軸足

回転率の良い台を打つのがパチンコで勝つための唯一の策であると同時に、1番重要な事という概念は既に定着しておりますが人は「何故回る台を打たんならんのか?」については殆どの人が誤解をしていると思っております。


当たりを追うな 回りを追え


沢山いますよねえ。こういう言葉を使いたがるバカ。

 

それとは別に回ってる台の方が、否ベースの高い台の方が安心して打ち込める。打ってて楽しいという意見はごもっとも。当方もご多分に漏れず、どっちも良い方が精神的に楽なので好きなのですが、何故回る台の方が良いのかってことに気付いてない人は沢山おられるわけでして、回る台の方が期待値が高いからくらいのご意見が一般的なのではないでしょうか?


期待値が高いから回る台を打つのではなくて

吸い込みが減るから回る打を打つのです。


同じことを言ってると仰るなかれ。パチンコの本質はこの2つの言葉に集約されますが、ちょっとだけ言葉の意味が異なります。

 

ここで1個賞球機と3個賞球機の吸い込みの違いを説明しておきます。


吸い込みが減るというのは抽選回数が同じでも投資金額が少なくなる。2000回転回すのに10万円使うか。9万円使うか。当然9万円で済む方が有利なので回る台有利となります。ここで獲得した持ち玉を一切使わず温存して、現金投資を続けるという行為をしてしまうとこの10万円と9万円の理屈がひっくり返ってしまうのでここでは例外的行為とみなします。一般的には獲得した持ち玉は全部使い切ることが前提です。

 

 

 

自力回転数を1622で揃えたのは1個賞球機でBサ2万個の時1622回転回ればスタートがピッタリ7.5になるから。
売上玉⇒5000個(投資2万円)
特賞セーフ⇒25000個
自力回転数⇒1622回転
この3つの条件を揃えてBサと景品玉の増減で数字を構成しています。

 

1個賞球機はエヴァンゲリオン、3個賞球機は現行の沖縄5と見立てると上記のような差が付いております。当然回る方が有利なのは間違いありませんがその差は意外と少なめです。(A)、(B)、(C)、(D)と4段階にしているのは訳があって自分の経験論。3個賞球よりも1個賞球機の方がスタートが甘くなりがちですがその時の限界がコレ。黄色に示した内容がスタートの上限で、青い色はまあまあ還元するイベントでのスタートで、ピンク色の内容は自分が遊技した最低の条件でした。勿論読者様の中にはこれ以下だったという人もいるでしょうが、私が今まで遊技してきた条件で最も悪いのが(D)ですね。

 

共に1個賞球よりも3個賞球の方が有利です。

(A)⇒エヴァでは22800円プラスで沖縄なら28800円プラス
(B)⇒エヴァでは18000円プラスで沖案なら23400円プラス
(C)⇒エヴァでは12400円プラスで沖縄なら18000円プラス
(D)⇒エヴァでは6000円プラスで沖縄なら10300円プラス


いずれも4000円から6000円くらいは沖縄の方が有利です(当たり前です)。


1個賞球の場合は大還元でスタートが8くらい。以下7.5、7.0、6.5くらいの台を打ちました。
3個賞球の場合は大還元でスタートが7.4くらい。以下6.9、6.5、6.0くらいの台を打ちました。


あくまでも自分の経験に基づくものですがこの4段階くらいの差が付いてましたね。

 

黄色で囲んだ(A)という回転率は滅多に出ないです。従って殆どが還元日、特定日であっても(B)と(C)くらいの差なので回る、回らんという議論は(B)と(C)の差であると考えても良いでしょう。この理論によると回る台を打っててもアドバンテージはたかが5000円くらいですね。  


エヴァンゲリオンの(B)と(C)の差は5600円  
沖縄5の(B)と(C)の差は5400円  


この差はこうもいえます。  


(1)上手い人と下手な人の差が5000円程度  
(2)パチプロとパチアマの差が5000円程度  
(3)回転率至上主義とそうでない人との差が5000円程度  

 

勿論(A)と(D)の差は凄いですよ。
エヴァンエリオンの(A)と(D)の差は16800円
沖縄5の(A)と(D)の差は18500円


ところが(A)という回転率なんて滅多に出ないんで、平均して(A)を取れてる人間なんて誰もいないし、平均して(D)で終わってる人間も少数派だと思います。従ってその差は(B)と(C)の差くらいだと申しているわけでして概ね1日平均5000円の差ってのは正鵠を得ている自信があります。無論1日平均で5000円の差ってのはメチャクチャでかいですけどね。その差を無視しろなどというつもりはありません。

 

でも期待値が3万円の台を途中で捨てたって思わない方が良いです。


たかが5000円の差です。10時間で5000円の差を5時間で捨てたら2500円失うだけ


程度の差なんですよ。

 

この比較表を作ったのはですね、私自身の回転率と無関係ではありません。自分の平均スタート回数は
(1)エヴァンゲリオン⇒7.41
(2)沖縄5⇒6.96

 

大体この辺の数字を(B)と見立てて、それ以下なら打つかなあってことを考えると(C)では殆ど打っとらんのです。


(A)⇒自身が経験した最高値です
(B)⇒自身が経験した平均値です
(C)⇒自身が経験した失敗レベルの台です
(D)⇒自身が経験した最低値です


オーバー入賞と止め打ち以外の技術で何とかなる数字は

1日に5000円くらいなんですよ。

 

 

技術でどうにかなる差は1日に5000円です。ところが止め時を見失うとその差は意外と大きくて1日に10万円くらいの差が付いてしまいます。上記画像はこの前遊技したエヴァンゲリオン朝イチ10R確変を貰った日の終日出玉グラフです。これによると山の高いところで止めた人と、山の低いところで止めた人との差は13万円でした。極端な例ですが、このように1日で10万円の差が付くことは日常茶飯事ですし、無論止めたあとに3万個とか4万個爆裂も結構ありました。

 


回転率でどうにかなるお金は1日に5000円

ところが

止め時でどうにかなるお金は1日に10万円


貴方ならどっちに軸足を置きますか?


結論から言うと回転率に関する技術が完璧な領域に達していながら止め時に軸足を置くがベストかと思います。

 

これがですね今から30年くらい前ならこんな話は書かないんですね。昔は賞球が


オール13個
ヘソ7個
ヘソ5個


このような時代には高ベース台と低ベース台との差が非常に大きかったのでパチンコの巧拙は回転率に関する技術で優秀な人間かそうでないかの差でした。1000円で25しか回らない島でも40回ったり50回ったりする時代です。25/Kと50/Kほどの差が付く時代にはそんな事考えても意味なかったのですが今や賞球は1個賞球がメインの時代。吸い込みで1日に5000円しか差が付かないのであれば、その5000円にしがみつくよりも


止め時の10万円を手に入れた方が収入はデカイでしょう。


止め時で天下が取れるのであればそうすべきです。


夜9時からの1時間で30万円も出てしまう時代。遊技機がこうなってしまうと、回転率の巧拙だけでは旨味のある遊技生活を送るのが難しくなりまたパチンコホールさんも昔に比べると遊技台毎の回転率に差を付けなくなっているので、そこだけに焦点を当てて議論するのは正鵠を得ていないのです。従って今のパチンコはどの台を打つかというよりも、いつ止めるか?の方が収支に差が付く結果となり、この点を看過するのはもはや困難と思えるようになりました。それほどまでに遊技機の仕様が変わってきたと感じます。こういうのは時代に応じて徐々に変化していかないと駄目なんだろうなと思うけれど、機械が変われば打ち方も変わる。回転率至上主義だけでは立ち行かなくなったと感じています。


(1)回転率によるアドバンテージは小さくなった
(2)MダイヤとMYとの差は限りなく大きい
(3)大当たりは制御できないがいつ止めるかは制御可能
※Mダイヤはグラフの1番底


1時間30万円は極端な例ですが

 

右打ちをしてる間、1回転ごとに1400個の玉が増えるような事は昔はなかったのでパチに対する見方も変わります。保留玉連チャン機全盛の頃はデジパチで勝てる金額は1日に精々5万円くらいだったから止め時を間違えてもそれほど痛手にはならず。3万円勝ち逃げした台がその後爆裂しても残りはあと2万円。これで1日に5万円。そんな時代なら「ヤメ時を考える」よりも、回る台でより多くの抽選回数を獲得した方がお得だと思っていたし、「回る台で長時間遊技」は金科玉条だった。

 

金科玉条の定義が変わりつつある。

 

(1)回る台で期待値を積むことなのか?
(2)MYで終れるパチンコを目指すべきなのか?

 

ひとつだけ言えることは、(1)を目指すのは比較的簡単で努力すればだれでも成し得ることなれど、(2)はもしかしたら答えのない不毛の議論かも知れないということ。誰かてMYで終りたいやろけど、それができんから期待値を取りきる打ち方を是とするのが石橋理論。その考え方を継承すればMYを考察することは無意味だしやってはいけない邪道とされる。でも私は邪道とは思わないし、可能性がゼロではない限り頭を使おうとするだろう。人間の大脳はその為にあるのだから。回る台を見つけるのが難しいから勝てないと思っている貴方なら、今日のお話はあまり参考にしない方が良いと思います。日ごろから最近のパチンコは回らん回らん。一体どこ行ったら回る台に巡り合えるのだとお嘆きの貴方ならやることは他に一杯ある。(1)ができていない人間が(2)を目指すなど失笑也。まずは回る台くらいいくらでも探せるくらいの技量に到達することが先決。ヤメ時を考えるなどはそのあとでよかろう。


回る台を探すのは経験さえ積めば比較的簡単であります。そして回転率によって得られる成果は個人差が小さいので無視して次に進もうとする人が大勢います。そもそも論としてこれが大間違いなのであります。回転率に対する経験とか知識とか技量が天辺まで到達しいないくせに他の事をやりだす人間はえてして波とか呼び出しランプの出玉グラフとかサイトセブンの出玉グラフで遊技する台を選ぶようになる。それも止め時を考える時に必要なファクターなのかもしれんけど、遠回りする原因になりかねないので要注意。遠回りせずに回る台を手にする理解が完璧な領域まで到達したならば

 

次のことを考える時期に来ています。

 

(1)技術で何とかなる金額は5000円しかない
(2)止め時が分かれば10万円くらい変わる

 

貴殿がどっちに軸足を乗せるのかは知りませんが、より多くの収入を得ようと思ったら「止め時」で天下とらないと難しいでしょう。然しながら5000円の差別化を図る技術は誰でも簡単に手に入るのに対して、止め時で天下を取ろうなどという発想は、発想自体がキチガイみたいに思われることがしばしばあるし、絶対にそんなことは考えても無理だと思われてることは事実。世の中に無理だと言われてることに向かっていくのは躊躇いもあるし、こんな公開サイトで乗せるのはどうかと思うけれど私はロジックに不可能はないと思ってるのでこれからも追い求めます。

 

いくら考えても分からないと言われる。


だけど


いくら考えてもお金はかからない。

 


ヤメ時ってものを考えるのはつい最近になってからの事ですね。昔は私も世の中のパチプロ様同様に、ヤメ時なんかあるかボケいって思ってましたし実際殆どの遊技が朝の9時から夜の9時まで食事休憩も取らずにでしたから彼らの言い分は理解しているつもりです。でも最近は自分が年齢を重ねて気力と体力が落ちてきたこともありヤメ時を考えざるを得ない状況に追い込まれた感がアリアリです。そうなると別の見方もせねばならなくなってくるのですが、本日のお話もその一環。本来「止め時」とか「MY」を目指すという発想はパチンコでは触れてはいけない聖域みたいなもの。それを敢えて触れるようになったのは、自身の衰えと遊技環境の変化なのですが本当に


今の機械は恐ろしい


止め時を見失うと追えば3万個落飲まれてしまうし

ビビれば4万個とか5万個の爆裂を取り逃がす。

 

その為のネルフです。いやいやコロンブスの卵大作戦なのでございます。海で低確率2000回転まで、爆裂機でST3回まで。果たして本当にこの方法が機能するのか否か。今年1年間のパチンコビレッジをとくとご覧あれ。
 

コメント

  1. ユリアより:

    これこそ大盤振舞の記事と感じました。
    期待値至上主義の人は5000円の差が30日続けば15万のはなれですが、一回でもエヴァのようなデータになれば10万平気で飲まれる。かといって10万のとりっぱぐれもある。
    難しいです。でも当たり前の(1)に努力せずに(2)を目指しているから私はいけないんでしょう。
    何処かで線引きが出来るならばこれしかないと確信が持てそうです。

    話題変わりますが、貯玉はされてるのでしょうか。貯玉に関しての話が聞きたいです。
    次回打つ場合、現金を使わずに済むのがどれだけ大きのか。それともそこまでなのか。

    2023年5月4日 PM 6:10
  2. ゴーニィ より:

    ユリア様

    回る台打つのは当たり前

    回る台さがせん人間がパチ勝とうというのが大間違い

    回る台探せる人間になることこそが1番大事

    でもそこに到達したらMYも考えてみたらというお話し。

    貯玉すれば1日に1000円お得です。でも最近は貯玉せなアカン店行ってないから貯玉遊技ほぼゼロって話。貯玉してもええけど会員カードの信頼性が低いからしばらくは現金遊技。貯玉してやりたい思う店なんか滅多にないし、そんな店持ってる人は恵まれてるわ。

    1年間に何回同じ店行くんねん。

    2023年5月4日 PM 6:31

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