数字に強くなるための「道標」

 私が書くことは面倒くさいな、という内容が多いので恐縮しております。分かりにくい用語は以下整理しておきました。パチンコ に関わる方にとっては、重要な言葉ですので是非覚えてください。今日はこれらの言葉を使って、「お題」を提供します。年の最後に、算数遊びを楽しんでください。えへっ。楽しめるわけないか。でも面倒くさいといわず、最後まで読み切ってください。 

① アウト=ハンドルから発射された玉のこと
② セーフ= 機械から払い出された玉のこと
③ BO =通常アウト
④ TO =特賞アウト。確変、時短中のアウト玉数
⑤ 売上玉 =サンドから出た玉。入れたお金÷4ということ
⑥ 景品玉 =ジェットカウンターに流した玉

⑦ Bサ =売上玉+持ち玉飲まれ
⑧ 客滞率 =Bサ÷売上玉

⑨ スタート =1分間に回った回転数(100個打って回った数) 
⑩ ベース =大当たり以外のセーフ玉 
⑪ 確変ベース =電サポ中のセーフ玉 

⑫ T1Y =大当たり1回分の出玉 
⑬ TY =大当たり1回で連荘込みの期待出玉 
⑭ MY= 1日の最高出玉 
⑮ M◇= 1日の最低出玉(M◇と書いてMダイヤと呼ぶ) 

上記内容はいつも自分が記録しているありのままの姿です。これは12/6(土)に大海3YMAを打ったときのものです。この内容から、1日のアウト玉総数を求めてください。  

通常時のアウト数は、スタート8.911と自力回転数から求められます。1分間に8.911回るわけですから、自力回転数2552÷8.911=286.4分稼動したということになります。絶対アウトは100個ですからアウト玉は286.4×100=28640個です。電サポ中のアウトは計算できませんが、時短100を消化するのに平均的な所要時間は大体8分です。これは何度もストップウォッチで計測して8分という数字を割り出しました。これを目安に算出すると、1回転当たり8個打ち出すことになります。確変中の回転数208+時短中の回転数652=860回転です。従って860×8=6880個がTOということになります。

表題のアウト総数はBOが28640個で、TOが6880個ですから合計で35520個ということになります。

この日、私は朝9時に入店して、夜の8時に終わりましたから11時間遊技してるのですが、実際にハンドルを握っていた時間は35520個÷6000=5.92時間しか稼動していないのです。※1分に100個ということは1時間では6000個。11時間遊技しているといっても、実際には6時間しか稼動していないということが分かります。

では1日のセーフ玉がいくらになるか計算できるでしょうか。

まず出玉の総数は25850個でした。それ以外に自力回転数が2552ですから賞球2個なので、これによるセーフ玉は5100個となります。15R完了後に1210個あったのに、最終的には1175個になってます。(1210×22)-(1175×22)=770個減ってます。アウト玉6880から770個減ってますから6110個が電サポ中のセーフ玉です。(確変ベースは88.8です)。25850+5100+6110=37060個がこの日のセーフ玉です。セーフ玉が37060個でアウト玉が35520個。この関係を出玉率といいます。

出玉率は37060/35520=104.3%
因みに割数は景品玉/売上玉ですので、9695/7375=13.1割となります。

ギャンブルは数字との戦いです。

自分が遊技した内容を記録していれば、色んなことが計算して求められるようになります。計算することは苦痛かもしれません。然しながら、ギャンブルは常に数字との戦いです。

野生の勘を否定するつもりはありません。

感覚が重要だってことは分かります。然し感覚は、いくら鍛錬してもそれが正しい方に向かっているのか、間違った方に向かっているのか分かりません。ところが数字というものは、訓練すれば必ず答えに近づいていきます。ここが重要なところです。数字は努力すればすればするほど報われるのです。誰しも感覚や感性の鋭さに自信を持っているでしょう。その鋭さは武器かもしれませんが、それに数字 の強さが加われば鬼に金棒だと思いませんか?  

  
①上記お題から、1日のアウト玉とセーフ玉を計算する。  
②1000円当たりの回転数からスタートを計算する。逆にスタートから1000円当たりの回転数を計算する。  

※スタートが8であれば8/100=12.5個に1個入賞するということ。250という数字を(12.5-賞球)で割ればよい。また、賞球2個で27/kの台は、250+(2×27)=304個の打ち出しで27個入賞する。1分間の入賞数を求めるのだから27/304に100掛ければ良い。  
※因みにパチスロで合成確率というのがありますが、ちょっとだけお節介。  
BIG… 1/260  
REG… 1/340の合成確率は  
(260+340)÷(260×340)=600/88400で1/147になります。確率分母だけを取り出して、確率分母を足した数字を、確率分母を掛けた数字で割ると簡単に求められます。足したものを掛けたもので割るっちゅーことですね。  

だからこそ、頑張ってみましょう。こうした経験は、貴方のパチンコ人生にとって、いつかきっと役に立つはずです。

数字に強くなれったって、どうやっていいか分からんじゃん?
上記に掲げたお題は、数字に強くなるための道標なのです。

コメント

  1. 匿名より:

    合成確率の所、計算間違ってるよ

    2017年12月28日 AM 8:26
  2. ゴーニィ より:

    240×360=88400だったのね。直しておきました。

    しっかし考え方合ってんだからいいじゃんか?細かい奴やのー。

     

    2017年12月28日 PM 7:17
  3. 匿名より:

    ゴーニィだっさ(笑)
    元メーカースペック担当より

    2021年6月15日 AM 10:14
  4. 匿名より:

    (260+340)÷(260×340)=600/88400
    ではなく、
    (260×340)÷(260+340)=88400/600
    ということですね。

    2021年7月4日 PM 11:31

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