Look forward to Mikolas
大谷選手が深刻な打撃不振に陥っています。例の大谷好きさんから「6月になったら絶好調になるので打ちまくりますよ」っていうLINEを貰ったんですけど、そのLINEを見た時に私はちょっと違うかな?って思ってたけど、やっぱり全然違ったね。毎年対戦する相手が変わるのでそういう統計的データは当てにならないだろうと思ってましたけど、案の定6月以降は打撃成績は急降下。対戦する相手投手のデキに左右されるのは勿論のこと。其れ以外にも自身の打撃スイング、タイミングにも影響されるだろうと思うけど今回のスランプはちょっと長そうです。
長いというよりかは深刻ってことかな。
今年の4月頃、彼の打撃成績に関する予想的なことを書いた事もあるけど、今年は投手も復活させるし、打順も分からなかったので本当にどれくらい打つのか疑心暗鬼でした。ただ本塁打に関してはある程度数字を書いたけど、打率と打点はさっぱり分からなかった。その中で私が特に予想できなかったことは、投手をやることに依る肉体的な負担が打撃成績にどれくらい関わるかってことですよね。これに関しては全然経験したことがないので想像できないです。LAA時代には二刀流が打撃に負担になってると感じることが少なかったけれど彼ももう31歳。20代の頃とは体力の回復が違うと思うし、何よりも体型が大きく変わったので「身軽」という感じはしない。重戦車体という感じなのでLAA時代よりも疲労は蓄積されてるでしょうね。
その疲労が打撃成績の降下だと推測しています。
これは2021年以降、5年間のAL前と後の比較です。
これをずっと眺めていてあることに気付いたのは、疲労と三振増の関係性ですね。疲労がたまってくると彼は三振の数が急激に増えるのです。4,5,6はまあまあの打撃成績で推移していても疲れがたまる7月以降。暑さが厳しい8月以降は三振の数が劇的に増えています。無論去年のようにマウンドに立たない年は対象外と思うけど、それ以外では2022年だけが夏場以降も三振の数は増えていないけれど2021年、2023年、2025年は三振が急増。
AL⇒当たり前だけどオールスター
オールスターは毎年7月半ば。2021年はホームランダービーに参加して打撃を崩したため後半全く打てなくなったと思っていたけれどもしかしたらそれだけではないかも知れん。この年は本格二刀流元年なので、7月以降はどっと疲れが出たものと思われますが、疲れが溜まると三振の数が激増するってのはこの頃からありましたね。実は彼のキャリアの中で2021年が最も対左投手をぶつけられた割合が高いのです。対左に対しての三振率が高いからという理由もあるとは思いますが其れだけではないでしょう。打率もホームランのペースもガタ落ちだったので、対右対左というよりは全体的なパフォーマンスの低下によるものと考えるのが自然だと思います。ならばやはり疲労が問題かもしれません。
対左投手との対戦割合
2018年⇒0.304
2019年⇒0.268
2020年⇒0.288
2021年⇒0.369
2022年⇒0.350
2023年⇒0.280
2024年⇒0.355
2025年⇒0.354
確かに対左割合が増えると三振率は上がると思います。これに関しては
マット・ボイドCHC
デービッド・ピーターソンNYM
ニコラス・ロドロCIN
ヘスス・ルサルドPHI
ギャレット・クロシェBOS
上記左投手(先発)と対戦した時は三振しまくってたんでその説も一理ありますけど、其れならばAL前と後という比較で差が付くのは解せないからやっぱりこの説は却下します。
2022年は例外的な1年でした。この年前半は投手としては絶好調でしたが、打者としてはかなりの不振でした。ホームランもAL前までに19本しか打ててませんし、打率もAL前という括りではこの年が最も悪いです。然しながら打者として規定打席に入りながら、投手としても既定の投球回数をこなし、1年を通して健康でプレイできた感が強い。私は2022年が大谷選手のベスト・イヤーだと思ってるのですが、年間162試合を通して最も疲れを感じなかった年なんじゃないかと想像してるけどこの年は後半になって打撃内容が段々と良くなっています。最期30試合本塁打はゼロだったけど、コンタクトという点では最後まで打ち続けることができたし前半の打率が0.258に対して後半は0.292までUPしています。だから2022年だけは其れほど疲れを感じないでやれたのではないかという理屈であります。
2023年になると、投打二刀流が光り輝いて本格的にルースを越えるような数字を見せたけど、身体の内部的には疲労が限界に達していた。打率こそ落ちてないけど三振率は激高。やはりオールスター以降は疲労の蓄積があって身体が悲鳴を上げていた。にも拘らず疲れをおして試合に出続けた彼は、右肘靭帯の一部断裂と損傷。疲労がたまっていたのは間違いないでしょう。
2024年はマウンドに上がっていないし、上がる準備もしていないので運動量が激減したのは言うまでもありません。ご本人が語っていたように、この年は疲労の蓄積はあまり感じなかった。だからこそ三振率は前半後半同じペースだったのでしょう。
2025年。大谷好きさんからLINEを貰ったのが5月の後半。5月絶好調で6月もきっと本塁打を量産するでしょうという内容でしたが、ちょうどその頃からピッチング練習が始まった。投球を再開するようになって、彼のスイングは鈍りました。NYMとの対戦でピーターソンのスライダーに手も足も出ずに三振の山。その辺から三振率が目立つようになりましたが、事の本質はピーターソンの投げるスライダーではなくて、彼の内に溜まった疲労ではないかと思いますね。久々の二刀流復活で、観てる方は胸躍る毎日でしたが実際に二刀流をやる彼の身体は大きな負担という事ですかね。6月頃から既に三振率が増加するようになり、7月、8月と三振が止まりません。疲れが溜まっているのでしょう。
今年最初に疑ったのは、初球ヒット率、セカンドストライクのヒット率が低下して追い込まれるケースが増えたのではないかという事。これに関しては全体の54%が追い込まれた打席ってことで去年と同じ数字だったのですが、最近BS-1で彼の打席を観る度に、ファーストストライクの甘い球。セカンドストライクの甘い球をBall in playできていないと感じますね。疲労が溜まるとスイングの速度が遅くなって、速球系の球に対応できなくなってる。去年までは捉えることができた甘い真っ直ぐを捉えきれない。ファールになるってことでカウントを稼がれる。ファーストストライク、セカンドストライクをin playできれば三振は有り得ない訳ですよ。其れがファールになってしまうため2ストライクまでいっちゃうんだよな。2ストライクとなれば三振する可能性が高いのは当然です。
やっぱりバッター・イン・ザ・ホールになってんのかな?
今年の彼の打撃不振は疲労が原因だとみています。
1番ショックだったのは8/6(水)。実はかなり前からこの日が来るのが待ち遠しいと思っていて。この日が来れば大谷さんは2本くらいホームラン打つかな?と思っていて子供のようにはしゃいでいた訳。何故ならば、その日の先発が、元巨人の
マイコラスだからだ。
まあこんなことで子供のようにはしゃぐ俺ってバカみたいって思うけど、この日は打てると思ってたのよ。ずっと前からカージナル戦でマイコラスと対戦できたら良いよなあって思い続けていたけれど、ついにこの日が来たんだよって期待したけれど結果は2塁打ひとつ。そりゃ2塁打でもええけどさ。この投手はちょっと前にも、鈴木に2本塁打、PCAにも2本塁打されてて名うてのホームラン配給王なんですよ。これだけ立派なホームラン配給王が先発対戦してくれたら、いくら不振の大谷さんと言えどもホームラン打てると思ってたの。其れが2塁打ひとつ情けない。結局この日はマックス・マンシーが最初の2打席で2打席連続ホームランですよ。
だからイワンレンドル。
マイコラスはホームラン配給王なのですよ。これだけホームラン打ちやすいピッチャーが先発してくれたのに、大谷選手は第一打席で2塁打したものの、第二打席では当てただけのスイングでショートゴロ併殺。この打席を観てて相当深刻やねって思ったけれど、マイコラス程度の緩い速球にも振り遅れてるんでもう駄目です大谷さん。
マイコラスが先発するってだけで胸躍り、心弾ませる俺ってバカぁ?
そんな人間っている?
この気持ちが分かる人っている?
もう何日も前からこの日が来るのが待ち遠しかった。
look forward to Mikolasだな。
コメント
大谷の登板の二刀流デー楽しみにするのが普通のファン。
相手先発投手がホームラン打たれやすい日を楽しみにするのがゴーニィさん。
やっぱ変わってるなぁ笑
別にその日を楽しみにしなくても大体5試合に1本は平均出るんですから毎日毎打席楽しみにすればいいのにと思いました笑
いやあ
そうでもないで。マイコラスだけは。
シュワーバーも打ってるし
鈴木誠也も打ってるし
PCAアームストロングも打ってるし
マンシーも2本打ったし
みんな打ってるんやから、この日は2塁打じゃのうて本塁打を期待しました。この日まであんまりホームラン出てなかったし、打率も2割7分で推移してたから。
今私が楽しみにしてるんは何やと思う?