなったらラス親2位の豊田さんの独壇場になる訳ですわ。最後の最後の親番で和了とテンパイ流局を繰り返し、最後にはとうとうトップまで得点を稼いでしまうので、私は常に2位なんですねアホらしい。伊藤がまともに仕事をしておれば、私が1位で伊藤2位、3位が豊田で4位がカメラマンになるんですけど


伊藤が毎回アガリ放棄するんで豊田のやりたい放題


豊田ラス親の時は、私は絶対トップは取れないんですねえ。いくら仲間内の麻雀大会と言えども腹が立つ。伊藤がまともに素点を稼ぐ麻雀やっとれば毎回私が1位なのに、伊藤がアガリ放棄するもんやさかい私は万年2位に甘んじるのでした。ムカつく、腹が立つ、イライラする。もう伊藤とは二度と麻雀やらんとこうと思ったけど、こういうのはアカンですよ。南4局だけは親のテンパイ流局親流れというルールにでもせん限りこの邪悪な負のループは続きます。永遠にラス親の連チャンが続きます。4人が均等に和了に向かえば親が和了する可能性は1/4なれど。他の3人が和了放棄すれば親の連チャンが1/1になるもんやさかいオモロないわな。これが麻雀の1番悪いところ。

 

今回オーディションでの新井のラス親大連チャンと、麻雀オールスターでみせたりんののラス親大連チャンはかような悪しきルールのせいで起こった出来事なので、彼等彼女らの得点は正当に評価できないのでは?と個人的に思いました。


またオーディション最終日最終決戦で


浅井140pt
下石120pt
新井20pt
菅原-120pt


ここで浅井と下石の差が20ptくらいだったので、優勝はこの二人のどちらか。着順がひとつ違うだけで優勝が決まってしまうという僅差で迎えた最後の半荘は南4局を迎えて下石が35800点のトップで、浅井が29000点の2位。


起家新井18.9pt⇒11500点
南家浅井141.8pt⇒29000点
西家菅原-116.7pt⇒23700点
ラス親下石118.1pt⇒35800点


こうなると第2試合のオーラスは、新井と菅原には全く関係ない局となってしまうので、多分この二人は和了することもないし、振り込みもない。先ほどの私が麻雀やった時と同じような状況ができてしまう。ただこの場合のラス親はトップ走ってる下石なのでラス親の大連チャンで捲られるって事はないんだけど、問題はこの6800点差が正しく6800点の差として評価できるのかどうか?


下石35800⇒浅井29000


次の半荘があれば、一応素点も確保したいので新井と菅原も和了に来るけど、最後の半荘オーラスでは素点を取る必要がなく、さりとて二人の勝負の邪魔をしたくないので和了もしないし振り込みもしない。浅井にとっては振り込んでくれる相手が2人減るけれどその反面、誰からもリーチがかからないので安牌抱え込むこともなく、めいっぱい手を広げて突っ走れるし邪魔もされない。明かにこの状況は浅井にとって追い風なれど、このような状況で逆転トップを獲ったとしても


意味があるのでしょうか?

 

6800点だと、3900直撃か1300,2600のツモ和了。満貫以上だと無条件で逆転ですが、1300,2600のツモ和了であればかなり現実的な数字ですし、新井と菅原が何もしないのであればまあまあ成就しそうな点数であります。麻雀は4人でやる競技。自分に手が入っても其れ以上に手が早いってことはしょっちゅうあるし、先行リーチがかかった時点で追い込まれるけれど先行リーチがかからない環境であれば簡単でしょうね。実際には2ピンと1万がアンコになって8万が頭。345万の面子が完成したところでカンリャンゾーでリーチとなりました。まあまあ後半ドラが2ソー。2ピンで4符、1万で8符あるから符ハネしてツモれば1300,2600の手です。2ソーは山に2枚で最後のツモ巡でこの2枚が新井と菅原に流れ、浅井のツモ和了にはならず。

 

結局僅差で逃げ切った下石がトップ。

下石35800点
浅井31000点


現行Mリーグではオカとウマの両方が付いています。戦う前は25000点で30000万点を基準とするから、素点に関係なく1人当たり5ptのオカが付いてそれが4人だから20となります。トップがこのオカを独占するのでプラス20、順番に2位、3位、4位はマイナス5ptです。それに加えてウマというのは順位点です。1位プラス30pt、2位プラス10pt、3位マイナス10pt、4位マイナス30pt。従ってオカとウマだけで

1位⇒+50pt
2位⇒+10pt
3位⇒-15pt
4位⇒-35pt


これに素点で3万点を超えるものがポイント加算。3万点以下がポイント減算。すると


下石34800点⇒+55.8pt
浅井31000点⇒+11pt

ポイントの合計で
下石173.9pt
浅井152.8pt


南3局の順位通りの結果となりましたけど、最後の3枚の内2枚が2ソーだったので逆転劇は全然有り得た状況。このように麻雀は最後の対局には4人でやるゲームではなくてひとりで積もってひとりで和了するって形で進行するから、大逆転は起こりやすい。このような状況での大逆転は、兎角大袈裟に取り上げられて、麻雀の神様降臨とか言われるけれど果たしてそんなに価値あるものなのかどうか?4人が凌ぎを削って和了に向かってる局で、2位者が大逆転を取れば確かに価値ある対局と言えるけれど自分ひとりだけがひとり麻雀やってるような状況で大逆転と言われても腑に落ちない。


これこそが麻雀の邪悪な一面


こういうことが有り得るから麻雀ってくだらないって思うんですけど、勝負事ってのは常に公平でなくてはならないと思うしそれができない麻雀はやはりプロとは言えないと思う。将棋のプロとはかなり違うと思う。パチンコは勝ってるところでやめれば必ず勝てるし、いつ何時でも勝ち逃げOKだけど麻雀は1半荘で8対局終わるまでゲームが終わらない。其れが故に大逆転も有り得るけど、あまり露骨なラス親での得点稼ぎは公平さにかけると思う。ラス親だけ、親テンパイでも流局親流れにすべきだけど。


ルール変更によっては解決できると思うけど、現状では親のテンパイは連チャン維持だから


麻雀の番組を観てると、殊更大逆転勝ちした雀士を褒め称え、神だのなんだのと持ち上げますが其れもこれも4人で麻雀してないからの出来事なので本当に褒められた内容なのかなあって感じ。4人が4人とも和了に向かって進んでいる時には大逆転劇なんて起こらないけど、1位と2位だけの戦いに絞られた時はこのようなことがあるのが麻雀の欠点。其れ込みで麻雀なのだよという意見はかなり的が外れてると思うし、麻雀を知らない素人の意見と思う。やっぱり何事も公平じゃないとダメ。
 

 

6/15にはビーストのオーディションで下石戟選手が指名権利を獲得し、6月22日には永井孝典選手が風林火山の指名権利を獲得することになりました。これで指名順の⑥が永井で⑤が下石になるんですけど、其れ以外の枠はオーディションではなくてドラフト制度による指名ですね。去年までは9チーム×4人制でやってたMリーグですけど、2025-2026大会からは新たにアース製薬がチームとして加わることになりました。

JETS⇒アース製薬
ドリブンズ⇒博報堂
風林火山⇒テレビ朝日
サクラナイツ⇒角川、DVD
格闘倶楽部⇒コナミゲームソフト
ABEMAS⇒動画配信
フェニックス⇒セガサミーゲームソフト
雷電⇒電通
BEAST⇒ジャパネット高田BS番組
Pirates⇒U-next動画配信


殆どがエンタメ企業でアース製薬は毛色が違うけど、ここの会長が大の麻雀好きなので止むを得ない。上からJETSは新参組なので4人ともドラフト指名。風林火山は不調の二階堂瑠美と松ヶ瀬が外れて今回永井が決定でもうひとりがドラフトによる指名。風林火山は得点源は勝又だけど実質二階堂亜樹のチームなので、私がそこに加わるとしたら嫌だなって思う。亜樹に逆らったらやってけんみたいな雰囲気だもん。赤坂ドリブンズは4人が4人とも最高位戦日本プロ麻雀協会の人なので、ここの強さは揺るがない。サクラナイツは堀慎吾の独り舞台。堀に嫌われて内川幸太郎が離脱することになったけど、実力だけでいえば足引っ張る岡田が去るべきだったけど、やはり「華」が要るってことだね。BEASTは猿川、菅原が抜けてまずひとつは下石で決まり。あとひとつの椅子はドラフトによる指名。なのであと7人は6/30のドラフト会議で指名されて決まります。この7人に誰が選ばれるのかは分からんですけど、基本的には男性が選ばれるような気がしますね。


Mリーグ開催当初は所謂「きれいどころ」が数多く選出され、実力よりも人気のMリーグって感じだったので、女性の比率が高かった。4人中最低でもひとりは女性を含むルールになってますけど、セガサミーフェニックスは男性1人で女性3人でやってて最下位。そこで魚谷と東城を外して竹内と浅井を投入して、去年の最下位から今年は優勝しましたから徐々に徐々に「きれいどころ」重視から実力重視に変わりつつある。そんな流れの中で今年は


多分どこのチームも男3対女1でチームを組むんじゃないかな?


因みに各チームの得点源は
赤坂ドリブンズ⇒園田賢
風林火山EX⇒勝又健志
サクラナイツ⇒堀慎吾
麻雀格闘倶楽部⇒佐々木寿人
渋谷ABEMAS⇒白鳥翔
セガサミーフェニックス⇒醍醐と竹内2トップ
雷電⇒本田朋広
BEASTⅩ⇒鈴木と下石2トップ
U-NEXT Pirates⇒仲林圭

 

6月30日のドラフト会議が楽しみになってきました。⑤枠下石、⑥枠永井というのは既に決まったんで残りの椅子は7つです。この7枠をある程度予想すると

JETS①石井一馬、②桑田憲汰、③浅井裕介、④東城りお
風林火山⑥永井、⑨最高位のうち誰か
サクラナイツ⑦連盟のうち誰か
BEAST⑤下石、⑧最高位のうち誰か


こんな感じになると思ってますが⑦⑧⑨に誰が指名されるのかは全く分かりません。多分全員男性だと思うけど。

 

Mリーグ発足当時は男性1女性3もあり。男性2女性2のチームが多かったけれど、多分2025-2026シリーズでは女性2人体制をやるのは麻雀格闘倶楽部だけのように思います。徐々に「きれいどころ」から「実力重視」に変わってきたので、力のない高知名度雀士は淘汰されていくと思うし、其れが本来の姿と思う。日本の麻雀界では最高の舞台がMリーグなので、これからも実力重視という事でメンバーを揃えて頂きたい。


9月開幕のMリーグが今から待ち遠しい。

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