パチンコは勝つものと思って出向いている人ばかりとは思いますが、結果的に勝利できるのは5割程度の人なので凡そ半分くらいの人が毎日負けに甘んじているのが現実かと思います。長時間やれば勝率はもっと下がるから中には4割程度の勝率という方もいると思います。ここでは100%ボダ超えの台を打っているが前提です。

クソ回らん台のケツ追っかけるような行為は除外です。

そもそも論としてボダ以下の台は打つ必要がないので、遊技客の8割が負けているとか9割が負けているという極端な理屈は前提にしない方が良いでしょう。やることやって。勝てる土俵に乗っかっていても負ける時は負けるよね。そん時最大でどれくらい負けるんだろう？というのが本題です。努力しても実らないことが多いのがギャンブル。然しながら勝ちと負けの幅を知ることで考え方が変わることはありますね。

海と爆裂機とでは幅は異なります。

甘デジと320とでは幅は異なります。

まあここでは甘デジは非対象だけどね。

同じ台をやり続けたらどんだけ負けるんだろう？ってのはいつも気になるテーマではある。

昔タイホウ熱田店で中カドおばちゃんがいたってことは何度でも書いてきた話。彼女は回る時も回らん時も。つまり還元対象の末尾が6の日もそうでない日も同じ台を打ち続けて年間軽く200万円くらいは負けていた。そんな彼女に1機種だけ追い続けていくら負けるん？ってのを聞いたことがあるけど、台にってかなり幅があった。偶然よく当たった台はチャラで済んだし、酷くやられた台は短期間で100負けるってこともあった。この場合機械が勝ち易いかどうかはあまり関係なくて居座った中カドが噴いたか噴かなかったか。その台のTSによって勝ち負けの金額が決まっていたからあまり参考にならんかったけど短期間で100負けるって話は散々聞かされてきた。  

パチンコ三洋時代のパチプロ池田さん。彼もまた嵌った台を見つけるとその台1台に固執する人だったけど、池田さんの場合は遊技機がボーダーラインを大きく超えている時からやり始めて、10日間くらいはぶっ通し。ボダ割れまで締まらなかったことがこれを可能ならしめたけど、彼もまた中カドおばさんと同様にひとつの台に固執するタイプの人間だったし、嵌まり台が何よりも好きだった。  

嵌まってればいつかは噴く。   
  
嵌まれば嵌るほど美味しい。  

この考え方は最後まで変わらず。彼曰く「嵌ってる時は確かに辛いけど、その奥深く。その先にどえりゃあ塊があるのよ」。まるでお宝が眠ってるかのような発言だったが、彼は地でもって実際にそれを実行し最後には爆裂。爆裂。また爆裂と勝っていきましたがね。この池田さんの理論が正しいのかどうか？自分もまた彼とおんなじような事を30年前には実行してた時代もあります。私もまたいつかは爆裂を体験した人間ですが、今となってはそれが正しかったのか？否かと聞かれると間違いだったと即答するでしょう。

自分が打ってた時は50/K回った時代ですからねえ。

50/Kの台が噴きまくるまで締まらなかった時代。今の時代には無理というもの。

本日は池田理論が正しいかどうかを検証してみましょう。

対象はエヴァンゲリオン。エヴァならではの同じ人間による台の固執は至る店で行われたと見えて、この話題に自分も経験したという人は沢山いると思います。美容室の兄ちゃんでさえ、無礼図にひとりの奥方が同じ台にぶっこんで負け続けていると言ってました。

上記画像はとあるエヴァンゲリオンの23日間データです。

初日     72000円負け
2日目　57600円負け
3日目　58400円負け
4日目　42400円負け
5日目　78400円負け
6日目　80000円の負け

特に5日目、6日目辺りが酷いので池田さんがいたらこの台の7日目は絶対に打ちに行くと思うんですがそんな彼の期待を裏切るかのように

7日目に13万円のマイナス

嵌り台が好きな人はこの7日目辺りは、もうそろそろって言うとりますやろな。そのもうそろそろが13万負け。してその次の日も、その次の日も負け。延々と負けが続いております。
 

こっちがその台の勝ちと負けの金額を表した画像です。

最初の6日間で10万個落ち。10万個も負けたらもうそろそろって思うらしくて、のこのこ出かけるとそのあとに13万負けとか12万負けが来とる。でやっと勝ったのはいつかというと12日目ですね。ようやく37000円ほどの勝ち。こっからが本番で、池田理論のように奥深く嵌りに嵌ったその先にお宝があるのよって言うならば、この翌日以降は青文字が延々と続かな如何と思う訳。実際にはどうでしょうか？

1日だけ37000円勝った日があったけど、そのあとも爆死状態は継続。

10万個落ち
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20万個落ち 
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30万個落ち 
それ以上

延々と負けとるやないか。 


どこにお宝があるん？？？

池田理論破れたり！

逆張りの発想者は皆ウソつきですわ。どこにお宝があるん？どんなけ負け続けても遊技台の抽選は毎日低確率が1/320で高確率が1/100で決まってて毎日同じルーティーン。この23日間のデータでは実に

1勝22敗 
敗率95% 
130万の赤字ですわ。

キバちゃん土曜日に負けると決まって明日も打ちますってツイートしよるけど、その結果が黄金一閃の25万負けでっせ。ボダ超えとかボダ以下とかはあんまり関係なくて回っても回ってなくても勝つ時は勝つし。負ける時は負ける。ボダ超えは吸い込みが少し減るだけってのはちょっと前に書いたと思うけどその通り。回転率はあんまり関係ない。

で？

この台のそのあと。気になるやろ？

果たして24日目以降は挽回できるのか？

この後は4勝4敗。あんまりプラスにはなっとらん。
251200＋
222400-
28800円プラス

右肩上がりの回復など夢のまた夢。どこにお宝が眠ってるん？謎？

結局24日目以降にも低確率は1/320だし、高確率は1/100でその後も勝つか負けるかはその日に弾いてみないと分からへん。

高確の話
 

最初の10日間までの高確率の推移。大当たり確率が1/122.5と極悪だから勝てんのは納得。これだけ高確中に嵌ると勝てんと思いますけど中身を分析するとゼロから99回転までの当たりが異常に少ないですね。

0-99回転までの当たり⇒28/62で45%
100超の当たり⇒34/62で55%

最初躓いたのはこれが原因でしょうね。連チャンしてる時は100回転までに決着がつくことが多いので0-99までの当たりが7割とか7割5分以上占めていないと駄目なんですけど連チャンしない時の典型的な当たりっぷりかと思います。その後高確率中の当たりはやや回復してるんですけど、池田さんがいうようなV字回復はしておらず緩やかに大数の法則に従ってるという感じです。

31日間高確率中に当たった回数の全データです。1/122から始まってそのあとは徐々に1/100に近づいておりますが、急激によくなったということはありません。トータル1/104.4は誤差の範囲内。330回も当たればそれなりの数字に収まりますが、ここではそういう問題ではなくて失った130万円を取り返すには、この程度の当たりではダメだろうってこと。深く嵌ったその先に塊があると表現したような天国状態は見られませんでした。

最初の23日間では
低確率状態⇒1/426.4
高確率状態⇒1/109.8

その後の8日間では
低確率状態⇒1/366.7
高確率状態⇒1/95.6

31日間トータルでは  
低確率状態⇒1/412.5  
高確率状態⇒1/104.4  

低確率については、時短中の引き戻しが何回あったか分からないんですけど、実際にはこれよりももっと高い確率で当たってるはず。31日間では163/67235ですからRB(単)が163でそのうちの半分×1/4は引き戻しとみると初当たりは180回です。180/68000⇒1/377くらいがこの間の大当たり確率だと予想します。数字を補正すると  

31日間トータルでは  
低確率状態⇒1/377  
高確率状態⇒1/104.4  

31日間のツキ指数は
低確率状態⇒1-(320/377)で15%の欠損
高確率状態⇒1-(100/104.4)で4%の欠損

この程度の欠損でも31日間で
1284400円の負け⇒1日平均41400円

低確15%、高確率4%下回っただけで1か月で130万円も負けるというのは凄いけど、この中には当然ボダ割れ分のお店の利益も含まれています。台粗利が10000円くらいあれば額面通りに当たっても30万円は負けるわけですから、そういう意味では130-30は100万円くらい確率の欠損が起きたということです。ボダ付近の台を1か月打ってて100万負けるってのも凄いですけどね。

だから爆裂機は怖いんですよ。

エヴァに限らずどんな爆裂機を打ってもおんなじですよ。ただエヴァはST機なんで、低確と高確が明確になってて各々の数字のバラツキを検証できるからこの手の話をする題材として好都合でエヴァンゲリオンを選んだけれど、エヴァじゃなくてもどの爆裂機もおんなじですよ。今のところエヴァで10万個落ちとか20万個落ちは奈落の底に至るまでの途中経過であり30万個から33万個クラスの負けが「そろそろ」という表現を使う機会なのかも知れません。サイトセブンが出てからもう何年も同じような分析をしてるけど、海物語の場合はここまで酷いのは見たことがないです。

海は精々10万個落ち

海で10万個負けたらよー負けたわって思うし、そのあとは回復の兆しってのが今まで見てきたバラツキですがやはりエヴァよりも海の方が負ける時の負け金額は少なくなるようです。大惨事に捕まっても10万個くらいなら我慢できるんかなあって思うけど30万個は無理。つくづくエヴァの怖さを思い知らされました。

池田理論が正しいのならば

(1)最初の23日間で130万円負けたんなら
(2)次の23日間で客が130万円勝つ

いやいやいやそれではボダ割れ分が加味されてないんで、そこまで加味すると
(1)最初の23日間⇒台粗で23万、確率で107万負ける
(2)次の23日間⇒台粗で23万負けるけど確率で107万勝つ

つまり
(1)最初の23日間で130万円負けたんなら
(2)次の23日間で客が84万円勝つ
※パチンコはどうやってもパチ屋の方が有利です。

これが成り立つのか否か？

そもそも論としてST機は駄目なんすよ。ST機が大好きって言ってるア・ナ・タは考え直した方が良いでしょう。海では精々10万個しか負けないのに何故エヴァで30万個も負けるかというと、低確率と高確率の2つのブレが収支に大きく左右するから。海なら高確率中の嵌りは玉が減るくらいで被害少なし。ところがST機で高確中の大当たり確率が額面を5%から10%下回ったらとんでもないくらいに負けるんですよ。これがST機の怖さ。低確率と高確率の両方が下にブレたらとんでもない実被害が生じるのでご注意あそばせ。その反面低確率と高確率の両方が上にブレたらって思う人は永久に爆裂機をやってりゃええじゃんか。

海では40万円しか負けんけど  
エヴァは130万円負けれる⇒A  

どっちがええねん。けどこうも言えるわな。  

海では40万円しか勝てんけど  
エヴァは130万円勝てる⇒B  

後者の理論を主張する人はボダ割れという概念が頭ん入っていない人が多い。実際には負ける時の負け幅は限りなくデカイけど、勝つ時の勝ち幅はメッチャ小さくなるからね。遊技機には必ず台粗という概念があることをお忘れなく。従って  

海では40万円しか負けんけど  
エヴァは130万円負けれる⇒A

これは正解だけど

海では40万円しか勝てんけど
エヴァは130万円勝てる⇒B

これは大間違いだかんね。AとBの違いは分かるよね。

今回は初っ端の大嵌り23日間で130万負けたけど、その後の様子は8日間にとどめておきました。何故かというとこの後の展開を予想して欲しいから。最初の23日間が駄目なら、次の23日間はどうかという検証をもって初めて人にどうこう言えると思うからこの後何日か経って「その後の23日間」までを追っかけて掲載します。果たして池田理論が正しいのか？ないのか？

今からその時のことを予想しておいてね。

※次の記事次第では今回の記事は保存版に格上げします。