MMからOJへ
大谷選手が絶好調です。現時点で三冠王を狙える位置にいるといっても過言ではない成績ですが、私は2018年に大谷が海を渡って1年間戦った時点でこのことを予想しています。2018年の9月17日の記事を振り返ってみて下さい。そのことに言及していますが、当時このようなことを言い放つ人はあんまりいなかったんじゃないかと思うんですけど、本当に2018年にメジャーに挑戦するときから彼の二刀流を応援していたしやれると言い続けてきた身としてはその辺の野球解説者よりも私の意見の方が信憑性が高かったのではないかと思います。2021年にブレークして以降の、ミーハー連中とは一味違う目線。張本が江本が野村が、大谷の二刀流に対して
野球舐めとんのかとか
どっちかに専念しない限り中途半端とか
メジャーで通用するはずがない
言いたい放題でした。然しながら私ひとりが大谷の二刀流を肯定する立場であり、是が非でも投手と打者の両方を両立させて頂きたいという思いはこれまでのパチンコビレッジの中でも取り上げてきたと思います。その思いが結実するのが
大谷の三冠王でございます。
6/16時点で
ビシェット(TOR) 打率.319
ディアス(TB) 打率.311
大谷(LAA) 打率.301
大谷(LAA) 本塁打22
ジャッジ(NYY) 本塁打19
アルバレス(HOU) 本塁打17
ディバース(BOS) 打点56
アルバレス(HOU) 打点55
大谷(LAA) 打点54
首位打者を走るビシェットは好打者ですけど1番バッターで打数が多いからそのうち打率は落ちてくる。首位打者を取る選手は比較的打数が少ない打者であることが多いというのは、打率は打数が増えれば増えるほど不利。これに関しては過去何十年も野球を見続けていてその傾向はかなり強いです。昨年までの打率も3割をちょっと切るくらいなんで最終的には3割前後ってとこでしょうか。それならば2位のディアスの方がという感じですけど、どの道1位も2位も右バッターなんで高打率を残すのは不利だとみています。大谷がこのまま好調を維持すれば、トラウトの衰えが目立つだけに大谷マンマークの状況に陥り彼はこの先打率を上げるのではないかと予想します。
投手が打者を怖がれば怖がるほど、マークしても打率は上がるのです。
かつての王貞治が3割5分。バースが3割9分。バリー・ボンズが3割7分打った時と同じ現象。マークすればするほど。投手が大谷の事を怖いと思えば思う程大谷翔平の思う壺でございます。今回のテキサス・レンジャースとの4連戦も敵将ボウチー監督が殊更大谷の事を怖がり敬遠のフォアボールを出しましたがこのようなことをすればするほど打者の打率は上がります。従って今後の90試合ではトラウトの劣化、レンドーン、レンフロー、ドゥルーリーの頼りなさを考えると敵の目が大谷ひとりに向いてしまうので四球と申告敬遠が増えるでしょう。4タコ、5タコを喫する機会が減るので打者の打率はあんまり落ちずに、高水準で最後まで行くのではないかと予想しています。となると大谷の最終的な打率は0.310辺りまで上がるのかなあと思っておりまして首位打者になってもおかしくない状況が生まれつつあります。
首位打者に関しては2つほど追い風がありました。
(1)極端な内野のシフトが取れなくなったこと。
(2)最大のライバルと思われたアラエスがナ・リーグに移籍したこと。
去年から思ってましたけど、大谷の打撃能力は既に昨年の段階で2割9分くらいは打ててますね。ヒットゾーンに飛んだ打球が悉く極端なシフトにあってアウトになりましたが、今年から1、2塁間には2人しか守れないことになったので2塁ベースから2塁手までの間を抜けるヒットが目立ちます。シフトがあるかないかだけで打率が大幅に変わる。これによりまして大谷が首位打者を取ってもおかしくない状況ができました。
ホームランに関してはジャッジが怪我で離脱したために、ジャッジの欠場試合が現時点で20試合。あとどれくらい休むのかは分かりませんが仮に30試合に欠場したとすると42~45本とまりで終わっちゃいますね。大谷が45を上回ればほぼ本塁打王でしょう。打点王に関しては最有力はアルバレスでしたけど彼もまた現時点では怪我の為離脱しているので打点王のタイトルを取れる可能性も高まってきました。怪我した人のせいで三冠王ってのは何だかなあですけど、事実は事実。怪我しないことも重要な事なのでそのようなマイナスの感情はあまり必要ないと思います。
今年の10月が楽しみになってきました。
果たして私が心配したようなヒリヒリする三冠王レースが展開されるのか否か?
興味は尽きません。
2023年のメジャー・リーグも約半分が消化したので、そろそろ大谷選手の去就も騒がしくなってくると思うんですけど、本日はその問題について私なりの見解を書いてみたいと思います。20代から30代に突入するということもあって今日の話は投手よりも打者寄りの話なんですけど野球には本塁打が出易い球場と出難い球場というのがあって、これについてはパークファクターという指標で示されています。どのようにしてこの数字を出したのかは知らないんですけど、恐らくはその時代の実数値。本塁打が出た数字を何らかの割合で示しているものと思われます。勿論数字が大きいほど出易いということです。
上記画像がその数値ですがこれはちょっと昔の数字ですね。球場の名前がAT&Tとかになってるので2019年以前のものなんですけど、多分2010年前後の数字ではないかと思うんです。この数字は時代によってかなり変化。というのもその時代に活躍した選手によって本塁打が出る数が変わってきますのであんまり古いとアテにならんのですけど本日は敢えて2つの画像を用意しました。何種類かの数字を総合的に見た方がより信憑性が高まると思うんですよね。これをみると
(1)ヤンキースタジアムは本塁打が出易い。
(2)AT&Tパークは本塁打が出難い。
私が今まで指摘したことは間違いではないでしょう。この中でAT&Tの数字の低さは異常ですよね。逆風と海よりも低い場所に立地しているため非常に気圧が高いことがボールを押し戻す。その為に本塁打が出ないのです。
Citizens Ball Parkは確か去年のワールド・シリーズを見ているときに左中間をホームランが出難いようにしたって言ってたと思うんで2010年当時と今とではパークファクターの数字が大きく異なります。Angel Stadiumも昔はライトスタンドが観客席に飛び込んで初めて本塁打だったのに、今では観客席の手前の低いフェンスを越えると本塁打ということに変わりましたので右方向は出やすくなってますね。その為古い情報と新しい情報とでは数字が大きく異なります。このように球場の設備変更もしくは本塁打の定義変更によりパークファクターの値が変わることがあるので、できるだけ新しい方が数字の信憑性は高いのですが
(1)レッズ
(2)ヤンキース
(3)ホワイトソックス
(4)オリオールズ
(5)エンゼルス
(6)ロッキーズ
(7)ブリュワース
(8)フィリーズ
この8球団の本拠地に関しては本塁打が出易いのかなと考えています。古い情報でも新しい情報でも、どちらも高い数字を示しています。※エンゼルスは仕様変更によるから例外。この中でも
<野球場が狭い>
(1)レッズの本拠地⇒HR109、144に対して3B122、76
(2)ヤンキースの本拠地⇒HR128、114に対して3B75、61
(3)ホワイトソックスの本拠地⇒HR116、125に対して3B82、76
(4)オリオールズの本拠地⇒HR124、105に対して3B71、86
HRはホームラン、3Bは三塁打のこと。つまりこの4球団の本拠地は球場のフィールド面積自体が狭いんでしょうね。本塁打は多いけど三塁打は少ないから。物理的な整合性は取れてます。
<低気圧球場>
(5)ロッキーズの本拠地⇒HR120、116に対して3B226、186
(6)フィリーズの本拠地⇒HR141、112に対して3B107、123
(7)カブスの本拠地⇒HR101、100に対して3B130、148
ロッキーズのクアーズフィールドなんて山の上にあるんだから気圧が低いに決まってるんですけど、球場は広いけど本塁打は出易い。その心は空気抵抗が小さいから。海抜の低い場所にある球場は本塁打が出難いけれど、その逆は本塁打が出易い。
<高気圧球場>
(1)ジャイアンツの本拠地⇒HR62、85に対して3B105、148
(2)メッツの本拠地⇒HR80、91に対して3B70、68
(3)ブルージェイスの本拠地⇒HR92、104に対して3B94、51
(4)マリナーズの本拠地⇒HR93、93に対して3B107、49
(5)パイレーツの本拠地⇒HR86、85に対して3B63、103
(6)パドレスの本拠地⇒HR78、92に対して100、54
ジャイアンツの本拠地オラクルパークは逆風と海より低い海抜で気圧がメッチャ高いってのは今までに何度も申し上げてきたこと。これが典型的な高気圧球場ですが日本でもそれを感じることはあり、バンテリンドームは高気圧。東京ドームは低気圧ってのは間違いないでしょう。メッツのシティフィールドも三塁打は少ないのに何故ホームランが出ないか?マリナーズのT-モバイルも春先はシアトルの冷たい空気で打球が飛ばないと評されるのは有名な話。パイレーツ、パドレスも三塁打が少ないのにホームランが出ないというのは空気抵抗の影響でしょう。つまり三塁打が多いのは球場が広いからであり、その割にホームランが多ければ低気圧。反対に三塁打が少ないのにホームランが出なければ高気圧でしょう。
ホームランが出るか出ないかは球場の広さも重要ですが、それ以外にも空気の抵抗を受けやすいか難いかで大きく変わるってことと、フェンスの高さにも影響されるってことです。空気抵抗に関しては、高地では低気圧。低地では高気圧ですが、それ以外にも湿度に大きく影響されます。梅雨の時期には空気中に水分を沢山含んでいて、水が邪魔してボールが飛ばなくなりますし、気温と湿度という点では
ナイトゲームでは本塁打が出難い
デーゲームでは本塁打が出易い
(A)逆風と追い風
(B)空気が乾いてるか湿ってる
(C)気温が高いか低いか
(5)低地か高地か
<広いから本塁打が出難い>
(7)マーリンズの本拠地⇒HR84、86に対して3B114、130
(8)ロイヤルズの本拠地⇒HR81、80に対して121、137
従ってメジャー30球団の本拠地球場の中で、本塁打が出易いのが7つあって出難いのが8つある。それ以外の15球場はデータの整合性が取れてないので正直ようわからん。ですが大谷が今後の野球人生は投手よりは、打者寄りの人生を歩んで欲しいので本塁打が出易い球場にしてもらいたいと願う。
<本塁打が期待できる球団>
(1)レッズ
(2)ヤンキース
(3)ホワイトソックス
(4)オリオールズ
(5)エンゼルス
(6)ロッキーズ
(7)ブリュワース
(8)フィリーズ
<金持ち・WSシリーズで勝てる球団>
(1)ドジャース
(2)ヤンキース
(3)レッドソックス
(4)ブレーブス
(5)メッツ
両者の接点・共通球団はニューヨーク・ヤンキースだけ
ドジャースタジアムはデーゲームではかなり本塁打が出易い球場として知られていますが、ここに入団すると同地区のサンフランシスコ・ジャイアンツとの試合が年間20試合。その内の半分は大谷がホームランを打てない試合となってしまうのでかなりキツイですね。かてて加えて西側の球団に所属すると広いUSAを移動する距離が多くなるので選手の疲労度が増します。ただでさえ二刀流は身体に負担がかかるのにこれから30代に突入する大谷選手にとってはマイナスの材料です。メジャーリーグの球団は五大湖を中心に東側、北側に集中してますから、その辺に所在する球団の方が移動距離が少なくてすみ、選手の負担も軽くなります。今後のことを考慮すると西側の球団よりも東側を優先すべきでしょう。
<金持ち・WSシリーズ・東側球団>
(1)ヤンキース
(2)レッドソックス
(3)ブレーブス
(4)メッツ
大谷が行けそうな金持ち球団で東側となるとこの4つだけなんですね。
この中でメッツのシティフィールドはかなり本塁打が出難い球場なんで、そう考えると現段階で大谷の移籍先は3つくらいに絞られている。
大谷選手がパークファクターのことを知らないはずがないんで、投手大谷を主張するのならメッツを希望するけど、打者大谷を主張するならメッツ以外の3球団ってことになります。NYYかBOSかATLですよ。フェンウェイ・パークのセンターから左は全て高さ11メートルのフェンスがあるからここで彼が本塁打を量産する姿は想像しにくいのでボストンは選ばないんじゃないかと思ってます。となると
アトランタ・ブレーブスかニューヨーク・ヤンキースってこと
既に二択です。
アトランタ・ブレーブスのパークファクターを理解するのはなかなか難しいんですけど決して本塁打が出易い球場ではなさそうです。となるとやっぱりヤンキースタジアムですよ。ヤンキースタジアムのライトスタンドはメジャー30球団の中で最も本塁打が出易いです。然しながらヤンキースにはDHでしか試合に出れんだろうと思われるジャンカルロ・スタントンがいますから彼の処遇をどうにかしないことには大谷の居場所はないんですけど、そこはそこ。スタントンには見切りをつけてもらいたい。ここ2年間くらいはスタントンは2割そこそこの打率しか残せていないんでヤンキースにとってはお荷物的な存在であり身を引いていただきたいです。
ここまで話を膨らませると何が何でもって感じになるんですけど
これは私の個人的な希望でもあります。日本人のパワーヒッターが全米にその威力を知らしめるためには、やはりMLBは西ではなくて東海岸だと。松井秀喜が成し得なかった日本人選手によるホームラン王と何某かの打撃部門のタイトルを大谷翔平に託す夢の実現は、彼がニューヨーク・ヤンキースに所属する事なのだと。2009年に松井がワールド・シリーズでNYYに歓喜をもたらして以来ヤンキースは勝てていません。松井がもたらしたワールド・シリーズの制覇を今度は大谷が後を継ぐ。
ニューヨーク・ヤンキースはWS27回の制覇
2009年にワールド・シリーズを制覇して以降
2010年から2022年まで13年間勝てていません
今日のお話は私の希望でしかありませんが、ヤンキースが大谷を口説くためには、ベーブルースの永久欠番である背番号3を一時的に凍結解除して大谷翔平に付けさせてあげて下さい。大谷が背番号3を身に着け、ジャッジには背番号99⇒9に変えてもらう。勿論ここでも背番号9はロジャー・マリスの永久欠番ではありますがMLBの場合は永久欠番であっても復活させることがあるだけに
不可能な話ではございません。
背番号3と9は大谷とジャッジだけに許させる特別なはからい。そして背番号3はルースと大谷だけに許させる永久欠番で、背番号9はマリスとジャッジだけに許される永久欠番であると。
大谷翔平⇒背番号17から背番号3へ
アーロン・ジャッジ⇒背番号99から背番号9ヘ
これが実現したらどんだけ楽しみな世界が待っとるんやねん。
ロジャー・マリスがベーブ・ルースの記録を破った1961年はミッキー・マントルとロジャーマリスという二人の英雄がいてマントル・マリスのMM打線は当時のメジャーリーグでは脅威の的。マントルが54本塁打を放ち、マリスが61本塁打を放つ。今度はその時の再来で大谷とジャッジのOJ打線が どれほど他球団の投手にとって脅威になるか想像もできません。2番大谷、3番ジャッジでもよし。2番ジャッジ、3番大谷でもよし。二人で120発 という超強力打線を組めば怖いものなし。
マントル・マリスのMM打線が二人で115発
大谷、ジャッジのOJ打線が二人で120発
MM打線の再来があるのかどうか。
夢は膨らみます。
勿論これは私だけの勝手な妄想。実際に大谷がヤンキースを選ぶかどうかは分かりませんが、大谷の背番号が3でジャッジの背番号が9で、ベーブ・ルースとロジャー・マリスが同じチームで同じ時代にユニフォームを着ることがどれほど素晴らしいことか。ヤンキースファンなら皆同調するはずだしヤンキースのオーナーもそれくらいの粋なはからいはやろうと思えばできるはず。
今年の11月が楽しみだ。
色々と答え合わせをやってきたつもり。私が提案する最大の見せ場はここ。
果たして夢は実現するのかどうか。